あらすじ
警察そのものへの好悪は別にして小説、映画、ドラマ…etc.と『警察モノ』は絶大な人気を誇る。本書は、それらとリアルな警察との橋渡しをするべく、元警察官でありキャリア警察官僚であった人気作家が、よく使われる言葉を、「事件」「警察関係者」「警察組織」「隠語」の4ジャンルに分け、虚実も含めて平易かつ正確にエッセイ形式で解説した。『警察モノ』ファンのみならず、警察官及び官僚志望者、警察エンタメの作者、現場での刑事訴訟法の活用を知りたい学生にも「警察というカイシャ」の実態がわかる画期的な警察読本。
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Posted by ブクログ
警察用語の基礎知識 事件・組織・隠語がわかる! !。古野まほろ先生の著書。好きな作者先生の作品を原作にしていたり、好きな俳優さんが出ている警察もの、刑事もののドラマや映画を見ると、普段は聞きなれない警察用語がたくさん出てきて困ってしまう人は多いと思う。でもこちらの古野まほろ先生の解説を読めば今までわからなかったこともわかってすっきりします。
Posted by ブクログ
元警察官僚が書いているため、警察社会の中の話が、かなりのリアリティを持って書かれており、思想的に偏ることなく脚色されることなく書かれている。全国警察を管理する立場にある警察官僚の著作であるが、現場の肌感に即した内容も網羅して記述されおり、組織内の機微な人間関係や価値観等も余すことなく描写されていて、閉鎖的な警察社会を垣間見える本であった。
Posted by ブクログ
本書の目次を紹介すると・・・・
1章 事件が分かる 捜査手続きで使う言葉
2章 登場人物が分かる 警察関係者を示す言葉
3章 セクションが分かる 警察組織に関する言葉
4章 業界用語が分かる 警察で用いられる隠語など
という章立てになっています。
私なら、3章、2章、1章、4章の順で構成を考えたくなります。全体像を理解してから枝葉末節へ展開したほうが理解しやすいと思いました。
警察組織に従事していた著者だからこその内容もあり、警察ドラマが好きな人は一度読んでみてもいいかと思いました。