木暮太一のレビュー一覧
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漫画カイジの内容とリンクするようにお金に関する著者の主張が繰り広げられる。
金利の話や自分のお金を守る話は印象深かったが、クレジットカードが借金の入り口であるという主張は自分の考えと同じだった。
商売は全て商売する側が有利になるような話やデータが散りばめられているためそれを鵜呑みにせずに冷静に反証できるような知識が必要であると感じた。
また、住宅ローンも悪であるという考え方や、不動産投資に他人の資本から借りるのも悪であるという考え方は賛否両論あると思うが、儲けても儲けても幸せにはたどり着かないという理論で考えると納得がいく主張であるとも考えられる。 -
購入済み
無性に、何かを書きたくなります
文章を書くことに苦手意識や抵抗感を持っている人は少なくないでしょう。でも、この本を読んだ後は、無性に何か文を書きたくなります。それはこの本が、人の「内発的動機」を刺激してくれるから。しかも「内発的動機」などといった堅苦しい言葉を使わずに説明してくれています。
論理的伝達方法など、世の中一般に「良い」と言われる方法を否定されていますが、内発的動機に基づいた「書きたいこと」を最優先にすれば、そうした手法は道具として有効なのではないかなと思いました。
文を書く機会のある人(SNSの時代、ほとんどの人がそうだと思いますが)は、ぜひ手元に置くことをお勧めします。 -
Posted by ブクログ
ネタバレあしながおじさんはいない。自分の人生を変えられるのは自分だけ
平等の社会では不平等をより強く意識する
自分がやりたいことをやるという自己実現も自分の責任
成功している人をたたくエア試合は不安を解消しているだけ。理想と現実のギャップを認識できない
この人には勝てない、と実感する勝負は意味がある
減点思考では失敗しなければマイナスにならない、だから動けない。
自分が生涯を捧げてもいいと思えるようなものがあった方が幸せ。チャレンジしない、ざわつかない人生は幸せじゃない
再現できないものは実力ではない
人脈とはAさんが自分に一目おき、自分との関わりにメリットを感じてくれていること
(ただし、ただの便利 -
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ネタバレストレスたまって、目的無く買うこと自体がストレス発散の目的になっているっておかしくない?
豪遊の満足感へ減っていき、エスカレートする
金額が増えるほど1円は軽くなる(30,000円の10%OFFと、3,500円の3,000円引き)
生活水準は下げられない
マイナスへの拒否反応は大きい
リターンが大きいのはリスクも大きい。経済の大原則
過去にとらわれているとベストな判断ができなくなる。サンクコストには目をつむる
致命的に負けないためには、自分が負けられる範囲を知っておき、限界まで損をしたら撤退すること
お金を使うときには、その分の労働時間と釣り合うのか考えること
30,000円のコート、10時間 -
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ネタバレ有効需要:リアルな需要:いいな、いつか欲しいでは意味がない
本気にならなければ目標がリアルにならない
50 ~の仕事をやってみたい、は単なる願望。具体的にその仕事に必要なスキルを少し勉強しただけで一気にリアルになる
将来はこういうことをしたい、こうなりたいという思いがあるなら、それにたどり着くめどが立っていないときからWLBを考えるべきではない
ワークライフバランスは生涯を通じて実現する
93 資本主義は差の評価なので、独自路線の積み上げか圧倒的な積み上げをしないと勝てない
129 まるで3歳か4歳のように自分中心。求めれば回りが右往左往して世話を焼いてくれるのは間違い。質問すれば答えがかえっ -
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世の中に流通している商品は、すべて「使用価値」と「価値」を持っています。
使用価値とは、「使って感じる価値」という意味で、それを「使うメリット」のことです。
つまり、「使用価値がある」とは、「それを使ったらメリットがある、満足する、有意義である」という意味になります。
価値とは、「労力の大きさ」という意味です。
つまり、「その商品の価値が大きい=その商品をつくるのにどれだけ手間がかかったか」を計る尺度となります。
、商品の値段を決めているのは「価値」だと指摘しています
相場をつくるのはあくまでも「価値」、
そして、その基準から値段を上下させるのが「使用価値」です。
ビジネ -
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帰属する社会が1つしかなければ失敗を恐れてしまうと感じた。
→学校という社会が小学生や中学生にとっての社会となるため失敗を恐れ他人を蹴落とす。
トクヴィルの相対的不満
→人は平等の状態であればその平等な人間が自分よりも評価を得ると嫉妬をしてしまう。
カースト制などの階級制では生まれたその時からその階級なので奴隷が貴族に不満を持つことは少ない。
(奴隷Bのほうがたくさん食べ物をもらっているなどのことのほうに意識がいく)
努力をできない、またはしない人間は
アドラー心理学でいう人生の嘘で
やらないもっともらしい理由をつけて自分を守っている。
人間はずるをする場合にずるをしたときに起こりう -
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お金の管理を、「利益」で考える必要性を教えられた。収入から生活費などの費用をさっ引いた、利益の確率を上げていく事。会社から与えられる給料は、労働者が明日も元気よく働くことの出来る、生活維持の為の最低額に過ぎない。だが、少ないお金しか貰えない環境においても、自分の消費する額を減らしていけば、手元に残る金銭は大きくなる。年収を増やす事より、消費を減らして利益率のアップを図る努力が大切だ。
会社は労働者を雇うときに、給与額について契約を取り交わす。そして、給与以上の働きを強制的に労働者に科そうとする。それが、会社の利益を支える柱だからだ。機械化が進めば、労働者一人あたりの労働対価は下がっていく。 -
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ネタバレチェック項目10箇所。「伝え方」に、頭の良し悪しは関係ありません、センスの有無も関係ありません、ただ、「やり方」を覚えればいいのです、そして、日常生活のなかで練習をすれば必ず身につけることができます、そのとき、あなたの人生も変わり始めるはずです。「わかりやすく伝える」ための4つのステップ:①「誰に」「何を」伝えるのかを明確にする②相手に伝わる日本語を使う③話を正しい順序に組み立てる④相手に伝わる言葉に言い換える。「できるだけ、ひとつの文章で『主語』と『述語』はひとつにする」。「一文を短くする」ということは、伝えるときの鉄則です。とにかく一文を短くする――、そのために、もうひとつ大切なことがあり
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間違いなく、日本で一番わかりやすい『資本論』の解説書。木暮さんは過去にもマルクスについて書かれた本があって、それもわかりやすかったですが、それをさらに超えています。
もちろん、『資本論』のすべてについて解説されているわけではないですが、現実的にそんな必要はないわけですし、本当に大事なポイント(価値・使用価値・剰余利益)だけに絞っているからこそ、よりわかりやすいのだと思います。
『資本論』は資本主義の本質を分析した書。その真髄がわかれば、否応なくそうした社会で生きていかざるを得ない我々がどう働いていけばいいかを考える前提が理解できたことになります。
本書の後半では、具体的にどのように考えて働い -
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ネタバレ木暮太一さんのカイジから学ぶシリーズの第二弾。どう働くべきかについて教えてくれています。この本は、いい意味で厳しいです。木暮さんの「どん底から這い上がる生き方」でも同じですが、とにかく「世間はこういうものだ→だからこう生きるしかないんだ」というメッセージがあります。ワークライフバランスという言葉が良く知られるようになり、「五時まで仕事したら後は自分の時間を満喫する」という生き方がしたいという人が多くなった気がしますが、木暮さんは「ワークライフバランスは生涯で達成すべき」としています。個人的には、善悪で物事をとらえるのではなく、世間をあるがままにとらえてその上でどう生きるのが幸せになる近道かを考