宇江佐真理の作品一覧
「宇江佐真理」の「髪結い伊三次捕物余話」「あやめ横丁の人々」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「宇江佐真理」の「髪結い伊三次捕物余話」「あやめ横丁の人々」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
函館大谷女子短期大学卒。1995年『幻の声』でデビュー。『深川恋物語』で第21回吉川英治文学新人賞受賞。『髪結い伊三次捕物余話』シリーズ、『雷桜』などが映像化されている。その他『余寒の雪』、『あやめ横丁の人々』、『神田堀八つ下がり』など数多くの作品を手がける。
小説・文芸
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Posted by ブクログ
この巻は長編の体を取っているが、いくつかの話が折り混ざっている
江戸の大火で家を焼け出されてからの10年が描かれている、という共通のテーマがあるのみの長編だ
今日を刻む時計でお吉が急に現れ、それも十歳になっている
そこに至るまでの年月を描いている
お文の父親とのこと
お吉が生まれるときのこと
龍乃進が自堕落になっていた時に割りない仲になっていた小勘、本所無頼派の一人次郎衛との再会
お文と伊三次の別居(火事の影響で)の間のこと
いやいや、盛りだくさん
心が動きまくる1冊
世の中の嫁姑に違わず、いなみもきいに色々思っていたのだと苦笑もしたが、きいはそこがいいところだと
まあそれはきっとい
Posted by ブクログ
なんとかの一つ覚えで星5つしかないけど
だって面白いんだもの、仕方ない
伊与太も大人になった
前巻の「今日を刻む時計」で一気に10年が過ぎていて、赤ちゃんだった伊与太は絵師の元へ修行に出ていた
それが今回色々あって逃げ帰ってきた…
お文と伊三次も互いに切ない恋心を抱き合っていたのが、すっかり伊与太とお吉の父と母になり
心を乱す中身が子どものことになってきた
でもお文も伊三次も思うところはあるだろうに、伊与太を受け止め気が済むまで休ませてやってる
えらいなあ
そして、きいと名を改めた徳江と龍乃進の睦まじさも折々に描かれていた
また、茜のきいに対する複雑な思い(兄が好きってことだよね)、
Posted by ブクログ
明烏は伊三次と添ったことをかすかに後悔してしまったお文が、辻占い氏の導きでもう一つの人生を体感するお話
右に行ったら「左に行ったらどういう人生だったんだろう」と思うし、逆も然り
いいことばかりの人生なんて待ってはいない
今ある幸せを大切にしなければ、と私も思った
黒い振袖を今読み終えたのだけれど、ここまで読んできた伊三次シリーズのなかで一番好きかも
かがり姫が本当に素敵で、かすかに心惹かれる龍乃進の切ない気持ちが伝わってくる
姫は姫で思うようにいかない人生であろうが、貝之助が耳は不自由でも立派な藩主になれるであろう予感を残した最後で、後味も良かった
伊三次とお文の話をその前の明烏で満喫した
Posted by ブクログ
宇江佐真理、9冊目は読んで後悔しない短編小説。
藤沢周平を尊敬する作家として最も充実していた時期の作品群は、駄作なしの傑作揃いです。
本作も6篇の短編集なので勝手にランク付してみる。寸評は評価A以上の作品のみ。
【S=傑作、A=秀作、B=並、C=駄作 】
♦「ため息はつかない」A- 奉公先の器量の悪い娘との縁談話。「豊吉は笑っておふみの肉付きのよい肩に自分の腕を回した」豊吉が、奉公人から若旦那への昇格の瞬間だが、生真面目な豊吉の性格から、この展開は早すぎる
♦「裾継」A 苦しくても今より悪くなければ幸せ。諦念が幸せには肝心
♦「おはぐろとんぼ」S 珍しく(?)タイトル作品が傑作。
♦「日向