鴻巣友季子の作品一覧
「鴻巣友季子」の「風と共に去りぬ 無料試し読みブックレット」「あずかりっ子」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
ひろさんの本棚から
作品名もかわいいし、表紙も素敵
翻訳家の鴻巣友季子さんが自らを形作った本として海外文学を紹介しています
第一章 青春の輝き
第二章 真実の愛
第三章 奇妙な夢と苦い挫折
第四章 大人のための童話
第五章 強く生きる女性たち
第六章 未来の予言
各章に4〜5冊の本が紹介されています
コンパクトな見出し、著者の紹介は親切で、翻訳家ならではの本の内容紹介は興味深いです
私の読みたい本を各章1冊ずつご紹介します
『あしながおじさん』ジーン・ウェブスター
『高慢と偏見』ジェイン・オースティン
『黒猫』エドガー・アラン・ポー
『ハックルベリー・フィンの冒険』マーク・トウェイン
Posted by ブクログ
100年前に書かれた小説の中で、過去の人として描かれるラムジー夫人。
それでも、詳細に描かれる心の動きを読み進める中で、「その気持ち知ってる」と、ドキリとする。
幼い子供と気持ちのケアを求める夫に対する気持ち、夫と通じ合える部分と通じ合えない部分、集団の中で気持ちを奮い立たせる振る舞い、どれも普段意識していないもしくは意識することを躊躇うことを、克明に書き出している。何気なく通り過ぎていく気持ちの機微を掬い上げ、言語化する筆者の手腕に驚く。時代が、文化が、世代が違くとも共有できる気持ちがあることに新鮮に驚いた。
第一部は意図せず個人に立ち入りすぎてしまったような、どこか気まずい気持ちで読み終え
Posted by ブクログ
短い物語ですぐ終わってしまうので、大切に丁寧に読んでいく。
はじめから、心に響く文章がいくつも登場する。
秘密は恥。
黙っていることは良いことだ。
信じて良い人は見極める。
手をかけて育てる。
丁寧な言葉遣い。
礼儀正しく。
嘘をつかない。
ギャンブルをしない。
噂話をしない。
教養。
子供を亡くした夫婦で、崩壊する話はたくさんあるが、ここでは夫婦のお互いの愛情と優しさで支えあっている。
周りに噂好きの友人達がいても、自分さえしっかりと愛を持って生きていたら、腐らない。
黙っとく。
人生って、苦行ではなく、心のままに愛を感じる素晴らしい日々。
腐ってる人の家は散らかっていて、顔もキツい。
Posted by ブクログ
まずタイトルにそそられた。子供の頃、エニドブライトンのおちゃめな双子やはりきりダレルを読み、美味しいに違いない未知の食べ物を頬張る少女たちの描写にワクワクした私。赤毛のアンを読んで、素敵に違いない未知の生地のお洋服の描写にうっとりした私。あの頃読んだ外国の本は、よくわからないけど素敵そうなもので溢れていた。その感覚を思い起こさせるようなタイトル。ギンガムチェックと塩漬けライム…!
どうやら同じような子供時代を過ごしていたらしい著者は、翻訳家で文学評論家。本書では彼女が子供の頃や若い時分から読んできた外国文学の解説が載っていて、外国文学への良い入り口になると思う。堅苦しくなく親しみが持てる語り