古野まほろのレビュー一覧

  • 時を壊した彼女 7月7日は7度ある
    古野まほろらしく凝りに凝りまくったプロット。
    だいたいタイムリープものは複雑だけど、古野まほろが書くとここまでになるのね~、と疲労感で笑ってしまった。

    真犯人の動機はまあまあ斬新&理解できるものだったけど、その前の高校生たちの拙い恋愛模様には、ちょっと食傷。片想いだらけで、しかもそれが殺人の動機に...続きを読む
  • ロジカ・ドラマチカ
    いわゆる安楽椅子探偵ものだが、文体のクセが強く読者を選ぶ作品という印象が強い。登場人物たちとのやりとりは読んでいて楽しいものの直接的な楽しさや面白さには結びつかず。自分とは合わなかった。
  • ロジカ・ドラマチカ
    推理系のお話は好きなので、ある程度は楽しめましたが、私には難しかった…
    1ページ読むのに時間がかかってしまって、読むのが疲れた場面もありました。
    ある文章から論理的に推理をしていくという展開自体はとても好きなので、九マイルは遠すぎるも機会があれば読んでみようかなーと…
  • ロジカ・ドラマチカ
    「九マイルは遠すぎる」が大好きな人にオススメと聞き購入。
    もともと人狼ゲームなど論理的に推理していくものが大好きなので、こちらの文章の細部を検討しながら解いていくミステリーなんてドンピシャで好み!と期待しながら読みました。
    ミステリーとしては面白いと思います。
    なんとなく予測できた話もありましたが。...続きを読む
  • ロジカ・ドラマチカ
    よく喋る2人だなあ。
    あと、「あっは、」という笑い方は西有栖宮家の口癖だと思っていたから他のキャラが言ってるのちょっとショック。
  • 老警
    A県警察本部の管理職警察官である父親。
    その息子は精神を病んでひきこもりになった。

    もうすぐ近くの小学校の運動会が行われるので、その予行練習のための音がうるさく感じられた。息子は運動会当日に小学校内に入り教師、保護者、児童の殺戮に及び、自殺。
    父親も責任を感じて自死する。
    その件の調査に当たった警...続きを読む
  • 事件でなければ動けません 困った警察官のトリセツ
    まどろっこしい言い渡し、そして保守的、公務員と話してる様。
    まぁ元公務員なのだからそうなってしまうのだろう。
    後半は流し読みとした。

    警察に関わったことのある人がおそらくかなり持つであろう、警察に対する不信感。何故警察にそのような不信感を抱くのか。漸く少し理解できた。
  • 終末少女~AXIA girls~
    何と言えばいいのか…文章が微妙に気持ち悪い。ただそれには理由があることが終盤で分かったから良かったがそれまでは眉間に皺をよせながら読んでいた(苦笑)
    しかしラストのとある2人のシーンはとても美しかったのでヨシ
  • 新任刑事(上)(新潮文庫)
    あまりハマらなかった。
    警察事情がリアルで面白い反面、警察用語を使いたいっていうような言い回しが多くて途中でお腹いっぱい。
  • 監殺
    なんとも物騒なタイトルだが、中身は血湧き肉躍る警察暴力小説となっている。警察版『必殺仕事人』と言えば分かりやすいか。
    警察の罪を取り締まる目的で集められた異端児集団「監殺部隊SG班」は悪徳上司たちに裁きを下すために秘密裏に動き始める。シリアスあり、だがその中にコミカルさもあり、緩急の取れた面白い読み...続きを読む
  • 新任巡査(上)(新潮文庫)
    警察の組織が良く理解できた。知り合いに警察官がいて話には聞いていたが、階級社会なんだなと改めて納得。
    警察官ってメンタル強いな。市民の為に、命懸けで守る勇者、かっこいい。
  • ロジカ・ドラマチカ
    日常で耳にした文章を論理的に解読していく謎解きミステリー(?)
    言い回しが独特なので無理な人は全然無理かも。読者を選びそう。私は結構好き。
    恋愛を絡めたのはちょっとうーんって感じだったな。恋愛以外がおもしろかっただけにちょっと残念。
  • R.E.D. 警察庁特殊防犯対策官室 ACTIII(新潮文庫nex)
    フランスに乗り込み、日本人少女人身売買ネットワークの壊滅を図ろうとするサッチョーローズの面々。今まで完全無欠だと思ってたけど、敵があまりにも対抗してくるからちょっと展開にハラハラした。
    誰が誰なのか分からなくなるので、挿絵とかほしくなるなー。
  • ロジカ・ドラマチカ
    (遅れてきた?)新本格派?による日常の謎ミステリ。

    キャリア警視正署長とその仏語の生徒である女子高生が、漏れ聞こえた会話の切れ端からその状況を推理する。

    ケレン味やバタ臭さを厭わなければ、内容はそれなりに納得できる。

    2人の関係性からして結末は不自然ではないが、どちらにしてもあまり気にする人は...続きを読む
  • 監殺
    めちゃめちゃ読むの時間かかった、、、。ジウシリーズみたいに殺人チームがうまいことやってく感じだけど、尺的にキャラ一人ひとりが浅くて残念。
  • ロジカ・ドラマチカ
    17歳女子高校生にフランス語を教える警察署長。春から4つの季節を経て二人の未来が重なるまでを、言葉語句を一字一句疎かにしない謎解きで物語る、論理に始まって論理に終わるミステリー。
  • 公安警察
    ●説明が相変わらずクドイ笑。おじいちゃんからの講義を受けているみたい。
    ●対話の部分が良かったし、読者はこれを望んでいる。
    ●もっと具体的エピソードで詰めたほうがいいとは思うけどなあ。
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー
    館ものミステリーを6名の作家が競うアンソロジー。
    本格もので短編ではあるけれど読み応えあり。
    ガラスの館や地下室が居室になっているもの、遊園地のアトラクションなど色々な「館」があって面白かった。
  • 公安警察
    公安警察について、法令上の立ち位置や実態などがまとまっている本となります。基本的には公開情報の記述が中心となった読み物となりますので、暴露本とは一線を画したものとなります。

    純粋に事件モノを楽しみたい場合は、公安小説を読む方が良いです。

    とはいえ、公安捜査の心構えやフィクションとの違いなど、警察...続きを読む
  • 新任巡査(上)(新潮文庫)
    上原頼音、22歳。職業、今日から警察官。はじめての24時間交番勤務。立番・巡回連絡・職務質問・無線の使い方・出前の取り方……「バカヤロウ」と何度も怒鳴られながら、組織で働く社会人としての、そして地域を守る警察官としての心構えをたたき込まれる。そんな新米巡査の日常の中に、少女連続行方不明事件の手がかり...続きを読む