銀色夏生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
400字詰め原稿用紙235枚に綴られた、ナオミとジュンの日常生活。
「好きな人ができたの」と駆け落ち宣言をしたナオミが出ていき、やったー!と歓喜のあまり踊りまくっている姿を般若の様な形相のナオミに発見されたり、「最低な夫ジュン」というナオミの創作話が雑誌で賞を取ったり、思わず笑ってしまうところがあって楽しい。
『それでもやはり、今、わりとしあわせなんだと思う。 人にはそれぞれのしあわせの形があるんだ。 人と自分とは違う。 自分のそれを見つけたら、もう人と比較したりしないで、 それをただ黙って大事にすればいいんだよね』
読んだあとに、ほのぼのとした温かい気持ちになれる一冊。 -
Posted by ブクログ
「きれいな奥さん。なんでも上手にこなす素敵な奥さん。幸せなご主人。こんなパッとしないご主人にどうしてあんなに美人の奥さんが?……でも違います。誰にも言えませんが、僕の毎日はちょっと地獄なのです。とてもきれいでわがままな奥さんナオミと結婚したジュン。二人が繰り広げる愛と涙の日々を綴る、笑えてほんのり暖かい長篇小説」
カバーにあるとおりの、くすっと笑える結婚生活が描かれています。
なんとなく、女性のペースで結婚して、「こ、こんなはずでは」と思っている男の人って、実はとても多そう。でもそれって実は幸せなのかも?
銀色さんが、こんなラブコメ的な小説を・・・とちょっとびっくりしつつ、楽しく読みました。 -
Posted by ブクログ
ううーん。銀色さんはなにになりたいんだろう。宗教家? なんというか非常に不思議でよくわからない。でも、これからどうなるのか気になることは気になる。著者が、スピリチュアルなリーディングみたいのでさんざん言われていたように、そんなすばらしいことが起きるのか??????今日なにをした、なにを食べた、子どもとこんな会話した、っていう普通の日記部分がおもしろくて読んでるんだけど、文中に、これは自分の日々のできごとや感情を書いている普通の日記じゃない、とあってちょっとびっくり。そうなんだ。どうでもいいけど、だれだか知らないけど「虫くん」だとか、一般の人(ツイッターの人たち?)、編集者たちからの誉めメールは転載しなくていいんじゃ。裸の王様って言葉が浮かんで……。(イヤなら読むなってことなんだけど、でも次も読みそう)。
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Posted by ブクログ
銀色夏生さんの日々の暮らしエッセイ、18巻。
今回の巻では、銀色さんが落ち着いた感じになってきたなぁ、というのを特に感じました。
子育て中は子供と意見が合わなかったりストレスもあったり、もちろん嬉しいこと楽しいこともたくさんあるのですが、特に銀色さんが今まで気にされていたカーカちゃん(お嬢さん)との関係が、よい距離感になって自然体になっているのが伝わってきました。
保護下というよりも、それだけカーカちゃんが大人に近づいてきたからでしょうけれど。
最近のこのシリーズの中では、一番作者銀色さんの「ゆとり」が伺えます。
一般的に人は、若い頃のほうが物事に対してシビアだったり許せない部分が多かったり、何かにつけ感情的になることが多いんですが、もうそういう時期を乗り越えられていて、オトナの目線で静かに物事をとらえられている印象でした。
子育てもそうですけれど、親や身内の介護もそう。
今号ではありませんが、お母様の介護記「ばらとおむつ」にもありましたが、そういった経験を重ねると物事を見る目が次第に変わっていくのではないでしょうか?苦労をただ、苦労とだけしか感じない方もいれば、苦労の中から何かを学ぶ方もいらっしゃる。銀色さんご本人が意識されてるわけではないと思いますけど、銀色さんは苦労も人生の糧や学びにされて、気負いすぎることなくゆるやかに生きてらっしゃるという気がします。
一時期の銀色さんには、激しくはないけれど何処かクールなナイフのような一面もありましたけど(批判の文章などで感じたイメージ)それが段々まるくなっていらっしゃったといいますか……どんどん悟られているような感じが。(あくまでも個人的な印象ですので。ファンの方&銀色さんすみません)
闘うというか、怒りが含まれる文章って、やはり読んでいると疲れるんですよ。そういうのがなくなってきて、すごく肩の力が抜けた暮らしぶりが文章から溢れています。生活が楽しそうなんですよね。草取りは手作業でやったほうがいい、それはなぜか?などのあたりも、哲学につながる部分を感じて思わず付箋でチェックしてしまいました。
そろそろカーカちゃんも独立ですね。
さくぼうも段々オトコノコらしくなってきてるし。
19も本日発売だそうで。楽しみです。