岩井俊二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ十数年ぶりに再読したけど、ここまで面白かったのかと驚かされた。
題名に「人魚」と付いてるけど、話はファンタジーではなく人魚を進化の途中で人間と枝分かれした近縁種と捉えたSF。
この作品で描かれるのは、壮絶な生態を持つ「生物」としての人魚。
グロテスクで、儚くて、人の倫理観に照らせれば残酷ですらあるのに、それでも人の心を惹き付けてしまう危険な存在です。
その辺りの二面性は高橋留美子の「人魚シリーズ」に通じるものがあるな、と思った。
内容に辻褄が合わない部分(なぜウォーレスが人魚の生殖のメカニズムに気付かなかったのか)やご都合主義なところもあるけれど、
ライアンとそのチームの面々といった登場人 -
Posted by ブクログ
ある日のリリイ・シュシュのライブで起きた殺人事件をめぐるネット掲示板でのやり取りと、そこから語られる思春期の少年少女の物語。前半部分は事件に関する考察、後半部分は事件が起きるまでと当日の様子を犯人自身による独白・・・という風な構成。
設定や世界観・・・というかリリイそのものが所謂「厨二」だけれど、そういう厨二な世界が実は好きだったりする人、未だにどこか抜け出せないでいる人にはびしっとハマってしまうと思う。
特に事件に関しては犯人自らが掲示板に書き込むという形を取ってるので、何だかそれが妙にリアルに感じてしまう。
リアルタイムでF5連打して、「今日は寝れねーな!」みたいな感じで追いかけている感 -
Posted by ブクログ
社会的弱者たちの夢と欲望の街、イェンタウン。
そしてそこで気ままに不自由に、だけど強く優しく生きるイェンタウンたち。
混沌とした舞台設定の中で繰り広げられる、イェンタウンの仲間たちの生活と絆。憧憬と挫折。そして冒険活劇の物語である。
身の周りで起こる出来事の陰惨とも言える展開と結末にも関わらず、彼らは勇気を失わない。前に進むことをやめない。すべてをありのままに受け入れる。その強さたるやまさに雑草。
この本には雑草の息吹があります。岩井俊二の才能はやはりものすごい。映画はもうよく覚えてないのだけれど、もう一度映画が見たくなりました。
そして、アゲハは今翔び立つ。 -
Posted by ブクログ
アルフレッド・ウォーレスという生物学者が『中国で見た人魚』を研究しまとめて本を残したところから物語は始まる。
ウォーレスの死後、数十年の月日が流れたアメリカで魚のような形態をした人間の様な生物が発見される。
一方、日本では海で遭難したはずの大学生が奇跡の生還を遂げた。
中国、アメリカ、日本で起きた時間も空間も飛び越えた出来事。
やがて、すべての出来事は一本の線で結ばれる。
映画監督をしているこの作者の他の小説はあまり得意ではないのだけれどこの本は大好き。
情景描写がすばらしいと思う。
景色だけじゃなく、水の音や生臭い海や血の匂いがすぐそこにあるような気がする。
人魚伝説って一見夢物語の -
Posted by ブクログ
真面目な女性の転落なのか自由な人生なのかのお話
同名の映画・ドラマの原作
映画を視聴済みなので、内容は既知
ドラマは1話だけ見たような気がする
中学の臨時教師の七海
ネットでの家庭教師やコンビニバイトまでしてなんとか生活費を稼いでいた
SNSの別サービスとしてのマッチングサイトで知り合った鉄也と交際を始め、トントン拍子に結婚の話が進んでいった
生徒からの嫌がらせがきっかけで教師もクビになり、コンビニのバイトも知人との遭遇で辞めてしまった七海は結婚して家庭に入ろうとする
しかし、両親は離婚しているため、体裁を整えるためその事を隠して結納を済ませる
また、付き合いの少なさから結婚式に呼ぶ職場 -
Posted by ブクログ
《言葉にできない読後感》
脳内BGM:「言葉にできない」小田和正さん
オススメして頂き手に取った作品。
タイトルに「夏」が入っているので、今だ!と思ってこのタイミングで!
オススメしてくださっていなかったら、出逢えてなかった作品だと思います✧*。
ありがとうございます(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)
ナユタが描いた人は必ず死ぬ。
故に「死神」の異名を持つ謎の絵師ナユタ。
その作品の裏側にある真相とはー…?
読み始めて物語の1/3くらいからすごく面白くなってきて、そこからラストまでイッキ読みでした!
オススメの恋愛小説としてご紹介頂いたのですが、いろんな要素が複雑に絡み合っていて…私が一番心惹かれたのは