あらすじ
スーパーマーケットでは
人生を考えさせられる。
人間とは。男とは。女とは。夫とは。妻とは。
老人とは。赤ん坊とは。犬とは。働くとは。
人の親切とは。生きるとは……。
これは、そんな、ありふれたようでいて、
日々、興味が尽きない
スーパーマーケットでの観察記です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
銀色夏生さんは恋愛のエッセイのイメージが強く、その恋愛のエッセイにいまいち共感できずこの本が初読
この本、面白すぎた
スーパーマーケットが大好きな自分からして、自分以外にもスーパーでこんな視点で歩いてる人がいるのか〜ってワクワクしちゃう
これからは銀色さんの作品もたくさん読みたい
Posted by ブクログ
コロナ禍で心がくたびれて、テレビもみたくない
深刻な本も読みたくない、そんなときに銀色さんが
スーパーで買い物中色々な人を考察した本が出てるのを
知って即購入。
もちろんつれづれは毎回かかさず購入しているので
あの人間観察のするどい銀色さんなら絶対面白いと
思っていたけれど、本当に面白い。
疲れた心に「ふっ」という軽い笑いをもたらしてくれる。
どこからでも読めるし、隙間時間にぱっと読んで
気分転換できる。まさに今にぴったりな本。
またこんな風にスーパーをゆっくりぶらぶら出来る時が
そうそうに来ることを祈りながら共感したり、笑ったり
小さな幸せがスーパーにはあるよなっとしみじみしたり
疑似ショッピングを楽しんでいる。
Posted by ブクログ
「銀色夏生」というと、結婚したときに妻が持っていた詩集を読んだ程度で、自分の中では「謎の詩人」でしかなかった。このようなエッセイもあるのかと、手にとった。昔はメディア露出も少なかったと思うのだが、調べたらYouTube配信もされているんですね。今では全然、謎の人ではないんだな。
内容は、スーパーマーケットでの買物日記のようなもの。何か事件が起こるわけでもないし、人によっては退屈に感じるかもしれないが、個人的にはこういう日常を切り取ったようなエッセイをリラックスしたいときに読むのが好きだ(とくに食べ物に関するものがよい)。
著者の他人に対する気遣いと、そこから来る不器用さみたいなところに「あるある感」を感じつつ、一気に読んでしまった。
Posted by ブクログ
再読。
つれづれノート㊵を読んでスーパーマーケットが閉店したと書いてあったので、またまた読みたくなってしまった。
スーパーマーケットでの観察記なのだが、ほんとうにいろんなところを見ていて感心するほど。
買いたいと思う食品のことや売っている人の感じの良さ、レジの人の仕草、受け答えなど…いろいろなことを感じ興味が尽きない。
客の赤ちゃんやつながれているイヌ。
ありふれた日々のひとこま…。
いいね。
ゆったり。
ぷらぷら歩いていろんな人、物を見て毎日が探検気分。
さまざまな世代の人々、かすかなざわめき。
ゆっくり周りを見て歩いて見てみようと思った。
Posted by ブクログ
面白かった。デパ地下にあるスーパーでの日々のちょっとした出来事観察エッセイ。
好きだったお店が、ここ変わっちゃったのー!とか、目の前で売り切れたーとか、それほどでもなかったーとか、ついつい買いすぎちゃうとか。
繋がれてる犬、ふんぞり返る赤ちゃん。波長の合わないレジの店員さん。試食の下手な人。大晦日の激混みスーパー。そんな一度は体験したことのあるちょっとしたエピソードが満載。
がらがらでそんなに良くもないけど著者がすごく好きなデパ地下なこと、著者がポンポンいろんなものを買っちゃうこと、毎日のように通ってるからわかるということ。
とくにこの時期はスーパーは大事な生命線だとなったこともあり、ふんふんと頭を空っぽにしてどんどん読めた。面白かった。
Posted by ブクログ
スーパーマーケットって言うけど、デパ地下にあるお高めの所のことだった…しかも、買い方もセレブっぽい。高いのにお惣菜もおやつも、結構な頻度で買っている様にみえる。
ただ、考えることは庶民的。レジの対応とか試食のタイミングとか、分かる〜という事も多い。そして、所詮セレブの買い物でしょ、と思いながらこういう生活に憧れている自分がいる。
あと上手とも言えない挿し絵が、良いアクセントになっているかも。
Posted by ブクログ
行きつけのスーパーマーケットについてのエッセイ。この期間のつれづれノートに、買い物のことは書かれてないのだろうか?そこが気になる。店特定したから、早速行ってきた。例のあさり売り場のおじさんに遭遇できて、ラッキーだった。
Posted by ブクログ
スーパー日記的な。スーパーで買い物をする、という何でもない普通のことの中で、おもしろい出来事を見つけ出す、そういう視点で見るかー!とか、それあるある、とか、思いながら読みました。
こういう視点でこれから私もスーパー行こうと思ったし、職場のお客さんもこれからこんな感じで観察してみると仕事が楽しくなるかなと思った。
途中から、この方はなんとお金に余裕があるのか…と思った。カツカツの中で買い物して生活してる私にとっては、毎日買い物に行くことや、食べてみようかなと思ったらすぐ購入することや、お惣菜を買う頻度、お弁当を買ってきて子供の食事にすること…
え?うちが貧乏すぎるのか??
人がいると違うところで時間潰してからまたその売り場に戻って品物を選んだり、注文時に小さなことに躊躇したり、たまに卑屈な考えをしてしまうところが、私だけじゃないんだーと安心した笑
わたしの友達でとても面白い子がいて、確かにこんな感じで人間観察してるなぁ、と思った!凡人の私とは視点が違うのだ‼︎
Posted by ブクログ
スーパーマーケット(っていってもデパ地下の高級スーパー。恵比寿三越の地下なんじゃないかなって思ってるんだけど。わからないけど。)に行ったことだけに特化した日記みたいなもの。スーパーの話だけでそこそこ読ませる感じになるのはやっぱり筆力なの? わたしがこういうどうでもいい日記みたいのが好きなだけ?
最初のほうのあれもこれも買ってみたい食べてみたいっていう感じ、よくわかって読んでて楽しかったし、逆にスーパーがすたれてきて店が変わったり売り場がなくなったりしていって、なんとなくあんまり買わなくなっていったりするのもまた味があるというかなんというか。買って失敗したとか、断れなくなって買ったとか、こっちをくださいって言えなかったとか、「あるある」もおもしろい。
でも、わたしが最近なにを読んでも寂しさを感じてしまうからかもしれないけど、なんだかけっこう寂しい感じもしたな。ひとりスーパーを歩きまわってあれこれ考える、っていう。「つれづれノート」だと、息子のさく君や娘のカーカの姿も見えるし、スーパーだけじゃない他の生活もわかるからいいんだけど。
Posted by ブクログ
銀色夏生さんらしいスーパーマーケットで感じるあれこれ
たくさんあるスーパーの中で、スーパーの相性ってあるよね、と思いながら。
毎日の生活の中のたかがスーパーでのお買い物、ぼんやり過ごすより、いろんなところにアンテナ張って見て感じてみよう
Posted by ブクログ
自分がスーパーマーケットをふらふら歩いているかのように思えるエッセイ。気楽にさくさく読みやすかったし、楽しかった。余計なことが書かれてないから、って気もするし、どうでもいいことしか書かれてないような気もする。
でも、著者の視点を通して一緒にスーパーを巡っていると、確かに人生を考えさせられた。
「視点によって価値が変わる。」スーパーの片隅でお料理教室を見たシーンにさらっと書いてあったけど、私には刺さった。
これはどうでもいいことだけど…思っていたよりもセレブのスーパー使いだった。
Posted by ブクログ
スーパーマーケットに行って、
そこで何を見て、何を買ったか、
どんな人に出くわしたか、何を思ったかを
ひたすら書き綴った買い物エッセイ。
(ほんとうにただひたすら!)
“ 今日、注目したのは、あるレジの人の眉毛。不思議なふうにピンと上がって描かれていた。おもしろい。その形にしたいというその気持ち。それが好きという感性。”
大抵の人ならば、なにかを
ふっと感じる瞬間があっても
取り立てて口に出すほどでもなく
つぎの瞬間にはもう、
忘れてしまったりするような
何気ない気付きや淡い感情。
べつになにか結論づけてるわけじゃない。
取り止めもなく書かれた文章のなかに
ちょっと共感したり、くすっと笑えたり、
微笑ましく感じたりする部分がある。
ただそれだけの感じがすごくいい。
Posted by ブクログ
私はやっぱりエッセイが苦手かな。なかなか読み進められない。
スーパーマーケットでのあれこれなんだけど、私が行くようなスーパーとは違う。
一番印象深いのは昨年の収入を把握してないというところ(そこ?)