木暮太一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ▪️用語
価値: 商品を作るのにかかった費用
使用価値: 商品を使うことで得られるメリット
▪️給料の本質
2種類の給与体系がある
・必要経費方式: 働いていくために必要なお金を支給する
・利益分前方式: 儲けた分で給料がきまる
労働力を商品だと考えると、必要経費方式では「価値」に依存して給料がきまるので、「使用価値」(=売上実績など)では決まらない
▪️資本主義経済の仕組み
会社は利益を出すために活動するが、利益は商品の価値が材料の価値よりも大きくなることで「剰余価値」として発生する。
その剰余価値には以下の3種類ある
・絶対的剰余価値:
労働者をたくさん働かせることで得られる剰余価値(例: 3時間多く働かせたが、その分を回復させるのに1時間分の時間で足りれば、2時間分の剰余価値が得られる)
・相対的剰余価値
生活費が下がることで、働いていくために必要なお金が下がり、支給する給料も下げられる
・特別剰余価値
イノベーションや、自社だけが知っている効率的なやり方でコストを削減すること
▪️資本主義で生きる労働者の運命
企業が利益を上げるために労働者が発明したイノベーションで、(労働者の)生活費が下がれば、給料の基準も下がってしまう(給料が必要経費方式なため)
他社との差別化を図るためにイノベーションを出してもコモディティ化してしまうので、利益創出のためにイノベーションを出し続けるしかない(でも、そうすると生活費が下がり給料も下がる)
▪️高い賃金を払ってもらうための条件
給料を高くするには労働力の「価値」を高めることが重要。
でも、多くの人は「使用価値」を高めることに注力している。使用価値を高めることの具体例は残業することや、売上成績を上げること。
それでも給料は上がるが、一時的なものになってしまう。
▪️自己内利益を高める方法
自己内利益は以下の式だが、QoLのようなもの
自己内利益 = 年収・昇格による満足感 - 生きていくための必要経費
高給だけど、それを上回る激務・プレッシャーだとQoLは低くなる
【満足感を変えずに必要経費を下げる方法】
他の人と比べて精神的苦痛を感じにくい仕事をすること。
必要経費の中には気晴らしをするためのお金も考慮されていて(会社によるが)、精神的苦痛が少なければ気晴らしする必要がなくなるため。
【必要経費を変えずに満足感を上げる方法】
労働力の価値を高めることです。つまり、他の人が真似しにくい能力を身につける、ということです。
こうすることで、自分の必要経費はそのままでも年収を上げられたり、昇格できたりする(そんなに簡単な話でもない気はするが。。。)
ただ、変化の早い業界では身につけた能力がすぐに使えなくなるかもしれないし、スキルの内容によっては賞味期限が短いものもあるので、できるだけ長いもので身につけられるとよい(例として、会計の知識、営業のスキルなどが挙げられる)
労働力の価値を高める取り組みは数年から10年単位での積み上げが必要で、日々の生活の中で労働力を「消費」するのではなく価値を高めるために「投資」することが大切とのこと。
本著の中にあったメッセージとして
「PLだけではなく、BSも考えて働く」
がありました。
PLが目先の利益を、BSが高められた労働量を表しているのだと解釈してます。 -
Posted by ブクログ
○概要
カイジを土台に学べるリアルなお金の話。
○感想
面白かった。世の中のお金に関するビジネスがどのような仕組みの上で成り立っているのか、お金に対してどう向き合うべきかを考えさせてくれる本だった。お金に関する知識を増やすことができるし、カイジの漫画のシーンを切り取りながら教えてくれてとても読みやすく、理解しやすい一冊。
サンクコストと機会費用の考え方はお金を使う際に頭の片隅に置いておきたいと感じた。
○メモ
・うまい話には裏がある。
→なぜその人は自分にその話を持ちかけてきたのかを考える。良い儲け話は広めるほど当人は損をするはずなのになぜか?という前提を忘れない。
・サンクコスト
費やしたお金や時間のこと
→これを気にして合理的な判断ができないことがある。過ぎてしまった過去は無視して、
『今のベストはどうすることか?』に目を向ける
・機会費用
他のことができなかったために損した費用
→その時間で他のことをしたらいくら稼げたか?どんな有意義なことができたか?
(それを踏まえてもやりたいと思うならやるべき!だと感じた)
・最強の仕組みにもアキレス腱がある
→最悪の事態を想定し、そんな事態に直面してもなお負けを防ぐための策が大切
・1円あたりの満足感で考える
・買い物は自分の労働との引き換え
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Posted by ブクログ
とても読みやすかったし、カイジの漫画を挟んだり、例に出したり面白かった。
給料の仕組み
生活費が少なくて済む職種は給料が少ない
そもそも本当にお金がないのか?
ご褒美思考
将来の見通しは甘くなりがち
宝くじの当選者はなぜ不幸になるのか
いい借金はあるのか?
利子の仕組み
手数料ビジネス
クレジットカードが借金の入口
迷ったら変化をとれ
この辺は覚えておきたいと思う。
そして生活水準を上げないように肝に銘じとこうと思う。
後半はどんどん具体的な話になるかと思いきや、ややふんわりとした内容だった。
最後の結論は、納得はした。
どんな状況でも大丈夫だと思える…自己肯定感の話のようだなと思った。 -
Posted by ブクログ
マルクスの資本論について一般向けに超簡単に解説した本。
以前にもこの手の本を読んだことあったけれども、それは実務、実務というか普段の仕事に即して描かれている。
印象に残ったのは、自分の仕事をどのように捉えるのかと言う後半の所の記述。
細分化された企業も我々が担当していくにあたり、その細分化された仕事がどう役に立っているのか、自分はどんなスキルを使ってどんな仕事をしているのか、ということを抽象化しながら整理する。
必ずしも転職をしなければいけないわけではないけれども、自分がどのような能力が評価されるのかということをたびたび振り返りながら整理する人はあると思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレとても面白くあっという間に読み終わった
スポーツをする時に、ルールを知らずに始める人はいない。しかし、実社会に飛び出したとき、この世界を支配しているルールを聞かずに会社を選び、入社し、仕事を始める。ルールを聞くことがないまま仕事を続ける。
冒頭にこのようなことが書かれていた。
たしかに!と気付かないでいた自分に驚いた。
給料がどのようにして決められているのか。
明日も生きて働くために支払われてるもの。
市場の価格が下がればその分給料も下がる。
そのため、いくら働いても給料が上がるわけではない。そして苦しくなる。
それを抜け出すためには自己内利益をプラスにする。
自分にとってプレッシャーにもならず、精神的にもストレスを感じない仕事を選ぶ。
もらった給料以下のストレスで仕事をすれば、自己内利益はマイナスにならない。
マイナスになってしまうと、仕事を苦にした自殺が起こってしまう。
価格の相場をつくるのはあくまでも価値。
そしてその基準から値段を上下させるのが使用価値
なるほど、と思うことがたくさん書かれていた。
その会社でしか仕事ができないと思わないようにするためにも、自分のウリを見つける。
そしてそのウリを磨き、仕事にしていく。
自分のウリはなんだろうと考えながら生活してみようと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレマネーリテラシーを身につけるべきという話。
世の中には、信じられないくらい損をする金融システム、商品が沢山ある。自分を守ることができるのは、自分だけであり、正しい知識と判断の重要性を実感した。
お金はいくらあっても、お金の不安から解放されることはない。お金に振り回されないために必要なのは、時代に適応してどんな仕事をしてでも生きていけるという自信を身につけること。迷ったら、変化を選び、安定にしがみつかず、対応力を磨いていくこと。
お金の使い方として納得したのは、一円あたりの満足度が高いものを買う。また、自分の労働時間に換算して考えてみるということ。いくらあっても満足できなくなってしまう浪費は、自分の考え方でコントロールするということは、特に学びになった