鴻巣友季子の作品一覧
「鴻巣友季子」の「なぜ日本文学は英米で人気があるのか」「嵐が丘」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「鴻巣友季子」の「なぜ日本文学は英米で人気があるのか」「嵐が丘」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「海外文学の名作を読み解く」と始まり手にとった。小難しいジャンルだから考察本のようにかいつばみ、まぁ知ったと気になろうと思った。が、読んでびっくりする内容。
現代は全ての積み重なった本の上に立っているのに、当たり前に受け入れその足元を見ていなかったと思うような衝撃。
どれもが、これまでの人間の姿であり、自分であり、未来を示唆していた。
この著者が女性の翻訳者であるからより女性の自立を戦う姿を読み解く場面が多く、
これを新時代の女性のアイデティティ=フェミニズムとも言える。
現代の私達はまだ一人で立つ事を受け入れられている途中であると感じているけれど、それでもこの海外文学の名作から読み解くに、な
Posted by ブクログ
読みはじめてすぐ、アイルランド版赤毛のアンみたいなお話なのかなと思った。全然違った。
「水が染み出すマットレス」のあたりで、キンセラ夫妻が大好きになっていて、そのあとはずっと、
主人公や夫妻に傷ついてほしくなくて、幸せになって欲しいという期待と不安でドキドキしていた。
主人公はおじさんとおばさんと一緒に過ごして、愛されて、手をかけられる経験をして、二人を好きになって、二人の喪失と哀しみの片鱗に触れる。かと言って、両親や兄妹と離れたいわけでもないし、まだ幼い彼女には自分の居場所を自分で決めることはできない。
最後のシーンの大泣きには、二人から離れる(自分自身の)寂しさだけじゃなくて、自分がいな
Posted by ブクログ
ラムジー一家とその仲間たちと、一緒に濃密な時間を過ごしている感じで読んだ。
第二部では、一家のうち3人が亡くなり、荒廃した空き家の様子が描かれている。特に家を切り盛りしていたこの小説の中心人物であるラムジー夫人を失うことは、読んでいる私にも辛かった。
第三部では、第一部から10年後、家は改修され、残された人達がかつての生活を回想しながら、新たな人生を送っていることがわかる。絵描きのリリーが、自分の描く絵に迷いがあったのに、最後に自分のヴィジョンを発見する所が良かった。
灯台へと目指す舟で、父と子3人でサンドイッチを食べるシーンも良かった。
「灯台」とは残された家族の再生の象徴なのかも