中山市朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
8月も終わるというのに異常なほど暑い。
いったいいつまで続くのか…。
うんざり気味の毎日にぞぉ〜っと寒気がするような本を読もうと手にした怪談実話集。
言い伝えなどもあるが、土地や家にまつわる話は動きがとれないと感じるせいか怖さが増す。
「二十二階の男」高層マンションの窓に張り付き、ニタッと笑って落ちてゆくなんてゾッとする。
「遭難」娘のお稽古帰り、遅くなり高速道路に入ったはずが、逆へ向かっているのに気づきインターを降りた後迷ってしまう。廃寺近辺をうろうろしたあとやっとの思いで帰ってから太ももにくっきりと指五本の手の平の跡が…。
「弟」彼女の家で見たものが、想像を超えたものすぎて気絶して以降の記憶が、これは現実ではない…。ありえない。
「督促状」大阪市内に住んでいる自宅ポストに宛名が松原市で行方不明の妹宛の督促状が入っていた。
督促状の住所に行くと妹が住んでいて、兄と姉が玄関から入ってくる夢を見たところだったと言う。
怖いというより不可解すぎる話。
「カラオケボックス」誰もいないはずなのに誰かがいたような…。受付に繋がる内線電話も繋がらず、カラオケの歌に重なる女の声。
何かある。何か感じる。
閉じ込められた空間に襲う霊気はとんでもなく怖い。
「ビワとイチジク」同じ庭にビワとイチジクを植えると、その家の当主にロクなことが起こらんと…
迷信やと言っていたおじさんは脳梗塞で倒れて、二年間寝込んで亡くなる。その長男は精神を病み三年後に亡くなる。その直後におばさんは、肺がんで亡くなる。
ビワは、人の精気を吸い取る、といういわれがある。
知らずにいると命を奪われるのか…。
「友人への供養」ある峠道を赤い車で通ると悪いことが起こる。パーキングエリアのトイレで亡くなった男性。白髪で眼球が飛び出し、肩や胸を掻きむしって恐怖の形相だったと…。何を見たのか、何故死んだのか。
都市伝説のようだが…。怖い。
「神様の通る道」神社の鳥居の前に家を建てたら十年のうちにそこに住んだ六家族、全員死んだという。
町おこしのつもりがとんでもないことに。
76話のうちゾワっとした一部を抜粋。
短いので怖さの持続はなく、次々と読み進める。
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Posted by ブクログ
ネタバレ体内に怪談を300話くらい吸収したのでこれだけ読めばいつ怪奇現象が起きてもおかしくないですねな怪談狩り第四段。四季の情景を頭に思い浮かべて読めば怖さ倍増
○五号室
怖くもあり切なくもなる戦後の話。情景が目に浮かんでくる
○卒業旅行
怪異に対抗するにはやはりフィジカル
○タカシの引越し
Mさんは踏んだり蹴ったりだけど最終的には良かったのかもしれない。2人で勝手にやってろ
○やめとかんね
「息を呑んだ。まぶしいほどの、満開の桜」
登場人物がみんな優しくて良い話。A子さんはきっといい人生を送っていけるはず。
○綺麗な梅林
拝み屋がさっさと帰ろうとするほどの"凄いもの"ってなんなんだろう…神に近い何かかな。「4年目以降は保証できません」の手詰まり感
○赤いコート
「ただ、顔は明らかにこっちを見ている。そこだけ、昼間と違う」
個人的本作最怖、想像するとマジで怖い。見つけた時点で帰らない彼らもメンタル強い
○妙なマンション
ホラー映画の導入で終わる話。このマンションで何かがあったのか、それとも住人が何かをしたのか…
毎回ちゃんと印象に残る話があるのが凄い -
Posted by ブクログ
ネタバレ間を持たずに市朗百物語と赤い顔を制覇すれば100怪談+100怪談で合わせて200怪談を読破!怪奇現象発生確率大幅UPかと思いましたが特に何もありませんでした
好きなエピソード
8話 説明書を備えよう
16〜24話連作
怪奇現象が多発する恐怖のログハウス!謎の冷気の塊!解決の糸口は生徒が持っていた護身刀!ドラマ化待ったなしですね
43話
下のフロアの住人とばっちりにも程がある
53話
神社に合う合わないって本当にあるんだろうか
65話
私が当事者だったら幽霊より損害の方に恐怖する。一体どれだけの被害が出たんだ…
78〜83話
個人的に今作で1番印象に残った話。人形物はやっぱり怖いねー、Nさんの話は薄寒くなる。人形になっていくってのが
84話
ホラー小説の導入になりそうな勢いの呪い
88話
場面を想像するとオエエェ
98〜100話
「その後Iさんからの連絡は…」
むやみに深煎りなんてするもんじゃない -
Posted by ブクログ
得体の知れない存在と出会ってしまった怪談を収録した「あの子はだあれ?」。
怪談を読んでいて、いつも感じる怖さの要素として「気付き」にあります。あちら側が気づいた時の、恐怖はちょっとレベルが違う。同じ舞台にいないという安心感。それが、怪異に接触した時の最後の拠り所なのに、その一線を乗り越えられてしまった恐怖。
全てがそうではないけども、「気づき」のある怪談は相変わらずこわいです。
得体の知れない存在という点では「弟」「蔵の中」「不動産」「邪気の正体」「くだん」「牛の首」が触れてはいけない恐ろしさがあります。
得体の知れない存在。その中でいえば、タイトルをあげた怪談に出てくる存在の方がレベルは上なのだけど、感じる恐怖は薄い。
なんだろう、敬うというか、そういう感覚を持ってしまうからか?
おかしな話。メガテンでいうと、低レベルの悪魔の悪霊や屍鬼の方が、怪談での恐怖は強い。高レベル悪魔の方が、恐怖は薄いんだよなぁ。
あれかな、御霊信仰があるから?いや、単純にメガテンで仲魔として、親近感があるからだな。
なんか、変に馴れ馴れしくて怒られてしまうやつだ。