関川夏央のレビュー一覧

  • 「坊っちゃん」の時代 第三部 かの蒼空に

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    文学者くらいにしか認識のなかった石川啄木の人となりが知れる1巻。借金するわ、その金を浪費するわ、そんな生活が祟って最期は栄養失調でなくなるわで、駄目人間ぷりが半端なく、イメージが一変してしまいました。

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    2012年02月12日
  • 鉄道旅へ行ってきます

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    第一回、第二回に関しては、目的地の話がほとんど出てこず、ただ鉄道話。この辺は最終回にまとめというか、反省会というかで語られている。

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    2012年02月08日
  • 鉄道旅へ行ってきます

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    関川夏央、原武史、酒井順子による鉄道にまつわる鼎談とそれぞれの鉄道旅のエッセイを収録。
    3人で列車に乗りながら、その場で思っていることを勝手に話し合う。
    知識豊富な原武史と、知識はさほどないけど鉄道に乗るのは好きな関川夏央と酒井順子。バランスが取れてないようで、取れているのか。
    随所に表れる鉄道を文学的に分析する関川夏央のコメントにニヤリとさせられた。

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    2012年02月04日
  • 現代短歌 そのこころみ

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    一九五三年、斎藤茂吉と釈迢空という日本短歌界の歌人の死。翌年、中井英夫によって新たな才能が発見される。その時から現代短歌のこころみの歴史がはじまった──。

    この本では、1954年に「現代短歌」の始まりを求め、その発祥と経緯を描いている。
    それぞれの時代を生き、またその時代を彩った歌人達の歌の数々が、その来歴や時代的背景から論じられている。
    ただ「作品」として短歌を読むのとはまた違った、時代の「声」としての短歌の側面を探り、またその時代から歌人達の歌を検証する本書では、個性的な歌人達が多く取り上げられている。
    中城ふみ子、寺山修司、村木道彦、穂村弘、齋藤史・・・。
    しかし私がもっとも衝撃を受け

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    2011年08月28日
  • 新潮文庫 20世紀の100冊

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    [ 内容 ]
    文学作品は、時代から独立して存在しているわけではない。
    その作品が書かれ、受け入れられ、生き残ってきたことには理由がある。
    与謝野晶子、夏目漱石、森鴎外などの古典から、谷崎潤一郎、三島由紀夫などの昭和の文豪、現代の村上春樹、宮部みゆきまで、1年1冊、合計100冊の「20世紀の名著」を厳選。
    希代の本読み、関川夏央による最強のブックガイド。

    [ 目次 ]
    みだれ髪―与謝野晶子
    クオーレ―E・デ・アミーチス・和田忠彦訳
    トニオ・クレーゲル・ヴェニスに死す―トーマス・マン・高橋義孝訳
    桜の園・三人姉妹―チェーホフ・神西清訳
    吾輩は猫である―夏目漱石
    車輪の下―ヘルマン・ヘッセ・高橋健

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    2011年05月22日
  • 鉄道旅へ行ってきます

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    どこが?を説明するのは難しいですがオモシロかったです。三人それぞれ鉄道の本を書いていますが、主に原センセイが主催する鉄道旅です。鉄道好きのいろいろがいる中で原センセイの駅そば好きは良い趣味ですね。観光もせずに改札も出ずに北陸の駅そばだけ食べてました。強いていえばたくさん写真が挿入されているのですが、これがカラー写真であって欲しいなあと思うのでした。倶知安駅の天ぷらそば自動販売機が見てみたい!

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    2011年04月03日
  • 鉄道旅へ行ってきます

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    本屋で関川さんの著書を見ると、鉄道関連ばかりが目につくので、アレ、ホントにテツだったのか、と認識を改めたところ。テツでも文学、歴史系かな。
    酒井さんは漫画「鉄子の旅」にもゲストで登場してたので、鉄道好きは知っていた。
    けど、旅を先導した明治学院の原教授については、よく知らない。その筋では有名な人なのかと読み進める。
    大人3人。ちょっと、目のつけどころが違う旅。3人の会話中心に収録されていて、読後、写真や地図で補い、旅程を愉しむ。
    最後に、1人づつの旅が収録されている。関川さんのルポには内田百閒への言及がある。「山田(風太郎)先生は、威張りん坊の百閒が好きであった。」読んで得をしたような気になっ

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    2012年06月16日
  • 「坊っちゃん」の時代 第二部 秋の舞姫

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    鴎外と言えば舞姫である、というような本作。
    鴎外の半生には明るくないが、エリスエピソードはフィクションじゃないだろうか。

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    2011年03月05日
  • 新潮文庫 20世紀の100冊

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    選ばれている100冊の中で、読んだに違いないんだけど、どんな話だっけ?なんて思う文庫がチラホラ。
    しかし、基本的には知らない本が多かったので、読んでみたいなと思わせる紹介文が良いとおもった。
    先入観を捨てて、まずは読んでみる事から始めようと思う。

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    2011年02月07日
  • 女流 林芙美子と有吉佐和子

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    林芙美子と有吉佐和子の評伝。関川夏央の書くものは何でも好きなのだけれども、林芙美子と有吉佐和子についての基本的な知識が欠けている(特に有吉佐和子については、ほとんど何も知らない)ので、内容自体は楽しめなかった。

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    2011年07月25日
  • 現代短歌 そのこころみ

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    「現代短歌」と言われて思い浮かぶのは、俵万智のサラダ記念日(これもかなり古いけれども)くらいのものであり、短歌に興味があったわけではなく、関川夏央が好きだから読んだ本。残念ながら、短歌に目が開かれた、とか、そういうことにはならなかった。

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    2011年07月25日
  • 「坂の上の雲」と日本人

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    坂の上の雲のストーリーを辿って行く構成の中で、著者の考証・分析・思考が敷衍されて行く。坂の上の雲の再読をしているような愉しみもあるし、著者の寄り道も面白い。

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    2010年12月31日
  • おじさんはなぜ時代小説が好きか

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    再読。同じ小説を読むのでも、作者や書かれた背景について知っているのとそうでないのとでは、面白さがまったく違うということが分かる一冊。

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    2011年08月03日
  • 中年シングル生活

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    独身男女の参考書     

    教科書でも問題集でも無い。ビジネス書やHow to本のような実用性はないが、有用ではある。誰に。中年独身者に。そういった人達に興味がある向きに。

    初出は1990年代中盤だが、一向解決されない日本の独身問題に、何の解決にもならないが、理解は進む。本が解決してくれることなど無い。参考書なんてましてやだ。

    先行者であり、凡百の勤め人やそうでない人よりも、おそらくは経済的に裕福で知己も多い関川夏央にして、こうなのだ(どうなのかは読んで頂く方が良い)。人の生き方にどうこう言わないのが、ポストモダンなのだろうが、僕は自分の子供が大人になる頃に、子供がいないことを望まないの

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    2010年04月18日
  • 「坊っちゃん」の時代 第二部 秋の舞姫

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    坊ちゃん達の国際交流。

    第一部の漱石から二葉亭四迷と森鴎外へ。
    舞姫の挿話とエリスが見た日本を中心の物語。

    鴎外が乗り越えられなかった前近代を、突破している個々人は散見されるが、未だ国全体としては、歪さを抱えたままなことも想起される。

    平塚らいてふや菅野須賀子の劣化コピーは拡大再生産していも、エリスのような日本女性は見聞きしない。任侠や武士道もどこへやらだ。

    明治が日本の青春なら平成は?。
    憧憬や郷愁の背景に苦々しい思いが残る坊ちゃんの時代 第二部。

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    2010年04月10日
  • 「坊っちゃん」の時代 第四部 明治流星雨

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    ハレー彗星出現の頃。幸徳秋水、菅野須賀子の大逆事件。この巻は、何か読みにくかった。時間軸の前後が多いせいか。

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    2010年02月02日
  • 「坂の上の雲」と日本人

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    司馬遼太郎に対する批評には厳しいところもあるが、愛情があって読みやすい。作家だけでなく、乃木さんや漱石などの人々の評価も一方的に決めつけるところがない。多方面から見ようとしている。
    そして鉄道や食料など細かいところに目がいっているところが読み応えあり。
    関川さんは鉄っちゃんの歴史派か。

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    2012年06月16日
  • 新潮文庫 20世紀の100冊

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    そういえば、そんなフェアをしていたなと、この本を読んで思い出しました。なぜ、このタイミングで出版されたのかが?です。

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    2011年08月03日
  • 「坊っちゃん」の時代 第五部 不機嫌亭漱石

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    シリーズ最終、また、読み返したいものだ。文学をコミックで読んだ気になってしまう?そして文学にまた、旅に出ようという気になる。

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    2011年07月17日
  • 「坊っちゃん」の時代 第四部 明治流星雨

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    発売が、95年か、あのころは、こんなのばかり読んでいたのかな・・・まんが(コミック)に夢中のころか・・・いまでもかな・・・

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    2011年07月17日