あらすじ
人に語られ、人に伝わってこそ怪談に命が宿る――。この世の不思議と底知れぬ怖さを垣間見る、怪談本の決定版。
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Posted by ブクログ
『新耳袋―現代百物語〈第5夜〉』には、「戦争にまつわる九つの話」が収録されています。
怪談本には多かれ少なかれ、生者死者問わず、「戦争の犠牲者が登場する怪談」が、必ず複数は収録されています。
そして戦争にまつわる怪談というのは、怖い話は少ない。むしろ哀しい話が多くを占めているのです。
怪談本を読み返していてそういった話に当たると、「ああ、彼らにとっては、戦争はまだ終わっていないんだな」、と複雑なものが心中に浮いてきます。
Posted by ブクログ
稲川某のオチ付き創作実話風怪談と違いリアルな怪談!
読み応え充分過ぎてド~ンと精神的に堪えるが、10巻全て読みたくなる!中毒だな、こりゃ。
本家『耳袋』は難し過ぎて読めないけど、これは秀作だと思う。
Posted by ブクログ
全巻揃えながらも、怖すぎて4巻まで読んだ後、長年本棚の奥に眠っていたのを引っ張り出した。やっぱり怖い〜!1つの話がわずか2〜3ページという超短編にも関わらずゾゾッとさせるのは、装飾を一切省いて表現されているからなんでしょうね。「第3診察室」が1番怖かった。