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なぜ他人の行為、言動が我慢できず、
「自分だけがつらい」と訴えるのか。
この社会に「行き詰まり感」を覚える人必読!
管理職と若手、正社員と非正規。家庭持ちと独身。男と女、夫と妻……。
立場の異なるもの同士が「自分だけが損している」と訴え、相手の悪口を言い、
ときに「《加害者》である相手に鉄槌を下す権利が自分にはある」と信じて攻撃する。
他人の行為、言動が我慢できず、「自分だけがつらい」と訴えるのはなぜか。
誰もが被害者意識を抱いていて、余裕がなくなった現代社会の心理を、
「懲罰欲求」「ゆがめられる怒り」「過度なコミュニケーション能力の要求」「倫理観の崩壊」などをキーワードに、
人気精神科医が診察室から見た風景や時事問題などの具体的な事例を挙げながら分析する。
Posted by ブクログ 2019年08月19日
一億総他責社会。片田珠美先生の著書。被害者意識が強くて周囲の人の幸せや活躍を素直に祝福できない、応援できない人が増えている。自分勝手な被害者意識、嫉妬心や猜疑心、社会への不満や怒りは誰でも持っているものだけれど、だからといって他人の幸せや成功を祝えないような度量が狭い人間にはなりたくない。でも自分の...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月11日
無視された。何も教えてくれない。だから会社を辞める。と訴える50代後半の嘱託職員の心を知るために読んでみました。
過剰な自己愛、怒るべき対象の置き換え、世間というシステムの崩壊、敵意を持った羨望など、「自分がこうなったのは誰々のせい」という者の心理を紐解くキーワードが盛りだくさんに詰まっており、難儀...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年06月16日
それなりに説得力があるような内容になっているものの、エビデンスとかはなし。
誰それもそう言ってるし、私も医者としての見地からそう思う、という論調なのが気にかかる。きちんと考えてるように見えて、ほぼ偏見という可能性が否定できない。私もこんな風に話したり考えたりしてるのかなあ、と反省する本になった。
頭...続きを読む
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