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Posted by ブクログ
世の中に流通している商品は、すべて「使用価値」と「価値」を持っています。
使用価値とは、「使って感じる価値」という意味で、それを「使うメリット」のことです。
つまり、「使用価値がある」とは、「それを使ったらメリットがある、満足する、有意義である」という意味になります。
価値とは、「労力の大きさ」という意味です。
つまり、「その商品の価値が大きい=その商品をつくるのにどれだけ手間がかかったか」を計る尺度となります。
、商品の値段を決めているのは「価値」だと指摘しています
相場をつくるのはあくまでも「価値」、
そして、その基準から値段を上下させるのが「使用価値」です。
ビジネスから利益が生まれるのは、商品を生産する工程で「剰余価値」が生まれるからです。
剰余価値は、商品をつくる工程で付け加えられた価値(付加価値)のことです。
商品の元になる原材料や商品をつくる機械では、この剰余価値はつくり出すことはできません。
仕入れ以上に価値を増やし、剰余価値を生むことができるのは、「労働力」だけです
ここで、注意してみると、企業の利益になる「剰余価値」は、
「労働者が商品を生産する過程で生み出した付加価値」
仕入れ以上に価値を増やせるのは、労働だけなのです。
「自分の必要経費を下げる生き方」
仕事をするときに、かかるコストが社会平均よりも低い仕事を選ぶのです。
「社会平均より効率がいいとき」
「社会平均よりコストが少ないとき」
厚労省統計
・年齢、勤務給 14.4
・職務、能力給 31.3
・業績、成果給 4.9
・総合判断 49.4
Posted by ブクログ
お金の管理を、「利益」で考える必要性を教えられた。収入から生活費などの費用をさっ引いた、利益の確率を上げていく事。会社から与えられる給料は、労働者が明日も元気よく働くことの出来る、生活維持の為の最低額に過ぎない。だが、少ないお金しか貰えない環境においても、自分の消費する額を減らしていけば、手元に残る金銭は大きくなる。年収を増やす事より、消費を減らして利益率のアップを図る努力が大切だ。
会社は労働者を雇うときに、給与額について契約を取り交わす。そして、給与以上の働きを強制的に労働者に科そうとする。それが、会社の利益を支える柱だからだ。機械化が進めば、労働者一人あたりの労働対価は下がっていく。誰でも出来る仕事ばかりが増えるため、ベテランを育てる必要性が薄まるのだ。機械で代用できる労働が増えると、人件費を削るために解雇される社員も増える。だからこそ、会社に依存する働き方は止めたほうが良い。
自分の労働価値を高めて、どんな業界だろうと渡り歩ける、能力の汎用性を身につける事。誰にも真似されない、オリジナリティを持つ事。それが、自分の価値を高める事に繋がる。会社にとって、人件費は費用であり損失だ。人員削減の方針は、今後も続くだろう。労働者は、会社から労働力を限りなく搾り取られる。給与額が変わらないのに、労働はきつく重くなる。それが、資本主義の宿命なのだ。
だから、自分の能力を会社に安売りしてはならない。能力に見合った給与を会社側に要求し、働き掛ける姿勢を止めてはならない。常に独立した姿勢で働く事。フリーランス・マインドを持って、会社と対等な立場を堅持しながら働く事。会社側の、労働者に対する不当で傲慢な要求に、従ってはならない。それは給与に全く反映されない、労働力の搾取なのだから。我々にとって、会社側から要求される契約外の労働に従う義理は、全くない。必ず正当なる労働対価を、会社側に要求すべきだ。それが無理なら、もうその会社に居続ける意味は、無いのではないか。
Posted by ブクログ
間違いなく、日本で一番わかりやすい『資本論』の解説書。木暮さんは過去にもマルクスについて書かれた本があって、それもわかりやすかったですが、それをさらに超えています。
もちろん、『資本論』のすべてについて解説されているわけではないですが、現実的にそんな必要はないわけですし、本当に大事なポイント(価値・使用価値・剰余利益)だけに絞っているからこそ、よりわかりやすいのだと思います。
『資本論』は資本主義の本質を分析した書。その真髄がわかれば、否応なくそうした社会で生きていかざるを得ない我々がどう働いていけばいいかを考える前提が理解できたことになります。
本書の後半では、具体的にどのように考えて働いていけばいいのか、ひとつの考え方・道筋を木暮さんが示してくれています。それに賛成か反対かは人それぞれだと思います。しかし、どちらにせよ、前半部分の理解、つまり資本主義社会の本質の理解なくして、賛成も反対もないと思います。ですから、前半の『資本論』の解説をききちんと理解することが肝心だとおもいます。すべてはそれからです。
(ちなみに僕の考えは、木暮さんの働き方についての考えに相当近いです。)
Posted by ブクログ
マルクスの資本論について一般向けに超簡単に解説した本。
以前にもこの手の本を読んだことあったけれども、それは実務、実務というか普段の仕事に即して描かれている。
印象に残ったのは、自分の仕事をどのように捉えるのかと言う後半の所の記述。
細分化された企業も我々が担当していくにあたり、その細分化された仕事がどう役に立っているのか、自分はどんなスキルを使ってどんな仕事をしているのか、ということを抽象化しながら整理する。
必ずしも転職をしなければいけないわけではないけれども、自分がどのような能力が評価されるのかということをたびたび振り返りながら整理する人はあると思う。
Posted by ブクログ
本書の前半は資本主義の構造。後半は、資本主義社会という残酷な世界の中で「労働者」はどう生きていくかという事がマルクスの「資本論」と著者の意見を通して語られている。
前半のパートは特に「使用価値」と「価値」、「剰余価値」のしくみと未来について書かれている。
現代の資本主義は剰余価値の中でも特別剰余価値からの利益を重視している(そうせざるを得ない)。しかし資本家たちがそれを繰り返すことで会社としての利益は下がっていく。(資本主義の矛盾)。それと同時に労働者の給料も下がる(不況になる)。すると消費者の購買意欲が減り商品の「使用価値」が優先される。
個人的に注目したのは後半部分の「労働者」としてどう生きるかという所。(6章以降)
ポイントは3つ。
1、変化耐性
2、能力の汎用化
3、USPを身に着ける
それに付け加えて、「自己内利益を増やす」(収入ー支出=自己内利益)と「フリーランスマインド」(労働の使用価値を高める)が大事だという。
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