古野まほろのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「館」をテーマにした6名の作家による書き下ろしアンソロジー。
東川篤哉『陽奇館(仮)の密室』
キャラというかギャグ?のテイストにあまり付いていけない。終わり方は短編ならでは、で面白いと思う。
一肇『銀とクスノキ ~青髭館殺人事件~』
この本の中で罪善くんのキャラが一番好きかも。ミステリーとしてあのオチは何でもアリになるのであまり好きじゃないかな。
古野まほろ『文化会館の殺人 ――Dのディスパリシオン』
手記から読み解く謎とお耽美な空気感。
青崎有吾『噤ヶ森の硝子屋敷』
ラノベにありそうな個性の強いキャラ。全部硝子でそんな風になるのかとか想像がし辛かった。
周木 律『煙突館の実験的殺人 -
Posted by ブクログ
ネタバレ目に映るものすべてがことばに変換され、
心に感じるものすべてをことばで顕さなければ受け容れられない。
あえてジャンルは青春小説。
それはそれは数学パズルでありロジック・ミステリなのだけれど、
同時に女子高生モノであり異世界モノでありサバイバルモノでもあってバトロワモノでもあるので、
そんなもん青春以外のなんだって云うのさ。
相変わらずの語り口だけれど衒学的ではないんだよな、と思っていたらあとがきで、
「頭が重く、口数が多い本能を抑えて、作家としての生涯のテーマだけを追ってみる。
偏執的・網羅的な足し算掛け算の癖を抑えて、お客様の想像力を信じた引き算をしてみる。」
と -
Posted by ブクログ
元警察のキャリア(自称)視点で、警察組織のリアルな実情を説明したもの
ある程度網羅的に書いてあるけど、交通とか所属したことがないとろこは知らないと正直に書かれてあるので、より一層の信憑性がある
交通以外にも、公安とか他にも知りたいところだけど、その辺が知りたかったら他の人のを読めということですかね
まぁ、今まで知ってた事がほとんどで、特に意外な事実はなかった
ただ、警察庁と各都道府県警の法的な建前と現状、その関係性はわかりやすかった
ってか、僕は警察関連の知識をどこで知ったかと考えたら、やはり小説だったんだよね
乃南アサの「ボクの町」とか大沢在昌の「新宿鮫」とか、他にも何人かの作家さんのを -