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「言うことを聞かないなら、もう何も買ってあげない」などと脅して子どもを思い通りに支配しようとする、「あなたのためを思って言っているのよ」などと言いつつ、実際は子どもの気持ちよりも世間体や見栄を優先しようとしている、子どもを罵倒する、必要なものを与えない、子どもの領域を平気で侵害しようとする、兄弟姉妹で格差をつける、しつけと称して暴力をふるう……。なぜ我が子にそんな仕打ちができるのか。そこには、「子どもは自分のもの」という所有意識、「子どもは自分をよく見せるための付属物」という歪んだ認識や「攻撃者との同一視」という心理メカニズムなどの様々な原因が窺える。非常によくみられる例を一つ挙げると、子どもが「いい学校」「いい会社」に入ることを親が願うのは、子どもの幸福のためだと親は信じている。だが実際は、「自慢したい」という思惑や打算が潜んでいることがしばしばある。しかし親は「自分は正しいことをしている」と思い込んで疑わないのだ。攻撃的な親から身を守るために、そしてあなた自身がこんな親にならないために。精神科医が自身の経験も語りながら解説。
...続きを読むPosted by ブクログ 2021年06月29日
本の結論
親子関係の問題の諸悪の根源は親の所有者意識だから、子供は別人格と割り切らなければならない。
一方で、自由放任主義で子育てをするのがいいとは思わない。その線引はどこにあるのか?どうすればいいのか。
所有しているの感じるからこそ愛着がわくのか。
そもそも所有していない物に対しては愛着は持て...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月24日
子に対して過剰な要求をしているように感じる親御さんと触れ合う機会が増え、その理由を知りたいと思い本書を購入しました。
実に様々な事例があり、あらゆる詭弁で加害者側は被害者を押さえつけるのだということがわかりました。
小人閑居して不全を為すという言葉が好きなのですが、だれであれ、内内にこもって様々な...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月19日
子どもを攻撃せずにはいられない親。片田珠美先生の著書。毒親が子どもにする攻撃は身体的な暴力から言葉の暴力、罵倒や罵声、無視や拒絶、過保護や過干渉まで本当にさまざま。子どものためと言いながら、実際には自分自身の見栄や欲望のために子どもを支配して利用している自分勝手で自己中心的な傲慢な毒親がいかに多いこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月16日
子供は自分の物という所有意識が強い親による身体的、精神的虐待のメカニズムを事例を紹介しながら分析。
また、子供を攻撃する親にどう対処すればいいのかについて考察、さらに子供に対する親の究極の攻撃ともいうべき子殺しについて、2019年6月、東京都練馬区で起きた元事務次官による長男殺害の事件を取り上げ分析...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月25日
自分の子供の頃を思い出すと、完全に親に攻撃されていたという思いがある。
風呂に逆さまに入れられ、夜や週末には酔った親父に殴られていた。
自分は酒もやめたし、子どもには自分がされたような暴力は振るっていない。が、子供からしたら機嫌が悪い親だろうし、もしかしたら攻撃されていると思われているかもしれな...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月19日
大いに賛同する所もあるし、悩めるこの方はこの事例の典型ね、と思う部分もある。攻撃的怒りの矛先を家族に向ける人って一定数いるんだ、と知り客観的に見られるようになって楽になった部分有り、解決する事はないのか、と心が平坦になった部分も有り。
ただ、著者が精神科医という所で何かのエビデンスを得られたり、自分...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年09月02日
2019/8/31
毒親の本
子どものためを思って・・・という
自分のモノとしての感覚
モラハラ的な行動、これまでいろんな本を読んできたけれど
そういう呪縛に苦しめられる人は結構多い
歪んでしまうのを恐れたり、そうなってしまったり、そして次世代にも同じように接してしまう悪循環。
私個人はこの本...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月15日
子どもの人格を認めるところから始める親子関係
の構築
我が国では、伝統的な家父長的家族制度のなかで私物我が子観が養われてきたと文献を引用して論じ、家父長的家族制度は崩れたが私物我が子観を引きずっていると結論付けるのは間違っていると思う。人間社会において、群れをなす。そこに支配関係を生じる。家族は必...続きを読む
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