木暮太一のレビュー一覧
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お金の管理を、「利益」で考える必要性を教えられた。収入から生活費などの費用をさっ引いた、利益の確率を上げていく事。会社から与えられる給料は、労働者が明日も元気よく働くことの出来る、生活維持の為の最低額に過ぎない。だが、少ないお金しか貰えない環境においても、自分の消費する額を減らしていけば、手元に残る金銭は大きくなる。年収を増やす事より、消費を減らして利益率のアップを図る努力が大切だ。
会社は労働者を雇うときに、給与額について契約を取り交わす。そして、給与以上の働きを強制的に労働者に科そうとする。それが、会社の利益を支える柱だからだ。機械化が進めば、労働者一人あたりの労働対価は下がっていく。誰でも出来る仕事ばかりが増えるため、ベテランを育てる必要性が薄まるのだ。機械で代用できる労働が増えると、人件費を削るために解雇される社員も増える。だからこそ、会社に依存する働き方は止めたほうが良い。
自分の労働価値を高めて、どんな業界だろうと渡り歩ける、能力の汎用性を身につける事。誰にも真似されない、オリジナリティを持つ事。それが、自分の価値を高める事に繋がる。会社にとって、人件費は費用であり損失だ。人員削減の方針は、今後も続くだろう。労働者は、会社から労働力を限りなく搾り取られる。給与額が変わらないのに、労働はきつく重くなる。それが、資本主義の宿命なのだ。
だから、自分の能力を会社に安売りしてはならない。能力に見合った給与を会社側に要求し、働き掛ける姿勢を止めてはならない。常に独立した姿勢で働く事。フリーランス・マインドを持って、会社と対等な立場を堅持しながら働く事。会社側の、労働者に対する不当で傲慢な要求に、従ってはならない。それは給与に全く反映されない、労働力の搾取なのだから。我々にとって、会社側から要求される契約外の労働に従う義理は、全くない。必ず正当なる労働対価を、会社側に要求すべきだ。それが無理なら、もうその会社に居続ける意味は、無いのではないか。 -
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ネタバレチェック項目10箇所。「伝え方」に、頭の良し悪しは関係ありません、センスの有無も関係ありません、ただ、「やり方」を覚えればいいのです、そして、日常生活のなかで練習をすれば必ず身につけることができます、そのとき、あなたの人生も変わり始めるはずです。「わかりやすく伝える」ための4つのステップ:①「誰に」「何を」伝えるのかを明確にする②相手に伝わる日本語を使う③話を正しい順序に組み立てる④相手に伝わる言葉に言い換える。「できるだけ、ひとつの文章で『主語』と『述語』はひとつにする」。「一文を短くする」ということは、伝えるときの鉄則です。とにかく一文を短くする――、そのために、もうひとつ大切なことがあります、それは、「余計な言葉を入れない」ということです、メッセージを伝えるのに必要でない言葉・文章は全て省くべきなのです。言葉の選び方の大原則は次の2つです、①「専門用語」「業界用語」を使わない②「実は何も表していない言葉」を使わない。「熟語」は「漢字+ひらがな」に置き換える。「カタカナ語」は日本語に置き換える。まずは大雑把に全体を把握したいのに、”例外中の例外”事例まで載っているがために、何が本筋かもよくわかりません。「伝え方」が本領を発揮するのは、馴染みがない相手に、馴染みがないテーマを話すときです。
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間違いなく、日本で一番わかりやすい『資本論』の解説書。木暮さんは過去にもマルクスについて書かれた本があって、それもわかりやすかったですが、それをさらに超えています。
もちろん、『資本論』のすべてについて解説されているわけではないですが、現実的にそんな必要はないわけですし、本当に大事なポイント(価値・使用価値・剰余利益)だけに絞っているからこそ、よりわかりやすいのだと思います。
『資本論』は資本主義の本質を分析した書。その真髄がわかれば、否応なくそうした社会で生きていかざるを得ない我々がどう働いていけばいいかを考える前提が理解できたことになります。
本書の後半では、具体的にどのように考えて働いていけばいいのか、ひとつの考え方・道筋を木暮さんが示してくれています。それに賛成か反対かは人それぞれだと思います。しかし、どちらにせよ、前半部分の理解、つまり資本主義社会の本質の理解なくして、賛成も反対もないと思います。ですから、前半の『資本論』の解説をききちんと理解することが肝心だとおもいます。すべてはそれからです。
(ちなみに僕の考えは、木暮さんの働き方についての考えに相当近いです。) -
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ネタバレ木暮太一さんのカイジから学ぶシリーズの第二弾。どう働くべきかについて教えてくれています。この本は、いい意味で厳しいです。木暮さんの「どん底から這い上がる生き方」でも同じですが、とにかく「世間はこういうものだ→だからこう生きるしかないんだ」というメッセージがあります。ワークライフバランスという言葉が良く知られるようになり、「五時まで仕事したら後は自分の時間を満喫する」という生き方がしたいという人が多くなった気がしますが、木暮さんは「ワークライフバランスは生涯で達成すべき」としています。個人的には、善悪で物事をとらえるのではなく、世間をあるがままにとらえてその上でどう生きるのが幸せになる近道かを考えているように思えました。若い人にぜひ読んでほしい本です。
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ネタバレチェック項目8箇所。決断をしなければ「失敗」を避けられるかというと、そんなことはありません、失敗が「明らかにならない」だけで、知らず知らずのうちに失敗をしていきます、そしてチャンスを失い続けるのです。世の中が評価するのは結果です、どんなに強靭な意思を持っていたとしても、それ自体が評価されることはまずありません、勝ったから、その意思が評価されるのです、「勝たなければ他人からの評価は得られない」、これが真実です。消費者として企業に「結果」を求めているのであれば、労働者として「プロセスを評価してください」というのは虫が良すぎるというものです、「結果が大事か、プロセスが大事か」は議論になりません、「結果が大事」なのです。いつの時代でも、与えられる外的要素にはいい面、悪い面があります、他の時代の「いい面」ばかりを見て愚痴を言っていても始まりません、与えられた要素を自分なりにうまく活用していかなければいけないのです。「教えてもらうにはお金がかかる」、家庭でも、あるいは義務教育までは学校でも、質問すれば、無料で「答え」が返って来ます、しかし、ビジネスではそうはいきません。世の中で一流と言われている人や、実績を出して尊敬を集めている人は、ほぼ例外なく”超ハードワーカー”です、苦しい下積み時代を経験し、すべてを仕事に捧げた時期もあるでしょう、そうやってやっと競争に勝つ実力を身につけることができるのです。私は外出券を求めて働くのではなく、そもそも外出券の必要性も感じないような仕事に就くことが唯一の解だと考えています、休みに”楽”を求めるのではなく、仕事自体に”快”を求める、それが、私たちが幸せに生きるために取りえる唯一の道なのです。相手の不安、痛みを取り除くために奔走することは尊い行いだと思います、ですが、それをそっくり自分が引き受けるのであれば、何の解決にもなっていません、全体を見てリスクや不安は減っておらず、単に移動しただけです、これでは、結局誰かが「負け」てしまいます。
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Posted by ブクログ
ネタバレまさに教科書だと思う。
テンプレップの法則はまさに押さえるべき基本。
・理解とは、「把握」「納得」「再現」
・話すこと、書くことは結論ありき。
その結論を導くことだけを入れる。
余計な情報、入れなくても結論が伝わる内容は落とす。
・「誰に」「何を」「どうして(理由)」
・主語と述語を明確にして、一文を短くするのは鉄則。
・修飾語も極力外す
・テンプレップの法則
theme
number
point 結論・要点
reason
example
point まとめ
・テンプレップの複数階層も有り
・表現の手持ちを増やすことで多角的に表現し、
認識違いを避ける -
Posted by ブクログ
「仕事ができる人は、能力が特別に高いというより、物事の捉え方や考え方に共通点があるんだと気づかされる本。」
仕事ができる人の行動だけを見ると「なぜそんなに要領よくできるんだろう」と感じるけれど、その裏側には、目的から逆算して考えることや、優先順位をつけること、相手の立場に立って考えることなど、日々の小さな思考習慣があることが分かる。
特に印象的なのは、仕事の成果を「頑張った量」だけで考えず、どう考えればより少ない労力で大きな成果を出せるかという視点。自分の仕事の進め方を振り返るきっかけにもなる。
読んで終わりというより、「明日から自分の仕事で何を変えよう?」と考えさせてくれる実践的な一冊。仕事に追われがちな人や、もっと効率よく仕事を進めたい人には参考になる本だと思う。
「仕事ができる人の『行動』ではなく、その行動を生み出している『思考法』を学べる本。」 -
Posted by ブクログ
「仕事ができる人=周囲の負荷を減らせる人」という定義が一番印象に残りました。
結論から話す、自分の考えを整理して相談する、相手の話を翻訳して確認する、前提を揃えて対立を避ける、プランAがダメならすぐBへ切り替える。
どれも派手なスキルではありませんが、実際の仕事ではかなり重要だと感じます。特に、相談するときに「どうしましょう?」で終わるのではなく、自分なりの案まで持っていくことは、相手の判断負荷をかなり減らせると思いました。
また、「自分が何を伝えたいか」より、「相手がどうすれば理解・判断しやすいか」を考える視点も参考になりました。仕事は一人で完結しない以上、相手の頭の中まで整理しやすくする意識は大事だと感じます。
仕事ができる人ほど、周囲を疲れさせず、仕事を前に進める。そのシンプルな本質を改めて考えさせられる、実務に取り入れやすい一冊でした。