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今日も日本中の多くの会社で、会議に対するボヤキが聞こえてくる。「時間のムダ」「資料づくりで一日が終わる」「何も決まらない」などなど。しかし実際、会議と名の付くもので、本当の会議の名に値するものは1割程度。あとはダメな会議や会議モドキだらけ。本当の会議とは問題解決の結論を出す(決める)会議のこと。会議を変えて組織を活性化させるためのヒント満載、これであなたの会議観も変わる! (講談社現代新書)
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Posted by ブクログ
これは良い本だと思う。 会議という会社の行事にテーマを絞り、活用する方法を説明している。 会議と呼ばれるものが、打ち合わせの一部で、検討会であったり、報告会、連絡会であって、すべてが会議ではないというところは、目からウロコで明日からでも考えて参加したい。 どれがダメだとかいうわけでなく、理解して開...続きを読む催し、参加するということが意味のある打合せ、つまり会議になるかということで、有効かということだ。 会社ばかりでなく、今後の打合せに活用していきたい。 参考になった。
会議観を変えてしまう本だと思う。 2013年最後の良書。 コンテキスト思考の著者のATカーニーの経営コンサルタントの杉野さんの本。 問題が複雑化するいまの日本では政治でも企業でも傑出したリーダーを待望する人が多いが、本当にそんなリーダーなんて現れるのか、そもそもいるのかという投げかけから始まる。 ...続きを読むそして、そんな全知全能のリーダーなんてないものねだりで実在しないのだから、リーダーに頼らない問題解決の仕方が必要であり、それが会議だという主張。 しかし、実際の世の中の会議と呼ばれているものは会議モドキやダメな会議ばかりなので、本当の会議をしようという提案。 そこから、会議の方法論が続くが、それら方法論も面白いが、このような会議の意義の主張とその論理が独特で面白かった。 真面目に働こうと思える良書。
毎日している会議について考え方を改めなくてはと思わされた良書。会議は問題解決の装置であるという捉え方。そして、リーダー待望論が世の中には常にあるが、そんな完璧なリーダーなんてないものねだりであり、リーダーを待つより本当の会議をしようという主張。優れた組織ほど会議が必要という主張とその論理には気づかさ...続きを読むれた。
会議は無駄なものと言われるが、会議は優れた組織ほど必要なものという新しい主張の本。前半は会議のあるある。中盤は会議がなぜ必要かという論理やその理論的な背景。そして、後半は戦略コンサルタントの著者の経営コンサルティングでの会議の実践のコツ。働き方を変えなくてはと思える良書。
会社を変える会議の力 2013/12/18 著:杉野 幹人 リーダーを待望するより本当の会議をしよう。 リーダーと言うと、思考停止して礼讃して待望し、会議と言うと、同じく思考停止してダメ出しして悪者にする。そしてその待望されるリーダー像を解き明かせば、ナポレオンや織田信長でも敵わないような人物だ...続きを読むったりする。それは、幻を追い求めて現実逃避しているようにしか思えない。 会議から逃げるのではなく、会議と向き合い、会議にダメなところがあるのであれば、それを「本当の会議」に直すことが必要である。 本書の構成は以下の7章から成る。 ①なぜ会議はダメなのか ②会議と会議モドキ ③会議の目的を考える ④会議の議題を考える ⑤会議の資料を考える ⑥会議のメンバーを考える ⑦本当の会議 会議は会議であって会議ではない。 目的がなく、議題も資料もちぐはぐで出席するメンバーも適していなければ決まるものも決まらない。決めて意味がない会議に成り下がってしまう。 自分が携わる会議でいくつが本当の会議であったかというと疑問でもある。そしてそれは待っていても変わらない。自分が主催出来る分は本書から取り入れて時には連絡会や報告会と目的を考えながら本当の会議を成立させる必要がある。 無駄な会議なんてない。 本当にそう思えるように胸を張って言えるような会議運営を心掛けていきたい。
実効性ある議論でなければ会議をしても意味が無い、有害な場合さえ有る。 実効性有る議論のためのいくつもの手がかりがあり大変有益だった。 半年後にもう一度読みたい。
会議の力が体系的に書かれてあったが、自分の立場でいうと会議以前に言葉の連携もままならないことがあるのでそこを反省した。会議の目的はアクションである。集まるという価値は大きさに目がくらみ、仕事した感になったらだめだ。
会議は、あくまでも意思決定を行うためのものであり、情報の共有などを行う他の打ち合わせとは異なるという。 その上で、意思決定を効果的に行うための、具体的な方法を紹介する。分かりやすかった。
ここまでがっつりとビジネスライクな本やとは思わなかった! 問題として、会議の目的の不在、目的と議題の不整合、目的と資料の不整合、目的とメンバーの不整合を挙げていて、わかるところもあればわからないところもあるという感じでした。 会議をひとりひとりが自分事としてとらえるためには、こういう本を読むことが必...続きを読む要なのかもしれない。
「会議」で検索して購入。著者の杉野氏は、ドコモ→ATカーニー(本に書いてある情報で)。2013年の古い本。 感想。 読んでいるときは、当たり前のことが書いてあると感じたが、備忘録をつけてみると良書だと実感しました。会議に疑問を持ってい感覚を言語化してくれました。目的の階層性とか、悩んでました。 ...続きを読む 備忘録 ・「会議」と「打合せ」を区別しよう。「会議」とは「多人数で集まって問題の解決策の結論を決めること」。「打合せ」とは、「多人数で集まって問題を議論すること」。会議は打合せの一類型。 ・「打合せ」をもう少し細分化すると、「会議」、「検討会」、「連絡会」、「報告会」。それぞれ役割や目的が異なる打合せ。 ・そのため参加者に求められることも異なる。会議は決めるための議論。検討会は選択肢やアイデアを決めるための議論。連絡会は共有させる問題の解決策の結論を理解するための議論。報告会は選択肢やアイデアを理解するための議論。 ・上記は分割開催しても良いし、一つの打ち合わせの中で議題ごとに「意識的に」使い分けても良い。 ・ただし、よく考えれば、わざわざ開かなくても打ち合わせをしなくて済むものが多い。連絡会や報告会はメールで済むことが多い。 ・組織と打合せについて。組織とはある目的のために多人数が協業することである。組織は、分業によって、分けられたグループの専門性が高まっていく。しかし、分業&専門性が高まるほど、組織のタコツボ化が進んでしまい、自部門の外に注意を払わなくなる。そうなると本来は組織全体・全社的な問題に対応するのが難しくなるので、そういった大きな問題を扱う会議がポイントになってくる。 ・専門化進むとほど、分野を跨ぐような大きな問題をに対して俯瞰する必要がある。 ・ただ、俯瞰的に物事を捉え、優れたリーダーシップと判断力で、迅速な意思決定ができるようはリーダーを待望するより、良い会議をしよう。 ・会議の目的を定めるのはとても重要。注意したいのは、目的の多義性、階層性、主体決定性。 ・目的は人によって異なることがある。 ・目的にはより上位の目的、下位の目的が存在する。例えばダイエット目的は、体重を落とす→健康→長く子供達を見守る→幸福、とかのように。上位の目的の方が未来についての目的になる。階層が上の人はより上位の目的を考える。よく「うちの若手には長期的な視野がない」と嘆かれるがそれは当たり前で、組織設計の問題で役割が違うためであり、長期的な視野で考えるのはそう嘆く経営陣自身。 ・目的は自分で決めないといけない。またその目的が正しいとはわからない。 ・経営会議などの経営課題を解決する会議が、本当の会議になっているか。目的が明確で、中長期的なトップダウン議題が揃えられ、オープンな議論がされているか。
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1メッセージ 究極にシンプルな伝え方
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