あらすじ
『カイジ』×経済学、ベストセラーの第3弾!
この世を生き抜く最後のルールが明らかになる。
ベストセラーになった第1弾『カイジ「命より重い!」お金の話』と、
同シリーズの第2弾『カイジ「勝つべくして勝つ!」働き方の話』に続く第3弾、満を持して刊行です!
「“お金”と“働き方”と“生き方”は、三位一体である」とシリーズのはじめから主張してきた著者が、
本書の中で最後に提示する残酷な世界を生き抜くルールとは何か?
「未来は、ぼくらの手の中」――この印象的な言葉からはじまっている大人気漫画『カイジ』を、
今回は「生き方の教科書」として読み解きました。
「経済的な問題よりも、目標を失うという人間個人の喪失感のほうが深刻な問題である」というのは、
20世紀前半に起きた世界恐慌の時代に活躍した経済学者、ケインズが指摘したことですが、
私たちは今まさに、その深刻な問題に向き合っていると言えます。
経済が飽和状態の中で「目指すべき上」を見失った今、私たちが生きる指針とすべきことは何か。
自由競争の中で「がんばれば夢は叶う」と言われつづけてきた私たちが、
夢が叶わないことに気づいたとき、どうやって生きていけばいいのか。
カイジは、私たちに「人生を変える道」を示しました。
カイジから「自分の足で立ち、人生を切り開く」ヒントを見つけてください。
*目次より
序 章 生きたいように生きるか 死んだように生きるか
第1章 人生を変えるために倒すべき2つの敵
第2章 どん底からはいあがるために知るべきこと
第3章 自分を否定したら、人生は終わる
第4章 自分の場所で光りつづける人生を目指せ
第5章 今度こそ人生を変えるために
感情タグBEST3
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あしながおじさんはいない。自分の人生を変えられるのは自分だけ
平等の社会では不平等をより強く意識する
自分がやりたいことをやるという自己実現も自分の責任
成功している人をたたくエア試合は不安を解消しているだけ。理想と現実のギャップを認識できない
この人には勝てない、と実感する勝負は意味がある
減点思考では失敗しなければマイナスにならない、だから動けない。
自分が生涯を捧げてもいいと思えるようなものがあった方が幸せ。チャレンジしない、ざわつかない人生は幸せじゃない
再現できないものは実力ではない
人脈とはAさんが自分に一目おき、自分との関わりにメリットを感じてくれていること
(ただし、ただの便利屋ではなく、相手のできないことの穴埋め)
自分はまだ本気を出していないと余裕ぶることで査定されることから逃げている
他に選択肢があること、は会社への隷属を避ける
自分の居場所はここしかない、と思うとリスクを取れなくなる。
人生の歓びを目指すのは快だけである(苦痛もある、達成感)
社会全体でみると、独立している人だって歯車
しかし、受動的な歯車か主体的に他者とかみ合う歯車になるかは、選べる
相手の願望を実現するためには、できない理由を除外しないといけない
自分の良さは自分で見つけて自分でアピールしないといけない
他人に貢献するとは自分を犠牲にすることとは違う。社会全体としてはプラスマイナスゼロになってしまう
不幸はやがて幸福に転じる
Posted by ブクログ
帰属する社会が1つしかなければ失敗を恐れてしまうと感じた。
→学校という社会が小学生や中学生にとっての社会となるため失敗を恐れ他人を蹴落とす。
トクヴィルの相対的不満
→人は平等の状態であればその平等な人間が自分よりも評価を得ると嫉妬をしてしまう。
カースト制などの階級制では生まれたその時からその階級なので奴隷が貴族に不満を持つことは少ない。
(奴隷Bのほうがたくさん食べ物をもらっているなどのことのほうに意識がいく)
努力をできない、またはしない人間は
アドラー心理学でいう人生の嘘で
やらないもっともらしい理由をつけて自分を守っている。
人間はずるをする場合にずるをしたときに起こりうる損失と利得を比べ損失が小さい、または損失に比べ利得が大きい場合にはずるをする。
インセンティブへの反応(やばい経済学)
人脈
→人脈とは自分がBさんを知っているということではなくBさんが自分を知っておりかつ自分と関わることによりメリットを感じてくれている状態。
よって人脈は自分でつくるというよりも惹きつけるものである。
他者がどう思う(必要とする)かはそれぞれで自分にはわからないので必ずしも他人に合わせる必要がない。
(自分の帰属する社会で、最も大事にしている人間ならばそうとは限らないが。)
チャレンジをして失敗を恐れるのは減点法を意識しすぎているから。教育がそうだから仕方ないかもしれないが。
チャレンジをして失敗することはあまり大きな問題ではないが自分の今でき得る最高の準備を最速でしなければ成長はもちろん次のチャンスはなくなる。
Posted by ブクログ
挑戦して失敗しても、それはマイナスではなくゼロに戻るだけ。
そして自分を大事にしつつ、自分を磨き続けること。
そして自分のペースを守ること…。
まずは現状をしっかり見つめることからスタートですね。
泥だらけでのたうち回るような作業になるでしょうが、やるしかないでしょう。
自分のことは自分でする…、シンプルながら非常に大切なことですね。
Posted by ブクログ
漫画「賭博黙示録カイジ」等のカイジシリーズから、どのように生きるべきかを学ぶ本。世間をシビアに捉えており、現実をしっかり見つめろという痛烈なメッセージを感じます。読めば読むほど、「強くならなければ!」と感じさせてくれます。「やってみたいけど、失敗するのは怖い・・」「毎日がなんとなく過ぎている気が・・・こんなんでいいのか」と感じている人にとっては、「一歩なんだ!まず一歩踏み出せ!」と後押ししてくれる良い本です。
Posted by ブクログ
現在のネットにおける様々な誹謗中傷とか妬み、炎上などの本質がわかる。そういった分析だけでなく、さまざまな提案がこの本に垣間見られる。「人のために」ではなく、まずは自分のために生きよう。自分に関係のない他人にではなく、自分に関係あることに集中しよう、など。大変勉強になった。
Posted by ブクログ
まさに生き方の話
減点主義が過ぎて行動できなかったり、平等であることが建前になっているが故に不平等を感じたり…
生きづらさを感じる部分は共感できる
考え方、行動を変えることの意味や大切さをわかりやすくまとめてくれている印象
とても読みやすい
持
Posted by ブクログ
いよいよシリーズ完結篇です。
第1弾が「お金」、第2弾は「働き方」、そして本作のテーマは「生き方」。
物が溢れてる今の日本において、高度経済成長の時のようにみんなで右肩上がりのお祭り騒ぎみたいな時代は確かに来ないんだろう。
その中でどう生きるか。
先日、「死」をテーマにした本を読んだばかりで、本作は真逆の「生」が語られていた。
みんなと同じが正しいとの教育を受けて育った世代、世の中の歯車の一つである自分。
そんな世に生きる為に、必要なことは他人と比較せず、今を生きること。
そして、今を変える努力をすること。
過去でも未来でもない「今」を悔いなく精一杯生きる。
その為に必要であれば「今」を変える(思考を変える)努力をする。
今日を変えられない人は、明日も変えられない。
説明
内容紹介
ベストセラーになった第1弾『カイジ「命より重い! 」お金の話』と、同シリーズの第2弾『カイジ「勝つべくして勝つ! 」働き方の話』に続く第3弾、満を持して刊行です!
「“お金"と“働き方"と“生き方"は、三位一体である」とシリーズのはじめから主張してきた著者が、本書の中で最後に提示する残酷な世界を生き抜くルールとは何か?
「未来は、ぼくらの手の中」――この印象的な言葉からはじまっている大人気漫画『カイジ』を、今回は「生き方の教科書」として読み解きました。
「経済的な問題よりも、目標を失うという人間個人の喪失感のほうが深刻な問題である」というのは、20世紀前半に起きた世界恐慌の時代に活躍した経済学者、ケインズが指摘したことですが、私たちは今まさに、その深刻な問題に向き合っていると言えます。
経済が飽和状態の中で「目指すべき上」を見失った今、私たちが生きる指針とすべきことは何か。
自由競争の中で「がんばれば夢は叶う」と言われつづけてきた私たちが、夢が叶わないことに気づいたとき、どうやって生きていけばいいのか。
カイジは、私たちに「人生を変える道」を示しました。
カイジから「自分の足で立ち、人生を切り開く」ヒントを見つけてください。
著者について
木暮太一(こぐれ・たいち)
経済入門書作家、経済ジャーナリスト。ベストセラー『カイジ「命より重い! 」お金の話』『カイジ「勝つべくして勝つ! 」働き方の話』(ともに小社)ほか、『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』(星海社新書)、『今までで一番やさしい経済の教科書』(ダイヤモンド社)、『いまこそアダム・スミスの話をしよう~目指すべき幸福と道徳と経済学』(マトマ出版)など著書多数。慶應義塾大学経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て独立。学生時代から難しいことを簡単に説明することに定評があり、大学時代に自主制作した経済学の解説本「T.K論」が学内で爆発的にヒット。現在も経済学部の必読書としてロングセラーに。相手の目線に立った話し方・伝え方が、「実務経験者ならでは」と各方面から高評を博し、現在では、企業・大学・団体向けに多くの講演活動を行っている。
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人生を変えたいので行動したい。
私がどん底にとどまっているのは、自分を無能だと感じているせいだ。
無能感を生み出す外的要因(行動を妨げている要因)を探り、決断せよ。
世の中は平等ではないことを受け入れる。自分であっても、自分に都合の良い不平等さには文句を言わず、自分にとって都合の悪い不平等さのみ、文句を言う。
私の人生を誰も操縦してくれない。自分の力で違う場所に行く。
理想と現実のギャップを理解し、動き出すために、動かなければ満点じゃなくてゼロと考え、自分を行動に駆り立てる
人脈は、自分を関わることにメリットを感じさせること。
他人と同じで居たいと思う感情を捨てる。
他人と同じでは自分の価値が高まらない。
全ては自分の決断の結果で成り立っている。今に流される、というか決断であっても、決断しないでやり過ごすことは出来ない。
自分に集中し、自分を一番大事にして、他人に貢献することで、価値を見出せ。
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《気になるフレーズ》
① 階級制度の崩壊(誰もが上を目指せる時代)が妬みを生み、とりあえず出る杭を叩く様(不安だから)になった。
平等社会がより不平等な意識を生んだ。
② 減点主義の思想が人の行動を足踏みさせる。
③ 人脈は相手に自分にもう一度会いたいと思わせて初めて人脈。その人が欲すること、潜在的欲求に応えられる人物になること。
④ 人と同じでいたいという欲求が行動を縛る。
⑤ 自分の居場所は複数もつこと。
⑥ ごめんなさいよりありがとう
⑦ 相手に望みを叶えるものが勝つ。
⑧ ノロマの亀の自分を尊重。自分を受け入れる。
⑨ おれにも一言言わせろをやめる。
Posted by ブクログ
【こんな人におすすめ】
なんとなく、今の自分ではダメだなーと思っているけど、何も行動を起こせていない人
【おすすめのポイント】
アニメを内容をベースに書かれているので、活字だけの本しか読んだことがない方でもとっつきやすいところ。
また、一般的に「常識」と思っている部分を否定しているので、自分の考え方を壊すということでは刺激があっていいです。
Posted by ブクログ
○ビジネス作家の木暮氏の作品。「カイジ」シリーズの3作目(完結?)。
○本作では、「カイジ」を通じて、これからの仕事の仕方、選び方、取り組み方など、社会人としての心構えを中心に解説した作品。
○前2作にくらべ、若干精神論が多かったが、それも含めて楽しく読めた。
Posted by ブクログ
「平等」な世の中になったからこそ、「不平等」をより感じるようになる。
誰にでもチャンスがあるからこそ、自分もできたはずなのにと成功者を妬んでしまう。
しかし、「今」の自分を作り上げたのは、自己責任である。それを認めて今から、考え方を変えて人生を変えていこうと思った。
Posted by ブクログ
大人気漫画『カイジ』から今の世の中を生き抜く処世術について書いた第三弾。
本書では飽和状態にある現代を生きていくうえで、動き出すこと、人に貢献することが大切であると本書を読んで感じるとともに、ありがとうが人を動かす、分業で歯車となった現代で自分の輝くポジションを探すことや飽和状態にある現代でどのような製品が選ばれていくのかなど現代の仕組みがカイジを通して解説されていました。
変わり映えのしない人生を変えるために今日を全力でいきること、そして、本書に書かれていたことを活かして生きていけば明るい未来が待っているのではないかと感じた一冊でした。
Posted by ブクログ
シリーズ通して参考になったが、第2弾の印象が強すぎてこちらはやや内容が薄いように感じた。単品で読むよりは、1、2と読んできた人向けのように思う。今回は生き方についてなので、さらに抽象的な内容に感じてしまうのかもしれない。1と2ではパンチが強すぎると感じる人にはいいと思う。
Posted by ブクログ
上司に勧められた一冊。
カイジ自体読んでないが、この本はちょっと私には暑苦しすぎるような印象を受けた。
ところどころのキーワードはささるものあり。
このごろ何冊かビジネス書?というか啓発本を読んだが、どれにでも共通するのは、自分に誇りを持ち信じて生きること、というもの。
誰かの願望に繋がる仕事をしていくこと、というのも、納得できた。
が、やはりこれを上司から勧められるのは、暑苦しい、と思ってしまうのたが。。
Posted by ブクログ
みんなと一緒でいたいと願う気持ちを捨てる
自分を人材として見る視点→自分がいかに相手の願望を解決するか。
自分の能力を見つける→仮に新入社員が自分と同じ仕事をすることになったら、どんなことを教えなければならないか?
まずは、自分を大切に扱う→自分の心が満たされていなければ、他人の心を満たすことなどできない。自分も大変なのに、あなたのためにやってあげている、と相手が感じ取る。
人生を企画する→他人から提供されたものを受け入れるだけでは、心はざわつかない。自分が、これが好きということを、自分で企画する。
人生を変えるとは、今日を変えること。今日を変えるとは、今日の考え方を変えること。