無差別殺人の精神分析

無差別殺人の精神分析

968円 (税込)

4pt

なぜ彼らは殺戮者と化したのか? 秋葉原、池袋、下関、大阪教育大附属池田小、コロンバイン高校、ヴァージニア工科大……犯人たちの生い立ちと肉声を克明に辿っていくと、六つの共通要因が浮かび上がる。果たして、凶行への「最後の一線」を越えさせたものは何か? 気鋭の精神科医が徹底的に考え抜く。

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無差別殺人の精神分析 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    何回も読んでしまう。「肥大した自己愛」と「対象喪失に対する脆弱さ」が他人事ではない。しかし、自分が銃が持てない日本の女性であり、生物的に非力であること、また、女性であるから対象喪失は幼少期に終えてるという考えから、大量殺人という発想にならないのではないかと思った。

    0
    2024年07月26日

    Posted by ブクログ

    無差別大量殺人は拡大自殺は腑に落ちる。
    母性と父性の必要性についてはジェンダー的観点から新たな親性の創出が急務と感じた。

    0
    2023年10月01日

    Posted by ブクログ

    「秋葉原無差別殺傷事件」の加藤智大
    「池袋通り魔殺人事件」の造田博
    「下関通り魔殺人事件」の上部康明
    「大阪教育大池田小事件」の宅間守
    「コロンバイン高校銃乱射事件」のエリック・ハリスとディラン・クリーボルト
    「ヴァージニア工科大銃乱射事件」のチョ・スンヒ
    「津山三十人殺し」都井睦雄
    彼らを凶行に走

    0
    2018年07月13日

    Posted by ブクログ

    とてもわかりやすく、興味深かった。無差別殺人が起こる要因6つに照らし合わせて過去の事例を分析し、防ぐ方法はないのか?と考える。全てを犯人だけのせいにするにはやるせなく、外部に原因を押しつけられるほどかわいそうだなんて思っちゃいけない。認知行動の心理学をやってたから、精神分析ってこんな感じなんだーと勉

    0
    2012年07月19日

    Posted by ブクログ

    無差別大量殺人が、拡大自殺として捉えられるという点は新しい考えで、納得した。
    15年前の書籍だけど、今にも通じそう。

    以下、メモ。
    「メランコリー者(うつ病者)の自殺は、自分自身に反転したサディズムのしるしを表している。これは、他者を殺そうとする意図なしに自殺することはありえないというテーゼの証拠

    0
    2024年07月27日

    Posted by ブクログ

    非常に読み易かった。個人的に一番驚き問題だと感じたのは、内科や外科など他科の医師が精神医学の知識を十分に持たないまま「心療内科」に多数参入しているという実態。

    0
    2009年11月30日

    Posted by ブクログ

    「拡大殺人」この本を読んで初めて知ったフレーズ。
    無差別殺人をした人間は他者を巻き込んで自殺しているのである。
    殺された人間、その家族にとってはたまったものではないが。

    0
    2021年01月29日

    Posted by ブクログ

    アメリカの犯罪学者レヴィンとフォックスが「大量殺人の心理・社会的分析」の中で、挙げた大量殺人を引き起こす6つの要因
    (A)素因
    1、長期間にわたる欲求不満
    2、他責的傾向
    (B)促進要因
    3、破滅的な喪失
    4、外部のきっかけ
    (C)容易にする要因
    5、社会的・心理的な孤立
    6、大量破壊のための武器の

    0
    2013年01月11日

    Posted by ブクログ

    秋葉原、池袋、池田小学校、コンバロン大学などで起きた
    無差別大量殺人事件の犯人の、犯行までの精神を分析。
    「他責的傾向」という言葉がポイント。
    現代には被告人等の様な事件を起こすまでの
    6つの要因を満たす者は少なくない。
    ではなぜ彼らは殺人鬼となったのか。
    なぜ多くの人は殺人を犯さないか。
    ある人が

    0
    2011年11月17日

    Posted by ブクログ

    特に目新しい情報は得られなかったけど、成熟拒否社会、被愛妄想、自己投影、他責的であるという共通点など読んでためになった部分も多くある。

    秋葉原事件なども取り扱っている比較的新しい本です。

    0
    2010年09月20日

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