古野まほろのレビュー一覧
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とても古野さんらしくて、慣れている自分からしたらかなり面白かった。
この方の話の中には宗教的な話が組み込まれることが多く、解き方も斬新。確かに好みが分かれると思う。女性の描写が綺麗で良かったです。
いつもロジックが高難度で面白いです。Posted by ブクログ -
終わり方が終わり方なので、早く続きを読みたい!と思ったのですがあるのでしょうか。気づけば4年以上経っているのでもうないのでしょうか....それにしては最後の終わり方が匂わせすぎですよね。新刊ください。。Posted by ブクログ
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シリーズ2作目
今回も収録は3編
・女警をわたる風
女警の性風俗での副業と検察による斡旋
・KOBAN NIGHT ZOMBIES
大物政治家の庶子警官による警察内部の性行為動画撮影
・丁半はここにある
警察署内での賭博行為
それぞれ、一言で表すなら、変態、昼ドラ、Vシネ かな
前作よりも...続きを読むPosted by ブクログ -
お嬢様刑事が財力と権力をふんだんに使って事件を解決・もみ消すお話
収録は3編
・消えた八、五七二万円を追え!!
・"警察に不祥事なし"
・あの薬物汚染を討て
筒井康隆「富豪刑事」と発想は似ているけど、こっちは設定をもっと作り込まれてある
西有栖宮綾子
本名:メアリ・アレクサンドラ・綾子・ディズ...続きを読むPosted by ブクログ -
★4.5
えーーーっ!作者が元警察キャリアだったのに、こんな作品書くの?だってさぁ、警察の闇じゃん。一応、事件の真相は描かれたけど、解決はしていないし、警察の闇の深さが描かれただけじゃん。全然ハッピーにならないじゃん。こんな作品、あってよいの??びっくりだわ。Posted by ブクログ -
シリーズ3作?天使VS悪魔、終末期を迎える日本で、少女たちに託された役割は?天国とは?すごい経歴で、伏線の嵐、独特の設定、そして表現に引き込まれる謎の作者さんの近況があとがきで明らかになりそちらが気になる。古野さん、担当編集者さん、新任シリーズ、A県警察シリーズが読みたいです。Posted by ブクログ
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平成一桁入庁の元キャリア警察官僚である著者が、自身の体験に即して警察官僚のリアルな生態等を語る。
なかなかに臨場感のある内容で面白かった。特に、警察官僚の代表的「御霊」業務としての「法改正」の流れを詳述しているのが興味深かった。
ただ、やたらと軽妙さと仰々しさを醸し出すような文体がちょっと煩く感じた...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ3作目
で、完結という事でよいのだろうか?
今回のお茶はキャンディとアッサム
自分用に淹れる場合、アイスティーのミルクダウンはもう諦めている
私は薄めのアイスティーをガブガブ飲むのが好みなので、作中で失敗作として扱われているのに似たもので十分なんですよね
なので、それなりのお店で出てく...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ2作目
今回も3編収録
正朝さんの追っている者の正体も判明
そして、姉と呼ぶ人との関係も……
登場したお茶
・ローズヒップティー
・ラプサン・スーチョン
・アールグレイ
一般的なローズヒップティーの味が何に起因するのかは、他の作家さんのハーブティー系の小説を読んで知っていた
なので、...続きを読むPosted by ブクログ -
魂が離れかかっている程に気持ちが不安定な人だけがたどり着ける、陰陽師がいる紅茶屋のお話
住みやすいと人気の街である吉祥寺
普通は行くことができない、しかし店が欲する人だけたどり着ける紅茶屋らぷさん
陰陽師がいるそのお店は、気枯れた人を紅茶で癒やし、占星術などで問題解決の糸道を示してくれる不思議な存...続きを読むPosted by ブクログ -
駅前交番から突然、刑事一課強行係に異動となった原田貢(みつぐ)は慌てていた。次々と舞い込む変死体の見分、作成する図面や調書の膨大さ、ツルハシの使い道……。"初めて"だらけの刑事見習いを懸命にこなす中、貢は一本のタレコミを受ける。十年間逃げ続ける指名手配犯「警察官殺しの美彌子(みやこ)」に瓜二つの女が...続きを読むPosted by ブクログ
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刑事一課のエース、上内亜梨子(かみうちありす)は焦っていた。時効まであと一箇月。眼前で取り逃した渡部美彌子( みやこ)の矛盾に満ちた行動、彼女の足取りを消す奇妙な放火殺人、そして美彌子本人からの手紙……何かがおかしい。この逃亡劇にはウラがある。巧緻に張り巡らされた伏線が視界を反転させる時、急浮上する...続きを読むPosted by ブクログ
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読む人によってめちゃくちゃ感想が左右されそうな内容でした。まほろさんに慣れていないとこんな長編最後まで読めないかもしれないですね。
事件内容がかなり凄惨なのでまず読む人を選びます。何回も描写されるし。最初読んだ時はうわ...って思いました。あと、後半怒涛のタイトル回収がなるほど、と思わされました。
...続きを読むPosted by ブクログ -
古野まほろさんの文体は合う合わないがめちゃくちゃに分かれるので本当に難しいところですが、私は好きです。
毎回初見では全部理解しきれないので、今回も3回、4回読みました。
「セーラー服」シリーズのようにキャラがかなり立っているから、立ち絵が是非欲しいなと思ったところ...。文字のみでの区別が、毎回巻頭...続きを読むPosted by ブクログ -
やっぱ古野さんはぶっ飛んでるなぁ、と痛感させられた。捜査とか解決の糸口が途中まで全く掴めないし、どうやったらこんなの思いつくんだろう?と思いながら読んでいます。やることなすこと爽快、豪快すぎてもう笑いながら読んじゃうレベル。初心者でもまだ(比較的)入りやすいんじゃないですかね。
ただ、主人公がお金持...続きを読むPosted by ブクログ -
警察という特殊な役所の話ではあるが、オールドタイプの組織と官僚主義が継承されている大きめの会社で、風土としてはスマートよりも泥臭さを尊ぶ傾向があるところであれば、こんなものではないかな。
時代の証言者として、内部の(ややマニアックな性質もある)関係者が詳細な記録を残すというのは、未来の人に文献を残す...続きを読むPosted by ブクログ -
上巻では主人公ライトのお仕事小説がひたすら綴られており、あまり目立った展開が生まれなかったので少々刺激の薄い話だと思っていた。下巻からは一気にシリアスなストーリー展開へと進展し、思わぬアクシデントに遭遇しながらも懸命にひよっこなりの警察魂で事件終幕へ奮闘する主人公に愛着が持てる作品だった。物語冒頭の...続きを読むPosted by ブクログ