【感想・ネタバレ】怪談狩り 葬儀猫のレビュー

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Posted by ブクログ

ヤバいはなしについては感想は書きません。
これは読んだだけで怖すぎるからなにか意見を書いたらあかんのちゃうかと思ってます。
いちばん興味をひかれたのは『大黒柱』で何でこんなに不可思議なことがおこるのか、小説みたいなはなし。生駒にそんな場所があるのか、めちゃくちゃ調べたくなる。そのマンションがどこにあるのか。もしかしたらもう廃墟マンションになっていてこないだ読んだモキュメンタリーホラーのマンションだったりしたら面白すぎる。
もうひとつ『持ちこまれたビデオ』これもほんまにヤバいはなし。サムイボがたちまくり!正直こういうのには遭遇したくないな。見えなくて感じなくて良かったです。しかし読むのは最高です!!

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2023年09月29日

Posted by ブクログ

日常で遭遇する恐怖をまとめた怪談実話集。
サブタイトル「市朗百物語」「市朗百物語 赤い顔」「禍々しい家」「四季異聞録」「黄泉からのメッセージ」「あの子はだあれ?」「黒いバス」「山の足音」に続く、怪談狩りシリーズ9。
八甲田山雪中行軍遭難事件など、歴史的な事件にまつわる一連の怪異の総括も収録する。

自分にもありうるような、また実在する場所や出来事からの怪異など、リアル感たっぷりでかなり怖かった。というか今も怖い。

サブタイトル「葬儀猫」を含む57話。 
公園のおばさん
流行らない店
トンボ
リセットするよ
空き缶
ファミリー・プラン
絆創膏
葬儀猫
悪魔祓い
エクソシストのテーマ
百三十円
山の集団
感じのいい男
獣臭
面布
毒じゃ、毒じゃ
後日譚
怖い三階
娘のユキ
赤いマニキュア
オオサキケイスケ
赤信号
大黒柱
落ちる
アイヌの人形
常連の客
心霊本
早番
忍者レストラン
大毎地下名画鑑賞会
神隠し

捜索
憑かれやすい体質
自分
持ち込まれたビデオ
真夜中の宴会
仏壇
付き添い
呼ぶ声
杣の山
杣の山・後日談
お骨仏 
百年目の八甲田山
八甲田山怪談の背景
八甲田山怪談、取材のエピソード
八甲田山怪談の隠された真実
記録に残らない八甲田山の怪談
英霊からのメッセージ
録音スタジオの怪
壊れたパソコン
氷点下の怪談ライブ
五十年目の千日前

もう、やめとけ!
ココア・パウダー
令和の千日前怪談

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2024年02月08日

Posted by ブクログ

有名な八甲田山と千日前の話、そして後日譚を読んでやはり触れてはいけない場所や話はあるのだと思いました。たとえ敬意を払っても。敬意と言えば「真夜中の宴会」は映像化してほしいファンタジー怪談。丁寧にお伺いを立てたから神様も許してくれたのだと思う。これがもしふざけていたらどうなっていたか。夜に読んでも大丈夫だなと読み進めていたらたまに怖い話が挟まれるので、読む時間にはお気をつけて。

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2023年11月22日

Posted by ブクログ

<目次>


<内容>
夏まではチェックしていたのに、9月下旬刊とは…。後半の八甲田山の話がエグかった。自分も2年前、夏の夕方に八甲田山の後藤伍長の像のところに行っていたので、霊感のなかったことを感謝している(何か不穏な空気は感じていたが…)。千日前の話は、もともと有名な話なので、そんなもんかという感じ。

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2023年10月08日

Posted by ブクログ

「杣の山」「八甲田山後日談」「千日前デパート」
禁忌に触れている印象が強く残る3編。終盤に畳み掛けるようにおいているのは、勘弁してもらいたい。
「八甲田山」関連が怪異を呼び起こすのは、どれだけ敬意を払っていても、お金が発生する形態をとってしまっているからではないかな、と思ってしまった。その片棒を担いでいる自分が言うのも何ですが。
敬意で思ったのは「真夜中の宴会」。傍若無人な振る舞いのせいで自業自得なことになってしまうのはよく聞く話ですが、きちんと礼儀作法を守れば、きちんと加護を与えてくれるという典型かな。ほっこりしました。また、無礼なことして怒られるのかな、と思って読んでいただけに、余計にね。

敬意なしということでは「杣の山」の怖さが際立つ。全国にいくつかある本当に入ってはいけない聖域・禁域の一つということですが、これって過去にあった奈良の山もそうなんじゃないでしょうか。アルミサッシ建て替えようとすると…という話からはじまるやつです。「大黒柱」もなんだか近い趣を感じます。

「持ち込まれたビデオ」はフェイクな感じがしました。カメラを撮り続けるのはまだいいとして、最後に語りかけてくるのが違和感。

タイムリーというか時節柄これからも増えてゆく怪異体験であろう「面布」。不謹慎ですが、何らかの大きな出来事があった時って、怪異を期待してしまう自分がいる。
そういう不謹慎さがあるから、「八甲田山」のようなことになるのか。
節度と敬意が大事。

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2023年09月30日

Posted by ブクログ

特定の「怪談」が、連続して怪異を成す、という話は何度か耳にする。
古く有名なのは、徳川夢声氏を襲った「田中河内介」の怪異だろう。
凄まじい怪談会での変死事件にはじまり、不気味に徳川氏周辺を得体の知れないナニカがうごめく。

中山氏にとってはそれが八甲田山・青森第五連隊にまつわる話になるのだろう。
定の話を語る際に起こる怪異は、単純に怖いながらも、「怪談を語る」を生業としている人間に確実にダメージを与えるような代物で、それを引き起こしているのがもし軍人ならば、なかなか敵?を心得ている、死後もなお凄まじさを感じる。
しかし、こういう怪異に見舞われながらも、話を封じず、リクエストがあれば語るあたり、中山氏も簡単には撤退しないという…むしろ、怪異があればあるほど語れるので、それを待っているというか。
怪談として怖いというのもあるが、中山氏と件の怪異を引き起こしているヌシとの攻防戦も思い起こさせて、なかなか面白いエピソードだった。

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2024年03月11日

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