ハーレクイン作品一覧
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3.0デイジーは、初恋の男性で今は有名な実業家ジャスティスと再会した。事故で記憶の一部を失った彼はデイジーを覚えてはいなかったが、二人は情熱を分かち合った。その直後、ジャスティスは記憶を取り戻し、彼女を責め立てた。「君のせいで、僕の人生はめちゃくちゃになった!」あの夏、二人は惹かれ合い一線を越えた――それは厳格な彼女の両親の知るところとなり、ジャスティスは進学の夢もあきらめ、町を追われたのだった。真実を知ったデイジーは罪悪感に苛まれ、逃げるように部屋を出た。彼とはけっして結ばれない運命なのね。しかし、1年半後……。■恋しさのあまり、冷たくあしらわれるのを覚悟でジャスティスに会いに行ったデイジー。娘が生まれた事実を彼に告げると……?! とびきりホットなクリスマス・ストーリーをお楽しみください。大御所、デイ・ラクレアの筆が冴えます!
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-メイン州沿岸に浮かぶエンディコット島。マンハッタンの自宅を離れ、ラリッサは島で穏やかな時を過ごしていた。だが人もまばらなレストランで、まさか彼に会うとは思っていなかった。ジャック・エンディコット・サットン――島に名を残す名家の後継者で、かつて一度だけ、身を焦がすような週末を過ごしたことのある相手。でもあれは、わたしがまだ父への反発から気ままな暮らしを続け、婚約者とも破局を迎えた、8カ月前までの出来事――。ラリッサは今、あらゆる過去を忘れ、生まれ変わろうとしていた。けれど、あの週末の記憶だけはあまりにも鮮烈によみがえってくる。彼への思いの激しさに怖くなって逃げだした、あの夜の記憶だけは……。■マンハッタンを舞台に、期待の作家ケイトリン・クルーズが、名門一族の御曹司と令嬢との間に生まれた真実の愛の物語を書きました。冬の夜、摩天楼の街で舞う、2人のワルツと共にお楽しみください。
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3.0私はとりあえず避難しているのであって、逃げてきたわけではない。ミランダは朝、留守を預かる家で目覚めると、気持ちを奮い立たせた。でもまさか思いを寄せる職場の元同僚が、妹の結婚相手だったなんて。とにかく私は失恋した。今はこの家の留守を守る仕事に専念しなければ。そのとき何か温かいものに手が触れ、ミランダはゆっくりと振り向いた。同じベッドに、裸同然の見知らぬ男性が横たわっている!眠っている間に、誰かがもぐりこんできたの……?やがてその男性が、深夜に家を訪れた家主の甥のジャンニだと知るが、彫像みたいに完璧な体が目に焼きついて、彼の姿が忘れられなくなる。それは、彼女の眠る姿をまのあたりにした、ジャンニもまた同じだった。■たちまち惹かれ合いながらも、女性には一時の快楽しか求めずにきたジャンニ。ミランダが彼のそんな生き方を知ったとき……。様々な誤解を越えて結ばれる、恋人たちの物語にご期待ください。
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4.0「ジュリア、きみを送らせてくれ」カデンが車から降りてきて、ジュリアに声をかける。パーティ会場から出たとたん雷雨に見舞われ、彼女はずぶ濡れだった。黒塗りの車へと連れていくカデンに、ジュリアはおとなしく従った。彼はアラビア半島にあるブルクワット国の首長で、ジュリアが勤める財団に多額の資金援助が期待される重要人物。そして12年前のひと夏、恋人同士だった、わたしの初恋の人……。思いがけない再会に、パーティの席で気づいた様子は見せなかったのに、彼は覚えていてくれたのだ! ジュリアの中に熱い興奮がよみがえる。たとえあれが、彼から一方的に別れを告げられた悲しい恋だったとしても。■砂漠の国で繰り広げられる、灼熱のロマンスで人気のA・グリーン。彼女がシークの初恋と再会のドラマを、息もつかせぬ濃密な筆致で生き生きと描き切りました。8月20日刊の『アラビアンナイトの夢』の関連作でもある本作を、どうぞお見逃しなく。
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3.5雪模様の12月のロンドン。メロディは病室の窓から外を眺めていた。今日は退院の日。ようやく背中と両脚の大怪我から歩けるまでになった。なのに心は晴れない。傷が完治することはむずかしいからだ。ジークと築いたダンサーのキャリアがすべて水の泡となってしまう。メロディは実業家の彼に見いだされて妻となり、公私ともに絶頂の時期を過ごしていた。でも彼の期待にはもう応えられない。メロディは夫に離婚を申し出た。華やかな世界から身を引いて、別の世界で生きていこうと決めて。メロディは誰にも告げず、すくむ足を励まして、ひとりで病室を出た。そのあとすぐ、病院に駆けつけたジークに会うとは思いもせずに……。
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-ある日ベスに、親友夫妻からプレゼントが贈られた。それは、大富豪の不動産王トッド・グラハムとデートをする権利。恋愛からすっかり遠ざかってしまっているベスのためにと、チャリティ・オークションで競り落としてきたという。プレイボーイと噂の彼と、平凡な私じゃとても釣り合わないわ――その不安は的中し、デート当日、ベスはトッドの魅力に圧倒され、周囲のからかいの目にも耐えられず、途中で逃げだしてしまう。住む世界も違うし、もう彼と会うことは二度とないだろう。そう思っていたベスだが、意外にもトッドは家まで会いに来て……。
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-エーゲ海に浮かぶ島国ヘレニカの王子、アレックスは困り果てていた。このところ4歳になる娘ゾーイのかんしゃくがひどく、養育係や個人教師が次々と辞めてしまったからだ。その原因を探ろうとしたが、自国の医療機関ではらちがあかず、アレックスは藁にもすがる気持ちでアメリカから専門家を呼び寄せた。ドッティは、ヘレニカ王国へと到着する直前になってようやく、自分が担当するのは王国の第2王子アレックスの一人娘だと知らされた。かわいそうなことに、娘の母親は2年前にこの世を去ったという。王宮の執務室でアレックスと面会したとき、ドッティは茫然とした。ギリシア神のような容貌の王子は、途方もなく尊大な男性だったのだ!■イマージュの人気作家レベッカ・ウインターズがエーゲ海を舞台に華麗なロイヤル・ロマンスを描きました。本作には、ミニシリーズ〈王宮への招待〉の1作として2008年に刊行された『運命の訪れ』のヒーローも登場し、物語を盛り上げています。
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4.0クレアは、勤務先に現れた人物を見て驚愕した。ブランド? まさか……彼が生きていたなんて!まぎれもなく、中東で死んだはずの夫ブランドだった。夫が浮気相手と失踪後、死亡したという衝撃的な事件にクレアはこの4年間、ずっと苦しんできた。だが夫は、誘拐被害に遭い監禁されていたのだと説明し、幼なじみの男性と一緒にいたクレアを激しく非難した。「ぼくを待ちきれず、ほかの男に乗りかえたのか!」私はずっとあなたに捨てられたと思っていた。そして悩んだ末、ある決断を下した。でも、それは間違っていたの?■夫を愛するがゆえの選択だったのに、些細な気持ちのすれ違いから、ヒロインは重大な秘密を隠し続けることになってしまいます。真実が明かされたとき、夫は……? 失われた歳月を愛で満たしていく、夫婦の心の絆が胸に迫ります!
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4.0ラナは失意のどん底にいた――幸せだと思っていたのは私だけだった。夫と愛人の乗った車が事故に遭い、夫は即死。愛人は瀕死の重体で、しかも臨月間近だという。さらにひどいことに、夫が投資資金を着服したせいで破産寸前なのだ。マスコミの取材攻勢の中、イタリア人大富豪ラファエルの訪問を受けた。かぐわしいムスクの香りを漂わせるセクシーなその男性をひと目見た瞬間、ラナは不謹慎にも彼が欲しいと思った。だが、こともあろうにラファエルは夫の愛人の兄だったのだ!そして、死間近の妹に代わり赤ん坊の後見人になってほしいとラナに頼む。ラナは気づかなかった。誘うような彼のキスで復讐劇の幕が開いたことに。■ドラマティックでセンセーショナルな大人の恋を描いて人気の、イヴォンヌ・リンゼイの作品をお贈りします。イタリア人大富豪は、ヒロインを誘惑の罠にかけたはずでしたが……。
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3.0アリソンはマキシモ・ロッシという男性の壮麗な邸宅の前に立ちつくし、唖然とした。本当にこれが私のおなかの子の父親の家なの?仕事に邁進することを選び、シングルマザーになるべく人工授精を受けた。運よく妊娠したが、受精卵は誤って移植されたものだと判明したため、提供者に必要な検査を受けてほしいと懇願しに来たのだ。だが現れたマキシモは威圧的な態度でアリソンの言葉を否定し、不妊治療を受けていた妻も亡くなり、精子は処分されたはずだと告げる。それでも言い張るアリソンに、彼は重々しく続けた。「僕の正式な肩書きはトゥラン国皇太子。君の話が本当なら、その子は我が国の未来の君主ということになる」■人気急上昇中のメイシー・イエーツがお届けする、思いもかけずにプリンスと結婚することになったヒロインのストーリーです。
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-休暇を終えて戻ってきたクロエは、家政婦として再び働きはじめた。職場は富豪一族が別荘として使う屋敷で、訪れる者は少なかった。だが、その日はプールに人の気配を感じて、はっとする。まさか、エイドリアン? 私の休暇中に事故で亡くなったはずなのに!彼女は立ちすくんだまま、日に焼けた体で泳ぐ男性を見つめた。やがて彼が誰なのか気づいてほっとする。この別荘の主人、デクランだ。彼はエイドリアンの兄で、カーステアズ家の事業を担う辣腕経営者。水から出た彼のたくましい腿には、長い傷跡が走っているのが見える。サングラスをかけ、頬にも傷のあるデクランの前に、クロエは進み出た。そしてすぐ、彼の目がほとんど見えていないことに気づく……。
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4.0マリサはある日、経営する店に現れた男性を見て息が止まった。レイフ! 6年間、かたときも忘れることのなかった男性。大富豪のレイフは、帰国する私を自家用機に同乗させてくれたが、その飛行機が墜落し、二人きりで一夜を過ごした。あのとき、墜落のショックにうなされる彼を抱きしめ、肌を合わせたのがまるで昨日のことのようだ。だが、その後ある事件が起こり、彼の前から消えるしかなくなった……。今はわけあって偽名を名乗るマリサに興味を示したらしく、さかんに食事に誘うレイフに彼女は戸惑いを覚えるばかりだった――ずっと秘密にしてきたことを彼に知られるわけにはいかないから。
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3.5コニーは地元の名士である父親の決めた相手と結婚することになるが、ベッドをともにする直前、彼から同性愛者であると告げられる。コニーとの結婚は、その事実を取り繕うためだったと知り、泣き崩れていると、ある男性に声をかけられた。これまで見たこともないほどハンサムでセクシーな体――ニコと名乗る男性に彼女はひと目で惹かれた。「泣くのはやめて、僕と一緒に来ればいい」夢に見ていた初夜にせめて女としての幸せを知りたくて、コニーはその夜をニコと過ごした。その幸せがのちに悲しみに変わるとは想像もしなかった。■ミニシリーズ〈愛を知らない男たち〉を今月と11/5刊の2回にわたって刊行します。生後すぐに生き別れ、互いの存在も知らなかった双子の兄弟それぞれのラブストーリーです。
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-大都会シカゴで、ローリーは期待に胸を膨らませていた。もう、いい子は卒業。今日からわたしは自立した自由な女性になる。思いどおりにふるまい、欲しいものはなんでも手に入れるのだ。まずは人々を引きつけてやまない本『恋の綱渡り』に従い、セクシーな冒険をして、女性としての喜びを知りたい。だが、病弱な祖母を残してシカゴに出てきた理由はもうひとつある。十五歳で家を飛び出し、この町で暮らしているはずの双子の姉、ミッキーを捜し出して一緒に新しい生活を始めたい。なにがあっても、ふたつの夢をかなえよう。意を決してローリーは、まだ見ぬ家主の待つ部屋のドアを叩いた。
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-アイアン王を倒したあと、アッシュとの約束どおり冬の王国へ赴いたミーガンは、囚われの生活を送っていた。そんななか行われたのが、季節の移ろいとともに妖精界の支配権を移す儀式。1本の王(おう)笏(しやく)を夏と冬の王国間で引き渡すのだが、その夜、王を討たれたはずのアイアン族が宮廷に忍びこみ、ミーガンの目前で大切な王笏を奪い去る! 事情を知らない周囲は、怒りの矛先をミーガンに向け……。
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-アーデンは伯母とともにゲストハウスを営んでいる。世間のことに疎い伯母に代わり、実務を担当しているが、経営は苦しく、みすぼらしくなった建物を改装する資金さえない。ある日、アーデンが買い物から戻ると、新たな客が来ていた。J・スティーブンズと名乗る男性客は徒歩で到着し、何泊するかも告げず、体の具合が悪いのか部屋にこもっているという。そんな話を伯母から聞き、アーデンは不安を覚えた。夕方、部屋から出てこない例の客に夕食を運んでいったところ、アーデンはいきなりどなりつけられ、息をのんだ。「僕の部屋にこっそり忍び込むのはやめてくれ!」■『君に甘いつぐないを』でドラマティックなロマンスを流麗に描き、大好評を得たジェシカ・スティール。本作では謎めいたヒーローが登場し、勝ち気なヒロインのハートをわしづかみにしています。
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-派手な女性関係で有名な実業家、クィン・サリヴァンが逆恨みから父の会社を買収したうえ、妹との政略結婚を提案してきたと知り、キアラは彼のオフィスへ直談判に乗り込んだ――大切な妹を愛のない結婚の犠牲にするわけにはいかない……。どうにか妹との婚約破棄の約束を取りつけたものの、クィンの魅力に抗えず、キアラは彼の家で一夜を明かしてしまう。その翌朝、クィンは結婚相手は姉のほうに替えると部下に連絡していた。私をベッドに誘い込んだのは、復讐計画の一つだったのね?!怒りと絶望に打ちのめされ、キアラはクィンに宣言した。「結婚は受け入れても、あなたとベッドを共にするつもりはないわ」■復讐に燃えるヒーローの便宜上の花嫁となったヒロインは、やがて自分を愛してくれない夫への抑えきれない情熱に悩まされることになって……。人気作家アン・メイジャーのゴージャスでセクシーな渾身の一作! どうぞお楽しみください。
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3.0カリスはまたいやな夢を見て、目を覚ました。3年前に別れたザンダーと教会で結婚式を挙げる夢だ。なぜこんな夢を繰り返し見るのだろう。2人は会って早々に恋に落ち、一緒に暮らすほどだったのに、彼の裏切りを知ったカリスは、黙って逃げだしたのだ。ところが、その夢を見た日の午後、カリスの前にザンダーが現れた。彼女が仕事で抱える不動産物件の古い屋敷を見に来たという。ザンダーの目的は何? 彼にはどうしても会いたくない理由があるのに。カリスはずっと心に秘めてきたことが明かされそうで怖かった。それは彼が許すはずのない、2人の間の子供をめぐる悲しい秘密だった。
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3.0夫の死後、エマは看護師をしながらひとりで娘を育てていた。ある日、訪問先の老女の孫息子で、有名な大富豪ロッコ・ダンジェロに、3カ月間イタリアの屋敷に住み込んで、祖母を看てほしいと頼まれる――それも破格の報酬で。老女のたっての願いとあって引き受けたものの、あまりにもハンサムで魅惑的なロッコを前にし、よみがえるのは亡き夫の手ひどい裏切り。タブロイド紙で報じられていた恋人とは別れたと言うロッコに突然キスをされても、エマの警戒心は簡単に消えない。あれほど愛していた夫にさえ、私は愛されていなかった。プレイボーイの甘い言葉に、心を許してはいけないのに……。■イギリスの小さな村でひっそり暮らしていたヒロインは、愛を知らない億万長者に誘惑されたうえ、法外な給料と引き替えに一つ屋根の下で暮らすことに……。コバルトブルーの海が広がる美しいイタリアの町で花開く、ゴージャスな恋をお楽しみください。
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3.0「ラウル、会えてうれしいわ」ガブリエラは10数年ぶりに会ったラウルの手を握りしめた。でも再会がこんな日だなんて、とても悲しい。今日はガブリエラを親代わりになって育ててくれた、祖父の葬儀の日。幼いころから知るラウルとは、兄妹のように育ったけれど、事故で互いの両親を亡くして以来、今日まで会うことはなかった。抱擁を交わしながら、ガブリエラは彼の懐かしい香りに心を奪われた。今はただ、誰かにそばにいて抱きしめてもらいたい。けれど、それは今、私の腕の中にいるラウルではないはず。ガブリエラには、彼に惹かれてはならない理由があるのだから……。■兄妹のように育った幼なじみが12年の空白を経て再会。会えなかった日々を取り戻すかのように、2人の恋は燃えあがります……。パリ、ベネチア、スペインの古城へと巡る波瀾万丈のロマンスにご期待を!
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3.7明け方、突然の電話で起こされたイゾベルは、上司のタリクが事故に遭ったと知らされ、急いで病院に駆けつけた。彼はたくましい体を、狭いベッドに窮屈そうに横たえていた。イゾベルは傷ついた彼を抱き締め、慰めてあげたくなった。それは普段オフィスで接するタリクには抱いたことのない感情だった。彼女にとって、タリクは中東のプリンスで、しかも巨大企業の経営者。イゾベルは彼の有能な秘書として、そつなく仕事をこなすだけだった。ところが、その関係が急に危うくなりかけた……。1週間の安静を言い渡されたボスの面倒を、彼女が見ることになったのだ。男性として意識するようになった彼を、2人きりの小さなコテージで。■今月、S・ケンドリックが描くのは、人気のボス&秘書のロマンス。さらにそのボスが砂漠の国のシークだったら? 『砂漠に燃える恋』の関連作ともなっている本作を、ぜひお楽しみください。
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4.0美貌を武器に次々と恋人を作っては、容赦なく捨てる悪女。モデルのヘザーには、いつもそんな評判がつきまとっていた。それが深く傷ついた初恋のせいだと知っているのは、従姉だけだった。だが今回ヘザーに言い寄ってきたレイスは、いつもの相手とは違った。危険なまでの魅力をたたえ、彼女への熱い関心を隠さない。レイスはモデルの仕事にかこつけてヘザーをオフィスに呼び出し、愛人になることを条件に大きな契約の話さえ持ち出してきた。「僕はきみが欲しい。きみも僕を求めるようにさせてみせる」レイスの言葉の激しさに恐れをなし、ヘザーは家に逃げ帰ったが……。■ペニー・ジョーダンの追悼特集としてお贈りする未邦訳作品。今月は1984年の作品をお届けします。波乱に富んだストーリー展開に、作家の実力の高さが随所にうかがえる傑作です。次回は12月、彼女の遺作がついに刊行されます。ご期待ください。
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4.0地元オクラホマでの親友の結婚式に出席したデビーは新婦の兄コール・ブラウンフィールドに会うなり、運命を感じた。あとを追うようにやってきたカリフォルニアで、運よくブラウンフィールド家に家政婦として雇われる。忙しい日々を送る敏腕刑事のコールをかいがいしく世話するものの、彼はデビーの思いを無視するような態度をとるばかりだ。ところがある夜、デビーが眠れずに庭のプールで泳いでいると事件現場から戻った、憔悴した様子のコールが近づいてきた。そして闇のなか、服を脱ぎ捨てるやいなや……。
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3.0“ただちに来てくれ。君の妹は助けを必要としている”修道院へ入る直前、敬虔な看護師のドミニクは、妹の嫁ぎ先であるイタリアのロマノス家から火急の知らせを受けた。美しく華やかで、陽気なあの子にいったいなにがあったの?サン・サビーナに到着し、船のタラップを降りた瞬間、高級車の脇に立ち、彼女を尊大に眺めまわしている男が目に入った。あの人が妹の夫の兄で、ロマノス家の家長ドン・プレシディオ……。このときドミニクはまだ知るよしもなかった。一生を神に捧げるという誓いが、プレシディオによって、根底から揺さぶられることになろうとは。■古典的で荘厳な雰囲気のロマンスを描くことを誰よりも得意とする往年の人気作家ウィンズピア。貴重な未邦訳作品の中でもひときわ印象的な、心を閉ざした大富豪と未来の修道女のロマンスです。
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3.3かつてキャシーはモデルとして華々しく活躍していた。だが今はジェイン・ヘンショーと名乗り、髪をひっつめて眼鏡をかけ、不動産会社で地道に働いている。ある日、彼女は経営に行きづまった雇い主から、次の仕事の面接をすぐ受けるように言われた。フランスのホテル経営者マルセル・ファルコンが、イギリスでの業務拡張のためにアシスタントを探しているという。一抹の不安を覚えながらタクシーを飛ばして面接会場に到着したとき、キャシーは凍りついた。あのマルセルが目の前にいる!破滅的な出来事のせいで10年前に別れを告げるしかなかった男性が。■イマージュの実力派ルーシー・ゴードンが描く、ファルコン家の5人の息子たちのロマンス。『波打ち際のシンデレラ』に続いてお届けする本作は、フランス生まれの次男マルセルの物語です。
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-チャステティは亡くなった婚約者との約束を果たすために、不動産会社を営む大富豪の男性、ゲイブを訪ねた。彼女はかつてゲイブの秘書を務め、密かな恋心を抱いていた。再会によって彼の魅力にふたたび惹かれてしまうが、それはゲイブも同じだった。しかし、ゲイブの弟だった亡き婚約者とのことで、ふたりのあいだには溝ができていた。わだかまりを消すためにと、ゲイブからリゾートへの旅に誘われ、チャステティは迷いながらも承知する。夜の浜辺でのキスは次第に激しさを増し、体が熱くなって……。■昨夏の急逝が惜しまれるサンドラ・ハイアットのオフィスものをお贈りします。秘書だったヒロインのある告白に愕然とするヒーローと、信じ難い現実を知って苦悩しながらも、情熱を抑えられないヒロインとの灼熱の恋――ご堪能ください!
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4.0いったいなんの用なの?もう過去はすべて忘れたというのに。3年前に夫を亡くしたシエナは、義兄が訪ねてきたことに驚いた。義母アヴリルが病気なので、孫娘のデイジーに会わせたいというのだ。亡き夫の兄で、大会社を経営する義兄のコナンは、以前からシエナを“浮気性で金遣いの荒い悪妻”と決めつけていた。一方シエナも、夫が助けを必要としているときに手をさしのべてくれなかったコナンに今も不信感を持っている。それなのになぜか、彼を前にすると心臓が早鐘を打ち始める。結局シエナはコナンに押しきられ、アヴリルのいる南仏の別荘でひと夏を過ごすことになるが……。
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3.5姉の結婚式でギリシアへ向かう途中ドバイに立ち寄ったティナは、ティールームで後ろの席から聞こえた声に身を固くした。まさかアリがここに?ああ、どうしよう!アリとは18歳のときに出会い、ひと目で恋に落ちたものの、彼は3カ月で私に飽きてギリシアへ帰っていった。初めての恋に破れて傷ついた私は、その後モデルのキャリアも捨て、ようやく今は平和な暮らしを手に入れたのだ。もう2度とアリのような男性に人生を狂わされたくない。ティナはそっと席を立つが、結局、数年ぶりに対面することになる――彼に決して知られてはならない大きな秘密を抱えたまま。■せつなすぎる再会の物語をエマ・ダーシーがギリシアを舞台に描きます。華やかな世界も存分にお楽しみください!
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3.0まさか、故郷を出ていったダリウスが戻っていたなんて。クロエは実家に戻ったその日に彼とでくわし、愕然とした。昔あこがれていた、准男爵家の次男ダリウス・メイナード。ある晩の舞踏会でクロエを誘惑しておきながら、翌朝には自分の兄の妻と駆け落ちしたという、心ない男性だ。でも、彼のことなんてもうどうでもいいわ。わたしは恋人のイアンと結婚するために帰ってきたのだから。ところがダリウスは何かとクロエにつきまとい、淡い恋心と、あの夜の甘美な記憶を呼び覚ました。一方、イアンの態度は煮えきらず、彼女の心は揺れ始める……。■ハーレクイン日本創刊の1年後、1980年に『幻のシャトオ』でデビューし、今なお年2作のペースで精力的に執筆しつづけているS・クレイヴン。常に新旧のファンを魅了している彼女が、これぞイギリス発のロマンスといえる雰囲気たっぷりの新作を書きました。
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3.0グレイスは休暇中のカフェで耳にした噂に夢中になった。連日タブロイド紙をにぎわす有名な実業家マルコが、この小さな町にある別荘にやってくるという。マルコは冷酷なプレイボーイで、次々に美女たちと浮き名を流している。その理由が、彼が孤児として愛を知らずに育ったことにあると知り、グレイスは心を決めた。彼に会いに行こう、と。そして、私の働くロンドンの慈善団体への寄付を頼むのだ。意外にもマルコはグレイスの話を聞いてくれ、翌日、もう一度じっくり話をしたいと言ってくれた。有頂天のグレイスは気づかなかった。マルコに思惑があることに。
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3.7アテネ郊外で継父と継妹と暮らすクレアは、継父の決めた裕福な好青年との結婚を4カ月後に控えている。内気な自分にぴったりの相手だと思いつつ、彼女は迷っていた。ある日、継妹がヨットクラブで出会った男性ベンを家に連れてきた。クレアと違って奔放な継妹にお似合いの自信満々のプレイボーイだ。ベンはクレアを無遠慮に観察し、いきなり手を取ってキスをした。そのとたん、クレアは激しく震えた。いったいなぜなの?初めて経験する熱いざわめき。拒もうとしても拒めない。「君はお父さんの決めた人と結婚することなどできない」彼の言葉は、今まで平穏だったクレアの人生を根底から揺さぶった。■往年の名作家シャーロット・ラムの貴重な未邦訳作品をお届けします。初めて知る恋に戸惑うクレアと、迷う隙を与えまいとするかのように次々と誘惑をしかけるベン。二人が繰り広げる熱い攻防……はたして勝者は? 最後までハラハラドキドキが止まりません!
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3.0イギリスで高校の歴史教師をしていたサラは、同僚だった恋人を新任の女性教師に奪われ、失意の底にいた。これまでの人生、安定を求めて近道ばかり選んできたけれど、結局はこの有様……。サラは心機一転、ローマに職を見つける。出発前、サラを案じる曾祖父は、元医師らしくこう言った。“処方薬はロマンス。黒い瞳のイタリア人の恋人と楽しむこと”笑い飛ばしたサラだったが、すぐに出会いは訪れた。近郊の村で知り合った、目もくらむほど素敵な伯爵、マッテオ。情熱的に見つめられ、吸い寄せられるように身を寄せ――なんてこと、この私が出会ったばかりの人とキスするなんて!■サラのローマ行きのもう一つの目的は、年老いた曾祖父の昔の恋人“ルチア”の消息を知ることでした。そのための小旅行が、傷心の彼女の運命を変え……。遠き日のロマンスと現在進行形のロマンスが重層的に描かれた、心揺さぶる秀作をお楽しみください。
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3.3グウェンはサンアントニオ警察に入ったばかり。直属の上司はリック・マルケス――長い黒髪が魅力的な、オリーブ色の肌の男性だ。不器用なうえに極度の近眼のグウェンは、ある日、事件現場でとんでもない失態を演じてしまう。リックから厳しい叱責の言葉を浴びせかけられ、初めて会ったときから彼に惹かれていたグウェンは落胆した。信じられないほどハンサムなのに、リックは今までどんな女性とも真剣な関係になったことがないという。重い秘密を抱えているわたしなんかが相手にされるのは夢物語……。■ダイアナ・パーマーのライフワークとも言える〈テキサスの恋〉の最新作をお届けします。これまで数々の作品で印象的な役割を果たしてきたリックがヒーローとして登場します。お見逃しなく。
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3.0大手リゾート開発会社のPRを担当するリリーは難題に直面していた。社長であるゲージ・フォレスターの妹に不倫報道が出たのだ。仕事を請け負って4カ月、会社のPRは順調に成果を上げているが、とくに女性の側のスキャンダルは振り払うのがむずかしい。リリーが頭をかかえていると、ゲージは驚くべき提案をした。妹からマスコミの目をそらすため、自分が結婚を発表するというのだ。確かに彼は日ごろゴシップ紙を賑わせているプレイボーイの富豪。結婚がトップ記事になることは確実だが、彼に恋人はいないはず……。いぶかしげにゲージを見やると、青い瞳がひたとリリーをとらえていた。彼の端整な顔にゆっくりと笑みが浮かんだ。「僕と結婚してほしい」■愛や結婚を信じられず、他人と深くかかわるのを避けてきたゲージとリリー。“婚前旅行”で訪れた南の島で、似た者同士のふたりの距離は急速に縮まるものの……。期待の新人作家が描く、切なくも甘い、濃密なロマンスをどうぞご堪能ください。
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4.0床にはいつくばって銀行のオフィスを掃除していたサラは、不意に聞こえてきた男性の声に凍りついた。この声は……ラウル! 間違いない。二人は5年前、海外のボランティア活動で知り合った。ラウルは帰国する際、永遠の約束を求めるサラに冷ややかに告げた。「ぼくの人生設計の中に、きみは存在しない」あれから彼は野望を次々と実現し、今や銀行のオーナーだという。一方、サラは清掃員となり、ぎりぎりの生活を送っていた。でも、どんなにみじめで逃げたくても、再会したからには言わなければ。ラウルとわたしには、4歳になるかわいい息子オリヴァーがいることを。
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3.8レクシーはその事故のテレビ映像に衝撃を受けた。高速のボートレースで先頭の船が宙に舞った。別居中の夫のボートだ!フランコ。彼には2週間前、離婚手続きの書類を送ったばかりだった。彼の父親に重傷の息子を見舞ってくれと懇願され、レクシーはすぐさまイタリアの病院へと向かった。フランコは医療機器につながれながらも彼女との話し合いを望んでいた。結婚が破綻したのは彼のせいなのに、どうして今さら?誰が最初にものにするか賭けをして、わたしに近づいてきておきながら。携帯電話に送られてきた、仲間と笑う彼の写真は今でもおぼえている。そして親友の妹とベッドに入っている、肌もあらわなもう1枚の写真も。■シリーズを代表する人気作家、M・リードがイタリア人ヒーローと、10代で彼の妻になったヒロインの、ドラマチックなロマンスを書きました。二転三転する予測できない展開を一気にお楽しみください。
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4.0まさか彼が会社の重要な取引先の社長だとは思わなかった。彼の名はセバスチャン。豪壮な邸宅に住む、騎士を先祖に持つ貴族。ファッション業界で成功を夢見るジェシカは、セビリアにやってきた。注文服を作る最高の素材が見つかったと喜んだのも束の間、その布地を作る工場の経営者がセバスチャンだったとは……。彼とは仕事で会う前、従妹が彼の弟と起こした恋の不始末を巡って、さんざん激しい言葉の応酬をしあったばかりだった。彼は、話をするために屋敷を訪れたジェシカを従妹と思い込み、大事な弟を金目当てに誘惑した性悪女と、一方的にののしった。商談の席でもなお侮辱を続ける彼の頬を、ジェシカは思わずぶっていた!■追悼特集としてお贈りしているペニー・ジョーダンの新刊。今月と来月は未邦訳作品をお届けします。数々の長編小説を書き、多くの読者を魅了した、彼女の確かな実力をうかがわせる作品ばかりです。
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-“セルゲイ・コロドフ。コロドフ・エンタープライズCEO”ハナは渡された名刺を見て、思わず目をみはった。彼はモスクワの赤の広場で、すりに遭ったところを助けてくれた男性。でもまさか、泊まるように言ってくれたこのホテルのオーナーだなんて。ハナは案内された豪華なスイートルームを見まわした。セルゲイはさらに、今夜、ディナーをともにしたいという。ニューヨーク郊外の小さな町からやってきた旅行者に、彼のような大富豪が興味を持つはずがない……。そう思いつつも、レストランで、キャンドルの明かりを浴びた彼の美しい顔立ちを前に、ハナはそのまなざしに潜む、冷たい孤独の影が気になりはじめていた。
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2.0レイチェルは暴漢に襲われかけたところをたくましい男性に助けられた。夜道で顔も見えないというのに、その男性の発する危険な香りは暴漢以上だ。困惑するレイチェルを残し、彼は名乗りもせずに立ち去った。翌日、その男性がカレン・ローガンだとわかって、レイチェルは愕然とする。嘘でしょう?あの札つきのならず者が、なぜ私を助けたの?この町に彼を温かく歓迎する者は一人もいないはず。そう、十五年前、謎の死をとげたカレンの父親をのぞいては……。
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4.0ジャスティンは富も地位も権力も手に入れ、人生の絶頂期にいた。だがなぜか心だけは満たされず、妙な違和感をぬぐえないのだ。サラは今ごろ、どこでどうしているだろうか?2年前、ジャスティンは恋人のサラを冷酷に傷つけたうえ、彼の子供を身ごもったと知るや追い払ったのだった。そんなある日、ジャスティンが乗っていた車が事故を起こす。彼は一命を取りとめたが、大切なサラとの記憶をなくしていた。まるで別人に生まれ変わったように変貌したジャスティンは、運命に導かれるまま、サラが暮らす村ヘイブンへと旅立った。
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4.5個人の患者に付き添う派遣看護師として働くイゾベルは、壮大な屋敷で、緊張しながら雇い主を待っていた。現れたドクター・トーマス・ウィンターはハンサムだったが、イゾベルをひと目見て顔をしかめ、若すぎて不適格だと決めつけた。トーマスとともにストックホルムを経てポーランドへ渡り、彼が幼いころ世話になった養育係(ナニー)を引き取りに行くのだが、脚が悪く気むずかしい老婦人を、彼女には扱えないと言うのだ。イゾベルはくじけそうな心を奮い立たせ、大丈夫です、と請け合った。このときは想像もしなかった。まさかトーマスに恋をするなんて。そして、美貌の婚約者がいる彼は、決して振り向いてくれないことも。■穏やかな作風で読者の心を潤すベティ・ニールズ。謎めいた年上の男性に翻弄されるようにヨーロッパ各地を転々とし、一生懸命期待に応えようとしているうち、いつしか心は彼にとらわれていて――そんなヒロインのいたいけな心が甘酸っぱい、至極の初恋物語です。
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3.0ケイトリンは土地を手放すかどうかの瀬戸際にあった。頼みの綱は、知り合った老シークが息子同然にかわいがっている大富豪からの資金援助だ。ところが現れたのは、かつての恋人ルークだった。6年前、妊娠を告げようとしていたケイトリンの前から、突然姿を消したルーク。彼がシークの息子も同然ですって?動揺する彼女を、高級スーツに身を包んだルークは冷ややかに見た。捨てられたのはケイトリンのはずなのに、彼はひどく怒っている。「きみとぼくとはもうなんの関係もない!」そう言っておきながら、ルークは激しいキスをしてきて……。■愛し合いながらも実ることのなかった恋。6年後、狂おしき再会を果たした2人は、互いに隠されていた真実を知り、驚愕します。人気作家アン・メイジャーが描く激情の世界をお楽しみください。本作は、『アマルフィの花嫁』の関連作です。
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-きらびやかな宮殿の中庭に腰掛けたイブは、新しい仕事の申し出を受けてためらっていた。つい最近までアメリカから出たこともなかった自分に、地中海に浮かぶ小国の王室の厩舎マネージャーが務まるだろうか。だが、心配なのは責任の重さや王室のしきたりだけではない。彼女の雇主――ステファン王子の存在だ。指図するのが当然のような、尊大な振る舞いに苛立ちながらも、イブは力と知性を兼ね備えた王子に惹かれずにはいられなかった。そして売り言葉に買い言葉で仕事を引き受けたとき、ようやく気づいた。島に囚われた今、彼の魅力から逃れる術はないのだと。■仕事はうまくやりたい半面、ステファンとは距離を置きたいイブ。ところが事はそううまく運ばず……。人気作家リアン・バンクスの描く、情熱的な王子の誘惑をご堪能ください。
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4.0私の初めての恋人、ランツォが来ているなんて……。ジーナはパーティ会場で彼と再会し、身を震わせた。10年前の夏、2人は森の奥で木漏れ日を浴びながら愛を交わした。だが数週間後、彼は一方的に別れを告げてイタリアへ帰った。当時の苦悩と悲しみがよみがえるなか、今や大物実業家となった彼から思いがけない提案を受ける。「半年間、僕の秘書になってほしい。高給を約束しよう」失業中の身にもかかわらず、ジーナは迷った。ランツォのもとで働いたら、私はきっとまた傷つけられる。いまだに彼に抱かれたくてたまらないのだから。
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4.0交通事故で顔に激しい損傷を受けたジャッキーが望んだのは顔面を復元する手術ではなく、別人に生まれ変わること。整形手術で新しい顔を手に入れた彼女は過去の弱い自分を捨てた。ブルック・アダムソン。それがいまの彼女の名前だ。夫に奪われた息子との再会を果たすためには強くならなければ!大企業のトップで仕事人間の夫レイフとの結婚はつらい思い出ばかり。何がいけなかったの?どこを間違えたのだろう?そこにあると思っていた愛は最初からなかったのかもしれない。でも、どんなことをしてでも息子に会いたい。たとえレイフにどう思われ、どれほど邪魔をされようとも。■ハーレクイン・ロマンスのベテラン作家キャロル・モーティマーが描く、運命的な再会と愛の再生の物語です。はらはらする展開も存分にお楽しみください。
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3.0最初は、夢を見ているのかと思った。サウスベリー病院に職を得たサラは、理想と希望に燃えていた。資格を取って念願の職業につけたのがうれしくて、病院を見てまわっていたら、一人の男性に出会ったのだ。なんて美しいブルーの瞳の持ち主かしら。強烈な魅力に全身が震え、ただ見つめることしかできず、彼が近づいてくるだけで天にも舞いあがりそうな気持ちになる。これがひと目惚れというもの? 絶対に話しかけなくては。今すぐに!サラはとっておきの笑顔で男性の前に立ちはだかった。それが運命の仕掛けた罠とも知らずに。■7/5刊でお届けした『甘美な賭け』の関連作です。生まれて初めて愛し、純潔を捧げたジェイミーに、生涯忘れられない女性がいると知ったサラ……。このせつない恋のゆくえは?
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3.0ソフィーは親友のジャスパーに頼まれ、恋人のふりをして、彼の父親である伯爵の誕生日パーティーに出ることになる。同性愛者のジャスパーが、それを隠すため、一芝居打とうというのだ。彼の城に着き、兄のキットを紹介されたソフィーははっとした。城に来るまでの列車の中で見かけ、ひと目で惹かれた男性だわ。そのキットの前でジャスパーの恋人を演じるとは、なんて皮肉なの。一方のキットはソフィーに疑念の目を向け続けていた。列車の中でも派手な格好で人目を引いていた彼女は、どう見ても弟の爵位目当ての女性だ。誘惑をしかけてみれば、その正体がわかるかもしれない……。■今月と来月の2回にわたってお贈りする〈秘密だらけの恋〉。由緒ある伯爵家を舞台にしたラブストーリーをインディア・グレイが描きます。豪華な雰囲気もお楽しみください。
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-「きみと愛を交わしたい」久しぶりに再会したフォーチュン家の御曹子ダラスがいきなり発したぶしつけな言葉に、マギーは驚愕した。亡くなった奥さんに今も思いを寄せているという彼がどうして?マギーは職を失い、行き場がなくなったため、ダラスの経営する牧場で働く両親のもとに身を寄せていた。きっと彼はわたしのことを、妻を忘れるためのつかのまの情事の相手と考えているのだ。ひどい侮辱だわ! 怒りにうち震えながら抗議しようと口を開いた瞬間、今度は唇を奪われた。■品行方正な紳士と評判のダラスが態度を豹変させた真意は? 大人の駆け引きが楽しめます。
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-CIAの機密情報局〈アリエス〉のエージェント補佐ケリーは、局長のハッチに呼び出された。行方不明になったエージェントの捜索を命じられたのだ。この任務に成功すれば正式なエージェントに昇格できる。彼女にとって、これ以上のチャンスはない。だが、ただ一つ問題があった。イーサンと組んでカップルを装い、社交界のパーティに潜入しなければならないのだ。彼はずっと憧れてきた男性。しかも地味で経験不足の私が社交界だなんて。躊躇しているケリーに、イーサンの容赦ない言葉が飛んだ。「一日二十四時間の訓練が必要だ。だから一緒に住んでもらう」■機密情報局〈アリエス〉の敏腕エージェントたちが次々と巻きこまれていく巨大な陰謀とは……。
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-クリオは今夜のパーティにやってくるジョシュを待っていた。たくましくハンサムな彼は町の女性みんなのあこがれの的で、名家の美しい令嬢クリオも、その例外ではなかった。ただし、貧しい時代にクリオの祖父から援助を受けて成功した彼は、決して彼女に近づこうとはしなかった。では、なぜ目が合うだけで雷に打たれたような気持ちになるのだろう?手がかすめるだけで熱い衝撃が走るのはどうして?荒々しく謎めいたジョシュに拒まれるたび、クリオは思い出すのだった。十数年前、珊瑚礁に囲まれた青い海で彼の頬にキスしたことを。それ以来二人の間に芽生えた、切っても切れない運命という名の絆を。
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3.0ドレスデザイナーのアラベラの前に、思いがけない人物が現れた。罪なほどセクシーなイタリア人富豪ルキーノ・モンティセリ――妻子の存在を隠して愛の言葉をささやき、わたしの心をもてあそんだ男。しかし今、アラベラを見るルキーノのまなざしは怒りに燃えていた。「きみの雇い主のマリアは僕の叔母だ。きみはモデルをやめたあと、売れる見込みもないドレスをマリアに買い上げさせて大損をさせた」ルキーノは衆目を集めてドレスの在庫を売りさばくことを要求した。アラベラが自作のドレスを着て彼とデートをすればいいというのだ。しぶしぶながら、アラベラはルキーノの要求を受け入れた。ふたたび感じた胸のざわめきには気づかないふりをして。■あふれるほどの富と魅力を兼ね備えているルキーノですが、じつは悲しい秘密を抱えていて……。ミラノとメルボルンを舞台に繰り広げられる切なくも美しいシンデレラストーリーをお楽しみください。
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3.0父親の葬儀の日、セリーナは弔問に訪れたギリシア人――アリステデス・サラントスの姿を見て驚いた。ゼロから海運業を興した彼は、今やセリーナの父の宿敵として、一族の前に大きく立ちはだかる存在だったのだ。セリーナの兄たちが憎悪の目で睨みつけるなか、アリステデスは彼女に歩み寄り、短い悔やみの言葉を残して立ち去った。葬儀からの帰路、セリーナは路上に佇むアリステデスに心を動かされ、彼の宿泊しているホテルまで車で送っていく。豪華なスイートルームで熱く甘い2日間を過ごしたあと、置き去りにされ、彼の子供を一人で育てることになるとも知らずに。■愛と陰謀の3部作〈ゾハイドの宝石〉で人気を不動のものにしたオリヴィア・ゲイツの新作をお届けします。はたしてヒロインは、ギリシアの海運王の心に愛を甦らせることができるのでしょうか。
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3.8シチリア島の空港で、ローレルは居たたまれない気分だった。滑走路に乗りつけた車から降りてくる、長身の男性に目をこらす。クリスチアーノ。そこには今でも胸が締めつけられる夫の姿があった。そう、あれはわたしの夫。でも、もうすぐ“元夫”になる人。2年の別居生活の後、ローレルは彼の妹の結婚式に出るため戻ってきた。当然会うはずのクリスチアーノとは、正式に離婚の書類を交わすために。なのに、彼は再会を早めてまで、なぜわざわざ出迎えに来たの?初めての子どもを失ったとき、仕事を理由に連絡さえくれなかったのに。ローラはそんなクリスチアーノに耐え切れずに家を出たのだった。癒えない胸の深い傷を抱えたまま、ローラは彼と向き合う覚悟を決めた。
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3.0ポピーがルカとの将来を夢見ていたのは18歳のときだった。イタリア名家の子息で5歳年上のルカとは完全に身分違いだったが、彼の愛は真摯で、疑うべくもなかった。運命のあの日までは。ルカは突然、同じ階級の女性と結婚し、ポピーを捨てたのだ!「いい人生を送ってほしい」あまりに無責任な一言を放って。そして7年後、スコットランドの城にひとりで住むポピーの祖母が、老朽化したその城を当局に没収されるかもしれない事態に陥る。心配になったポピーは嵐をついて城に着いたが、祖母の姿はない。不安を覚えていたそのとき、戸口に現れたのは、懐かしい大柄な男性のシルエット――ずぶ濡れのルカがそこにいた。■人気急上昇中のキム・ローレンスが、運命的かつセクシーな再会の物語を描きました! 政略結婚のために恋人を捨て、富豪の地位を築いたイタリア人ルカと、突然の裏切りに心砕かれながら明るさを失わなかったポピー。著者の魅力がいつも以上に味わえる一作です。
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3.5「王女である君が、どうして政略結婚を避けられると思うんだ?」サミアはサディクの言葉に耳を疑った。思いもよらないことだった。サディクは大国アル・オマールのスルタン。彼女は隣国の王女。確かに二人が結婚すれば、双方の国にとって大きな利益にはなるだろう。でも、こんな求婚の仕方があるだろうか? まるで何かの取引のようだ。彼にとって世継ぎをもうけるための“政略結婚”と愛人との関係は別。美女を選んでは捨てるプレイボーイぶりは、誰もが知っている……。だがサミアは、今とはまったく違う彼の孤独な姿も目撃していた。あのときサディクはうなだれ、心の痛みが手に取るように伝わってきた。あれが誰も知らない彼の素顔だとしたら……。サミアは返事を迷った。■先月刊行の『オアシスの熱い闇』にも登場した王国、アル・オマール。その国を治めるスルタン、サディクの物語をお届けします。傷心の王と純真な王女が紡ぐ砂漠の熱い夢の数々にご期待ください。
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4.0タリンは海辺で火事を発見し、必死に消そうとしていた。少しも衰えない火の勢いに立ち往生していた彼女のもとへ、ひとりの男性が加勢に現れ、窮地を救ってくれた。ケイドと名乗るその男性はたくましく魅力的な容貌を持ち、タリンの記憶では、ゴシップ誌で時折見かける金融界の大物だった。意外な男性との出会いに、タリンはとまどったが、ケイドは彼女を臨時の秘書として雇いたいと言いだし、さらに驚かせる。すぐ申し出に応じたものの、喜ぶ彼女はこのとき想像もしていなかった。ケイドが、最愛の弟を自殺に追いやったのがタリンであると疑い、真相を突き止めようとして近づいてきたのだとは……。
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3.0ロンドンの豪華なホテルのロビーでひと目見た瞬間、アレーナは全身がとろけ、たちまちその男性のとりこになった。彼の名はキリル、ロシアの実業家だという。勇気を出して声をかけたものの、冷たくあしらわれ、アレーナの初恋はたちまち消え去ったかに思えた。ところが、彼女の姓を知ったとたん、キリルの態度が一変する。「きみとの再会を期待しているよ」この人なら、きっと本物の恋の喜びを味わわせてくれる。うぶなアレーナは天にも昇る心地だった。だが、彼の真の狙いは競争相手の彼女の兄を出し抜くことにあった……。■昨年12月、惜しまれつつ、その生涯を閉じたペニー・ジョーダン。ハーレクイン・ロマンスでは、追悼特集として今月から4カ月連続で彼女の作品をお届けします。
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4.0ジョージアはまだ23歳の若さながら、昼間はウエイトレス、夜はダンサーとして、町のバーで休む暇もなく働いている。本当はやりたくない仕事だが、病弱な母を抱えているうえ、家の修理やその他の問題で、普通の収入では足りないのだ。ある晩、いつものように仕事を終えたジョージアは酔っ払いにからまれ、獣医のジョーダンに救われる。こんな私を、身を挺して守ってくれる男性がいるなんて……。情熱的で優しい彼に急速に惹かれるジョージアだったが、彼女にはどうしても素直になれない事情があった。
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3.0旅行代理店を営むマンディに、ある朝1本の電話がかかる。相手は今をときめく実業界の大物であり、新聞の社交欄をつねに賑わすプレイボーイのコナーだった。彼は近々モロッコで開催予定のビジネス会議の手配を、すべてマンディに頼みたいというのだ。転がりこんできた幸運に興奮するマンディだったが、打ち合わせで初めてコナーと対面するや、不安にかられた。信じられないほどのハンサムな容姿と圧倒的な存在感──彼に同行して1週間も過ごすなんて、本当に私にできるの?
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4.0メレディスのこれまでの人生は不幸一色だった。小さな島国、チャタム王国の貧民地区で女手一つで育てられ、バレリーナをめざすが、恋人のために諦めて母になる道を選んだ。だが、その彼にはすぐ捨てられ、あげくに娘と母を事故で奪われた。心のよりどころは、貧しい少女たちのために開いたダンス教室。そして、今年の春の祭りで王子と踊ることになったのだ。レッスンに現れたプリンス・キアナンは魅力的で自信に満ち、おとぎ話を信じないメレディスでさえ、惹かれずにはいられない。それにしても、決して感情を見せない彼のダンスは堅苦しすぎるわ!祭りまで数日――王子の心を開くため、メレディスは一計を案じる。■軽やかな作風で人気のカーラ・コールターが放つ感動のロイヤル・ロマンス。貧しさと絶望から、若くしてドライな心を持つようになったヒロインと、踊るのが大の苦手という堅物のプリンス。ダンスを通じて心が通い合ってもなお、身分の差は超えられなくて……。
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-ある日、アレクサがジェット機内の清掃をしていると、驚くべき“忘れ物”を機内で発見した――かわいい双子の赤ん坊だ。すぐにジェット機のオーナーであるセスの元妻が置き去りにしたと判明。困り果てた彼に、アレクサはベビーシッターを頼まれてしまう。ハンサムな億万長者、セスの操縦するジェットが向かったのは、フロリダの太陽がまぶしいプライベート・アイランドだった。過去の経験から男性との深いかかわりを避けてきたアレクサに、セスはセクシーなまなざしで危険な誘いをかける。「週末だけでいい。ふたりでアバンチュールを楽しもう」アレクサの体の奥で欲望の炎が燃えあがり、大胆な自分が目を覚ます。■真夏のバカンスにぴったり! RITA賞受賞作家キャサリン・マンが描くのは、南の島でセレブ気分を満喫いただける熱い恋の物語。
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3.0「1日だけ、わたしと入れ替わってくれない?」フロリダで出会ったエメリーヌの頼みに、ハンナは仰天した。確かに顔は瓜二つで、身長も年齢も同じだけれど、エメリーヌはブラバント国の王女、わたしとは育ちが違う。即座に断ったものの、深刻な事情があるらしい王女に泣きつかれ、数時間という約束で、ハンナは身代わりを引き受けた。ところが、エメリーヌは2日たっても戻ってこず、ハンナは王女になりすましたまま別の国へ飛ぶ羽目になった。訪問先のラグヴァ国で彼女を待っていたのは、エメリーヌの婚約者だという、国王のゼイルだった。■かわいいヒロインとセクシーなラブストーリーを描くのが得意なジェイン・ポーターの久々の新作をお届けします。なんと、プリンセスの身代わりとなってしまったヒロインは……。
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3.3有名な会社社長で、女性たちの理想の男性としても知られるライアン。クライアントの1人である彼のオフィスを、ローラは週に1度訪れる。だが彼と私語を交わすことはなく、格好も地味なものを選ぶ──本当は、ライアンの男性的魅力を意識していることを隠すために。そんなある日、ローラは途方に暮れていた。もう先は長くないであろう祖母を喜ばせるため、つい“運命の男性に出会った”と嘘をついてしまったからだ。心ここにあらずの状態を、いつもは冷淡なライアンに気づかれ、思わず真実を告げてしまったローラは彼の言葉に唖然とした。「では僕がその運命の男性を演じてあげよう」■いつもセクシーなラブストーリーを届けてくれるミランダ・リーの待望の新作です。愛を信じない男性と、恋人同士を演じることになったヒロイン。この恋のゆくえは?
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3.5夫のアントニオのもとを去り、イタリアからシドニーに戻って5年。クレアは前を向いて生きていくためについに離婚を決意した。ワーキングホリデーでイタリアに行き、美容師として働いていたとき、彼女は若き外科医のアントニオと出会い、思わぬ妊娠によって結婚した。ところがその子供を死産して以来、2人の仲は冷えきり、結婚生活はわずか1年しか続かなかった。そのときにすべて終わったと思っていたのに……。弁護士を通した離婚の申し立てにアントニオは応じず、直接会って話し合いたいと要求してきた。クレアはそれを恐れた。彼と会ったら自分がどうなるかわからなかったから。■『悲しい誤解』のスピンオフ作品をお届けします。前作のヒーローだったマリオの兄で、優秀な形成外科医アントニオのせつないラブストーリーです。
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-フィリーはロンドンの病院で働く優秀な看護師。友達も多く、患者からも慕われ、医師からの信頼も厚い。しかし国家公認看護師の最終試験に合格しても、無神経な継母と妹たちからお祝いの言葉はなかった。ほかの同僚はみんな、家族や恋人に祝ってもらえるのに。寂しい思いを隠して、フィリーは一生懸命仕事に励んだ。勤務が終わったころ、彼女は待ち人がいることを告げられる。言われた場所にいた男性には、見覚えがあった。今朝、エレベーターで手伝ってくれたすてきな人。なんと彼の用件とは、お祝いもかねた食事への誘いだった。
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3.7ミーガンは地味でさえない女子高生。そんな彼女の退屈な日常は、16歳の誕生日に一変する。甘えん坊の幼い弟が突然、凶暴に豹変して襲いかかってきたのだ。間一髪のところを助けてくれたのはお調子者で幼なじみのロビー。「こいつはきみの弟じゃない。本物は“妖精”にさらわれたんだ」あっけにとられるミーガンに、さらに彼は真剣な顔でとんでもない告白を――妖精迷宮への旅が始まる!
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-地味な秘書のアナベルに、驚くべき仕事が舞い込んだ。取引先のイタリア人自動車会社社長から、新しいスポーツカーの広告モデルに指名されたのだ!“きみは美しい――まだ誰も気づいてはいないがね”老社長に励まされ、アナベルは思いきってやってみることにした。撮影初日を終えた夜、ひとりコテージで休んでいると、突然ドアが開く音がして、誰かが入ってくるではないか!社長が息子のルッカに譲ったというこの別荘は、今は空き家のはず……。まさか、彼が帰ってきたの? 現れた男は、アナベルを一瞥して言った。「僕が留守のあいだ、父はここに愛人を閉じ込めているというわけか?」■ある悲しい事情から、家族にも知らせず秘かに帰郷していたルッカ。愛人と疑われて憤慨したアナベルは出ていこうとしますが、彼が怪我を負っていることに気づき、仕方なく看病を始めます。美しいアマルフィ海岸を舞台に、静かに育まれていく愛の物語をお楽しみください。
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4.0結婚をせかす父や興味津々なマスコミの取材攻勢にうんざりし、思いあまってサンフィリペを逃げ出した無垢なプリンセス、レベッカ。国外に身を潜めていると、偶然、兄の友人で億万長者のローガンと出会う。レベッカの窮状を聞いた彼は、恋人同士のふりをしようと提案した。自分がビジネス拡大のためプリンセスを利用したと知れれば、レベッカは同情され、結婚を無理強いされることはなくなるはずだと。だが、彼にキスされた瞬間、人生初の喜びを感じ、レベッカは動揺する。彼は契約を果たすためにキスしているだけなのに。そうとわかりりつつも、いつしか彼女は切り出していた。「私に、恋のレッスンをしてほしいの」■昨年の急逝が惜しまれる、RITA賞最終選考まで勝ち残った実力派作家サンドラ・ハイアットの日本語版刊行第2弾をお届けします。魅惑の億万長者に恋の手ほどきを受けるプリンセス――優美でせつない夢の世界にあなたをいざないます。
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-ルーカス・キングは西海岸で最大の建設会社の経営者。かつて自分を裏切った親友の妹、ローズ・クランシーの姿を偶然見かけ、怒りを再燃させたルーカスは一家への報復を思い立つ。言葉巧みにローズを誘惑してベッドをともにしたあと、冷酷に捨て去り、その事実を兄に突きつけてやるのだ。■これまでローズは家族の言いなりの人生を送ってきたが、自立を決心し、生徒の自宅に出向いて料理を教える仕事を始めたばかり。ある日、久しぶりに再会したルーカス・キングから、思いがけず料理を教えてほしいという依頼を受け、ローズの胸は躍った。初恋の男性が、情け容赦ない罠をしかけているとは夢にも思わずに。■名門一族の男たちを描く、モーリーン・チャイルドの人気ミニシリーズ〈キング家の花嫁〉最新作をお届けします。莫大な富と権力を誇るヒーローが唯一、手に入れることができなかったものとは?
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4.0ヨーロッパの王国のお城であったロイヤルウエディングで、イーディはニック・サバスと出会った。彼は著名な建築家で、新郎の従兄弟として結婚式に招かれていた。イーディは有名女優の母と妹とともに出席していたが、披露宴の舞踏会で、恋人と喧嘩別れをしてやけを起こした妹が、ニックにすり寄っていったばかりに彼と深く関わるようになった。妹のお目付役として、彼らのあいだに割って入ったイーディを、ニックが逆にダンスに誘ったのだ。おとぎの国の夢のような体験へと。二人はまるで昔からのパートナーのように一つになってフロアを舞った。やがて交わされるかもしれない愛の予感にとまどいながら……。
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3.5隣国のスルタンの誕生日パーティで、ジャミーラは初恋の人に再会した。少女時代から心ひそかに憧れていたシーク・サルマン――5年前にジャミーラを誘惑して純潔を奪い、残酷に別れを告げた男。彼は今も悪名高いプレイボーイとして自堕落な生活を送っているらしい。いいかげんに彼のことなど忘れようと決意したところだったのに……。目が合った瞬間、サルマンは苦痛を感じたように顔をゆがめたが、すぐにけだるげなまなざしでジャミーラの体を見下ろした。「君はあのときも美しかったが、今は成熟してあでやかな美女になった」値踏みするような態度に怒りを覚えて激しい口論になったのもつかの間、焼き印のように熱いキスでジャミーラは唇をふさがれた。■放埒にふるまう砂漠の王子が、実は意外な素顔を隠していて……。せつなくも情熱的なアラビアンナイトをお楽しみください。本作は『砂漠の国にとらわれて』の関連作で、さらに来月には隣国アル・オマールのスルタンをヒーローにした作品も刊行されます。
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3.5弁護士のアンナは父の命令でローマに行くことになった。プリンスの称号を持つドラコ・ヴァレンティなる男が、彼女の母の所有地を不法に利用しているという。ファーストクラスを取り損ねた彼女は、1人で2席確保した男性を見つけ、席を譲るよう迫った。だが、彼女の高飛車な態度が災いし、激しい言い合いになる。しかたなくアンナはエコノミーで我慢したが、フライトの途中、心変わりした男性から席を譲ってもらう。アンナは彼を強く意識し、ついに照明の落ちた機内でキスをした。その男性こそ、憎き交渉相手のプリンスだとも知らずに。■ニューヨークの名門オルシーニ家の兄弟たちを描いて好評だった4部作〈オルシーニ家のウエディング〉。彼らの妹として登場したアンナとイザベラの物語を今月から2カ月連続でお届けします。続編となる2部作〈華麗なるオルシーニ姉妹〉にご注目ください!
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4.05年ぶりの高校時代の同窓会を控え、ジョージィの心は沈んだ。欠席するわけにはいかないけれど、前回同様に一人で行けば、独り身の寂しい女だと同級生にばかにされるのは目に見えている。そう気落ちする彼女に友人が勧めたのが、エスコート派遣会社。すてきな恋人を雇い、会に同行してもらえばいいというのだ。悩んだすえにジョージィは男性を1人手配したが、当日の夜、現れたハンサムな男を見て息をのんだ。知的で落ち着いた物腰ながら、危険なほどにセクシーだ。こんな人と恋人同士のふりなんて……私にできるかしら?
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3.5ヴェリティは恋愛に興味を示さない、風変わりな貴族令嬢だ。そんな彼女を心配した伯母は、強引に彼女を連れ出し、社交シーズンで華やかなロンドンへやってきた。とある場所で初恋の人ブリンと再会したヴェリティは、5年前のほろ苦い失恋を思い出し、胸の痛みを感じた。私が恋愛を避けるようになったのは、やはり彼のせいなの?ブリンは相変わらず彼女を子供扱いし、からかってばかりだ。そんな折、偶然ある事件に巻き込まれたヴェリティは、覆面の男に助けられる。彼とは以前会ったような気がする……。
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4.0看護師のジェニーは、由緒ある名家の養女として育った。ハンサムで優秀な医師のダニエルに秘かな恋心を抱いているが、病院じゅうの憧れである彼が、振り向いてくれるとは思えない。あるとき、二人が担当する患者を立て続けに不幸が襲う。悲しみに沈むジェニーを、ダニエルはまるで兄のように慰めてくれた。仕事のことで、こんなふうに甘えてはいけないわ――必死に自制しようとするが、彼の腕の中から逃れることができない。ジェニーは知らなかった。ダニエルも彼女に惹かれながら、貧しい生い立ちに引け目を感じ、気持ちを伝えられないでいることを。二人はこみ上げる思いを抑えきれず、いつしか唇を重ねていた。■越えてはいけない一線を越えてしまった二人。あろうことかジェニーは妊娠し、胎児は生死に関わる危険な状態にあることがわかります。赤ん坊を救うための難解な手術ができるのは、ダニエルだけで――。ジョージー・メトカーフが描く、感涙必至の感動作です。
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3.0ジリアンは重大な決断を迫られていた。おじの遺言により、セオドアと結婚しなければ、今住んでいる牧場が競売にかけられてしまうのだ。子供のころから知っているセオドアのことは好きだけれど、恋人同士になるのも飛び越して、結婚なんて……。ジリアンにはセオドアが知らない過去があった。それを知ったら、彼は私をどう思うだろう?そんなある日、とんでもない人物が町にやってきた――もう二度と会うことはないと思っていた、ジリアンのあのいまわしい出来事にかかわる人物が。■5月に刊行された『無邪気なシンデレラ』に続く、2部作の2話目をお届けします。ヒロインを脅かす人物から彼女を守ろうと奮闘するヒーローの魅力が光ります。
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3.0ディオーネは父が倒れたと聞き、急ぎロンドンからアテネに戻った。病身の父は娘の顔を見るなり、とんでもない頼みごとをする。会社を救うために、大富豪のテオに融資を申し出てほしいというのだ。だがテオから条件として彼との結婚を強いられ、ディオーネは絶望する。父の命はきっと長くない。それでも、テオのような人とは結婚できない。結婚とは取り引きではなく、神聖な誓いであるべきだもの。長い間考え、ディオーネは心を決めた。彼と結婚はする。でも心も許さなければ、ベッドもともにしない。驚くことに、この非常識な提案をテオは受け入れた。しかしその理由は、ディオーネが想像もできないようなものだった。
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3.5有名病院で看護師として充実した日々を送るヴェリティは、ある日新たに転任してきた医師を見てわが目を疑った。ベネディクト──今でも忘れられない初恋の人。愛し合っていたはずなのに、彼は突然私の前から姿を消した。その後、妊娠に気づいた私は両親にも勘当され、一人で娘を産んで育ててきたのだ。そのときについた心の傷は今も癒えていないけれど、それでも彼を前にすると全身のほてりを抑えられない。だが次の瞬間、彼が言った言葉を聞いてヴェリティは凍りついた。「今日、僕の助手を務めてくれる君の名前は?」■セクシーで情熱的なラブストーリーが今や大好評を得ているシャロン・ケンドリックの初期作品を初邦訳でお届けします。純粋なヒロインの一途な恋のゆくえはどうなるのでしょうか?
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3.0イギリスの田舎町で受付係をしているルビーの家に、中東の国アシュールの宮廷顧問と名乗る老人が訪ねてきた。ルビーの母はかつてアシュールの国王と結婚していたが、世継ぎの男子を望む国王が2人目の妻をめとったことから離婚した。ところが現王室の構成員が事故ですべて亡くなり、今やルビーが王家の唯一の後継者だという。しかも、隣国ナジャールとの和平協定を結ぶため、ルビーにナジャールのプリンスと結婚してほしい、と告げる。驚いたルビーは言下に断るが、そこに現れた長身のハンサムな男性こそ、彼女を迎えに来たナジャールの摂政、プリンス・ラジャだった!■ハーレクイン・ロマンスで最も人気ある作家リン・グレアムが久々にシークとの熱いロマンスを描きました。思いがけなくプリンセスになることになったルビーのゴージャスな恋をご堪能ください。
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-母の婚外子として生まれ、大富豪である伯父に疎まれてきたベッカは、ある日その伯父の邸宅に呼ばれ、訝った。伯父のせいで妹と私は辛酸をなめてきたのに、今さら何かしら。聞けば伯父の娘でベッカの従姉ラリサが事故で昏睡状態となっているが、持ち株のすべてを浮気相手に譲るという文書を残していたのだという。そこで、ベッカをラリサに仕立てあげ、浮気相手の手元にあるその文書を取り戻そうというのだ。即座に拒絶するつもりだったが、その場に居合わせたラリサの婚約者セオの言葉にベッカは迷った。「報酬ははずむ。妹をいい大学に行かせたいんだろう?」ええ、もちろん。でも、この魅力的な男性の婚約者を演じるなんて……。■毎回、華やかな世界を描き、うっとりするようなラブストーリーを届けてくれるケイトリン・クルーズ。今月は身代わりの恋人を演じることになったヒロインのせつない恋物語です。
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3.0ロンドンのギャラリーに勤めるキャサリンは急病の雇主の代理でポルトガルの別荘に住む依頼人のもとに向かった。ところが絵画の鑑定を依頼したロベルト・デ・ソウザは現れたキャサリンが女性だと知って難色を示した。車の事故で脚に後遺症が残り、顔に大きな傷を負ったせいで彼は自分を醜いと思い込み、女性を避けるようになっていた。たとえ傷があっても気にならないほどすてきな男性なのに!一方、鑑定士としての経験も知識もあると自負するキャサリンは依頼人の信頼を得るため服装と仕事ぶりで“できる女”を演出し、ロベルトはしだいに彼女の人柄と美しさに心を開いていくが……。
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-マイアミのナイトクラブでダンスを教えるジェンがひそかに憧れるセクシーな男性。それは雇い主のネイト。二人で同じリズムを感じていると、どうしようもなく彼に惹かれてしまう。ジェンは過去の失恋の痛手から、関係を深めることを恐れていた。それに、ネイトはこのマイアミでは有名なプレイボーイ。彼に夢中になったら、傷つくのは目に見えている。ネイトはジェンの想いを見透かしたようにたくみに誘惑をしかけ、二人はついに情熱の一夜を分かちあった。でも、ネイトがすぐに別の女性とデートをしたことがわかって……。■華々しい栄光と苦い挫折をもつ二人の関係は、一夜だけの約束でしたが……。センセーショナルな展開に目が離せません!
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3.0秩序と規律を重んじるサイモンは驚かされるのが何より嫌いだ。そんな彼に衝撃の真実を伝えるため、トゥーラはサンフランシスコにある彼の豪華なオフィスを訪れた。「あなたには子供がいるのよ」という言葉を聞くが早いか、彼女の肘をつかんでドアの外へ追いだそうとするサイモン。まさか初対面の相手に突然子供がいると聞かされるとは。冷徹な敏腕社長として有名なサイモンも、さすがに度肝を抜かれた。トゥーラは自分の家で子供に会ってから話をしようと提案し、片手を差しだした。その手に彼が触れた瞬間、未来を予言するように熱い稲妻が2人の腕を駆け抜けた。
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-幼いころに両親を亡くし、車の整備士の伯父に育てられたイジー。その伯父も亡き今、彼女は独りぼっちだった。母のたった一つの形見は、家族に伝わるという古い木箱だが、鍵が行方不明なので、開けることができない。ある日、イジーの職場に黒塗りのリムジンが横づけされる。側近を従えて降りてきたのは、端整ながらもどこか野性的な男性だ。「きみがイザベル・ポーサードだね?」彼は親しい人しか知らないはずの本名をたずね、返事も待たずに続けた。「僕はニコ。ベルノニアの皇太子で、6歳のときにきみと結婚した」口をぽかんと開けたイジーをまっすぐに見据え、ニコは鍵を差し出した。■はたして鍵は木箱にぴったり合い、亡き母からの手紙やティアラを見つけたイジーはみずからの素性を知ります。けれど見知らぬ男性と結婚しているわけにはいかないと、婚姻無効の手続きのためニコとともに機上の人となりますが……。
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4.0ロンドンの病院で看護師をしているクレシダは、父親と母親を相次いで亡くし、悲しみに打ちひしがれた。大きな衝撃から立ち直るため、クレシダは看護師の職を辞めて心機一転しようと決めた。職業斡旋所で紹介されたのは、オランダの老医師が専門書を英語で執筆するのを補佐する仕事。雇い主の家に向かう途中、クレシダはアムステルダムに立ち寄ったが、運河の入り組んだ中心街で道に迷ってしまう。そんな彼女を助けてくれたのは、背の高い金髪の男性――ヒレス・ファン・デル・テイレだった。■古きよき時代の、心温まるロマンスを描き続けたベティ・ニールズ。本作はヒロインが仕事で訪れたオランダで運命の男性にめぐり合う物語です。
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4.0マルコは私を求めている! エレインは危うくそう信じそうになった。流行のレストランで、彼がエレインの指に見事な指輪をすべらせる。集まった記者たちが一斉にカメラのシャッターを切り始めた。ニューヨークで不動産会社を経営し、伝説的なビジネスの才能同様、女性との噂でも名高いマルコ。彼がついに結婚することになったのだ。でも、相手は噂の美女とは比べものにならない、地味な私――。もちろん、この結婚は事前に取り決められた形だけのもの。1年後には離婚し、エレインは彼が買収した念願の父の会社を譲り受け、マルコは結婚したことで交渉先の信用を得て、大きな契約を勝ち取る。だから、この指輪が本物になることなど絶対にありえないのよ……。店内の騒ぎをよそに、エレインは強く自分に言い聞かせていた。■ハーレクイン・ロマンスから期待の新人作家メイシー・イエーツがデビューを飾ります。ビジネスの世界で、セクシーなヒーローと元気なヒロインが繰り広げる、白熱の恋の行方にご期待ください。
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-「僕の名前はアミール。タラカールのシークだ」そんなばかな。キャシーは驚きに目を見開いた。彼女は昨日、アミールの国を旅してまわったばかりだった。ところが途中で山賊に誘拐され、この野営地に連れてこられた。あられもないアラブの踊り子の衣装を着せられ、男たちの元を訪れたアミールに貢ぎ物として差し出されるために……。でもまさか彼がこの国のシークだとは思わなかった。その彼がどうしてここに? キャシーを決して傷つけることなく、慎重に事情を尋ねてくる態度にはオーラが漂い、つい惹かれてしまう。同じテントで過ごすシークとの夜に、キャシーの心はざわめいた。
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4.0混んだ会社のエレベーターで、体が強く触れ合ってしまって以来、ルーシーは彼が忘れられなくなっていた。彼の名はアリストテレス。勤め先の世界的な貿易会社を経営するギリシア人CEOだ。彼は仕事の実力も男としての魅力も超一流のゴージャスな経営者。でも女性との仲は長続きせず、別れるときはいつも高額の贈り物をする。ルーシーは遠くから彼を見ているだけだったのに、急きょ、彼のアシスタントを務めることになった。前任の2人がボスに気のあるそぶりを見せたばかりに、首になったのだ。私は大丈夫。ビジネスライクに接してみせる。ルーシーはそう誓ったが、ある日、3週間のアテネへの出張に同伴するよう命じられる。
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3.0得意の料理で母の日を祝おうと思っていたローラは、家族水入らずの場に父が客を呼んだと聞いて憂鬱になった。会計士の父は、破産企業の清算人として冷徹非道と言われる一方、家庭でも暴君のようにふるまい、家族はいつも苦労している。当の客は、父の右腕であるジェイクというやり手の男性で、父同様に容赦ない性格の持ち主ではないか、とローラは疑っていた。だが実際の彼は、俳優のような容姿に機知と朗らかさをまとい、ひと目で惹かれたローラは庭で彼とキスまでしてしまう。こんな気持ち初めて――純真なローラは歓喜に震え、夢中になった。彼の本当の目的も知らぬまま、秘密のデートを重ねたある日……。■ドラマティックな展開でページを繰る手が止まらない。そんな本を巨匠エマ・ダーシーがまた描き上げました。ローラの一途な想いを踏みにじる、冷酷な実業家ジェイク。ベテランの力量が発揮された一冊です。
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4.0かねて病床にあった、メグたち三姉妹の母が亡くなった。家を売って、売上金は三人で分けましょう。いい値で売れるわ――長女の提案に、ロンドンで自活している末娘も大賛成。ただ一人、家を守り母の看病に明け暮れていたメグは気が重かった。大好きな田舎の家を手放して都会で働くなんて。私に何ができて?だが、メグは自己主張が苦手で、ひと言も反論でいないままだった。ふたを開けてみると家はなかなか買い手がつかない。ひょっとしたら、誰もこの家を買わないかもしれないわ。そんな期待が芽生え始めたころ、一人の男が現れた。現れ方のタイミングも最悪で、メグはぷりぷりしながら男を迎えた。
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-七年前、スターを目指してラスベガスにやってきたセレステは、恋人への愛を綴った歌がヒットしたものの、今は場末のバーで歌う身だ。そんな折、元マネージャーのせいで借金を負わされ、追われるはめになった。どこかに逃げなければ……。頭の中にはただ一人の男性しか思い浮かばなかった。フィリップ――かつて愛し、今も愛している人。セレステはいっとき行方不明だった彼が住む町へ向かう。だが、仕事がほしいと言った彼女にフィリップは荒々しく言った。「さっさと僕とベッドに行けば、欲しいものは手に入る」セレステは愕然とした。七年の歳月が彼を変えてしまったの?■恋人が外国で行方不明になったショックに耐えきれず町をあとにしたヒロインを、スターになりたくて彼を捨てたと誤解し、突き放すヒーロー。本作には、あのローンスター・カントリークラブも登場します。ご注目ください!
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4.0シドニーで新しく生花店を開いたソーニャは注目の的だった。若く美しく聡明で、アレンジメントの腕もいい。その彼女が伯父マーカスと親しいのがデイヴィッドは不安だった。もしかしたら、裕福な伯父の妻の座を狙っているのかもしれない。出自の不明な女性との結婚など、由緒ある一族が許すはずがなかった。彼女の素性を調べ、正体を明らかにしなければ……。一方、マーカスに連れられて晩餐会に出席したソーニャは、デイヴィッドを紹介され、激しく心を揺さぶられた。彼は明らかに、わたしを財産目当ての女だと疑っている。なのになぜ、すべてを打ち明けてしまいたい衝動にかられるの?■伯父を守るつもりでソーニャの秘密を暴いたデイヴィッド。皮肉なことに、その素性を知ったが故に彼女に強く惹かれていき……。愛の喜びと苦しみを、実力派作家マーガレット・ウェイが大きなスケールで描いています。渾身の一作を、どうぞご堪能ください。
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-サラは自分の身に起こったことが信じられなかった。上司に内緒で持ち帰った赤いピンヒールの片方が――人気ブランドの貴重な試作品が、行方不明になってしまったなんて。またとないチャンスだったのに。あの靴の記事をうまく書けば、ファッション誌の記者に昇格できたかもしれないのに……。オフィスで頭を抱えていると、思いがけない人物が現れた。一流デザイン会社の若き最高経営責任者(CEO)、ケイレブ・ルイス。サラが何度もゴシップ記事の対象にしてきたゴージャスなプレイボーイだ。ケイレブは例のピンヒールを拾ったことを匂わせてから切り出した。「実は、君を買収しに来たんだ。僕の会社の記事を書いてほしい」■眼鏡に地味な服装で、華やかなファッション界のゴシップを探るサラ。大切な靴を拾ってくれたのは、彼女が密かに思いを寄せていた“王子様”で……。心とろけるシンデレラストーリーです。
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3.5デザイナーのベルはギリシアの小島で大富豪ルーカスを待っていた。彼の妹のウエディングドレスを緊急で製作するため、これからプライベートアイランドに赴くのだ。だが迎えに来たルーカスは尊大な態度でベルに小切手を差し出し、事情が変わったからこのまま帰ってほしいと言う。お金ですべて解決できると思うなんて、どれほど傲慢な人なのかしら。でも、デザイナーとしての将来のために、私にはこの仕事が必要だ。ベルの懇願に、ルーカスは一度だけチャンスを与えようと言ってくれる。喜びいさみ、期待に胸ふくらませるベルは、彼が数週間だけの情事を楽しもうとしているとは想像もしなかった。
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3.0炎天下、レイチェルは豪華な別荘のインターホンを鳴らした。どうしてもアレッサンドロに会わなければならない。はるばるイタリアまで来たのに、会社の資金繰りはうまくいかなかった。邪魔をしているのが彼なのはわかっている。しかし、アレッサンドロからはすげなく門前払いを食らわされ、レイチェルの視界は涙でかすみ、頭痛はますますひどくなった。それもこれも、すべては5年前の身勝手だった私への復讐なのだ。あのとき父親を喜ばせたかった私は愛よりもお金を選び、プロポーズしてくれたアレッサンドロの目の前で別の人と婚約した──生涯でただ一人、“愛している”と言ってくれた彼を拒絶して。■イタリアのポジタノから始まる激しい復讐のストーリーをメラニー・ミルバーンが華麗に描きます。
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3.5「ミラノにはきみも一緒に来てほしい」傘下企業の総会に出席するボス、ブレイクに請われ、カーラはあまりに突然のことに困惑を覚えた。夢のような話だが、病弱な母を残して海外へは行けない。だが、ブレイクの執拗な説得に屈し、彼女は母を叔母に預けてイタリアへと旅立った。驚いたことに、専用機の乗客はブレイクと二人きり、着いたホテルでも、彼のスイートルームの続き部屋をあてがわれた。いったい、この待遇は何を意味するの?カーラは考えもしなかった──ブレイクにある思惑があることを。
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4.0フランキーは不動産会社を経営するハンサムなサイモンと婚約。美しい指輪を贈られて幸せの絶頂にある彼女のもとに、かつて憧れていた幼なじみのザヒドが数年ぶりに突然訪ねてきた。伯父から王位を継いだザヒドは今や中東の国カヤーザフの国王で、ロンドン郊外のこの小さな町を訪れることはめったにない。だが久しぶりに会ったフランキーに彼は明らかに興味を惹かれた様子で、その変身の理由が婚約のせいだと知るや、相手に会いたいと言いだした。ザヒドはいったい何をするつもりなの?フランキーはザヒドの端整な顔を見つめることしかできなかった。我知らずわいてくる熱い思いをもてあましながら。■ずっと憧れていたザヒドとの再会と彼からの誘惑に戸惑うばかりのフランキー。けれどそれは思いがけない運命の始まりで……。
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4.0キャットは高級レストランで子爵にプロポーズされ感動に震えた。不幸な境遇に生まれ、モデルになったものの、五年前に大富豪アンゲロスの誘いを断ったせいで人生を破滅させられた。どん底から再度這い上がり、今はシーアと名前も変え、人並みの生活を手に入れたばかりかこうして幸せもつかんだのだ。ところが、ちょうどそこに入ってきた男性を見て全身が凍りついた。アンゲロス! あれ以来、一日たりとも彼を恨まない日はなかった。なのにまた私の前に現れるなんて、どういうつもりだろう。口もきけないキャットの前に彼は名刺を置き、電話するよう言って去る。キャットの地獄の苦しみが再び始まろうとしていた。■本当は互いに惹かれながらも、重なる誤解のせいで憎み合うことしかできないアンゲロスとキャット。この恋のゆくえは? 人気作家が描くせつないラブストーリーをご堪能ください。
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4.0ホリーは3歳のとき、クリスマスイブに母親に捨てられ過酷な子供時代を過ごした。けれど、アルマーニのスーツを着こなすゴージャスなボスのコナーにひと目で恋におちた瞬間から、人生はきらきらと輝きだした。クリスマスイブ、会社のパーティに出席するためセクシーな深紅のドレスに着替えを済ませたホリーは、苦い離婚以来、女性を寄せつけなかったコナーの言葉にとまどった。「ホリー、きみは……すばらしい」ボスにエスコートされ、会場へ向かうホリーには想像もできなかった――便利な機械のような秘書にすぎない自分が数時間後、彼のオフィスで夢の時を過ごすことになろうとは。■憧れのボスと恋に臆病な秘書の、めくるめくイブ。ミニシリーズ〈ナイト家のスキャンダル〉は、華麗なる大富豪3兄弟のセンセーショナルな恋を、北米で人気急上昇中イヴォンヌ・リンゼイが描く3部作です。
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4.0伯母の遺品整理のため、フィリッパは久々にガーストン邸を訪れた。ガーストン家の家庭教師だった伯母にここで育てられた彼女は、11年前、大学生だった当主の孫スコットと熱烈な恋に落ちた。だがある時、他に好きな人がいると言って自分から身を引いた――彼が大事な館を継ぐには、それしか方法がなかったのだ。お腹に命が宿っているのを知ったのは、そのあとのこと……。彼女の物思いを破るように、とつぜん車の音が響いた。外を見ると、へこんだ高級車と息子のサイモン、そしてスコットの姿がある!なんとサイモンが、誤ってスコットの車を傷つけたという。スコットは容赦なく彼女を罵り、ある方法で償うよう求めてきた。