岩井俊二のレビュー一覧

  • ラストレター

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    自分もこんなふうに誰かにどうしようもなく惚れてみたいと思った。

    それ程までに鏡史郎の“君”への恋心は強情だし、小説を読んでいる間中それに圧倒され続けた作品だった。

    美咲サイドから描かれている章節がないので結局美咲がなぜ鏡史郎からDV男に乗り換えたのかは分からなかったからそこがちょっとモヤモヤしたけれど。


    だけど手紙や小説を大切に保管しておくくらいだから最期の時は鏡史郎の事を想っていたのだろうか。
    それともただ自分の幸せだった思い出に縋りたかっただけなのだろうか。読み終わってからそこが気になって仕方がない。


    My Little LoverのHello,again~昔からある場所~が聴

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    2022年10月14日
  • ラストレター

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    「ラブレター」を思い起こさせる題名で、映画化もされているそうで、実際、ヒロインの妹と主人公のやりとりには似たような雰囲気のドタバタが感じられた。ヒロインの死をみなが背負いつつ、その思いでを共有しながら、皆が一歩一歩前に進もうとしている感がとても良かった。

    冒頭の鳩のエピソードがそれ以降まるで生かされていないのは? だったけれど。

    映画も見てみたいです。

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    2022年10月02日
  • 零の晩夏

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    うまくまとまったなって感じ。線と線がつながる...

    登場人物が多くて
    そして一人の人にいくつか違う名前もあり
    覚えられずに
    何度もページを戻った。
    電子書籍じゃなくて良かった。

    私は1度しかない人生なんだから
    もっと楽に生きたい。

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    2022年08月26日
  • 零の晩夏

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     絵の世界で生きていくことを諦めた花音は広告代理店で働いていたが、あることをきっかけに仕事を辞めてしまう。
     その後、紹介してもらった美術雑誌で働くことになる。花音に与えられた仕事は、死神の異名を持つ謎の絵師、ナユタの取材だった。

     ナユタのモデルになった人物は必ず死んでいる。

     ナユタとは一体何者なのか。

     取材を進めていくうちに、ナユタの存在が明らかになっていくのだが・・・。

     かなり初期の段階で、ナユタの正体は想像がついたし、零の正体もわかったが、それでも尚、ナユタがなぜナユタになったのかなど、物語の面白さはただの謎解きで終わることなく、先へ先へと読者をより深みへと誘ってくれる。

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    2022年08月21日
  • ラストレター

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    この本を読む前に、なんとなく恋愛小説はじれったく退屈な感じかな~などと思っていました。しかし、大きな波風はないもののラストレターはセンテンスが短いせいもあるのかな?テンポよく読みやすくて面白かった!

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    2022年06月23日
  • 零の晩夏

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    ネタバレ

    映画監督の著作
    流石に映像がすごい。
    絵も情景も人の心理さえも目の前に流れる

    絵を描くってどんなことだろう
    絵のモデルってどんなものだろう

    死に至る生

    いろんな人が交叉して一枚の絵がうまれる

    ひきこまれて読みました

    ≪ 救えない 臨海線を 生と死の ≫

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    2022年05月07日
  • 零の晩夏

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    表紙の絵が "零"の『晩夏』 だと思って読み始めたのですが、これは三重野慶さんという画家の作品でした。
    この表紙の女性が主人公の八千草花音だというイメージが頭から離れず最後まで読んでしまいました。
    最初の3ページで「零の晩夏」という作品の説明があり、写真みたいな横顔という以外は表紙の絵とは違うのですけどね、、、

    バンクシーのような正体不明の画家の記事作成のため、取材に駆け巡る女性編集者のお仕事小説でもあるし、
    その画家が描いたモデルの女性は必ず死に至るという謎解きミステリー小説でもあるし、
    取材中に再会した高校の美術部の後輩に心がときめいてしまう恋愛小説でもある。

    なぜ

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    2022年04月05日
  • 打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

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    原作映画、アニメ未鑑賞。
    同じ一日を繰り返すという意味でいうと、活発時をかける少女」に近い部分もあるかもしれないが、原作が岩井俊二さんということもあって、文章も映像寄りな書き方になっているように感じた。
    中学一年という設定での心理描写も上手く表現されているし、読んでいるこちらがそれぐらいの頃の自分になったような気持ちで読めた。
    典道となずなの恋心は、読んでて懐かしいような甘酸っぱいようなドキドキ感を感じた。
    なずなを強く想う典道の熱い気持ちが「もしもの世界」という奇跡を起こし、花火大会での「二人だけの世界」を作った。
    最後の方の花火大会の二人のシーンは胸キュンでした。
    岩井監督の綺麗な映像も観

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    2022年04月01日
  • ラヴレター

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    映画は見たことがないのですが、韓国でもかなり人気があってリバイバル上映も何度もされ「お元気ですか~」の場面のパロディも沢山されてきたので気になってはいました。小説本をたまたま見かけたのでとうとう読んでみることにしました。とても面白くて一気に読みました。しかしながら、読後、悶々と考えこんでしまうのも事実です。これは渡辺博子が主人公なのではなく本当は藤井樹なのではないのか??
    いずれにせよどちらの立場からでも感じ方は切なさと懐かしさが混じって胸を打つことには変わりません。今はメールもメッセンジャーもあって郵便ポストに入れて手紙をやり取りする機会が少なくなりましたが、手紙にはやはり浪漫がありますね。

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    2022年01月22日
  • ウォーレスの人魚

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    岩井俊二監督は私の青春に大きく根ざした存在なので、過大評価になってしまうかも知れないけれど化学的な静けさや単調さを見せつつも、非科学的な熱い人間身、生々しい感情の描写
    ”情愛”と”尊厳”、慈しみをありありと描いている、全ての隔たりを払拭してくれる良作

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    2022年01月16日
  • ラヴレター

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    ネタバレ

    全てにおいて切ない。これは、ハッピーエンドなのだろうか。
    ただただ、樹の性格が好きだった。
    秋葉もいい味出していた。
    いつのまにか博子と樹のどちらにも気持ちを
    寄せられてた。不思議。映画もぜひ見たい。

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    2022年01月10日
  • 零の晩夏

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    圧倒された。
    表紙の女性が「絵」であることが先ず凄かったし、内容も同様。色々最後には繋がって、心配していたようなホラーでなくてよかったです。
    芸術の世界に身を置く人達は、技術的なことだけでなくある意味壮絶な内面世界をお持ちなのだと思いました。最近展覧会行っていないなと鑑賞欲がムズムズと疼いてきました。

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    2022年01月08日
  • 零の晩夏

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    ネタバレ

    表紙の写真、若い女性を横から写したものであるが、この写真の意味が本を読んでいる間、けっこう気になっていた。
    題名になっている「零」は画家の名前で、「晩夏」はその零が書いた作品の名前である。そして、主人公が、その「零」の「晩夏」を見るところからこの本は始まっている。その作品、すなわち、「晩夏」を示すものが表紙になっていると考えるのが普通だと思うが、本書の最初で紹介されている、零の「晩夏」は、「女子高生と思しき女性が窓辺に佇んでいて、制服のような衣装と紺のジャンパースカートと白のブラウスを着ており、胸元に紺のリボン」というものであり、本書の表紙の写真とは明らかに異なる。そうすると、表紙の写真の意味

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    2021年12月27日
  • ラストレター

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    これは君の死から始まる物語。

    どこにでもありそうな、無さそうな始まり。相手も居ないのに誰に贈るのだろうと読み始めた。

    読んでみると、確かに君の死から様々な出逢いが、謎が生まれ、最後には解明される。

    個人的には遺書の中身に一番驚いた。みさきにとっての一番良い時代はその時代だったってことなのでしょうか。

    色々な人の視点から書かれる割に、丁寧に複数回同じ描写がされるので、ほけ〜っと読んでもついていけます。

    確かに、齢40のおっさんの初恋ウジウジ物語なので、女性には理解しがたいかも?笑 男性としては綺麗な初恋が描かれていて(成就しませんが)良い気持ちになれるのではと思います。

    魔法が使えた

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    2021年12月11日
  • ラストレター

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    2018年作品。読みやすい。若干、感傷的すぎるかなと言う感もありますが。中学時代の恋を忘れきれずに第三者的に見れば、大人になりきれていない40代半ばの男に共感してしまう60代の爺さんである私には「うん、うん」と思わせる部分が多々ありました。ただ、重要な人物の一人である美咲の心情が全くと言っていいほど描かれていないことに不満が残ります。二人の交際していた頃のエピソードや、どうして別れたのかなど触れられていたら、彼女の心情なども押しはかることができたのかも知れません。でも、面白かったです。

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    2021年12月04日
  • 零の晩夏

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    どんどん惹き込まれていく不思議な感覚の本でした。あらぬ噂で退社して失意のうちに美術誌出版社の試用員になった女性がとある肖像画が自分に似ていると言われてその絵画を見たことに端を発する物語。もともと子供の頃から絵は好きだった主人公、その画家について調べを進めるうちに信じられないような不可思議な事実が次々に判ってきて彼女自身も第三者では居られない状況が.....
    絵画とその画家に纏わるミステリーではあるのだけれど深淵な青春恋愛作品でもあるような印象も受けます♪
    映画監督以外にも多彩な才能を示す岩井さん、作家分野でも非凡さを遺憾なく示されております。

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    2021年11月02日
  • 零の晩夏

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    岩井俊二さん
    『零の晩夏』読みました。

    瑞々しくも壮絶な物語でした。

    『どういうこと?』と謎を投げかけられて、
    絡まった糸をほぐすように、一つひとつ丁寧に
    結び目を解いていくのですが、すごく難しい
    話ではなく、ドンドン読み進めたくなる
    物語でした。

    姿が見えない存在すら不明な人を追う行為は、
    自分の遠い記憶を辿る行為に似ているような、
    変な既視感がありました。

    ああ、読み終えれて良かったと感じました。


    個人的な読後感です。
    ある部分は爽快。
    別の部分では、純粋な心が狂っていく様に
    息が詰まりました。
    失った物にもう一度向き合う逞しさが、
    眩しくて尊いと感じました。


    全ては零

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    2021年10月30日
  • ラストレター

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    想像以上に面白かった♪ヽ(´▽`)/

    単純に感動作品系だと思い込んで読みましたが…
    結構 笑えました。

    しかし、最後は結局感動させられました。(゜ロ゜;ノ)ノ

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    2021年10月16日
  • ラストレター

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    また2人の話を行き来するのか、、難しそうだなと思ったのが読み始めの感想
    でも一人の人の話にもう1人の人のこともちゃんと書かれてる。私みたいなあまり頭が良くなくて読書し始めでも理解し手読み進められた

    内容も面白くてどんどん読み進みたいって思う感じだった。
    結婚も恋愛も難しいな、言わないと伝わらないし言ったらマイナスになるかもしれない。その難しいことを壁にぶっかって超えていく登場人物達が良かった

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    2021年10月08日
  • ラストレター

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    先に映画を観てしまった。映画とは細かい設定が違うのだな。
    どこかふわふわと過去や想いの中に生きているような乙坂と日常に振り回されながらも現実を生きている裕里達。
    裕里と颯香の無邪気さが眩しい光だったな。

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    2021年10月03日