孤独病 寂しい日本人の正体

孤独病 寂しい日本人の正体

ビジネス・実用
693円 (税込)

3pt

5.0

社会構造の激変によって、人々を強くつなぎとめていたかつての血縁や地縁をベースにしたコミュニティの機能は衰退し、いまや個人はネットと現実の間に頼りなく浮かぶような孤独な存在になってしまった。この孤独が病理的な色彩を濃くしていけば、まぎれもない病になってしまう。これを防いだり、癒したりするにはどうすればよいのだろうか。気鋭の精神科医が現代日本人を悩ます孤独とその寂しさの正体に迫る。【目次】はじめに/第一章 「孤独病」の時代/第二章 「孤独病」の構造/第三章 人を「孤独病」に追い込む思考習慣/第四章 「孤独病」、その暴走の果て/第五章 「孤独病」を癒す処方箋/おわりに

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

孤独病 寂しい日本人の正体 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    孤独病 寂しい日本人の正体。片田珠美先生の著書。孤独病に侵されている日本人は多いと思う。承認欲求や自己顕示欲求を満たしたいのは孤独病が根底にある。人と人との縁や人間関係が希薄になった孤立無援な孤独社会。孤独を満たしたいから、寂しいから、承認欲求や自己顕示欲求を満たすための言動をしてしまう。片田珠美先生による日本社会への警鐘を鳴らす良書です。

    0
    2018年11月11日

    Posted by ブクログ

    ■功罪相半ばするのがネット空間だということを忘れてはならず。ネットによってくすぶっている欲求不満や悪感情が多少とのガス抜きされてる反面,ますます負の感情を増幅させ,時にはそれを現実の世界で発散してしまう人が少なくない。
    ■自我が表出する人格というものも,一つだけではなく,幾重にも重なり合っている。
    ■「小人閑居して不全をなす」という言葉があるが,人はっ日まで考える時間がたくさんあると,ろくなことをしないもの。現実にやることが色々とあった方が,あれこれ思い煩わずにすんでいい。
    ■「潜在能力は無限」といった考え方にどこか惑わされている。
    ■勉強に関しては,スポーツや芸術などとは比較にならないほど大きな幻想を抱いている人が多い。勉強ができなければ「努力がまだ足りないせい」と思いやすい。
    ■社会から鷹揚さが失われてしまったのはなぜか。「気遣い」の副作用もある。気遣いを強いられる社会の在り方が社会の余裕のなさをもたらしているように見受けられる。「おもてなし」が典型。
    ■日本人は気遣いが行き過ぎて,それがマイナスに作用しているのではないか。気遣いも過剰になれば他人に対して寛容さが失われたり,人間関係に不必要に神経過敏になったりする。
    ■「愛をもらえない」と孤独に喘いでいる人は,自分が他人のために何かをしてあげることが損だと思っている。
    ■自己肯定感が強い人は孤独に対して強い
    ■内閣府の「子ども・若者白書」の意識調査によれば,日本の若者は欧米先進国の若者と比べて自己肯定感が弱く,現在にも未来にも悲観的で前向きに生きようとする意欲に乏しい。
    ■自己肯定感は二,三歳の時期から子供のころにかけて培われるもの。叱られてばかりいて,厳しくしつけられた子供は自己肯定感を持ちにくい。
    ■親の支配力が強いせいで欲求をいつも抑えられた子供は自分の存在を親から受け入れてもらっていないと感じやすく,自己否定感が深く根を張って自分をなかなか肯定できない。
    ■自立をあまりに強いられると人によっては孤立したり,孤独病へと追い込まれたりしかねない。
    ■日本人の自我は世間とか集団といったものを前提にした曖昧な性格を持っている。
    ■自己責任は行きすぎると反転して他責に変わる危険もはらんでいる。
    ■日本人にとって自己責任とは「人様に迷惑をかけるな」という意味。
    ■生きるということは誰かに迷惑をかけることであり,誰かに依存することに他ならない。少しずつ人に依存しあい,少しずつ迷惑をかけ合いながら,人は人と繋がっていることを忘れてはならない。
    ■ノーベル平和賞受賞者の医師にして神学者でもあるアルベルト・シュバイツァーはイエス・キリストの奇跡的なエピソードや預言者的な言動が一種の妄想に基づくものであることを示唆するいくつかの論文を学位論文の中で紹介している。
    ■宗教というものが多かれ少なかれ,妄想を土台にしてできているとするなら,人類の歴史において妄想が果たしてきた役割は途方もないものになる。
    ■「妄想」の条件
    ①不合理な内容である
    ②不合理な内容であるにもかかわらず本人がそれを確信している
    ③周囲が訂正を試みても,本人は強く信じ込んでいて訂正不能である
    ■「病識の欠如」は妄想患者にしばしば認められる。
    ■フランス人の傲慢さは彼らの超個人主義的な考え方と表裏一体の関係にある。そういう気質はしばしば旅行や留学でパリを訪れた外国人に強い疎外感を抱かせ,深い孤独へと追いやる。その状態が長く続くと,現地の文化や習慣に適応できず,鬱に近い「パリ症候群」になりかねない。
    ■国内の「引きこもり」は300万人を超えていると言われる。海外にもいるが日本は桁違いに多い。女性に比べて男性が圧倒的に多くその比率はおおよそ三対一。
    ■引きこもりに陥る人は,総じてプライドが高く完全主義の傾向が強い。100を目指してそれが叶わなければゼロでいいというような極端な触れ方をする。
    ■マイルドヤンキーの特徴。
    ・地元から出たくない。それ故遠出を嫌う。
    ・「絆」「仲間」「家族」という言葉が大好き。
    ・車(特にミニバン)が好き。
    ・ショッピングモールが好き。
    ・EXILEが好き。
    ・小中学校時代からの友人たちとよくつるむ。
    ・上昇志向が希薄(保守的)。
    ・ITへの関心とスキルが低い。
    ・低学歴,低収入。
    ・郊外や地方に住む。
    ■マイルドヤンキーは背伸びをせず,他人と比べない等身大の生き方をする。彼らのような生き方は,おそらく老後に至るまで孤独とは無縁である可能性が高い。
    ■男性は日常の小さなことに幸せを見つけるのが苦手。男性がなかなか持てない女性特有の幸せの感覚を「オバちゃん力」と名付ける。男は大きなものを目指して孤独になる。
    ■老人ホームで友達ができず孤立しがちな男性には共通する特徴がある。現役の時の高いプライドをそのまま引きずっているような人が孤立しやすい。
    ■強がっている人ほどポキンと折れやすい。

    0
    2016年06月03日

孤独病 寂しい日本人の正体 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

片田珠美 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す