中山市朗のレビュー一覧

  • 新耳袋 第九夜 現代百物語

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    新耳袋の中でも特に印象の強い話が揃っている
    イタクラサキ、アンティークドール、続く、中学の同級生、舞ちゃん、迎賓館・・・など

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    2010年09月04日
  • 新耳袋 第四夜 現代百物語

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    不思議な体験というのは、映画の主人公のように運命とか因果によって導かれるのではなく、本当に偶然に“出会って”しまうものなんだというのがわかる話。

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    2010年06月22日
  • 新耳袋 第一夜 現代百物語

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    客観という恐怖
    この本に集められた怪談はやたらと恐怖を煽る有象無象の怪談とは一線を画している。語り手の主観を排し淡々と事実だけを記録している怪談は、おどろおどろしい脚色が及びもつかない不気味さを醸し出している。

    そんな客観的な恐怖を体現している、普通の怪談と比べるとかなり異色な話がこの新耳袋第一巻にある。
    それが「第十七話:千日前のタクシー」だ。これは、いわゆる「幽霊を乗せてしまったタクシー運転手」の話である。しかし視点の位置が普通じゃない。語り手が目撃したのは「火災のあったビル前で、なぜか止まったタクシーが、誰もいないところでドアをあけ、誰も乗っていないのにも関わらずメーターを倒して走りだ

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    2010年06月11日
  • 新耳袋 第十夜 現代百物語

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    ■0852.
    <読破期間>
    H20/6/27~H20/6/28

    <本の内容>
    この世の理から離れた、不可思議な何か。
    口から口に伝えられ、だからこそ、語られた言葉の源はどこかにある。
    誰かが確かに出会った怪異は、言葉となってあなたの、すぐ側に—。
    古の作法によると、百を語ると、何かが起こるという百物語。
    当代きっての怪異蒐集家の二人が集めた、かつてない怪談集、ついに迎えし最終夜。
    十夜語れば、何が起こるか…。

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    2010年04月09日
  • 新耳袋 第一夜 現代百物語

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    木原 浩勝氏と中山 市朗氏の黄金コンビが集めた、
    日常に潜む恐怖と不思議な出来事を淡々と書いた現代の耳袋。
    百話目に何か自分の体験した出来事を思い出したなら、
    貴方のところにも何かが訪れるかも・・・。
    単行本・文庫共に全十巻で発売中。

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    2009年10月10日
  • 新耳袋 第一夜 現代百物語

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    新耳袋文庫版第一夜
    一話一話が短いながら、切れば血が出る様な生々しい怖さがあります
    京極氏の書かれた、冒頭の文章も秀逸

    第十夜で完結済みなので、揃えると更に恐怖倍増か?

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    2009年10月04日
  • 新耳袋 第一夜 現代百物語

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    小さな時分から、とにかくうさんくさいものが大好きだった。
    幽霊、いいね、宇宙人、いいね、UMAどんと来い。なもので、10代の前半には大概の超常現象に食傷しているわけだ。だってオチが一緒じゃねえかよ…そんなふうに飽きがきていたとき、この本に出会った。まだ旧版の、扶桑社から出てたやつだった。
    一読してとりこになった。絶妙の語り口、今まで読んだ事もない奇妙な話の数々。
    全10巻、中だるみの感もあるが、やはり怪談史上に残る傑作だと思う。

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    2009年10月04日
  • 怪談狩り 禍々しい家

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    サイキック青年団をリアタイしていて、そこで初めて山の牧場の話を聞きました。聞いたの もう何十年も前で、radikoとかは当時まだなくて深夜にリアタイしていたんだけど、ものすごく奇妙なお話だったからいまだに覚えてて。
    だけど、思い出補正がかかってる部分もあるかもしれないと思い、こちらの本をお迎えしてみました。

    私が当時ラジオで聞いていた内容以上のものが載っていて…
    興味深く読ませて貰いました。
    中山さん発信だったんだ、知らなかった。あと、こちらには、サイキックで語られる以前の情報と放送後の情報も結構詳細に載っていて、山の牧場の変容を知ることができたもの良かったです。

    怪談狩りっていうタイトル

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    2025年11月28日
  • 怪談狩り 逆さ煙突

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    ネタバレ

    『怪談狩り』シリーズは毎回楽しみに読んでおり、今回も興味深く読みました。
    表題作「逆さ煙突」は、雄別の逆さ煙突の話。「今度、Мさんから俺の怪談、聞いてください」の言葉が怖くてよかったです。
    肝試しに行く友人に警告しつつ付いてきてくれる友人の話である「友人の警告」、訳アリ物件に住んでいる本人がおもしろ怖い「訳アリ物件」、空き家で奇妙な葬式に遭遇する「アッちゃんのお葬式」、近所の社長宅の異変を語る「庭の祠」、不思議な店員のいる「納得のいかないラーメン屋」、お盆に会社の指示である島に出張し奇妙な風習を目にする「島の奇習」などが印象に残っています。
    その他あわせて55話くらいあるので、好みの話がいくつ

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    2025年11月27日
  • 怪談狩り 市朗百物語 赤い顔

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    実話を元に作られた百物語。さくっと読める。ほどよくゾッとするものもあればあれはなんだろうという不思議なものまで。
    個人的にはログハウスで語る作者も交えた怪談会での怖い話(数話ある)、「たすけて」、「バスの乗客」が好きです。

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    2025年10月01日
  • 怪談狩り 逆さ煙突

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    「カワタロウ」「タザキさん」「友人の警告」「子守歌」「新耳袋」「逆さ煙突」「無線」「矮鶏」「湖畔の女」「おばあちゃん」「島の奇習」。怖さが残った11編。

    「カワタロウ」は、増水した川に近づくなと言う警鐘の口伝だとは思うけど、それだけでは説明できない怪異があるという要素が怖いです。ちょっと前にSNSで話題になっていたんだよね。ひだる神はハンガーノックで云々だけど、それでも説明できない事例が怪異なんだろうな、という。理解・解明できれば科学、そうでなければオカルトだとは思っているけど、どこまで科学が進歩しても解明しきれない部分はあるし、増えてゆくと思うので、どちらの界隈も盛り上がって欲しいです。相

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    2025年07月27日
  • なまなりさん

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    呪いの闇鍋

    呪いの闇鍋みたいな感じで恐ろしいことが起こりました。金持ち姉妹やその親は自業自得の一言です。犬が好きなので、蠱のため犬が殺したのは厭な気分になりました。

    #ダーク #切ない #怖い

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    2025年07月16日
  • 怪談狩り 四季異聞録

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    忙しい仕事の合間を縫って読むにはぴったりの、短編揃い。

    今回は四季にまつわるゾッとする話、不思議な話などが綴られているが中でも”やめとかんね”というタイトルの話は、ホロっと涙が出そうな逸話だった。

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    2025年07月01日
  • 怪談狩り まだらの坂

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    大学院生で夏休みに四国の実家に帰った時の話。そこで友達と一緒に山にドライブ。途中で謎の集落を見つけ不気味な光景を見てしまい急いで帰ることに。そこから怪異に遭います。怖くて面白かった。

    #切ない #怖い #ダーク

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    2025年06月21日
  • なまなりさん

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    ★3.5
    それは「呪い」と呼ぶには、生々しすぎた。
    感情の残滓。粘つく執着。何かの、なれの果て。
    怪異蒐集家・中山市朗による、実話怪談。双子の姉妹が織りなす、凄まじいまでの執着と嫉妬。そしてそれがもたらす怨念の連鎖。


    「なまなり」とは、恨みが骨の髄まで染み、鬼と化す寸前を指す。怨みが言葉を持たず、しかし確かに形になろうとする、その発火点。
    本書は怪異譚という枠を超えて、人間の怨念の深淵と、その不気味なリアリティを映し出す。読後の静寂は、決して安堵ではない。むしろ、底知れぬ闇が確かにそこにあることを、実感する時間なのだ。

    人を呪わば穴二つ。
    呪いは姿を変え、名を捨て、ただ影として這い寄り、

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    2025年06月04日
  • 新耳袋 第一夜 現代百物語

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    百物語読む

    短編なので通勤時の合間に読むのに丁度よい。第三章車や路上に出るものの十三の話で乗り物は家と同様に外界との境界線を持つ独特な空間があるという考えは納得した。

    #深い #怖い #ダーク

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    2025年05月04日
  • 怪談狩り 山の足音

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    吉野の古家

    最後のFさんの話にでてきた後輩のHさんについて。子供の時は怖がりだったのにFさんを一緒に行こうと誘うし、しかも一人で行っちゃうし。怖がりはどうした。大人になって怖くなくなったのかな。

    #怖い #切ない

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    2025年03月01日
  • 怪談狩り 市朗百物語

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    100話の物語に分かれていて、それぞれタクシーの話、スナックの話などなんとなく分かれていました。めちゃこわはなかったですが、面白かったです。

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    2025年02月18日
  • 怪談狩り 黒いバス

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    黒いバス

    所々に出てくる黒いバス。なぜこの黒いバスが生まれたか非常に興味がある。できれば、もつと体験談の話も聞きたかったし調べて欲しかった。

    #ダーク #切ない #怖い

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    2025年01月12日
  • なまなりさん

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    著者自身がYouTubeで話していたのを半分ほど聞いていましたが、後半は予想を上回る恐ろしい展開にゾッとした。脚色無しの実話ということを踏まえると、語り手が述べているように読者も「呪い」の類を信じる信じないの二元論ではなく、事実として受け入れざるを得ないとなってくる。最も解釈は自由ではある。読み終えて、頭に過ぎったことは被害者?家族に起こった長きにわたる不幸は、呪をかけた一人がもたらしたものなのか、その家系にまつわる過去の怨念的なものなのか、誰も明確な説明をしないので分からなかった。事実はミステリー小説のようにすっきりとは終わらない、このようなものだろうと考えれば余計にこの本で語られたことが恐

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    2024年11月04日