中山市朗のレビュー一覧

  • 怪談学校(2) 本当にあったコワイ話 「新耳袋」より

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    実話怪談が65話収録された短編集。恐怖体験や不思議な出来事など様々な話があって楽しむことができた。4〜5月はあまり読書ができなかったので6月からはたくさん読書をしたい。

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    2025年05月31日
  • 怪談学校 本当にあったコワイ話 「新耳袋」より

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    どれも実際にあった怖い話。どの話も読みやすく、それでいてしっかり恐怖や不思議を届けてくれる、極上の怪談集だった。

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    2025年03月04日
  • 怪談狩り まだらの坂

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    実話怪談シリーズの最新作。
    日常に潜む些細な怪異であり、仰々しく飾り立てられた怪談話ではないのが却って生々しい。
    ノブヒロさんの怨念はまだ続いているようで、執念深い。

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    2024年11月11日
  • ミミの怪談 完全版

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    新耳袋とのコラボ。ミミという名の少女が様々な怪異に遭遇します。見開きホラー描写は恐怖もありますが1つのアート作品ともいえる美麗なタッチです。
    巻末に収録された「お化け人形」はある不穏な声をめぐる怪奇譚。これは傑作です。

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    2024年09月08日
  • 怪談狩り まだらの坂

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    中山市朗先生の怪談狩り、いつも楽しみにしていて今回も不思議なはなしがいっぱいであっという間に読み終わってしまった!!
    特に好きだったのは『女であって人ではない』です。電子レンジみたいな横に大きく四角い顔をしたモノ。絶対カミサマみたいな山のナニカだと思うけど不思議すぎる。もしかしたらキツネとかタヌキなのかもしれないけどそれなら見た目をもっと人に近づける気もするし。あと『ピアノの修理』も気になるはなし。岡山県のどこのはなしなのか、土地の特徴ってなんなのか。他には『静寂』『まだらの坂』『出口を求めて……』『靴』これは怖いはなしだった。取り憑かれるはなし?『除霊』『恩賜のタバコ』『作業場』『工事現場』

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    2024年07月26日
  • 怪談狩り 禍々しい家

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    中山市朗先生の文体が相変わらず好きだ。
    怖さの中の優しさみたいな文体だと思う。
    実話怪談、怪談実話でも文体って大切やと常々感じる。
    押し付けがましく文体は苦手だし、どんなものでも。
    怖かったし面白く感じたものを。
    『一家四人』『深夜の訪問者』『ビデオテープ』『奇妙な手紙』『宴会の声』『真っ暗にするとダメ』『訪問者』『置屋』
    怖かったのは『深夜の訪問者』これは絶対にないとは言い切れない。でもこのマンションのこの部屋だけがやばいのかもしれない。『奇妙な手紙』お祓いをしてくれた人が穢をうけてそれを恨んでいるようなまったくこの世の理からずれた感じが怖すぎる。『真っ暗にするとダメ』な部屋はめちゃくちゃ怖

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    2024年04月17日
  • 怪談狩り 葬儀猫

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    ヤバいはなしについては感想は書きません。
    これは読んだだけで怖すぎるからなにか意見を書いたらあかんのちゃうかと思ってます。
    いちばん興味をひかれたのは『大黒柱』で何でこんなに不可思議なことがおこるのか、小説みたいなはなし。生駒にそんな場所があるのか、めちゃくちゃ調べたくなる。そのマンションがどこにあるのか。もしかしたらもう廃墟マンションになっていてこないだ読んだモキュメンタリーホラーのマンションだったりしたら面白すぎる。
    もうひとつ『持ちこまれたビデオ』これもほんまにヤバいはなし。サムイボがたちまくり!正直こういうのには遭遇したくないな。見えなくて感じなくて良かったです。しかし読むのは最高です

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    2023年09月29日
  • 新耳袋 第二夜 現代百物語

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    ネタバレ

    解説より「本書は一切の究明、解釈を求めず、ただ起こった現象を記しただけ」
    「本当にあった!」「実録!」みたいな起承転結がはっきりとしていて、怖がらせようとする話よりも、この本に収録されているものは、怪異が“”人間世界の隣にある別の世界との交流”って感じがして、怖さよりも不思議さ、神秘的な気持ちを残す本だった。

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    2023年08月25日
  • なまなりさん

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    読み終わった後、背筋がぞぞぞとして、しばらくやまなかったです…。

    本作の作者さんが原作の映像作品「怪談新耳袋」は大好きで、あらかた見尽くしたと思うのですが本を読んだのは初めてでした。
    ごくフラットに体験者の話が書いてあって、それが逆に怖い。
    でも、今日夜お風呂はいれないような怖さじゃなくって、ふいに思い出してはゾッとするような感じ。
    きっとこの先の人生で度々思い出してしまうんだろうな。

    お化けや幽霊が存在するか否か、そんなことはおいといて、ただこんなとてつもない怨念や因縁が実際にあったと言うことが、兎にも角にも恐ろしい。
    なるべく穏便に生きていきたいと切に思う。

    背筋をゾクゾクさせたい方

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    2023年06月02日
  • なまなりさん

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    ネタバレ

    「ドロッドロの因縁もの怪談、善良な女性をいじめた双子姉妹が家族もろとも酷い目にあいました」だけではない変な不気味さが好きで、2回読んだし多分また読むと思う。

    中山さんの怪談狩りは何冊か読んでいて、「なまなりさん」もタイトルをどこかで見て印象に残っていたのが、今回格好良い表紙で出たので買った。

    嫌がらせの描写はそんなに詳しくなく、自分には割と時代がかった・浮世離れした展開に見えたので、さらっと読めて助かった。(第三者の語りをさらに著者が一部変更している構成なので、本当にものすごく酷いことをした・されたのかもしれない怖さもある)

    気持ち悪いのがそのあとで、
    姉妹のちょっと浮世離れしたやりよう

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    2023年01月09日
  • なまなりさん

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    怖い!怖すぎる、、、実話怪談ってことは実際起こった出来事なわけで…人間も恐ろしいし怨念も凄まじい、、、

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    2023年01月03日
  • 怪談狩り あの子はだあれ?

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    今作は理不尽な恐怖が多い。なぜ彼はトイレで死なねばならなかったのか。なぜあの子は3歳を前に死んだのか。神の怒りに触れて一家が死んでしまうというのも、なんともやり切れない。

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    2022年12月12日
  • 怪談狩り 市朗百物語

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    どれも、不気味で怖い短編が100話…
    ジワジワくる怖さもまた好き。
    脳内での想像は注意です。鳥肌が…

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    2022年12月07日
  • 怪談狩り 山の足音

    購入済み

    山には何かが

    登山家は言う。
    「山の天気は変わりやすい」
    「山を舐めてはいけない」
    登山は子供の頃、遠足で行ったくらいなので、実感として分からない。
    ただし、山神の怒りと解釈すれば合点がいく。山で命を落とした人も多くいることを思えば、安易に考えてはいけないのである。

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    2022年09月09日
  • 新耳袋 第九夜 現代百物語

    ネタバレ 購入済み

    久しぶりに読み返しました

    だいぶ以前に既読でしたが、最近YouTubeでこの中に載っている迎賓館のお話の体験者の方の裏話を観て、懐かしくなって読み返しました。やっぱり新耳袋の雰囲気は怖くて最高に面白いです。このシリーズがきっかけで怪談にハマりました。今や実話怪談ブームで色んな怖い怪談がありますが、やっぱり原点はこれですね。

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    2022年05月31日
  • 怪談狩り 市朗百物語

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    他の作品が面白かったので本作も手に取った。こんなに怖い実話系怪談があるだろうか。各話はとても短く文章も上手いので次々と読みたくなる。とにかく怖くて面白い。田んぼに現れる母親の霊は怖くもあるがとても切ない。お祓いという衆人環視のなか現れるなんてありうるのだろうかと思ってしまうが、説得力のある話ではあった。

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    2022年04月17日
  • ミミの怪談 完全版

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    実話系怪談作家の木原浩勝と中山市朗の原作「新耳袋」をベースに伊藤潤二が描いたというホラー好きにはたまらない世界。原作が原作だけにオチが不明瞭だったり、理解ができない話が多い。むしろそれがリアルであり、神経をざわつかせる。主人公のミミはとても美しく、伊藤潤二の漫画のヒロインそのものだ。いい歳になっても怖いものは怖い。そして面白い。文句なしに五つ星。

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    2022年01月31日
  • 怪談狩り 黒いバス

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    本屋で思わず手に取った。初めて知った作家だが実話怪談蒐集家らしく、九十九怪談などの木原浩勝氏とも関係があるようだ。木原氏の怪談は割とあっさりしたものが多くそれが怖くもあるのだが、中山市朗氏の文体はとても読みやすく、そしてとても怖い。中には本当にそんな場所で初対面の人にそんな話をするだろうか?というのもあるが、全体的にはゾクゾクして大いに楽しめた。表題の黒いバスはとくに良かった。他の著作も読んでみたい。

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    2021年10月05日
  • 怪談狩り 黄泉からのメッセージ

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    「七代祟る」が何より恐ろしい。
    これを読んで、末代まで祟るという文言の本当の意味を知りました。

    子孫が絶えるまで祟る、ではなく、絶やす時さえ死者の側が決めているのだ、という強さ。恨みを晴らすまでは、どこまでも続いてゆくという執着。

    構成上、一番インパクトあるものを最後の配置するのは常道なのですが、ちょっと力が強すぎる。感想書くために読み返したのだけど、初読のように怖さを感じている自分がいます。タイトルで、話の内容は思い出したのだけど、それでも心が準備はできているのだけど、恐怖は変わらない。

    こんなに震えている時は、エロいこと考えるのが一番です。エロスで恐怖を誤魔化せ。ただ、怪談とエロスは

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    2021年09月27日
  • 怪談狩り 黒いバス

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    面白すぎました。好きなのは『横向き』『おばあちゃん』『洞窟のお堂』『バブル霊』『幽霊話ではない』『朱の盆』『黒いバス』『霧の出る夜』『パイナップル畑』『衝突事故』『メガネ』『田園風景』『私も見た』『海底の家族』『廃墟』『お手伝いします』
    黒いバスのシリーズは面白かった。
    昔読んだ怪談に海底を走る自転車のはなしがあったけど、海底の家族も同じ系列かなーとか思う。
    韓国で買ったメガネは霊の見えるメガネだったのは呪物ってことでそれもかなり、興味深い。
    なんていってもいちばん最初の『横向き』は最高に怖い。これを最初に持ってくる本の構成にも敬服します。気付かれたら横向きじゃなくなるのかな、めちゃくちゃ怖い

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    2021年09月06日