木暮太一のレビュー一覧
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ネタバレ主張
労働者は企業のために、企業は資本家のために存在している。労働者はこの構造を理解し行動しなければ疲弊するだけだ。
あらすじ
商品価格は原料、機械償却費等(不変資本)+労働者給与(可変資本)で構成され、企業が利益率を向上させるには可変資本である労働者の生産効率(生産性)を向上させる事が唯一の方法であり、労働者を雇うコスト(労働者が明日も働くのに必要な資金)=労働者の給与という図式が成り立つ。
しかしながら、生産性(企業利益)を追求するプロセスの中で労働者の業務内容は分業化、単純化されていく事で労働者の給与は減少傾向になり、労働者集まりで形成される市場は縮小(不景気化)するというジレンマに -
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ラットレースの話、読んだことあるなぁと思ったら7年前に読んだ「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?」の改題文庫化だった。
なので、再読になる。
再読ではあるが、今読んでも内容は古くない。
著者も本書で書いているが、内容が古くないように、あえて古い「資本論」を題材に書いているとのこと。
なるほど、本書が主張するように、あえて古い知識・技術こそ時代遅れにならないのだ。
サラリーマンの給料は必要経費で決まっている。
寝て、起きて、働いて、飯食って、寝る。たまに遊ぶ。
労働力を翌日に再生産できるだけの必要経費である。
そのため、いくら働いても、たとえ給料が上がっていっても、な -
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お金を貯めるには
オフェンスかディフェンスがある。稼ぐか貯めるか。
顕示欲 みせびらかしの消費に注意
限界効用逓減の法則 満足感はだんだん減る
4杯目のビールは悪魔的には美味くない。せいぜいまあ、うまいレベル。
金額が増えるほど人は1円を軽んじていく。
根保証に注意。期間内であれば限度額まで何度も借金ができる。
保証人依頼されたら?先ずは身内に相談してみなよと言う。
うまい話は経済学的にありえない。リスクとリターンはやがて釣り合う。
機会費用 バイト行ってれば5時間働いていた時間。
1円あたりの満足感。 点数割るお金。柿ピービール焼き鳥。 -
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人生を変えたいので行動したい。
私がどん底にとどまっているのは、自分を無能だと感じているせいだ。
無能感を生み出す外的要因(行動を妨げている要因)を探り、決断せよ。
世の中は平等ではないことを受け入れる。自分であっても、自分に都合の良い不平等さには文句を言わず、自分にとって都合の悪い不平等さのみ、文句を言う。
私の人生を誰も操縦してくれない。自分の力で違う場所に行く。
理想と現実のギャップを理解し、動き出すために、動かなければ満点じゃなくてゼロと考え、自分を行動に駆り立てる
人脈は、自分を関わることにメリットを感じさせること。
他人と同じで居たいと思う感情を捨てる。
他人と同じでは自分 -
Posted by ブクログ
こないだの冬に伊万里に行った時のこと。
なんか陶器を使った小洒落た雑貨ないかなぁと大川内山の陶工を見て回った。
ある陶工では「こちらの陶器は30%引きになってます。これなんかわからないくらいの汚れなのですが、半額です」という売り方をしていた。
いやいや。欲しくないもんは、いくら安くても買わないよ。
結局買ったものは伊万里焼のスイッチカバー、ネクタイピン、小匙、バッグハンガーといったもの。
陶器の中でも、このデザインはすげぇ!めっちゃいい仕事!!とビビっと来た陶工では決して安売りしない。むしろ高い。
カップ一客一万円、さすがに手が出ない。
これは台湾の陶器の街、鶯歌でも同じだ