中山市朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
実話怪談シリーズ『新耳袋』の第一作。
初単行本は1990年に扶桑社から。その後1998年にメディアファクトリーから改訂され再刊、2002年に角川文庫で文庫化。
体験談をほぼそのまま書く、というスタイルで、著者の考察や、怖がらせようという演出はほとんど無し。
リアル過ぎるあまり、心霊スポットに行ったが、怖くてすぐに帰った、という話もあり、内容説明にあるような“怖い話”は、自分には見当たらなかったですね。怪談イコール怖い話ではない、という証明のような体験談集となっています。
全てごく短い話で、文庫本1ページで終わってしまう話もあり、全ての話が関心を持つ前に終わる、という感じで、自分的には印象に残る話はありません。
これは人の好みですが、自分には不思議な話ではなく、不思議な話に対する考察に興味があるのだ、と気付かされた内容でもあります。 -
Posted by ブクログ
現代百物語の第4巻。基本的に取材や体験談などを99話集めている本なわけで、おもしろいかと聞かれたら、「取り立てておもしろいわけではない」と応えてしまう、そんなシリーズのひとつ。
一番怖いと言われている「山の牧場」が読みたくて購入したけど……。「不気味っちゃ不気味だけど、怪談か、と言われるとどうなのかな……」という感想。UFOにまつわる話が前段にあるからこそ“ぞッ”とするエピソードかと……。
中には「おぉ、これは」と思う話も収録されているので、興味ある人はどうぞ。でもこういう怖い話ってのは、夜中に友達と雰囲気を盛り上げて語るのが楽しいわけで……。 -
Posted by ブクログ
様々な人々の奇妙な体験談を蒐集し、読み物らしく整えた怪談シリーズ。
一冊に100のエピソードを収録して百物語仕立てにすべきところを、
怪談を百話語り終えると怪異に出会すという古来の通説に従って、
危険(?)を回避するため、巧妙に「99話しか収録していない」体裁を取っている。
ハッキリしたオチのない、もやもやした気持ち悪さがウリなのだが、
残念ながら巻を重ねる毎に、
前にも似た話があったなぁという印象を受けざるを得なくなり、飽きてしまった。
エピソードは一見ヴァラエティ豊富なようでも、
人が怖いと感じるポイントや気色悪さのツボというのは、
実はザッと何パターンかに分類可能らしい――と思いつつ、
久々に読み返そうとしたら、どうやら引っ越しの際、処分してしまった模様。
今更だが、タイトルは江戸時代に書かれた根岸鎮衛の奇談集『耳嚢』に由来。 -
Posted by ブクログ
「新耳袋第八夜」3
著者 木原浩勝、中山市朗
出版 角川文庫
p268より引用
“「ついつい」とか「どうも億劫で……」といったケースは、
我々自身にとってもちっとも珍しくない。だがそれが昂じると、
いつしか正常の領域を踏み越えてしまう。”
怪異蒐集家である二人による、
現代に起こった不思議で奇妙な話を集めた怪談集。
本シリーズにまつわる話からとある事件に関する一連の話まで、
読みながら何度も後ろを振り返りそうな話が、
99話収録されています。
上記の引用は、
解説の中の一文。
自宅に37年間閉じこもっていた男性の話。
面倒くさいという考えも、
積もり積もるととんでもないことになってしまうようです。
毎日すこしずつでいいので、
面倒くさい事を片付けていきたいものです。
今作では途中から話しの題に話数が書かれていません、
色々と著者が楽しませようと工夫されているのが分かって、
大変嬉しく思います。
あまり楽しんで読むのも気が引けますが。
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Posted by ブクログ
「新耳袋第三夜」3
著者 木原浩勝、中山市朗
出版 角川文庫
p150より引用
“「幽霊の上に、プロレスラー並みの力。
アメリカの幽霊はちょっと怖いで」とはH社長の弁である。”
怪異蒐集家である二人による、
現代に起こった不思議で奇妙な話を集めた怪談集。
子供の頃の話から天狗さんの話まで、
読みながら何度も後ろを振り返りそうな話が、
99話収録されています。
上記の引用は、
ハリウッドへ行ったとある社長の体験談。
がたいが良くて怪力となれば、
幽霊と言うよりも鬼といった感じでしょうか。
どちらにしても怖いことには変わりないので、
出来ればこの様な体験はせずに済ませたいものです。
一話一話が短くすぐ読めるので、
この手の話が平気な人ならば、
いつでも読めていいのでは無いでしょうか。
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Posted by ブクログ
「新耳袋第二夜」3
著者 木原浩勝、中山市朗
出版 角川文庫
p77より引用
“大学生のB君は墓地に入り込んで、そこの墓石を動かすという
罰当たりな癖を持った男であった。”
怪異蒐集家である二人による、
現代に起こった不思議で奇妙な話を集めた怪談集。
観音様の話から小人さんの話まで、
読みながら何度も後ろを振り向いてしまう様な話が、
99話収録されています。
上記の引用は、
第24話の冒頭の一文。
世の中には色々な癖を持った人がいるのでしょうけれども、
この癖はどうもイマイチ信じられません。
このシリーズを読むのも二冊目ですが、
世の中には不思議な事が溢れているのだなと改めて思います。
私自身は怖がりなので、
暗かったり怪しい場所には元々近づかないので、
この様な体験はありません。
私は生きていく上で好奇心が少し足りないのかも知れませんが、
そのおかげで怖い思いをしないで済んでいるので、
トントンなのかなぁと思うことにしておきます。
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