あらすじ
今、目の前のここが、今日の私たちの愛すべき世界で、見えているものが現実です。見えなくなったものをいつまでも追いかけるのはやめて、この世界でできることを今までと同じようにイキイキと体験したい。(文庫版あとがきより)
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Posted by ブクログ
海外旅行に行けてない今読んで嬉しくなった!
なぜなら夏生さんが旅行中キュンとくるポイントや思考にひどく共感して、その感覚が私にも残っていることを認識させてくれたから。
旅はひとの生き方の哲学みたいのが現れるんだなあと思ったのが興味深かった。なにを大事にして、なにに時間とエネルギーを割いて、自分の幸せのために取捨選択しその時々で感じる自分の感受性を知り、味わう。すてき!スリランカとイタリアのハイクは私もぜひ行きたい!!
Posted by ブクログ
旅で出会ったもの、見たもの、感じたこと、人間模様を素直に書き綴っていてはっとさせられた。人によって感じ方は異なるし、同じものを見ても受け取り方も違う。淡々と書き進めている中で、銀色夏生さんならではの観察力がちりばめられている。時に感心しながら、時にその毒舌に微笑みながら。
Posted by ブクログ
旅は素晴らしい、とは言い切れないところもきちんと記録されていて、正直な気持ちがストレートに伝わってきて気持ちよかった。
マイナーな旅行、私もしてみたくなりました。
Posted by ブクログ
表紙がかわいいよね
いま旅行に行けないからすごく楽しかった
ニュージーランドの宗教ぽいやつは行きたくないけど気になった
どの旅も写真付きで、イタリアの写真がめちゃくちゃきれいだったなあ
Posted by ブクログ
私のイメージは、とても綺麗な詩を書く人っていうイメージだった銀色夏生さん。
初っ端から、おばちゃんパワー炸裂で、
ある意味、思ってたんと違う。
これまた、ちょっと身近に感じるくらいに、
なかなかのおばちゃんでした。
透明感があって、
すーっと透き通る水の上を優しく吹き上げるような、気持ちのいい風のような詩のイメージだったので、結構ズケズケと言いたい放題の夏生さんに、めちゃくちゃ親近感湧きました。
スピリチュアルのツアーでは、
なぜそれに参加した?
って思わずにはいられないほどに、
スピリチュアルとは程遠い夏生さん。
スッとスピリチュアルもうハマりグループの輪から抜け出す技を身につけ。
なんとも感じの悪いおじさんの話を聞き流し。
よくわからないスピリチュアルトークも、へぇーと受け流し。
でもやっぱり1人はなんか寂しいなぁ。
でも誰かと行くのもなぁ。
っていう、とてつもない人間味が溢れていて、
面白かった。
ホテルの料理や、ツアーのランチ。
これまた、そんなに上手くないランチを食べた。
とかね。
そうよね、
旅行ってそうなのよね。
みんなキラキラして、美味しい!
楽しい!素敵!
って感動したとこしかSNSとかにあげないけど、実態はそんなもんなのよね。
お湯の出ないシャワーとかもわかる。
それは途上国あるあるよね。笑
謎の水漏れもそうだし。
ゴキブリ発生もそう。
本当色々あるんだよねぇ。キラキラの裏にはさ。
そんな赤裸々な旅のあれこれが書いてあって、
だからこそ行ってみたくなっちゃったなぁ。
スピリチュアルの旅も。
なんか気になったわ!
輪になって歌ったり、なんか精霊呼んだり。笑
そういう体験も全くスピリチュアル何も感じないけど、そういう人の話聞いてみたい気もするよね。
旅行に行きたくなっちゃう本でした!
#銀色夏生
#イメージ違った
#なんか好き
#旅行記
#面白い
Posted by ブクログ
「こういう旅はもう二度としないだろう」という面白いタイトルに惹かれて手に取った本。ベトナム、ニュージーランド、スリランカ、インド、イタリアの5か国への旅日記。淡々と進む感じが意外で面白かった。
Posted by ブクログ
銀色夏生の文章が読みたくて購入。
旅行エッセイは吉本ばななの「なんくるない」以来初めて読んだが、実に良い。
あれやこれやと難点を上げながらも結局はなんだかんだ楽しんでいる様子は旅そのもので、自分も飛び込みで正体不明のツアーに参加してみたくなる。
特に良かったのはニュージーランドの旅行記。私も「こういう旅はもう二度としないだろう」とぼやきながら気ままに旅に出てみたい。
Posted by ブクログ
写真はとても綺麗でした。特に最後のイタリアの高原は行ってみたいと思う美しいものでした。
作者もあとがきで書いてますが、全体的にそっけない、、というか、ツアーでのちょっとした嫌なこと、人から受けたストレスを随所に感じました。
自分もストレスに思い少し辛かったです。
読み進めるうちに正直な方なんだなとわかり慣れましたが。
もう少し淡々とした中にもユーモアがあると、読み手も救われるのになと思いましたが、それが作者の正直な持ち味なのでしょう。
Posted by ブクログ
旅に出てみたくなった作家が、なんと団体旅行に参加してベトナムからイタリアまでツアーしちゃうんだが、素顔を隠してきた人ゆえそうそう身バレしないとはいえ(^_^;)よくもまあ…その感想は、タイトルに集約される訳なのですが、それでも人生というものこそ旅なのだとご本人もあとがきでおっしゃってるので、思うに任せないこんな体験も貴重なのだな。
いや私はツアーには参加したくないけれども