中山市朗のレビュー一覧

  • なまなりさん
    筆者が聞き取った話、ということなんだけど……実話ベースでこんなことがあったら生きていられん。序盤の発端もなかなか嫌なところを突いてくるが、後半で明かされていく裏の面も含めて考えると、日本土着の闇深い恐怖は、長くはない話ながら読み応えがある。しかしやはり本当にこんな話が実在するとなると恐ろし過ぎるので...続きを読む
  • 怪談狩り 市朗百物語
    中山氏がよく話す小話の小説版。
    なので覚えのある話のはずなのにちゃんと怖い。
    読む怪談話は聞く話とはまた違っていい。
  • 怪談狩り 四季異聞録
    体内に怪談を300話くらい吸収したのでこれだけ読めばいつ怪奇現象が起きてもおかしくないですねな怪談狩り第四段。四季の情景を頭に思い浮かべて読めば怖さ倍増

    ○五号室
    怖くもあり切なくもなる戦後の話。情景が目に浮かんでくる
    ○卒業旅行
    怪異に対抗するにはやはりフィジカル
    ○タカシの引越し
    Mさんは踏ん...続きを読む
  • 怪談狩り 市朗百物語
    大阪の芸能界で起きた怪談は、リアリティや時代の空気も合間って味わいがある!
    (「黙祷」はさすがに嫌な感じだけれど…)
    ホラードキュメンタリー『北野誠のお前らいくな!』でも取り上げられた怪談やスポットも出ているので、番組を見てるとそちらともあわせた視点で楽しめた。
  • 怪談狩り 黄泉からのメッセージ
    身近な人が幽霊・怪異化するというのはなかなか凄みがあるなぁ。
    遺された人を心配して・・なのかもしれないけれど、出現の仕方やアピールの様子が、すでに生きた人のそれではないという…。
  • 怪談狩り 黒いバス
    ⁡なんとも恐く不思議な話ばかり、実話なのに本当にこんなことってあるんだなと思いながら、読み応えたっぷりでした!⁡
  • 怪談狩り 市朗百物語 赤い顔
    間を持たずに市朗百物語と赤い顔を制覇すれば100怪談+100怪談で合わせて200怪談を読破!怪奇現象発生確率大幅UPかと思いましたが特に何もありませんでした

    好きなエピソード

    8話 説明書を備えよう

    16〜24話連作
    怪奇現象が多発する恐怖のログハウス!謎の冷気の塊!解決の糸口は生徒が持ってい...続きを読む
  • 怪談狩り 山の足音
    いわゆる実話怪談の体を為すオムニバスで、1篇が数ページ単位と短いので読み易く、また過度な演出はほとんど見られないので、リアルさも充分に伝わってくる。
    と言いながら、「助けてくれた男」の中に、山で滑落し両脚骨折という重傷を負いながら、怪異に導かれるまま苦痛に耐えて下りていく登場人物が出てくるが、さすが...続きを読む
  • 怪談狩り 黒いバス
    面白かった。表題作の黒いバスが不思議で得体が知れない不気味さがある。このシリーズは初めて読んだけど他のも読んでみたくなった。
  • 怪談狩り 黒いバス
    連作?複数の目撃談?な「黒いバス」はもちろん怖い。
    個人的には、ひたすら得体の知れなさがあふれでる「幽霊話ではない」が好きかも。
    昔ながらの伝承にも似た「洞窟のお堂」もいい味です。
  • 怪談狩り 黒いバス
    怪談は子供の頃より大好きで
    松原タニシさんの怖い間取りを読んで以来
    久しぶりに怪談らしい本を買って読みました。
    「サヤマさんが来る」はものごっつう怖い❗️
    秀逸です、必読です❗️
    黒いバスの話は初めて聞いた不思議な話でした。
    何度かこのバスはこの本の中の話に出てきますが、
    日時も場所も人も違うのに、...続きを読む
  • 怪談狩り あの子はだあれ?
    得体の知れない存在と出会ってしまった怪談を収録した「あの子はだあれ?」。

    怪談を読んでいて、いつも感じる怖さの要素として「気付き」にあります。あちら側が気づいた時の、恐怖はちょっとレベルが違う。同じ舞台にいないという安心感。それが、怪異に接触した時の最後の拠り所なのに、その一線を乗り越えられてしま...続きを読む
  • 怪談狩り 黒いバス
    <目次>


    <内容>
    中山市朗の「怪談狩り」シリーズ第7弾。いわゆる夏シーズンからちょっとずれて8月下旬の刊行。一部の雑誌掲載の話を除いて書き下ろしなのだが、実はそっちのほうが怖かったりする。タイトルの「黒いバス」(4つくらい載っているかな?)は、若干の消化不良の気がする。いわゆる「呪い」ものだ...続きを読む
  • 怪談狩り 市朗百物語 赤い顔
    鉄扉のところでかくれんぼする話は、本人目線だとトラウマになると思う。
    しかし、廃墟であれ不法侵入はダメでしょ。
  • 新耳袋 第五夜 現代百物語
    全巻揃えながらも、怖すぎて4巻まで読んだ後、長年本棚の奥に眠っていたのを引っ張り出した。やっぱり怖い〜!1つの話がわずか2〜3ページという超短編にも関わらずゾゾッとさせるのは、装飾を一切省いて表現されているからなんでしょうね。「第3診察室」が1番怖かった。
  • 新耳袋 第一夜 現代百物語
    実話怪談シリーズ『新耳袋』の第一作。
    初単行本は1990年に扶桑社から。その後1998年にメディアファクトリーから改訂され再刊、2002年に角川文庫で文庫化。

    体験談をほぼそのまま書く、というスタイルで、著者の考察や、怖がらせようという演出はほとんど無し。
    リアル過ぎるあまり、心霊スポットに行った...続きを読む
  • 怪談狩り 黄泉からのメッセージ
    <目次>略

    <内容>
    『怪談狩り』シリーズ第5弾かな?安定しているけど、怖さは今一つかも…。
  • 怪談百物語 新耳袋 第一夜 幽霊屋敷と呼ばれる家

    短いのは無料だからさ

    短くても絵や雰囲気が分かるので無料を見て気に入れば買いだろう!
  • 怪談狩り 市朗百物語 赤い顔
    <目次>


    <内容>
    安定の怪談集。ゾクッとするものも多いし、?となるものも…。6集くらい出ているので、読み通さないと…。
  • 怪談狩り 禍々しい家
     安定的な怖さを醸し出している。
     怪談というのはただ、怖いだけで良いとは思えない、怖い要素の中にもう一つ何かが見つけられると読んでいるほうもすごくすっきりとしてしまうのが不思議だ。

     それができるのが著者の強みだろう。