古野まほろのレビュー一覧
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星4.8
警察学校から交番勤務までの職業描写として、こういうのを「くどいほど緻密」というのだろう。結局上巻の終わりまで交番勤務の話であり、下巻の中盤まで交番の話に終始することになった。
「面白いミステリ小説が読みたい」より先に「警察文化に取材し考証した小説が読みたい」があったため、この『新任巡査』...続きを読むPosted by ブクログ -
富豪刑事(筒井康隆)は面白かった
貴族探偵(麻耶雄嵩)の奇才っぷり
本作品の二つ名は「公爵礼状刑事」
英国と日本の皇族が、有り余る金を
1000憶単位で使い、強制的に解決
設定が面白く、謎の裏検察組織との
(表と同じ顔触れ)宿命の対決の様
はエスカレートのみで次回作なんて
果たして可能なのか分から...続きを読むPosted by ブクログ -
元キャリアの警察小説
ドラマや映画では描かれないリアルな組織、しがらみ
時効間近になぜ新人刑事にたれ込みがあったのか、ラストのあっと言うクライマックスまで色々な伏線が張り巡らされていて一気読みPosted by ブクログ -
警察用語の基礎知識 事件・組織・隠語がわかる! !。古野まほろ先生の著書。好きな作者先生の作品を原作にしていたり、好きな俳優さんが出ている警察もの、刑事もののドラマや映画を見ると、普段は聞きなれない警察用語がたくさん出てきて困ってしまう人は多いと思う。でもこちらの古野まほろ先生の解説を読めば今までわ...続きを読むPosted by ブクログ
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三部作(?)の完結編。
最後は完全なるバトルアクション。ジェームズ・キャメロンあたりに映画化してもらいたいものだ。
古野まほろの作品世界はシリーズ関係なく微妙に繋がっていて、同じ世界の出来事って設定が多いから、他のシリーズとの繋がりが気になる。Posted by ブクログ -
ー どうして逃げなかったの、どうして救いを求めなかったの。警察官をやっていると、どうしても被害者に、そう訊きたくなる瞬間がある。
(けれど、ヒトがヒトを奴隷にするというのは…そんな解りやすいものでもなければ、そんななまやさしいものでもない)
その学習と依存と恐怖のメカニズムは、人類が約一世紀を掛...続きを読むPosted by ブクログ -
所謂「お仕事モノ」という雰囲気を帯びながら、物語全体が“謎解き”で、“探偵役”と“犯人”とが対峙し、やがて一件落着ということになる…
物語の舞台となっているのは「愛予県警察」という“架空の県”の県警だ。特定地域のイメージになることを避けようとしているそうだ。(それでも「作者に何かの縁が在る何処かを...続きを読むPosted by ブクログ -
本作…本当に「何処の街にも何人かは居て欲しいかもしれない…」という「いいヤツ」という感じの、真面目で正直な新任巡査の上原が奮戦する他方で、女性新人でありながら独特な知的能力や感で、「キレモノの女性刑事」という風格で、同時に「経験不足の故の隙」で窮地に陥る場面も在る内田が在る…非常に面白い人物造形だ…...続きを読むPosted by ブクログ
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「警察官白書」が新聞で案内されていたので、読んでいた。その後、古野さんの著作を見ると、この「警察手帳」があったので、引き続き、読むことにした。身近にいる警察官の苦労や組織における苦労などが、この「警察手帳」においても著者の警察組織人としての体験に基づいたものなので、警察組織がわかってくる。タイトルは...続きを読む
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警察官は、「勉強の連続」と聞いていたが、他の公務員と異なり、その分野の「実務」が相当に伴う事がわかった。各部署の特徴がわかり、接してきた・接している警察官の方々の特徴が、改めて感じられる。ぜひとも、続編を読んでみたい。
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『そうだね、ロジック。その言葉が、いちばんしっくりくる。公理があって、証明があって、結論がある。
真実の篩を用意して、必死の頭の捏ねまわしをして、正解にいたる。僕、そんな考え方っていうか、流儀が、ちょっと好きなんだ……本でもそう。』
天帝シリーズを愛する人たちだけのための作品。懐かしいメンバーた...続きを読むPosted by ブクログ -
『課題1 トリックとしての見立て殺人を定義しなさい。
課題2 演出としての見立て殺人を定義しなさい。
課題3 トリックとしてのもの、及び、演出としてのもの以外の見立て殺人は想定されるかを論じなさい。ただし、心神喪失、心神耗弱その他の精神の障害によるものを除く。』
探偵養成学校の春期研修に移動中...続きを読むPosted by ブクログ -
館ものにもいろいろあって面白い。性格が悪い探偵って結構好き。古野さんのユイカシリーズはもともと好きじゃないけど、今回はホルン四重奏に関係する事件なので面白かった。とはいえ、ホルン吹きはDの音をミって呼ばないのでは?Posted by ブクログ
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警察内部の仕組みを、分かりやすい例え、本音と建て前で解説しています。
身近であるが謎の組織という印象の警察ですが、やっぱり人間の集まりなんだな、という感想を持ちました。
階級の話は普通の会社組織でもある話なので想像がつきましたが、専務の話は初耳でしたね。
読んで損のない本だと思いますね。Posted by ブクログ -
陰陽師が紅茶で人の悩みを解決していくのですがどちらも好きだから2冊目も読んじゃいました。
相変わらず正朝さんがツンデレでよかったです。
英子とも進展してよかったです。
クネクネ麿はいよいよ本格的に話に食い込み始めて気持ち悪さが増大してました。
癖のあるものは飲むのに勇気はいるもののラプサンスーチ...続きを読むPosted by ブクログ -
嘘嘘アンド嘘の論理。
嘘を積み上げ掛け合わせた論理。
まさに人を家畜にする嘘。
人を誘導し操る嘘。
いや~見事にしてやられた。
解決編ですべてが収束していくの様は、開いた口が塞がらない状態だった。
いや~剣呑剣呑。 面白かった。Posted by ブクログ -
悩みすぎて身体から魂が離れかけている重症な人にしか見えない不思議な紅茶屋の話です。
陰陽師も紅茶も好きなので楽しく読めました。
ストーリーも小難しくなくハッピーエンドだし。
しかもぬいぐるみ型式神も一途で可愛い!
いんだちゃんは私が巳年のせいか1番好きです。
候う口調なのも面白い(笑)
他の式神...続きを読むPosted by ブクログ -
自分でしっかり謎解きしないので、楽しみきれてないのかもしれませんが、この雰囲気とキャラクター達大好き。今年はこのシリーズを手にとれて本当良かった。Posted by ブクログ