【感想・ネタバレ】大事なことを一瞬で説明できる本のレビュー

あらすじ

ダラダラ話したり、とりとめもなく書くのは、もう終わりにしましょう!
ある調査によれば、自分は説明が苦手だと思っている人の割合は8割を超えているそうです。「話が長いよ!」「で、結論は?」と言われて傷ついた経験のある人は意外に多いはず。でも、説明には、誰でもうまくなれる簡単な「公式」があります。
本書で紹介する、それらの公式を使えば、次のような悩みを解決することができます。
○結論から先に伝えられるようになりたい
○わかりやすく順序よく説明できるようになりたい
○短いメール文で用件をまとめたい
○説明不足が原因でクレームを受けるのを避けたい
○女性に気持ちよく動いてもらいたい
著者は、累計部数135万部の人気ビジネス作家・木暮太一氏。最近は、「とくダネ!」のレギュラーコメンテーターとして活躍する木暮氏が、<整理して><かみ砕いて><人を動かす>3つの力と45のコツを教えます。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

「分かりやすさ」には、①自分にどう関係するか、②話が整理されているか、③言葉がかみ砕かれているか、の3つの要素があると著者は言う。
この3要素を満たすための方法として紹介されていたのが、①つかみ、②テンプレップ法、③かみ砕く、というステップだ。

中でも私が印象に残ったのは、「テンプレップ法」という考え方。
プレップ法(Point→Reason→Example→Point)は知っていたが、その前にTheme(話のテーマ)とNumber(伝えたいことの数)を加えるという工夫は新鮮だった。

「今日は3つ伝えたいことがあります」と最初に示すだけで、相手は安心して話を聞ける。
私自身、話しているうちに「あ、これも」と話が増えてしまい、相手を戸惑わせた経験があるため、「最初に数を決めて伝える」ことの大切さが腑に落ちた。

ほかにも、わかりやすさを加速させる具体的な工夫が満載。
特に印象的だったのは、「熱湯風呂の15秒CM」の例。もし15秒で伝えるとしたら何を言うか?それを考えてからテンプレップ法で伝える練習をすることで、より伝わる話し方ができそうだと思った。実生活でも取り入れてみたい。

0
2025年05月13日

Posted by ブクログ

自分の伝えたいことをピンポイントで如何に伝えられるかという手法が解説されている

手法としてはとてもシンプルで使いやすいものであり、残りの記載は付属情報といったところ

0
2023年07月26日

Posted by ブクログ

元から情報編纂する人には、そうだよね、そうだよね、と確認しながら抜け漏れをチェックするための本。

【A書評】
相手との方向性を確認しよう!

0
2019年03月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[感想]
内容のほとんどは、当たり前orすでに知っていること。しかし、本文にマーカーが引かれており、それを読んでいればスラスラと内容が入ってくるので、そういった工夫がされており、好感がもてた。もちろん、参考になる点はあったので、下に記述する。
「話し方」が難しいのは、それぞれの「話し方」に長所と短所があり、シチュエーションに
よって巧みに使い分ける必要があるからだ。その際、本書に書いてある情報を前提知識として入れておくことには、一定の意義がある。例えば、短く話す努力や、思考のバケツ、スキーマの話などは興味深かった。一方で意識しなくてはならないのは、話す際に、どのメリット・デメリットを取るかである。聞き手によって、デメリットはデメリットでなくなる場合(逆も然り)もあるので、話す際は、話す内容だけでなく、伝え方に注力する習慣や余裕が欲しいものである。

[内容]
わかりやすい説明の三大要素
1.相手に「自分ごと」と思ってもらうこと
2.伝える内容を整理すること
3.相手がわかる言葉に噛み砕くこと
○相手視点
 ・相手の持つ前提知識、時間、状況、思考パターンなどに応じて、伝える話のスケールを調節する
 ・結論を意識して、反論の想定などの「先回り」は後回し
○テンプレップ(TNPREP)の法則ーーテーマ、数、要点・結論、理由、具体例、要点・結論
 ・テーマ:グループで何かを主張する際も、「これについて話してもいいです        か?」という様に確認を取ると、聴く側の準備と話自体のコンセンサ       スが取れる。(ステップ・チェック法)
 ・数:聞き手の頭の中に、「話のバケツ」を用意してもらうために用いる。
 ・結論:結論だけ話すと、疑問を持たれたりする恐れがあるので、「結論から言      いますと」という枕詞も有用
追記:相手が疑問に思うor詳細な説明を求める点に言葉を割き、そうではない部分はなるべく説明を控えたい(話が散らかるため)。したがって、必須情報や概要と結論を伝え、相手の様子を見ながらそこに補足して行った方がわかりやすいのでは。つまり、要約を伝えきった後に補足するという形が良いのでは。文章の場合は、色や矢印、箇条書きを効果的に使いたい(ノートに記述済み)。

○噛み砕く力ー置き換える
 ・東大名誉教授畑村洋太郎「(わかるとは、)あらかじめ頭の中にテンプレートと   いう、その人なりの『考えの脈絡』のようなものがあって、外から来たものが   それに合致する、ということ」
 ・ただ優しい言葉に置き換えたり言葉を尽くすだけでなく、「要は○○のような   もの」といった置き換えが有効。正確さにこだわるとわかりにくくなる。
 ・人が言葉を理解するとき、文字列で理解するのではなく、実はそれをイメージ   (心像)に変換してから理解している。その時、その関連語(スキーマ)も連想し   ている。したがって、相手のスキーマに合わせることが必要で、相手の心像や   スキーマは、一般的な定義とは異なる場合があるので、注意する。

0
2020年12月26日

「ビジネス・経済」ランキング