【感想・ネタバレ】「坊っちゃん」の時代 第三部 かの蒼空にのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「多少の縁あるひとを見捨てるは恥です。」
「役立とうと思うは義です。」

舞台は明治(末期)。登場人物は夏目漱石、森鴎外、石川啄木、幸徳秋水、管野須賀子、二葉亭四迷をはじめとした明治の文学者・思想家たち。それぞれの生きる明治の世相が、時に痛快に、時に物悲しく描かれています。

登場人物の一言一言が重く深く響く、関川夏央・谷口ジローによる劇画的、というか映画的な超名作です。

0
2009年12月15日

Posted by ブクログ

関川夏央&谷口ジローのコンビが送る明治文壇の真実。漫画と侮るなかれ。創生期の日本文学界を理解できる作品といえる。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

森鴎外の
個人と家との狭間で
苦悩する第2部....
を読んだ後だけに
石川啄木のクズっぷりが
キラリと輝く第3部

円頓寺商店街本のさんぽみち内
オヨヨ書林にて購入

0
2022年10月27日

Posted by ブクログ

借金王石川啄木がテーマ。青年の性の悩みを一身に集めたような(実際そうであった)啄木を、「日記」を読み解いてコミックのストーリーに仕立てた腕前と、「明治」に対する並々ならぬ心酔は関川の真骨頂か。前作の反省かこの第三巻は出来がいい。

0
2011年05月01日

Posted by ブクログ

かの石川啄木の青年期を中心に描く『坊ちゃん』の時代シリーズの第三弾。
啄木という人の半生を知るには勿論、読むだけでも面白い漫画だと思う。伝記物は伝記物として作られているものもあるが、そういった目的のものよりも楽しく読めるだろう。
ただし、画がいまいち冴えない。

0
2011年03月05日

Posted by ブクログ

 この「『坊っちゃん』の時代」シリーズは以前から気になっていたのだが、3巻がBOOKOFFで¥100だったため購入。(文庫化もされているそうですね)

 3巻の主人公は石川啄木。「働けど働けど我暮らし楽にならざり~」の人です。てっきり薄幸の苦労人をイメージしていたのですが、この本を読んで、啄木が現代人にも通じる「浪費癖のあるニート気質」の人なのだと知れました。このようなアプローチの作品を読むと、明治文学を読む際に「いつの世も、人間は変わらないものだなー」と肩の力が抜けるのでは。

 明治時代の東京の描写も見事。

0
2010年10月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

石川啄木がとんでもないダメ男、クズであった……。
お金がないのに、お金を借りると瞬く間にそれを使ってしまう……。

「働けど働けどわが暮らし楽にならざり」って、そりゃそんなお金の使い方してたら楽にならんよ、てか働いてないし!と突っ込みたい。

0
2019年01月20日

Posted by ブクログ

文学者くらいにしか認識のなかった石川啄木の人となりが知れる1巻。借金するわ、その金を浪費するわ、そんな生活が祟って最期は栄養失調でなくなるわで、駄目人間ぷりが半端なく、イメージが一変してしまいました。

0
2012年02月12日

Posted by ブクログ

石川啄木というと、何か勝手にイメージを作りがちだが、ここでは、人間啄木として、よみがえっている。コミックは、文学を超えるか・・・

0
2011年07月17日

「青年マンガ」ランキング