さざなみの彼方

さざなみの彼方

1,870円 (税込)

9pt

4.3

時は戦国。茶々(淀殿)は幼い頃、住んでいた城を信長に落とされた。父が自害に追いやられるも、生まれた時から共に育ってきた大野治長に守られ、逃げることができた。治長は茶々を一生守ると誓い、茶々も彼にそばに居てもらいたいと願う。その後、ふたりは柴田勝家の元に身を寄せたが、今度は秀吉に城を攻められ、茶々の母が自害する。そして二度目の落城を経験した茶々は、秀吉に側室になれと言われてしまい……。二度の落城。許されぬ裏切り。家康の脅威。運命に翻弄されながらも、互いを思い合う茶々と大野治長の姿を描く、歴史恋愛小説。

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さざなみの彼方 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    すごくいい!!!まだ2作しか読んでないけど佐藤雫さんの歴史小説大好きです。
    信長の快進撃、秀吉の下剋上、家康の天下取り。
    あぁもう、歴戦の凄まじさ、この時代に生きた者たちの覚悟。壮絶すぎて何度泣いたかわからない。
    特に羽柴勝家と秀吉に泣かされた。
    著者の創作はもちろん含まれているけど、歴史上の登場人

    0
    2024年12月05日

    Posted by ブクログ

    あんまり恋愛小説って好んで読まないのですが、佐藤雫さんの描く恋愛ものは前作を読んで心を鷲掴みにされていたので、今作を本屋で見た瞬間衝動買いました。

    買った後に満足してしまって何ヶ月か積読の後、ようやく昨日しっかりと読み始めました。

    読み終わった心境は結末も相まって複雑…ではあったのですが、やっぱ

    0
    2022年12月29日

    Posted by ブクログ

    戦国の世に翻弄される茶々との愛を貫く乳母子であった(仮定)大野治長との物語。二人の言葉で書かれているので、心情がわかりやすい。
    市の方・寧々・秀吉・真田信繁など、二人の周りの人物も生き生きと浮かび上がる。

    この本一冊で戦国時代の歴史をワクワクしながら学ぶことができると思う。

    0
    2023年08月28日

    Posted by ブクログ

    「言の葉は、残りて」でどっぷりと鎌倉時代に浸らせてくれた作者が今度は安土桃山時代へと誘う、浅井長政の娘・茶々と乳母子・大野治長との身分を超えた愛を描く歴史恋愛物語。

    同じ歳の乳兄妹として幼少を過ごし、小谷城、北ノ庄城、そして大坂城と3度落城の憂き目にあった茶々を最も近くで支え、その幸せを最後まで願

    0
    2022年08月27日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『苦難の先の幸せの場所を求めて…戦国純愛物語』

    秀吉の側室 茶々と乳母子 治長の悲しくも美しい純愛を描いた歴史小説風ラブストーリー。置かれた時代の中で、様々な困難を乗り越えながらも、決して実ることのない愛の行方は… こんなドラマを想像すると、歴史の見方が変わりますね!

    0
    2022年08月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    茶々という人物を、名前は聞いたことがあったが初めてちゃんと知った。3度の落城に合い、親の仇の妻になるという壮絶な人生に絶望し続けるのではなく、なんとかそこから幸せを見付け出そうとする強さに心を打たれた。だが、茶々がなんど絶望してもまた立ち上がろうと思えたのは他でもない治長がいつも茶々の手を握っていた

    0
    2022年11月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    浅井三姉妹の長女茶々と乳母子大野治長の物語。
    中学生くらいの時に読んでいたら純粋に楽しめただろうが、正直題材もストーリー展開も出回りすぎていて既視感が強かった。
    今や色々な説や考察が溢れているが、茶々が過酷な運命を生きた女性というのは変わりない。
    どういう選択をしても、家康は豊臣を生かしておく気はな

    0
    2023年01月29日

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