銀色夏生のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
落ち着く本
離婚した話が載ってるところに興味を持って読んでみた。でも泣いたり怒ったり大きな感情の動く場面は無く、淡々とした感じで、そりゃそうだよな、これだって日常の一場面だしな、と思った。その後の距離の取り方も丁度いい感じで他人ごとながら何故か安心した。
ただの日記といえばそれまでなのだが、なんとなく最後まで読めて、気分が落ち着く本。 -
Posted by ブクログ
ネタバレネタバレというか独自解釈です。
間違っているかもしれません。
昔から詩が苦手で克服したいと考え手に取りました。が、一人称と二人称が全く違う詩が、パターン化されているわけでもなく突然入れ替わるのでかなり困惑しました。ちなみに、この著者の作品を読むのは初めてです。一人称二人称のない部分は誰の気持ちなのかわかりづらくて、何度も何度も繰り返して読みました。通してだと最低でも5回は読んだと思います。
内容としては、両想いなのにすれ違ってしまい、お互いに想いを馳せながらひとりの時間というものに向き合う友達以上恋人未満の男女をそれぞれの視点から描いたものだと思います。
p121にある『現実を見よ -
Posted by ブクログ
ネタバレこのような写真と詩が一緒に1つの作品になっている冊子の詩集は初めて読んだ。
写真ときらっとひかる言葉の絶妙なマッチングはweb上で出会い非常に感じいったことがあるが、それが本の形になっているとまた全然違うように感じる。
全部で一つであるようで、違うものが散らばってもいるようで不思議な感覚。リズムよく並べられている部分もあるし。
写真が気になるところもあれば、言葉が気になるところもあれば、両方の相乗効果を味わうところもある。
ぐっと心の奥で共感するような言葉が散らばっている。
お互いが美しく見える距離でつきあおう
彼女とは1メートル
君とは1キロメートルだ