お嬢様刑事が財力と権力をふんだんに使って事件を解決・もみ消すお話
収録は3編
・消えた八、五七二万円を追え!!
・"警察に不祥事なし"
・あの薬物汚染を討て
筒井康隆「富豪刑事」と発想は似ているけど、こっちは設定をもっと作り込まれてある
西有栖宮綾子
本名:メアリ・アレクサンドラ・綾子・ディズレーリ
父親がイギリス公爵、母親が宮家
警察内部の不祥事を秘密裏に捜査処理する「監察特殊事案対策官」として事件の調査を依頼される
(この若さで警視正は無理じゃないか?とも思うけど、その無理を可能にする裏事情もあるのだろうなぁと推測)
公爵家の執事である安藤警視と共に自家用オスプレイに乗って現場へと向かう
・消えた八、五七二万円を追え!!
I県警の安芸中央警察署で拾得した現金が警察署の中で紛失した事件
容疑者は警察署内の人間すべて
遺失者からの訪問連絡もあったため、呑気に捜査する時間はない
誰が何のためにどうやって消したのか?
お金をふんだんに使った捜査方法とは?
・"警察に不祥事なし"
小規模警察署の署長が署員と署長室で腹上死してしまったという連絡
検察やメディアが現場に到着するまでにとった大規模な工作とは?
・あの薬物汚染を討て
県警本部や警察署に覚醒剤が蔓延していた中、新たに着任した県警本部長が爆弾で瀕死の重傷となる
事件のもみ消しと、「敵」への反撃の方法とは?
「富豪刑事」とは違って明確な「敵」が存在していて
尚且つこちら側も違法な手段も取ってる
その設定も歴史的な背景に基いているけど、実際はどうなんでしょうね?
検察が捜査権を取り戻したがっているというのはあり得るのか?
ま、その辺は検察側も同じく特異な存在によって率いられているから、そこも含めての設定なのですね
不満な点としては、セリフの「」内で改行するのは読みにくい
あと、視点が第三者神視点なのか?あまり馴染みがないのでちょっと違和感を覚える