女性マンガ作品一覧
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-同期の庄野崇が課長に昇進した。しかも常務のお嬢さんと見合いの話もあるらしい。別に付き合ってる訳でもなんでもないけれど、気にならないと言えば嘘になる。しかも今私にはヘッドハンティングの話が来ている。しかも部長待遇で。友人に話したら「いつまでも庄野崇と同期の桜ごっこしてないで、とらばーゆして男を作るのよ!!」なんて言われちゃった。「いいかげんにしてよね、庄野崇、庄野崇って」「庄野崇、庄野崇って言い続けてきたのは、あんたの方でしょ。この10年間、他の男の名前なんか聞いた事無いわよ、私」「え…う…嘘」「いかに通子の異性関係が貧困だったか分かるわね」「私、少し考えてみた方がいいみたいね」早速友人に見合いを進められるが!?
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-兄が死んだ。10年以上行ったきりだったアメリカで交通事故。こんな形で帰って来るなんて。でも、泣かないよ、私は。あんたなんかのために泣いてやらない。18年前、母が再婚した。そりゃあ、お母さんは恋愛体質な人だから、いずれはこーいうことになるかなって思ってたけど…。何もこーんな大きな子供いる人じゃなくっても!高1って言ったよねえ…。信じられない、大人っぽい…。まつ毛長ーい。あたしよりよっぽど色白だわ。髪もきれー…。それが一朗、いっちゃんとの出会いだった。ほんとにね、どうしてこんなに好きなんだろ。こんなに冷たくつれなくされてるのに。でも、時々いっちゃんの視線を感じる。振り向くとこっちを見てないけど。彼の気持ちはどうなの?
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-「ああ、貢?あたしよ。あたしったらわかるでしょ。晶子よ」こいつはこの夜で俺が一番だーい嫌いな女だ。「お父様の会社が倒産なさったの。すぐ日本に帰りなさい。いいわね」大学時代、趣味で作ったパソコンゲームが売れたおかげでNYにソフト会社を設立し、今や花形パソコンソフトメーカーの若き社長のこの俺を電話1本で呼び出す女、晶子。彼女の家のお抱え運転手をしてきた父に男手ひとつで育てられたが、もの心ついた時からこの女の子守りをし、学校の送り迎えから、果ては日舞にお茶オハナまで付き合わされ、いつのまにか騎士にされていた。おかげで恋人に逃げられ、晶子お嬢様のアッシー君と呼ばれた。その俺に晶子は婿探しをしろと言って来た!?
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-果林の恋人、弦は同じバレエ団のプリマ、葵の相手役。果林は群舞の中の1人。親友の緑は、公演後もレッスンに行っているらしい。緑は主役の座を狙っている。「ほんとは果林のほうが上手くて主役につくのがそう遠くないって分かるから、よけいくやしいんだわ」「気を付けないと果林、今に追い越されちゃうわよ」「ショックか…?」聞いて来る弦に「…かなり…」と答える果林。そんな果林に弦は「欲、出せよ。根性見せてみろよ。俺の所までよじ上って来いよ」と言った。「俺は忘れてはいない。オマエに約束したあの日の事を」約束したあの日。弦が葵のパートナーに選ばれた時。「俺はお前とペアを組む事が目標なんだ。惚れてるお前と踊りたいんだ。待ってるからな」
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-恋なのかも知れない。煙草をもてあそぶ細い指。少し長めの髪。グラスを傾ける横顔。いつも気になってた。恋人から全然ロマンチックじゃないプロポーズ。3年も付き合ってるとこうなるのかしら。3年も付き合ってると、私のものじゃない口紅が、あなたのアパートの洗面所に落ちていても問いつめもしなくなるのかしら。だから、あの席で出会うあの男性のことが、こんなにも気になるのかしら。いつかは色あせるのかしら。この肩越しに見つめるだけの恋も。そう思ったら涙がこぼれた。どうかしてる、私。これじゃ10代の子供じゃないの。手遅れの恋だと思っていた。見つめるだけでいいと思っていたのに。彼から誘われた。私は躊躇しなかった。あなたが好き。あなたが…。
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-俺は幾つもの体験を通して「学習」した。もうワンランク上に行くためには実力だけじゃだめなんだ。俺は常務の娘との見合いの席でも、その後の付き合いでも全精力を費やし、俺は彼女の心を、これ以上無いコネをついに手に入れた。そんな時、見合いの席で大げんかしていた女の子と再会した。「嘘は許せないんです」だって。あんなで世の中渡っていけるのかねえ。と思っていたら、見知らぬ男とラブホテルに入って行く婚約者を目撃。なんだあ!?まあ、お互い様ってことか。俺は無性にあの子に会いたくなった。彼女は言った。「私は嘘をついた事は無いです。特にお母さんが亡くなってからは。私の父親、嘘ばっかりついてた」俺は、何故かこの子に会うとホッとする。
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5.0早春の北海道にやって来た万知。雄大な自然に目を向けず、雪解け水で荒れる河を見つめている。こんな川に落ちたら、ひとたまりもないかな…。そんなことを思っていると帽子が川に落ちてしまう。拾いに行こうとした万知は、足を滑らせ流されてしまう。溺れそうになった万知を救ったのは、ラフティング中のレオだった。万知のリストカットの痕を見た医師、悦子はレオに家に置いて面倒を見ろと言う。ようやく元気になった万知にレオが言う。「どんな理由があっても自ら命を絶つ人のことを僕は許せません」それに対し万知は「あたしも生きたくて。もう1度生き直したくて旅にでたんです」と答えた。万知は結婚式の場で婚約者に結婚できないと言われ自殺を図っていた!
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-その日、私は3度目の失恋をして会社を辞めた。私、雨森亜季(27)はスジ金入りの雨女。思えば幼稚園の入園式から遠足、運動会。楽しみな行事は雨に降られに降られまくり、休んだ日、カラリと晴れる。そーゆー日々を送った私は、成長したらやっぱり男にふられる運命なのかもしれない。いいえ…いいえ。そんなハズないわっ。そうよっ。今度こそ故郷で新しい恋を見つけなきゃ。どしゃ降りの雨の中、帰郷した亜季を迎えに来たのは幼なじみの光夫。「俺で良かったらいつでもつきあうぜ」って、何言ってるの。あなた妹のBFのくせにっ。ところが光夫が来た途端、空がピーカンに晴れた!?光夫は最強の晴れ男だった。しかも妹とは別れ、現在フリー。でも年下なの。
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-弟の結婚を機に独り暮らしをするためマンションを買った可名子。やっと引っ越しが終わったと思ったら、ベランダから物音が!?鍵締めてない!?しかも男の影が!?上の階の住人、賢司がパンツを落としたので拾いに来ていたのだった。一応不審者ではないということで、お引き取り願ったけど、私より年下で結構可愛い男の子だった。彼が勤めるクラブに会社の同僚と偶然行く事になった可名子。間違えて隣の人のお酒を飲んでしまい、ひっくり返ってしまう。そんな可名子を部屋まで運んでくれたのは賢司だった。そして一夜を過ごしてしまう。「好きだよ。順序が逆になったけど」そうよね、私。賢司とこうしているのいやじゃない。ところが部屋にいた賢司を母親に見られ…!?
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-学生時代の仲良しグループ。先輩後輩問わず、出たり入ったりで卒業して5年目の今では6人。生真面目な田中君と一途な良子の高校生以来の純愛カップルは、卒業後すぐにウエディングベルを鳴らし、グループの中心的存在の桑名先輩と美人でしっかり者の友美は、互いに他に寄り道しながらも、この度めでたくゴールイン。残ったのは――。私と出来れば個人的にはあまり顔を合わせたくない、新藤彰…か。もう卒業して5年も経つのよね。いつまでも気まずいままっていうわけにはいかないわよね…。昔から女の子に人気あったものね、新藤君。大学時代、何人見た事だろう、新藤君が連れていた女の子。一番初めは同郷の高校の後輩の女の子だった…。
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-あれは私が7歳の時、実業家である父が亡くなりました。わずかの遺産と古い別荘。そして2番めの母と母の連れ子の2人の姉を残して…。元気たっぷりのママは「いいこと、みんな。ママは今度こそ絶対リッチで丈夫で長生きしそうな旦那様を見つけてみせます」それから12年。2人の姉は美しく成長し、ママは相変わらず綺麗。「お前達も玉の輿目指して頑張るのよ」「はい、ママ」ママはお見合い、姉達はデートと大忙し。末っ子の絵美里は、小さい時から家事に勤しんでいたせいか、いまでは19歳にしてすっかり働き者の専業主婦!?今日も掃除と洗濯を済ませてお買い物に出掛けたら、穴に落ちた男性と遭遇。隣の別荘に引っ越してきたと言う彼は、超リッチマンで…。
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-「来世でも二人は巡り合う運命なんだ…」――武士の時代。愛し合いながらもお家の事情で一緒になれない吉十郎とお蜜は、生まれ変わって一緒になろう…と固い約束を交わす。それから数百年後。歌舞伎町で働く人気ホストの聖と、恋を諦めかけたキャリアウーマンの響子は、何か不思議な力に導かれるように出会うのだが…。ドラマ化もされた「お水の花道」の城戸口靜が描く、数奇な運命に導かれた不器用な二人のピュアな恋物語。
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-「新婚旅行って言ったら月がメッカだろー」そう言ったのは、私、貝原芙美ではなく、ヒデちゃん、松平秀臣でもなく、ハル、河村春樹だった。私達3人は中学時代いつも一緒だった。ヒデちゃんは寡黙でシャイで。ハルはなんというか、まあ、あけっぴろげのノーテンキで。全然違うタイプだったけど、どっちもいい奴で、どっちも私は大好きで。私達はたいてい3人で行動したけど、どうしてもペアにならなきゃいけない時は、ヒデちゃんとハルのジャンケンで決めてた。いつか決めなきゃいけない。ジャンケンなんかじゃなくて、私の意志で。いつかずっとずっと先のいつか。中3の秋、ハルが死んだ。事業に失敗したお父さんが車に家族を乗せてガケから海に!!無理心中だった…!?
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-私、桜友恵、24歳。準大手企業のOL6年生。「あら友恵!研修センターのコーチ終わった?」「うん」「いい男いっぱいいた?」「いたいた。今日からまたバリバリ稼ぐぞ~っ」「ねえねえ聞いた?王子さまのウワサ」「聞いた聞いたーっ」「本気にしてないな」「だってすごくリアルなウワサよ」「革命で日本に亡命した王族が日本で再婚して、その子がまた日本女性と結婚して今は四代目の殿下ですって」「それじゃほとんど日本人じゃない」「そうよ、その殿下がうちの新入社員にいるなんて素敵じゃない」「素敵と言うのはこーゆー日本男子よ!!」友恵は写真をずらっと並べた。「今年のエリート、トップ10!!研修センター選りすぐりのハンサム生写真データ付きよーっ。さあ買った!!」
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-そりゃ誰か紹介してって頼んだわよ。そりゃ私も、もう30よ。でもねっ、もっとましなのがいそうなもんじゃない!!やめてよ。冗談じゃないわよ。こんな男のパンツ洗ったり食事作ったりしなきゃいけない訳!?おまけにこんあ男と夜の…!?思わず血の気が引いて私は逃げ出してしまった。そんな所に5年も前に別れた男、等が現れた。「なんでこんな所にいるのよ」「物見遊山。ここで今日子がお見合いだって言うから面白そうだなって思って。やれやれ、そこまでして結婚したいもんかね」「したいわよ!!結婚したいのよ、私!!純白のウエディングドレス着たいのっ!!私もう30よ!!いいかげん幸せになりたいの!!女の幸せが欲しいの!!分かる!?だから等、いい男紹介しなさいっ!!」「えっ!?」
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-「いかん!!許さん!!絶対いかん。許さんと言ったらぜ~ったい許さんぞ~っ」「お願い、お父様!!福太郎さんを愛してるの」「どうか結婚を許してください!必ず芹さんを幸せにします。」「お前のような箱入り娘が、この家から一瞬でも出て生きて行けると思うのか~っ」「ごめんよ、芹。とうとうお父さんには許してもらえなかったな」「ううん、福太郎さん。お父様もいつか必ず分かってくださるわ」「おまけにこんな古い公団アパートで」「あなたと暮らせるならどこだっていいのよ」「本当にいいのかい?君のようなお嬢さんが、こんなヤスサラリーマンの妻になって」「あたしこそ。初めての旅行で迷子になったあたしをあなたはいつも助けてくれて」「あたりまえだよ。僕は添乗員だ」
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4.5
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-深窓のご令嬢も30過ぎればただの人。母親の見合い攻撃(しかも釣書は立派だがみんなオヤジ)にうんざりした美紗子は、父親の会社で働くことにした。働いて立派に自立してみせるわ。女の幸せは結婚だけじゃないわ。心機一転して仕事に生きるキャリアウーマンになるのよ!!それに、もしかしたらお父様の会社で素敵な男性と運命の出会いをして大恋愛をして、どんでん返しのハッピーエンドになれるかも知れないわよね。「お姉様、世の中そんなに甘くなくてよ」と妹に諭されるが、美紗子は聞く耳を持たない。そうよ。私の人生はこれから花開くのよ。ドキドキしながら初出勤。すると意外なほどいい男が多い。特にエレベーターで乗り合わせた笠原は、かなりイイ!!
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-あれは2年前、面白がって遊びに行ったTV局で、あっさりスカウトされてしまった私のボーイフレンドの小原正介は、面白がって出たTVがバカ受けして、今や歌にドラマに大忙しの大アイドル。それにしてもなんてずーずーしい。19歳ですって。ほんとは大学6年生の24のくせに。「悪かったな」思いっきり変装した正介が目の前に。思わず笑っちゃった。「まいったぜ。アイドルなんてやるもんじゃねえな。ものすごくこわーい追っかけがいてよ」「正介ったら、就職失敗してサラリーマンは向いてないってタレントになったんじゃん」「それもこれも結婚資金のためだろ」お前のような青二才に娘はやれるか、と父に反対された私達は結婚とマイホームのためせっせと働く毎日なの。
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4.1税理士事務所に勤める小夜(さよ)。27歳にして副部長のバリキャリ。同僚からも「仕事の鬼」と呼ばれるほど。仕事を何よりも最優先にするため、彼氏と一緒の時も、ケータイに取引先からtelがあれば、彼氏は放置。そんな折、新入社員が2人入社。K大卒、法学部トップ成績の桐山僚一と、W大卒の荒川修。小夜は桐山の指導担当になり、取引先に向かう車中で…!? (67P)(この作品はウェブ・マガジン:Love Jossie Vol.2に収録されています。重複購入にご注意ください。)
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5.0婚姻届、たった0.数ミリの厚さ…。仕事が終わって一緒にいられる時間が少しでも欲しくて同居を始めた。毎日愛し合って、時々ケンカして、ずっとそうだと思っていた。婚姻届けにサインするのだって、蜜月な時をずっと続ける約束だって思ってた。たった0.数ミリの厚さ。何も変わらないと思っていた。なのに…。「結婚して日が経つにつれて愛情が薄らいで行く感じなのよ、彼。なんだか疲れて帰って来る日も増えて、Hだってね…。しかも極めつけが仕事を変えるなんて言い出したのよっ!」「転職?」「今のスタジオミュージシャンの仕事は不安定だから安定した仕事に変わろうと思ってるって」「まあっ意外に責任感が強かったんだ」紙切れにサインしただけで変わるの!?
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-あまりにも素行の悪い大学生の息子と、毎度の大ゲンカ。売り言葉に買い言葉で、水上建設社長の水上登は、息子の通う大学に入学することになった。このまま放っておけば、いつか必ず桜田門の御用になる。というありがたい親心が分からんのかっ。などと考えなが入学式に出席したら、隣の席の女の子の笑顔にどっきん。「文学部の花森雪枝です」「俺は経済学部の…」いかん。名前が出て来ん~っ。この高血圧と不整脈と言語障害は、いったい…なんだっ…。惚れた…のか…。まさか息子より年下の娘に!?だいたい俺が子供くらいの娘に惚れるはずがない。ところが!?真剣に講義を聴く彼女の眼。この眼だ。ところが彼女は息子のGFだった。仁義なき戦いが…!?
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1.0この春、清光病院の主任看護師となった聖 天使(ひじり・てんし)は、患者から《天使》と呼ばれ、親しまれている。まさに白衣の天使そのものといった彼女であったが……実は「元ヤン」。人の道を逸れそうになったこともあるが、今はまっとうな道を歩いていた。ある日、バイク事故で足を骨折した高田という17歳の少年が入院してくる。しかし若さゆえか、その入院態度はひどく、天使たちは振り回されてばかりであった。そしてついに高田は病院から抜け出し……!? 元ヤン看護師・聖 天使と様々な患者とその家族が織りなす人間模様を描いたハートフル・ストーリー! 巻末には愛のサスペンス短編「親友」も収録!
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-仲良し3人組、沙織・亜衣・杏子。それぞれ社会に出て別々の道を選択している。けれど、杏子以外の2人はいまいち子どもっぽさが抜けきらない。人生も恋愛もまだまだ、これからが本番だと思っている年頃だ。ある日、とある真面目なイベントに参加した彼女たちは、そこで運命的な出会いをすることに。沙織が出会った新聞記者の清水は、口が軽い人気者タイプ。そして、詩人として活躍している沙織の姉をよく知る人物でもあった。複雑な想いを抱きつつも、沙織は彼に魅かれはじめる。一方、行動派の亜衣は恋愛に積極的。いち早く結婚相手になりそうな男性を見つけ、交際を進める。しかし相手が嘘をついていたことがわかってしまい……。女ともだちの関係と、3人それぞれの歩みを描いたセンシティブな群像劇。
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-作家・筒見夕貴は新たなチャンスに恵まれていた。出世作「グッバイ・レディ」の映像化にあたり、監督を任されることになったのだ。だが付き合いのある編集者・藤枝はいい顔をしない。腰をすえて文筆業に取り組み、いいものを書くべきだと教え諭す。後日、久しぶりに連絡のあった旧友・前沢を交え、酒盃をかわす三人。昔話に花が咲き、前沢は夕貴に想いを打ち明けた。かつての淡い思い出を頼りに、それを受け入れる夕貴だったが……。「サテライト・クルージング」は挫折と再生のラブロマンス。表題作の他、友情と恋愛の相克を追った「GAME」などを収録。全4話のレディースコミック短編集!
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-都会の喧騒と仕事の重責、それらの合間を縫うように人は恋をし、誰かを愛さずにはいられない。大人のロマンス連作集、いま開幕のベルが鳴る! スポーツプラザで汗を流し、美しさに磨きをかける女性たち。その中の一人、OLの貴恵はプラザの経営者の息子に見初められ、交際を続けていた。周囲からの羨望にみちた視線を意識する貴恵だったが、しだいに心は冷めてゆく。そんな折に出会った臨時インストラクターの田所は、とてもまぶしい存在に思えた……(「ゆれる24歳」)。田所の本業は、貿易会社のサラリーマン。同じ職場に勤める瑛子は、ひそかに田所を想っていた。ある日、貴恵についてよくない噂を耳にした瑛子は、思わず敵愾心を燃やすが……(「ハートのAが出てこない」)。絆をふかめた貴恵と田所。しかし運命の悪戯により、貴恵と田所の兄が出会ってしまった。ぶどう園を経営する心優しい兄は、ほろ苦いロマネ・コンティを傾ける……(「ワインレッドの赤」)。情感あふれる4作品+短編「星環」を収録しました!
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5.0真澄は元OLの24歳。恋愛結婚にあこがれつつも、そこにいたる糸口を見つけられず、仕事にも馴染めないまま会社を辞めてしまった。劣等感を感じていた矢先、母親にお見合いを強引に勧められ、反発心をおぼえつつも行くことに。現われた男性は生真面目な証券サラリーマンで、印象は悪くなかった。交際は続けられてゆく。しかし、街で偶然かつての同僚と再会し、真澄の胸に憧れがよみがえるのだった。穏やかに通じ合える相手とお見合い結婚を決めるか、これから愛をはぐくんで恋愛結婚を目指すか。真澄の揺れる心は、1枚のコインに託されて……(「裏か表か」)。英会話が得意で、思い切って転職を考えている美沙。採用試験は停電で止まったエレベーターの中という、ちょっと変わったシチュエーションだったが、無事に社長秘書として雇われた。やがて社運をかけたプロジェクトが頓挫した時、美沙は社長を支えようと歩み寄るが……(「ここより永遠に」)。結婚をテーマに描かれる大人のロマンス、4篇を収録!
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4.0加世子と柊平は同棲をはじめたばかりのカップル。とりあえずマンションの4階で、新しい生活をスタートさせた。もちろん、遠くない将来に結婚するということを考えている。この同棲は、その日のためのウォーミングアップみたいもの……。そう思ってはいても、いつどこで変わるか判らないのが恋愛というもの。一緒の部屋にいることで、かえって以前より距離を感じることもある。加世子は、今さらながら男女の価値観の差について悩むのだった。そして柊平の父親が倒れたことにより、彼の家族とどう向かい合うかという問題が浮上。幾多の壁を越えて、加世子と柊平はウェディングベルを聴けるのか!? マンションの一室で喜怒哀楽を共にする、普通の二人のドラマティックなラブストーリー!!
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-イラストレーターの涼子は、そろそろ結婚して家庭を持ちたいと願っていた。だからこそ会社員の義彦からのプロポーズを受け入れ、成り行きに身を委ねたのだ。しかし婚約披露の宴席で、フィアンセよりも魅力的な男性と出会い、瞬く間に心を奪われてしまった。こんなことは許されないと思いつつも、彼の面影を忘れることができない。その想いは、家族や義彦に背を向けてでも貫きとおすべきなのか? ひとりで悩んだ末に、涼子が出した結論とは……。3話に分かれている中編「エンゲージリング」は、心のゆらぎを追ったラブストーリー。《他の収録作品》 女性誌編集の麻衣は、若き映画批評家の倉前を担当することになった。倉前はしょっちゅう軽口をたたき、なかなか本心をみせないタイプ。だが文才は確かで、読者からの反応も良い。一緒に仕事をするうちに、麻衣はしだいに好意を抱きはじめるが…(『クリスタルレイン』)。
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-「モデル?」「輸入物のビールのCMだってさ」「演劇の方はどうするの?」「貴方は動かない方がいいって言ったの、美晴じゃなかったっけ?」言った、確かに。私が燿司と付き合い出して、もう4年になる。燿司は顔が取り柄の演劇青年で、私は大手町オフィス街に勤めるOL。モデルか…。確かに燿司は、その辺に転がってる男より顔がいい。だから4年前のあの冬の夜も、盛り場の路上で酔っぱらって眠り込んでいる燿司に魅入ってしまったのだ。その上、どういう成り行きからか目覚めた燿司は、まるで捨て犬のように私に懐いてしまった。面食いだったのよね、私も。会社に行けば見合いを進められるが、絶対断ってやる。かといって燿司との結婚も考えられない…。
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-新婚1カ月目のある日、帰宅する夫を出迎える新妻に待っていたのは「今日さ――、会社辞めてきちゃった」え~。人材派遣会社に籍を置いて会社を巡ること数10社。自慢じゃないけど人を見る目は育てたつもり。その自慢の目がとらえて離さなかったのが、最後の勤め先で見つけた彼――。そして今は私の夫。いわゆるひとつのエリートってやつだったかも知れないけど、ちっとも気取ってなくって、絶対自信の選択だと思ったのに――。ある日、夫がプッツンときてしまった――!!大手商社の課長職だったのに、新婚1カ月目で突然退職(それもニコニコと)。「ストレスが原因かも。ううん、でももっと他に理由が…。それに妙に明るいのも不気味…いったいどうしちゃったの」
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-まだ父が存命中だった頃、私達は、それは美しい四人姉妹で有名だったそうです。そして15年。末っ子のちあきに恋人が出来たらしい。「千春お姉様は学園長としてフィアンセを10年待たせるうちに逃げられて」「捨てましたのよ。あんな男!!」「千夏お姉様は共闘の仕事が忙しくてフィアンセに浮気されて」「あんな男!!ぶんなぐって捨ててやりましたわっ」「千冬お姉様は、私の面倒を見るためにフィアンセを待たせるうちに…」「…彼は心臓マヒで天国へ…」「そ…そんなお気の毒な男運の無いお姉様達を差し置いて、お嫁になんか」「わかったわ、ちあき」なんとか姉達の追求をかわしたちあき。やっぱり言えないわよねえ。私に3年越しの恋人がいるなんて…。ところが…!?
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-ばらばらの外見と性格、だけど不思議に気が合う翠たち4人組の共通点は、女であることと、25歳であること。人生の岐路に立たされていると感じる者もいれば、いたってマイペースに日々を過ごす者もいる。ニュースキャスター・翠は日々の仕事に精を出す一方、同僚との微妙な関係が気になる。彼は良妻賢母を絵に描いたような、ごく家庭的な女性が理想らしい。となると、仮に結婚しても仕事を辞めるつもりのない自分は、花嫁候補にすらなれないのだろうか? 恋人でもないのに、やるせない思いに捉われた翠は……(Part1)。実力は十分だがプロというわけでもない、そんな半端なジャズシンガーとして気ままに生きている女・まどか。世間のしがらみから解放されているかに見える彼女も、男性のことになると不安定な感情をさらけ出してしまう。やがて転機が訪れて……(Part2)。それぞれの事情と感情を描き分けた全4作品を収録!
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1.0「自分勝手で思いやりに欠けたサイテーな男」。紀史子が別れた夫の進也に下す評価は、5年が経った今でも容赦がない。友人からは未練があるのではないか、と勘繰られるものの、自分ではキレイさっぱり清算したつもりでいる。ところが、酒席で前触れなく本人に再会するや、それまでの冷静さを失ってしまうのだった。相手は憎たらしいくらいに落ち着き払い、一緒に飲みましょうと提案する余裕っぷり! 紀史子は困惑しつつ帰ろうとするが、進也は帰路を共にし、いまも変わらず愛していると打ち明けてきた。今さら何を言おうとも、失った時間は戻らないのに! 向かい合った2人は、ふたたび歩み寄ることができるのか? 進也は紀史子の言動から、離婚したほんとうの理由に思い当たるのだが……。表題作は時間の壁を乗り越える、力強いラブストーリー。この他も陰影豊かな大人の女性の恋の話、全6編を収録!
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5.0ニューヨークでひとり、新しい生活をはじめることにした万里恵。同じアパートに住む日本人・石谷と次第に打ちとけてゆく。だが、画家を自称する彼の部屋には白いキャンバスばかり。石谷は創作ではなく、人妻と関係を持つことで収入を得ていた。いっぽう、万里恵も夫と別れて目標を失ったまま。屈折した想いをいだく2人は、寄り添いつつ前へ進んで行くが……。表題作は摩天楼のもとで繰り広げられるラブストーリー。《その他、収録作のあらすじ》人気番組のニュースキャスター・楳子(うめこ)。仕事に意欲的だが、ひとつ心配事があった。それは、ひとり娘・優のこと。もうじき5歳になる彼女には、父親がいない。いや、正確にはいるのだが、彼の世話になるつもりはさらさらない! 意地っぱりなキャリアウーマンは、やがて重大な選択を迫られることに…(『さよならのあとに』)。大人の女性を主役にした4編を収録!
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-電機会社でデスクワークをしている寿々子(すずこ)は、怒りと悲しみで頭が一杯だった。心から愛し合っていると思っていた相手が、あっさりと別の女の子と結婚するという。しかも、結婚しても寿々子との関係は続けたいと言い出した。こんなつまらない、身勝手な男に運命を感じていたのか。自暴自棄になった寿々子は、思い出のバーに飛び込み、隣に座った男に一夜限りの関係をもちかけてしまう。いまの自分は「スプリングセール中」だから、という投げやりな台詞とともに。だが、男は意外な態度でそれに答えるのだった。表題作は失恋からはじまる劇的なロマンス。<その他の収録短編>青子は勤続7年で仕事一筋、後輩の求愛にも応じない。だがある日転機が……「青子さんがキャリアウーマンになったわけ」)。姿を消した飼い猫の代わりにやって来たのは、ユーモラスな美男子だった!?(「キャット・ボーイ」)。
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1.0結婚相談所でバリバリ働いていても、自分の結婚のほうはちょっと考え中。そんな日常を送る羽鳥亜津紀にも、意中の人がいないわけではない。知り合って5年になる槇野一太郎は、エリート・サラリーマンを辞めてログハウス作りの専門家になった男だ。仕事にやりがいを感じているらしく、亜津紀と会ってもどこか素っ気ない。勿論、将来について話し合ったこともない。このままお互いに、なんとなく年齢を重ねるだけなのだろうか? 長いあいだ停滞していた2人の関係は、しかし嵐の夜に大きく動きはじめるのだった。巻頭におさめられた短編「男はいつもロマンチック」は、心の機微を描くラブストーリー。以降には、ひょんなことから恋愛の行く末を予知できるようになった女性・星川ありすの物語「アリスの部屋」他を収録。全部で6つの短編がお楽しみいただけます。
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-母親が、突然の交通事故!? 夢破れて都会でアルバイトをしていた藤巻留奈は、大急ぎで病院に駆けつけた。命に別状はなかったものの、どうも実家はトラブルの種を抱えているらしいと気づく。留奈の家は小さな旅館「竹林亭」を経営しているのだが、その敷地を狙い大手リゾートホテルが動き始めたのだ。地元の有力者や不動産屋も強引に立ち退きをせまる。理不尽なことが放っておけない留奈は、いつのまにか旅館のために粉骨砕身して働くことに……。年をとってもいまだに女将として貫禄を失わない祖母・富美や、家計を切り盛りする母親の十和子、そして超一流の料理人である玄さんが留奈の心強い味方だ。だが、時代の波にあらがうのは容易なことではない。相次ぐ厄介なトラブルに、「竹林亭」は耐え切れるのか!? 魅力的なキャラクターが次々に登場する、傑作旅館コメディー!
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-伯母からの再三の要請に根負けして、一度はお見合いすることにした史子。相手の高瀬は柔らかい物腰のお医者さんで、第一印象は悪くない。しかし彼はお見合いの途中で眠り込んでしまい、史子の父親をひどく怒らせてしまう。はじめてのお見合いはさんざんな結果に終わるが、伯母も父親もこれで諦めてはくれなかった。研究者やエリート・サラリーマン、青年実業家などなど……。続々と現われる花婿候補たちに、史子は少しもときめきをおぼえないまま。理想の相手が見つからないまま、時間だけが過ぎてゆく。結婚という大きな決断は、一体だれのためにするものなのか? 表題作はお見合いからはじまるラブストーリー。ひたむきに運命の相手を探す、4人の女性の4つのお話です。
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5.0アイドル・西森麻里子は、風祭史記と電撃結婚をし、一躍世の中を騒がせることになった。だが、麻里子には一抹の不安があった。それは、史記の好みは自分なんかではなく、その《優しさ》は取材向けの偽りのものであったのでは……ということだった。2人は理想のカップル。絵に描いたような私生活だ、ともてはやされるこの環境。だが麻里子は、自分が望んでいた生活ではないと苦悩する。自分が結婚をしたのは、人気を利用するためじゃない、史記はそんな悪い人じゃない。そう信じ、麻里子は史記を理解しようとしていく。史記もまた、次第に麻里子の対して正直になっていく。本当の幸せってなんですか? 神奈幸子先生が描く、女性が幸せになるための1冊です!
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5.0ごく普通に働き、なんの変哲もない毎日の生活を送っていた可織。しかし、仕事とプライベートでのトラブルが相次いで起こり、いつのまにか上司を脅迫して500万という大金を手にしていた。自分のしでかしたことに震えおののき、逃げるように車に飛び乗った可織。これからはもう、いままでのようには暮らせない。上司の復讐や警察の目から届かない場所へ、早く逃げなくては! 可織はあてどなく車を走らせるが、途中で夫の暴力から逃げ出してきた亜也子とその娘・美保に出会い、行動を共にすることになった。やがて3人は、ひっそりと静まりかえった村にたどり着く。そこでは都会では失われた自然と寄り添う暮らしが残っており、それぞれの事情を抱えた人々が生きていたのだった……。いつかは消失してしまう農村での、夢のような体験を描いた連作短編9話を収録! 神奈幸子先生が描く、心に沁みる人間ドラマをお楽しみください。
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3.0知行と緑はお互いに惹かれあい、想いを積み上げ、ゴールイン間近となった熱々カップル。幸せいっぱいの結婚式へ向けてこれから準備をすすめる……はずだったのだが、思わぬ障壁が現われた。それは知行の母親、さゆり。和服に身を包んだ落ち着いた雰囲気の彼女は、新婦の良き理解者になるかに見えた。ところが、集まった家族の前でハッキリと結婚に異を唱え立ち去ってしまう。親子仲が悪かったわけでもないし、緑のあいさつはごく丁寧なものだったはず。どうして、結婚してはいけないんだ! 混乱し、途方に暮れる知行。だが、より深いショックを受けていたのは緑だった。自分に何か落ち度があり、人から好かれないのでは…? 心は沈み込み、思い描いていた夢は砕けて消えてゆく。表題作「結婚反対」は、ゆれ動く気持ちを描いたショートストーリー。《その他の収録作》小説家の妻となった元・編集者の奈月。さあ、これからは蜜月の日々…と思いきや、夫の家族が次々と家に転がり込み、新居の人口は膨れ上がる。奈月は妻として自己主張できるのか!? (「桜家御一行様」より)。
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4.5かつて手痛い失敗をして、はや10年。結婚については、もう興味が沸かなくなってしまったバツイチ女性・実奈子。しかし、職場の同僚である大堀の人柄に、なんとなく惹きつけられるのも事実。お人好しで要領が悪い彼は、放っておけないオーラを発散させているのだ。あれこれと世話を焼くうちに、過去の結婚では得られなかったあたたかな気持ちを感じはじめて……(「実奈子の場合」)。事故で夫を失った佳奈江。雑誌編集の仕事に没頭し、新しい恋をする気持ちの余裕はない。だが、身近な人物も同じような喪失感を抱えており……(「佳奈江の場合」)。一度は決めた人生の伴侶と、それぞれの理由で別れてしまった女性たち6人。彼らが再び結婚を意識しはじめたとき、すてきな物語が紡がれてゆく。再婚をテーマにした6本をおさめた作品集です。また、巻末には独立した短編2本を併録。神奈幸子先生が描き分ける多彩なショートラブストーリーをお楽しみください!
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