ハーレクイン・ロマンス小説作品一覧

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  • 船上のウエディング【ハーレクイン文庫版】
    -
    元夫が事故に遭ったという知らせが届き、テリは南米へと向かった。結婚生活はつらい思い出ばかりで、元夫への愛も消えたが、包帯で全身を覆われ、身動きできない彼を放ってはおけない。献身的に世話を始めたテリが彼の瞳をのぞき込んだとき、戦慄が走った。この男性は元夫ではない!果たして彼は、元夫の雇い主であり、南米の一国の命運を左右するような会社の支社長ベンだった。とまどうテリに、彼は専属の看護師になるよう提案してきて……。 *本書は、初版ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • シークの罠【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    エミリーは砂漠の王国カズバーンへやってきた。兄が作った800万ポンドの借金の返済を延ばしてもらうためだ。だがプリンスのザックは耳を貸そうとせず、目の前に立ちはだかると、いきなりエミリーの髪どめを奪った。流れ落ちる金髪を、値踏みするようなまなざしで睨めつけて、あざ笑うように唇を歪める。「君は美しいな……女の魅力で迫ってこいとでも言われたのか」わが耳を疑う彼女に、さらにザックは残酷すぎる提案を強要した。彼の妻となれば兄の借金を帳消しにするというのだ。 *本書は、初版ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 永遠のイブ【ハーレクイン文庫版】
    -
    薄暗い地下の使用人部屋で暮らすアンジーにとって憧れの対象はまっすぐに、屋敷の跡継ぎ息子レオに向かった。やがて結ばれるふたりだったが、アンジーは罠にはまり、泥棒の汚名を着せられ、無一文で追い出されてしまう。はからずもレオの子供を身ごもっていたのに、レオすら鋭い蔑みを浮かべていた。いまや心を閉ざし、別の屋敷に家政婦として雇われている、アンジーにほかに行くあてはない。そんな奈落の日々に、リムジンで屋敷に乗りつけた男がいた。 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 無垢な公爵夫人【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    グレースは、父が銀行の金を横領していたことを知った。重病の母を想い、金に糸目をつけずあらゆる治療法を探した父は、やがて自身も精神を病み、ついに勤め先の金に手をつけてしまった。愛する父のため、グレースにできることはただひとつ――銀行頭取であるハビエル・エレーラ公爵に慈悲を乞うこと。グラナダの“獅子城”でグレースを迎えた公爵は、背が高く、琥珀色の瞳をした恐ろしく威圧的で美しい男だった。「なんでもします。父を助けてください」そう訴えるグレースに、公爵はなんと、1年間だけ妻になれという取引をもちかける。愛と誇り、そして純潔。すべてを捨てる覚悟で、グレースは頷いた。 ■世慣れた大人の女性ならともかく、いまだ未来の夫へ捧げる純潔を頑なに守り続けている私に契約結婚を申し出るなんて。グレースは悩みますが、なぜか公爵に見つめられると、感じたことのない胸の疼きに苛まれ――注目作家シャンテル・ショーの意欲作です。 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 嘘つきなダイヤモンド【ハーレクイン・セレクト版】 ラブ&ビジネス I
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    ローレンは妊娠4カ月の体を抱え、途方にくれていた。名家の御曹司でありNY一有能と讃えられる広告マン、ジェイソン・リガートが華麗なる昇進を決めて西海岸へ発つ前夜、ローレンと彼は、思いがけない一線を越えた。“今までありがとう、グッドラック”のつもりだった抱擁が、やがて熱いキスと愛撫に変わり、2人はソファへ倒れ込んだ――。今頃ジェイソンは、サンフランシスコで荒稼ぎしていることだろう。よき仕事仲間というだけの関係で、恋人ですらないジェイソン。妊娠を伝えるつもりはなかったのに、彼はローレンの前に現れた。濃紺のベルベットの小箱と、衝撃の提案をたずさえて。 ■キャリア×ロマンス=ベビー? NYとサンフランシスコを股にかけ、華麗なるキャリアを邁進する男女のロマンスを描いたミニシリーズ〈ラブ&ビジネス〉。都会的でセクシーなロマンスを読みたいときにオススメです。 *本書は、初版ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 恋はトラブルのあとに
    3.0
    恋に落ちたくなどなかった。でも、愛さずにはいられない。■マットの職業はトラブルの解決屋。ある開発業者に依頼され、古い映画館の取り壊しに反対している、ニサという女性の弱みを探ることになった。ニサは各地でキャンペーンを行っては、大規模な都市計画の邪魔をしているという。写真を見るかぎりでは、率直で活発そうな娘にすぎない。だが講演会場におもむいたマットは、ニサを見て息をのむ。鮮やかな赤毛と澄んだ青い瞳――想像していたのとは別人だ。講演を始めた直後、それを阻止しようとする何者かの手によって、ニサは危うく誘拐されそうになり、すんでのところでマットに救い出される。彼はニサをホテルの自分の部屋にかくまい、二人は一晩を同じベッドで過ごすことに……。
  • 孤独を抱きしめて
    -
    かつて大好きだった彼に、こんな形で再会するなんて。■ワイン醸造の盛んなカリフォルニアのナパ・バレーに、マギーは造園の設計者としてニューヨークから十年ぶりに帰郷した。幸運にも、勤めている会社がこちらの仕事の依頼を受けたのだ。妊娠四カ月半という身重の体でただひとり帰ってきたのは、妻子ある相手の男が中絶するよう強く迫ったからだ。両親が旅行中のため、マギーは家のスペアキーを持つニコロを訪ねた。ワイナリーの経営者であるニコロは亡き兄の親友で、十代のころ彼に夢中だったマギーは大胆な誘惑を試みて、あっさり拒絶された苦い思い出がある。それ以来ニコロと会わないようにしてきたが、この際やむを得ない。ところが彼は、最近このあたりで物騒な事件が起こったから、自分の家に滞在するよう主張し、譲らない。そしてついに、彼女はニコロに妊娠の事実を知られてしまう……。
  • 砂漠のハネムーン
    -
    好条件の仕事を逃したくないと思った彼女は、魅力的な面接担当者に秘密を隠した。■勤務地が外国であることと高額の給料に心を引かれ、テキスタイル・デザイナーのニコールは求人広告に応募した。最終面接会場の高級フラットで彼女を迎えたのは、ドクター・ストラットハーレンと名乗る魅力的な男性だった。人類学者である彼から、勤務地はインド北西部の町だと知らされる。彼はラジャスタン州の君主マハラジャと同じ学校で学んだ仲であり、東洋の工芸品を西洋人に売りたいと望むマハラジャの依頼を受けて、職人たちの作業を監督できる人材を探していたのだった。結局、後日昼食をとりながら再度面接をしたいと言われたニコールは、食事の席でストラットハーレンから合格を告げられる。彼女の思いは早くもインドへ、マハラジャの宮殿へと飛んだ。自分が未婚の母であることは内緒にしたままで……。
  • 愛に代えても
    4.0
    妻というより、単なるベッドでのパートナー。愛する男性からの耐えがたい求婚だった。■別居中の夫ジェレミーが事故死したと知らせを受け、マディは一人息子を連れて六年ぶりに夫の屋敷を訪れる。屋敷にはジェレミーの従兄レオが先に来ていた。かつて彼女は親友サスキアの婚約者だった彼にひと目で心を奪われた。結局マディはジェレミーの熱烈なプロポーズを受け入れたが、レオは彼女が打算で結婚し、従弟を不幸にした女だと今も思っている。マディの結婚後、レオとサスキアはなぜか婚約を解消してしまう。そしてマディは夫と親友の浮気を知り、屋敷を出たのだった。久しぶりに見る屋敷を、マディは心のよりどころだとつくづく感じる。浪費家だった夫のせいで、今や維持するのも困難だが、息子のためにも、なんとか屋敷は手放さずにおきたかった。だが屋敷の維持費を捻出するための事業が行き詰まりを見せたある日、レオが屈辱的な条件のついた結婚をマディに持ちかけた。
  • 誕生日に届いた花嫁
    4.0
    雇い主は彼女を男嫌いと錯覚し、彼女は主人を女嫌いと思い込んだ。■独身生活を謳歌するベンチャー投資家のジョー・ロマーノは、敬愛する祖母ノンナから誕生日祝いとして女性料理人を紹介された。ジョーはまた花嫁候補を押しつける気かとうんざりしたが、その女性が男性嫌いだと聞き、祖母のプレゼントを受け入れる。翌朝、彼の家を訪ねてきた料理人ルシンダ・バリーは、修道女のようにきまじめな、ぱっとしない女性で、目玉焼きも作れない“にせ料理人”だった。経済的に行き詰まっていたルシンダは、ノンナの仲介で、住み込みの料理人という願ってもない仕事に飛びついた。雇ってもらおうと必死のルシンダを見ているうち、ジョーは、彼女のとんでもない正体に気づいた。昨夜のパーティの余興で見たTバックの水着姿の女性だ!
  • 期限つきの婚約者
    -
    お願い、少しの間、婚約者のふりをして。苦しまぎれの嘘が恋の翼に乗って……。■エマ・シンクレアは叔父の遺産を受け継ぎ、スコットランドに移り住んだものの、屋敷の修繕費用や叔父の負債の返済に頭を悩ませていた。そんな折、二年前に離婚したジョナサンから、屋敷を映画のロケに使いたい、との申し出があった。二人は再会するが、彼に復縁を迫られ、エマは動揺する。「悪いけど、わたしにはもう特別な人がいるの」「相手はいったい誰なんだ?」「フレイザーよ」とっさに口をついて出たのは、隣人の名前だった。嘘をつくのは気がひけるけれど、大丈夫、ばれはしないわ。だがその直後、彼女のもとに一人の男性が歩み寄った。エマは目を丸くした。フレイザー!
  • 愛の記憶を求めて
    -
    やっとあなたに会えたのに、どうしていいのかわからない。■四カ月前に夫のセバスチアンが姿を消してから、ゲリスの幸せだった日々は悪夢へと変わった。もう戻らないという手紙が送られてきただけで、夫がいなくなった理由も消息も、何もつかめないままだ。もうじきクリスマスだというのに……。ゲリスは悲しみを抱え、街のカフェにひとり座っていた。やがて店のドアが開き、入ってきた背の高い黒髪の男を見て、彼女は激しいショックに襲われた。これは幻覚? いいえ、そうじゃない。彼は間違いなくセバスチアンだ。ところが凍りついているゲリスに、夫はいぶかるような視線を返してきた。
  • 捨てられたジュリエット
    4.0
    あなたを失ったとき、人生はおしまいだと感じた。また同じ苦しみを味わいたがると思うの?■ジェナは、結婚式の準備のため、久しぶりに帰省した。心も体もずたずたになったつらい恋愛を乗り越え、イベントのコーディネーターとして働いている。仕事は順調で、気持ちもやっと落ち着いてきた。ところが、式の打ち合わせに訪れたホテルで、ジェナはばったりコナー・ハーディングと再会してしまう。五年前、自分の野心のために彼女を捨てて出ていった男だ。幸せになれるかもしれない今になって現れるなんて……。もう二度とあんな思いはしたくない。冷淡にふるまうジェナだったが、コナーは気にも留めない様子だ。そのうえ、彼女に向かってきっぱりと宣言した。「ぼくは自分の思いどおりにする。誰にもじゃまはさせない」いったい何をするつもりなの? ジェナは動揺するが……。
  • 遠い夏の秘密
    -
    あなたと愛し合ったあの夏に私は身ごもった。でも、この子の父親はあなたじゃない……。■一人息子のニックとテーマパーク巡りを楽しんでいたケイトは、かつての恋人パトリックと思いがけず再会した。七年前の夏、ケイトはパトリックと初めて愛し合った。ところがその二週間後、あろうことか彼のいとこに襲われ、彼女はニックを身ごもった。それ以来、ケイトはパトリックの前から姿を消し、女手ひとつでニックを育ててきた。あの夏の秘密を、彼に言うことは絶対にできない……。しかしパトリックはニックを自分の子と思いこんで、ケイトが否定しても動じず、これからも会うことを強く望んだ。つらくても、真実を告げなくてはいけないのだろうか?いつしかケイトは、彼を突き放せない自分の気持ちに気づいていた。
  • 夫の復讐
    3.0
    話したいことがある、今夜会おう。その電話から、希望と悲しみが始まった。■別居中の夫ルークから、今夜会いたいという電話がかかる。エレンの脳裏に悪夢のような日々がよみがえった。泣きつづける娘のジェンマ、嫌悪のこもった目で見つめるルーク。六年前、エレンは難産のストレスで心を病み、娘を傷つけてしまいそうな自分に怯えていた。結局彼女は、愛する夫と生後半年の娘を残して家を出ることを選んだ。以来ルークは、ロンドンにいるエレンを憎みつづけているし、年四回会うジェンマも、母親のエレンになつくどころか怖がっている。彼は今夜、いい女性が現れたから離婚してほしいと言うのでは?いろいろ考えると、もう潔く別れたほうがいいのかもしれないと思う。だが再会したルークは思いがけないことを言いだした。出張でロンドンにいるあいだ、ジェンマを預かってほしい、と……。
  • ふたりのフィアンセ
    2.0
    婚約パーティに現れた見知らぬイギリス人。彼が私のフィアンセなんて!■アンジェリックは幸せだった。バスの事故で失った記憶は戻らないけれど、パリでウエイトレスとして働くうちに、すてきな恋人ができた。画家の彼が、アンジェリックをモデルに描いた肖像画も有名になり、とても高い評価を得ている。そして今日は、エッフェル塔での婚約パーティだ。ところがふたりがケーキカットをしようとしたその瞬間、ミロ・ケインと名乗る見知らぬ男が進み出た。アンジェリックはすでにミロと婚約しているのだと言う。あなたなんか知らないわ。そう言い張るアンジェリックに、彼はふたりが一緒に写っている、たくさんの写真を見せた。イギリスへ戻ろうと言うミロにアンジェリックは……。
  • セクシー・バレンタイン
    -
    “頭の弱い金髪美人に目のない、傲慢な男”見も知らぬ女性からの中傷に彼は激怒した。■スザンナは低迷中の女性誌『シック』の編集長に抜擢された。最初の企画会議の日、勇んで出社した彼女を待ち受けていたのは、巨大なビジネス帝国を率いるマシュー・ロマーノだった。少し前に偶然見かけ、友人宛の社内メールでこきおろした男が、シック社を傘下に収め、ボスとして彼女の前に現れたのだ。腹立ち紛れに『シック』の廃刊をもくろむマシューに、スザンナは“最高にセクシーな男性”を核にした企画を掲げ、売り上げ増大を誓って『シック』の存続を訴えた。スザンナの熱心な説得とたぐいまれな美貌に惑わされ、ついにマシューは彼女に三カ月間の猶予を与える。ボスと編集長、男と女の、愉快で熾烈な戦いが、ニューヨークで、そしてパリで繰り広げられていく……。
  • 疑惑の雲を晴らして
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    幸せは長くは続かない。熱烈に恋して結婚したのに――。■雪深い二月のある日の深夜。ロマンス小説作家シャノンは階下の不審な物音に目覚めた。武器代わりにロフトの開閉用の棒を持って階段をおりる。そこにいたのは、十八カ月別居中の夫、カイルだった!かつてシャノンが夢中になり、熱烈に恋して結婚した男性。だがカイルは、彼女を幼すぎると言い、別の女性に走った。何しに来たのと問いただすシャノンに、彼は言った。「僕たちにはやり直すべき理由があるんだ」理由というのはこうだ――亡くなった妹の子どもを養女にしたい。ついては、役所の審査のため妻が必要なので三カ月協力してほしい。三カ月後には離婚に応じると言われ、彼女は虚しさをおぼえた。だが断ることもできなかった。彼の姪のためばかりではなく……。
  • 待つほどに愛は熱く
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    あなたと再会する日はどんなだろう。何度も思い描いてきたけれど……。■シェリーは遠くに広がる海を目にして、車のスピードを上げた。三年ぶりの帰郷だ。三年は長い。シェリーは変わった。マルコとのイタリアでの暮らしで、より美しく、洗練された女性へと変身を遂げていた。ドルーも変わっただろうか。もう誰かと結婚しているだろうか……。シェリーは車を降りて、浜辺へと足を向けた。月明かりの下、初めてドルーと口づけを交わしたあの浜辺へ。寄せては返す波の音に混じって、鋭いかもめの声が響く。ふいに近づいてくる人影に、シェリーは息をのんだ。ドルー! かつて結婚を約束しながら、結ばれぬまま別れた人!それも、私がマルコとイタリアへ逃げ出してしまったせいだ。苦い後悔の念にとらわれながらも、彼女の鼓動は激しく打ち始めた。だが、ドルーの瞳に彼女が見たものは、ただ冷たい拒絶だけだった。
  • ブロンドは復讐の色
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    彼女は復讐を誓った。名前を変え、髪の色を変え、別人に変身して……。■ペニーは、警備会社の社長アダムの母親の付添人に採用され、バカンスに同行して身の回りの世話をすることになった。以前ペニーは、アダムの会社で働いていたが、産業スパイの濡れ衣を着せられ、会社を解雇されたうえ、裁判で有罪となり、刑務所に送られた。出所後、ペニーは復讐を誓った。まったく別の女性に変身して。アダムは、昔の地味で野暮ったいアレックスと、洗練されて自信に満ちた今のペニーを結びつけはしないだろう。しかし、ペニーはとまどっていた。アダムは彼女に興味を示し、ペニーも、自分を地獄に突き落としたはずの男に気持ちが揺れていた。ペニーはアダムの母親とセントルシア島に飛んだが、そこに突然、アダムが現れる。休暇など取ったことのない彼が、いったいなぜ? とうとう私の正体に気づいたの?
  • 天使の眠る間に
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    私はあなたにとって、花嫁に最もふさわしくない女じゃなかったの?■自動車部品工場を経営するウェッブは、悩みを抱えていた。一年前に交通事故で妻を亡くし、残された娘はまだ一歳。祖母のカミーラは、幼い娘には母親が必要だと、毎晩のように花嫁候補を自宅に招いている。それに対抗するには、花嫁としてふさわしくない女性を、自分の婚約者と偽って祖母に紹介するしかない。ウェッブは、工場でアルバイトとして働くジェイニーに目をつけた。気が強くて男まさりで、絶対に祖母の気に入らないタイプだ。ウェッブはジェイニーを呼び出し、単刀直入に持ちかけた。「しばらくの間、僕と婚約するというのはどうだろう?」ジェイニーはあっけにとられたが、話を聞いて納得した。苦学生の身としては、報酬がたっぷりもらえるなら引き受けてもいい。二人の思惑が一致し、やがて偽りの婚約は実行に移された……。
  • 失われた時を求めて
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    失われた十三年を取り戻せるなら……。その願いは、新たな夢への一歩となった。■マーニーは、生まれたわが子を一度も腕に抱くことができなかった。体面を重んじるマーニーの母の手で、十代の娘の出産は隠され、赤ん坊はひそかに養子に出されてしまったのだ。わが子を奪われたと知った日、マーニーは家を出る。それから十三年の歳月が流れ、母の死で帰郷したマーニーは、遺品の中から、娘の引き取り先を記した書類を見つけた。養父母は、近くの町バーナムに住むハンティンドン夫妻。気がつくとマーニーは、車を走らせ、その町を訪れていた。そして、激しい雨の降り始めた駐車場で、見知らぬ男性とぶつかり、持っていたアイスクリームで彼の車を汚してしまう。だが男は、彼女をじっと見つめて、予想もしない言葉を口にする。「君は僕のよく知る人にそっくりだ。いったい、君はだれなんだ?」私に似ている人ですって? まさか娘のことでは……。
  • 誘惑のルール
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    過去に深い傷を負い、愛を恐れる女性を、どうすれば手に入れられるだろう?■キャリーはかんかんに怒っていた。晴れて結婚の決まった親友のサラが、父親の過去のスキャンダルをゴシップ紙に暴露されたのだ。サラのかわりに、記事を書いた記者に抗議してやらなければ。勇んで新聞社に乗り込んだキャリーは、記者に会って唖然とした。彼女の非難に、相手は謝るどころか、逆に言い返してきたのだ。見下げ果てた男だわ。キャリーは怒りをつのらせ、新聞社をあとにした。ところが、罵倒された当のランスは、いとこのオフィスにいたために記者に間違われたことを否定もせず、ひとりで楽しんでいた。直感的に彼女こそ理想の結婚相手だと確信さえするようになる。あれほど誇り高く、大胆で、友達に誠実な女性はいない。でも、名前はなんというのだろう?ランスはさっそく彼女の素姓を調べにかかったが、再会の機会は思いもよらない場所で、意外に早く訪れた。
  • プレイボーイ操縦法
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    プレイボーイの心をつなぎとめておくなんて、やっぱり無理なことだったの?■サマンサは、ロンドンの投資信託会社に勤めるキャリアウーマン。ある経済会議でスピーチをするため、ニューヨークにやってきて、偶然、かつての恋人マシューに再会した。サマンサは学生時代、当時講師だった彼と激しい恋に落ちた。だが、学生と講師の恋は学内で問題となり、やむなく別れたのだった。彼は現在ニューヨークの証券会社の最高経営責任者で、多忙を極めている。その夜、サマンサはマットに食事に誘われ、そのまま一夜をともにした。これからも会おうと彼は言ったが、忙しいふたりは思うように会えない。彼は私とつかのまの情事を楽しみたかっただけなの?疑念にとらわれていたサマンサは、ある情報を耳にした。マシューの会社が株の買い占めに遭い、乗っ取られそうだというのだ。しかも乗っ取りの鍵を握るのが、サマンサの勤める会社だった。マシューに味方するか、会社に協力するか、恋と仕事のはざまで悩んだ末、サマンサが出した結論は……。
  • ベスト・パートナー
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    ウエディングドレスなんて着られない。愛する彼には……妻と子供がいる!■アーシュラは、ずっと前に“運命の人”と出会っていた。二人は考えも感じ方もぴったり。おまけにそのロス・シェリダンは彼女の上司で、いつでも会える。もっとも、どんなに好きでも彼と結ばれることはない。ロスはすでに結婚しているのだから。今でも、それを知ったときの絶望感を思い出す。アーシュラはそのときから彼への思いを振り切り、ただ仕事の上のつながりだけに目を向けてきた。ロスの妻は美しく才能豊かなデザイナーで、二人の間には天使のようにかわいいケイティがいる。どこから見ても幸せいっぱいだ。だがケイティの誕生会に招待され、アーシュラは彼の結婚生活が悲惨なものと知った。でも、たとえ愛する人の結婚がうまくいっていないからといって、その隙に彼の心に忍び込んだりできるだろうか。私にはできない……。
  • 狼の住む場所
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    わかってはいても、この思いは止められない。■「ベン・ファルコンをさがさなくては……」爆発寸前の車から運転席の女性を助け出したベンは、彼女がつぶやいたその言葉を聞いて、確信した。性懲りもなく、また父親が差し向けた女だ。ベンは実業家の父親に支配される生活を嫌い、人里離れた牧場で、苦労は多いが自由気ままな生活を送っている。父は息子をダラスに――自分の会社に連れ戻すためなら、手段を選ばなかった。警察や探偵ばかりか、彼を籠絡すべく、何人もの美しい女を送り込んだ。ところが、その女性がベンの牧場の家で意識を取り戻したとき、彼女は自分の名前も、ここに来た理由も思い出せなかった。持ち物からわかったのは、ジェニファーという名前だけ。父親のさしがねと知りながら、ベンは彼女を拒絶できなかった。彼女の無防備な魅力に惹かれ、強烈な欲望を覚えていた。
  • やけどするほど熱く オーロラの花嫁 II
    -
    最初は弟のために結婚しようと思った。でも、今は違う。心から彼を求めている。■マッケンジー・キンケイドは弟を連れて、ミネソタの吹雪の中を歩いていた。めざす先は、新聞の花嫁募集の広告で知った、エイベル・グリーンの家。問題は、エイベルから送られてきた手紙に、一度まとまった結婚話を白紙に戻したいと書いてあったことだ。けれど、マッケンジーは手紙を受け取っていないふりをして、なにがなんでもエイベルの家に居座るつもりだった。ところが、たどり着いた先で二人を迎えたのは、腰からナイフを提げた、山のような巨漢だった。ただし、マッケンジーが見たこともないほど美しい男だ。頭の薄い、太った老人だと覚悟していたのに。エイベルはマッケンジーに結婚は取りやめだと言い放った。だが、彼の目に女性を求める欲望の影を見たとき、マッケンジーの胸に喜びと希望がふくらんだ。必ずエイベルの花嫁になってみせる――この体を使って。
  • 忘れえぬ一夜
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    ルーシーはあまりにも衝撃的な事実を知らされた。体外受精で生まれた娘が、実は別の夫婦の子供だったというのだ。病院のミスで取り違えられたらしい。夫を亡くしたルーシーにとって、六歳になる娘は生きがいだった。その一方で、取り違えられた実の娘に会いたい気持ちがつのる。育ての娘と実の娘への愛情に思い悩むルーシーの前に一人の男性が現れた。知的で思いやりにあふれたその男性こそ、ルーシーの実の娘を育てた父親ドミニク・グレイリングだった。妻を亡くした彼は、娘たちのために最善の道を選ぶべきだと言う。その道とは、二人が結婚して娘たちの両親となることだった。
  • レディは恋泥棒【ハーレクイン文庫版】
    5.0
    パリサは全身黒い服に身を包み、暗い部屋へ侵入した。結婚を控えた親友がたまたま撮られてしまったヌード写真。ここに住む悪党は、それをねたに親友を脅迫しているのだ。引き出しの中に目的の写真を見つけ、脱出しようと身を翻した瞬間、壁のように頑丈な体に行く手を阻まれて仰向けに組み敷かれた。見覚えのある漆黒の瞳に力強い顎。あれは10年前……まさか、ルク!あなたがゆすり屋だというの?困惑するパリサに、彼は余裕の笑みを浮かべて言った。「警察に突き出されたくなかったら、取引をしようじゃないか」 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 禁じられた告白【ハーレクイン・セレクト版】
    4.0
    23歳、独身、ロンドン在住。職はなく、住む家も追われた。生後10カ月の双子を抱え、ケイティーはいよいよ困窮していた。彼がいてくれたら……と願わずにいられない。叶うはずもないのに。1年半前、ケイティーはギリシアの大富豪アレクサンドロスと出会った。ひと目で惹かれ合い、しばらく情熱的なときを過ごしたが、ケイティーが愛を告げると、彼は冷たく拒み、去ったのだった。やがて妊娠に気づいたケイティーは、手紙を書き、電話をかけ、なんとか彼に伝えようと試みたが、想いは届かないままだった。そんなある日、事は最悪のかたちで当人の知るところとなる。ケイティーの親友が、ゴシップ紙にすべてを暴露したのだ! ■L・グレアムは何を書いてもベストセラー入りする超人気作家ですが、ヒロインが愛するヒーローの子どもを秘かに産み、苦境にめげることなく健気にがんばる“シークレットベビーもの”は、やはり鉄板。どん底からのシンデレラストーリーは、究極のカタルシスです! *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 復讐は甘く【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    二十歳になったエミリーは、親が決めた相手と婚約するも、婚約者がよりにもよって自分の姉と恋仲だったことを知る。みじめな境遇から救ってくれたのは、初恋の人ルークだった。4年前、彼はエミリーの一途な想いを冷たく拒んだのに、彼女の恋人を情熱的に演じると、自分の屋敷へ連れ去ってくれたのだ。もしかして、本当は私を想っていてくれたの……?だがそんな淡い期待は、無残にも粉々に砕かれる。ルークは、エミリーの父親に深い恨みを抱いていることを明かし、復讐を遂げるためだけに彼女と結婚するのだと言い放った。それなら……なぜ妻のように求めるの? エミリーは屈辱に乱れた。 ■スコットランドの屋敷に連れ去られたエミリー。そこにはルークの本当の恋人とおぼしき女性までおり、彼女の苦しみは尽きません。耐えきれずに屋敷を飛び出したとき、エミリーのおなかにはルークの赤ちゃんが――。K・ローレンスによる甘美な復讐物語です。 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 恋はラテンの国で【ハーレクイン文庫版】
    -
    美しき寡婦ヴィヴィアンは気もそぞろだった。義姉が恋する大富豪キャッシュの写真を盗み見て以来、おかしい。夜ともなると、精悍な彼の体と体を絡ませあう淫夢を見てしまう。ヴィヴィアンは頭を冷やそうと、プール小屋に向かった。7枚の鏡に一糸まとわぬ肢体が映る。乱れた赤い髪が纏わりつく。そのとき、深みのある低い声がして、ヴィヴィアンは硬直した。振り返ると、なぜかそこに夢に見たままのキャッシュがいた。ベッドの上で、赤面する彼女の裸身に見惚れながら……。「これでおあいこだよ」男は腰のシーツをはらりと落とした。 *本書は、初版ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 秘書の条件【ハーレクイン文庫版】
    4.0
    初めての恋に失敗し、傷心のまま村を飛びだしたシャノンは、ロンドンでウエートレスとして働き始める。もう二度と恋愛はしないと決めて。それなのに、毎朝喫茶店を訪れる年上の男性を意識してしまう。彼の名はケイン・リンドレー、一流企業の社長だという。ある朝、客とのトラブルで彼女は店をくびにされる。途方にくれていると、ケインが信じられないことを口にした。「僕のところで、秘書として働いてみないか?」ただし仕事のあと、毎晩、家に来るのが条件だと言われて……。 *本書は、初版ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 危険なバカンス
    4.0
    アルドナは父の好色な上司の言葉に愕然とした。君の父親が不正を働き、穴埋めに2千ポンド必要だ。助けてほしければ、休暇旅行に同行しろ、と。アルドナは愛する父を守るため、なすすべもなく飛行機に乗った。きっと今夜には、わたしの身は穢されてしまう……。マルタ島に着き、逃げるように海辺へ出たアルドナはゼブと名乗る男性に声をかけられ、束の間、つらい現実を忘れた。だが重い足取りでホテルへ戻るアルドナは夢想だにしなかった。ほどなく自分がゼブに買い上げられることを。
  • 憧れのウエディング
    2.0
    ジョアンナは意を決し、元夫ロリーが経営する会社を訪れた。幸せだったはずの結婚生活は、3年前、彼の浮気相手が現れたことで破綻した。今日ここに来たのは、悲しい過去を乗り越えるため。もしロリーと再会しても冷静でいられたら、そのときこそ新しい一歩を踏み出せる……そう思ったのだ。だが、実業家としての自信を身につけた元夫が姿を見せたとたん、ジョアンナの胸は情けないほどに高鳴った。しかも彼は悠然と笑みを浮かべ、予想外の行動に出た。
  • 愛の審判
    4.0
    亡き母は、著名な弁護士サー・ジェラルドの愛人だった。身ごもったまま巨額の手切れ金と引き替えに身を引いたが、セリーナはつねに自分は罪の子という劣等感に苛まれていた。どうしても耐え難かったのは、父に捨てられたということだ。そのせいで、誰も愛さない、愛せない――。ある日、彼女は父の秘書になるという運命的な出会いを迎える。セリーナの恐れと期待をよそに、父は自分の娘とは気づかない。だが運命はさらなる苦悩も用意していた。父の甥のピアズが、伯父の若い愛人と誤解し、蔑むような笑みでみつめてきたのだ。
  • 真実は言えない【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    トレーシーは事故で記憶を失い、病院で目覚めた。夫ジュリアンが彼女をローザンヌのシャトーへ連れ帰るが、そこにはまだ生まれて間もない三つ子の赤ん坊がいた。トレーシーは衝撃のあまり、すべての記憶を取り戻す。この子たちは、近親相姦で生まれた子どもなんだわ――!最愛の夫ジュリアンの父は、トレーシーの父親でもあるのだ。義父の死の床で、彼女だけに明かされた秘密に打ちのめされ、トレーシーは何も告げぬままジュリアンのもとを去った。妊娠を知ったのはそのあと。彼女は三つ子を産み、事故に遭った。訳もわからず彼の愛を拒み続ける妻にたまりかねたジュリアンは、ついにある夜、トレーシーを力ずくで抱こうとしてしまう。 ■トレーシーにとって夫ジュリアンは初恋の男性。そんな彼と結婚し、南の島で2カ月もの甘いハネムーンを過ごし、スイスのシャトーで新婚生活を始め……そんな幸せの絶頂に告げられた恐るべき事実。大御所作家R・ウインターズの代表作と讃えられる名作です。 *本書は、初版ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 恋に落ちた夜【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    ケイトリンは2年間働いてきたホテルを辞めようとしていた。オーナー、ラザロへのかなわぬ思いを断ち切るためだ。2年前、実習生だった彼女はほんの束の間ラザロと言葉を交わし、家まで送ってもらった。それだけの、キスさえなく別れた夜。ケイトリンは彼の隠された優しさを知り、恋に落ちた。今、目の前にいる彼は私のことなど忘れてしまったようだけど。ところがラザロは、二人の出会いの夜を鮮明に覚えていた。過去の記憶をたどるように、頬に残る傷跡に手を触れる。そう、あれは、あのいまわしい事件が起こる直前の週末だった……。ラザロは不意に彼女を引きとめたくなり、秘書のポストを提示した。 ■僕の弟を殺した女のいとこを愛してしまった……。私のいとこのせいで、愛する人は弟を失った……。はじめから障害だらけの2人の恋を、複雑に絡み合う愛憎を、ハーレクイン・ロマンスの若手人気ナンバーワン作家キャロル・マリネッリが描きます。 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 火遊びはお好き?
    3.7
    パリでも名うてのプレイボーイが、わたしなんかに興味を持つのはなぜ?■大手家具会社のロンドン支社で働くホリーは、上司の息子から、体をさわられるという性的いやがらせをたびたび受けていた。そしてある日、信じられないことに胸を強くつかまれ、ホリーは思わず相手の頬をたたいていた。大騒動になる直前、オフィスに現れたのは社長のジャックだった。若くしてパリで会社をおこした大富豪のプレイボーイだ。その場をおさめ、厳密な調査を行うことを約束すると、ジャックはホリーにパリ本社での新しい仕事を提案した。破格の好条件に惹かれつつも、ホリーは強い不安をおぼえた――危険な魅力を発散するジャックという男性のそばで働くことに。
  • もう一度信じて
    2.0
    「離婚して」ヘレンは衝動的に叫んだ。「今すぐ!」■ヘレンは夫のダンを心から愛していた。少女だったときからの憧れの人と結婚して二年。最高の日々だった――ヘレンが会社を早退したあの日までは。風邪でもうろうとしながら帰宅したヘレンを待っていたのは、バスタオル一枚のゴージャスでセクシーな美人と半裸の夫。不倫。相手はダンのアシスタントのセリーンだった。あろうことか、二人は妻の留守中、自宅で愛を交わしていたのだ!「信じてくれ」ダンは言った。でも、いったい何を信じろと言うの!
  • 恋は予想外
    -
    あたたかい目をしたこの若い女性に、幼子を託したいと彼は願った。■ベイビーチの児童ホームに高級なスポーツカーが入ってきたとき、ホームマザーのウェンディは引っ越しの荷造りをしていた。ウェンディは、児童ホームを辞めて、母親から虐待を受けているギャビーの里親になるつもりだったのだ。車から降りてきたのはルークと名乗るハンサムな男性で、父親の愛人が産んだ赤ん坊を預かってくれと言う。ウェンディは、施設を辞めるから無理だと告げたが、なんとしてもきみに世話をしてもらいたいとルークは譲らない。そこへ後任のホームマザーが到着し、ルークが解決策を思いついた。経済的に裕福なルークがウェンディを子守りとして雇い、ギャビーも一緒に暮らせばいい、と。渋るウェンディに、ルークは祖父母が遺してくれた古い家を提供する。二人の急務は、無人だった家を住めるようにすることだったが……。
  • 真実は残酷に
    -
    拒絶されたと思っていた男性からの愛の告白。でも彼女には、それを受ける資格がなかった。■チェーザレは結婚を申し込むつもりでメガンの家を訪れた。何年も胸に秘めてきた思いを、今夜いよいよ彼女に伝えるのだ。彼はメガンが十代のときからずっと愛してきたが、彼女の父親から、娘が二十二歳になるまで待てと言われていた。だから誕生日の半年前に開かれた新年のパーティでは、メガンにうんざりしているようにわざと振るまったのだ。「冗談言わないで!」愛を告げる彼に、メガンはとまどった。嬉しいはずなのに、聞きたいと夢見ていた言葉なのに、信じられない。そんな疑惑も、チェーザレを求め続けてきた気持ちの前に影をひそめ、いつしかメガンは彼の激しい愛撫に身もだえしていた。だが一瞬ののち、彼女はチェーザレから身を引きはがし、唖然とする彼に向かって重い口を開いた。「わたし、妊娠しているの。赤ん坊が生まれるのは七カ月後よ」
  • 結婚は誰のために 情熱の国の人
    -
    情熱と洗練さを併せ持つラテンの男。だが、その仮面の下には恐るべき企みが。■ダンテ・ガルバン伯爵と結婚した姉のデイジーに会うため、ゾーイ・コリングズワースはブエノスアイレスを訪れた。出迎えの魅力的な男性に案内されてヘリコプターに乗ったとたん、彼の態度が豹変し、凄みのある声が彼女の胸を突き刺した。「静かにしろ。言うとおりにすれば何も心配はいらない」こみあげる恐怖とともに、ゾーイは誘拐されたことを悟った。街から隔絶された豪邸でとらわれの身となった彼女は、男の素性を問い詰め、信じられない言葉を聞く。「ぼくはガルバン・エンタープライズの社長だ」なんですって……お義兄さんの会社の社長?その男ラサロ・エレラはさらに驚くべきことを告げた。「今度の計画はダンテが仕組んだ」度重なるショックに、ゾーイはもはや失神寸前だった。
  • 愛の異邦人
    3.5
    妹を不幸にした男の弟など、好きになれるはずがない。■「ギリシアに行くなんて、ジル、本気なの?」ソフィーは双子の妹をにらみつけそうになる自分を必死で抑えた。ジルの夫でギリシア人のテオドロスが事故で亡くなり、彼の家族に知らせたところ、一度も会ったことのない義理の両親から、ギリシアを訪ねるようすすめられたのだという。ジルは七歳になる息子のマイケルを祖父母に会わせたいようだが、長いこと絶縁状態だった異国の家族の真意がソフィーにはつかめない。テオドロスは優しさに欠けた男だった。その家族も彼と似ていたら、人のいい妹はなにかと利用されるのではないだろうか。ソフィーは結局、妹のギリシア行きに同行することにした。空港にはテオドロスの弟アンドレアスが迎えに来ていた。兄とは違って長身のハンサムな男性だったが、共通点もある。それは、傲慢で優しさがかけらも感じられないところだった。
  • マドンナの初恋
    -
    あなたは誤解しているわ。本当の私を知ってほしいの。■このクリスマスは心身ともにリフレッシュしたくて、クレールは、フランスからはるばるカナダのスキーリゾートを訪れた。パンフレットを見て魅了され、最適のところと思ったが、長旅は身にこたえた。一刻も早く休みたいのに、予約した部屋がふさがっているというトラブルに見舞われ、クレールはフロントでいらだちをあらわにしてしまう。そこに現れた経営者のザックのとりなしで一件落着したけれど、ザックに金持ちのわがまま女のレッテルを張られたのは明らかだ。彼は氷のようによそよそしい態度で接してくる。一方クレールは、長身で力強い彼に一目で魅せられていた。なんとかして本当の私を見てほしい。ところが、どう試みても裏目に出て、クレールは途方に暮れた。
  • 愛と別れの言葉
    3.0
    十六歳の恋心を冷たく拒絶した人。その彼がビジネス・パートナーに?■二十八歳の身ながら、ロビンは小さな広告会社を切り盛りしている。がむしゃらに働いているものの、資金調達は悩みの種だ。そんな彼女に姉のキャシーが、支援候補者として、夫の友人で実業家のクレイ・リンカーンの名前を出した。絶対にいや! ロビンは即座に断った。クレイはロビンが十六歳のとき、捨て身で思いを打ち明けた相手だ。姉の結婚披露宴の夜、湖のほとりで激しく抱きあったのに、われに返ったクレイから、きみはまだ子供だと拒絶された。あの屈辱と落胆は今も忘れることができない。その直後彼は結婚し、妻と死別後はプレイボーイぶりを発揮している。クレイとかかわりを持つより、破産したほうがましというものだ。ところが策略家のキャシーは、そのまま引っこんではいなかった。
  • 恋の不思議
    -
    火事に遭遇したばかりに、プロポーズの晩は散々なものに……。■今夜はいよいよ婚約指輪を贈ろうという思いを胸に、マットは車を走らせていた。美しく上品なシャーロットこそ、ふさわしい女性だ。家柄も申し分ない。だが、彼の決意に水を差そうとするものがあった。火災だ。火災発生を知って、彼は反射的に車を降り、駆けつけた。現場は幼い子供たちを収容する福祉施設。最後に双子の男の子たちを救い出したあと、マットは力尽きて倒れた。気がつくと、心配そうな青い瞳が彼の目をのぞき込んでいた。一瞬、見たこともない美女だと錯覚したが、幼なじみで、施設で働くイエリンだった。マットは入院は免れたものの、イエリンと双子も連れて帰る羽目になる。これはちょっとのかかわりではすまなくなるかもしれない。シャーロットとイエリン――マットの脳裏にいやな予感がよぎった。
  • 再会のヴェネチア
    4.0
    私との結婚は賭のため?でもあの夜を、忘れることなどできない。■エイミーは、旅先のヴェネチアで、名家の御曹司であるヴィンチェンツォと恋に落ち結婚した。美しい街での、すばらしい男性との結婚――エイミーは夢中になった。だが夢のような初夜の翌朝、結婚生活は早くも崩れ去る。二人の結婚は夫がいとことの賭に勝つためのもので、エイミーをものにすることができれば、先祖から伝わるルビーを手に入れられたのだという。言い訳すらしようとしない夫を振り切り、エイミーは故郷に逃げ帰った。もう二度と彼のもとには戻らないと心に誓って……。そして四年後、エイミーはふたたびヴェネチアに向かっていた。茶番劇のような結婚を終わらせ、彼に復讐をするために。
  • 近づかないで
    3.0
    私は彼を愛してる。あなたと踊ったのは彼にあてつけたかったから。■誰もがうらやむような婚約をして三カ月。幸せの絶頂にあるはずなのに、ロリスの気持ちは浮き立たない。フィアンセのマークもずっとご機嫌ななめだ。その理由はわかっている――彼女が体を許そうとしないせいだ。なぜイエスと言えないのだろう。結婚の意思は固いのに。マークも出席するパーティに、ロリスは遅れてしまった。彼はブロンド美人と踊っていて、ロリスを無視する態度に出た。茫然とするロリスの耳に、低い魅力的な声がささやいた。「踊っていただけますか」彼女が応じたのはマークへのあてつけでしかなかった。だが早めに彼を追い払えなかったことが、運命の歯車を狂わせる。その男ジョナサンは、ある意図を持って彼女に近づいたのだ。
  • 情熱のゲーム
    2.0
    好きでもない男性からキスされるなんて!でも彼は兄の救いの神。邪険にはできない。■妻を失った兄を少しでも助けるために、ジョージーは仕事をやめ、秘書として、兄が経営する建築会社で働き始めた。会社は今、倒産の危機に直面している。存続の鍵を握るのはスペイン人実業家マット・デ・カピストラーノ。彼との仕事がうまくいけば、兄とその子供たちの生活も安泰だ。だが、美しい自然にあふれる土地を宅地にするというマットの案に、ジョージーは強い拒否反応をおぼえ、オフィスで初めて会ったマットにも嫌悪感をいだいた。男性的だけれど、傲慢で礼儀を知らない人。でも、兄にはなんとしても仕事を手に入れてもらいたい……。無事、契約が成立したとき、ジョージーはすなおに喜んだ。一週間後、建築現場の視察のためマットに同行した帰り、彼は車の中でいきなりキスをしてきた。
  • 雪降る夜に
    3.0
    クリスマスイブ、降りしきる雪の夜、やどりぎの下、突然のキス……。■クリスマスイブの晩、アナは古書店の最後の片づけをすませた。長年の夢をかなえて開いた店だったが、店の賃貸契約が切れ、値上がりした賃貸料を払いきれずに閉店に追い込まれたのだ。せっかく軌道に乗りかかっていたのに……。降りだした雪の中、車に乗り、駐車場を出ようとしたとき、男が突然目の前に飛び出してきた。急ブレーキを踏み、危ういところで事故を免れたものの、転んで腕をけがした男を家まで送り届けることになる。車に乗り込んできた彼の顔を間近に見たとたん、アナは凍りついた。デイヴィッドに似ている――以前つき合い、苦い思い出のある男に。ギディアン・ストレインジと名乗ったその男性は、郊外の古い屋敷に住んでいた。車が着いたとき、雪はこんこんと降り、屋敷は暗く静まり返っていた。
  • かつて誓った愛を 若き獅子たち II
    -
    恋人を裏切り、女優として成功した今、彼女は失ったものの大きさに苦しんでいた。■親友ブロッドの結婚式に花婿の付き添いとして出席したレイフは、ブロッドの妹アリと再会した。かつて激しく愛しあったアリと。彼女は五年前、女優になると言って突然レイフのもとを去った。その才能は花開き、今ではテレビドラマの人気女優だ。彼女に裏切られたという思いは、レイフをずっと苛みつづけてきた。一方アリも後悔していた。彼の腕に飛びこみ、許しを請いたいと思う。レイフを求める気持ちは薄れるどころか、つのるばかりなのだから。ところが幼なじみのレイニーがレイフに恋していて、彼もレイニーを妻の有力候補と見ているらしい。もうもとの二人には戻れないの?アリの心は沈んだが、運命は彼女を見放さなかった。ストーカーに悩まされている事実をレイフに打ち明けると、彼はアリの部屋に泊まって、きみを守ると言い張ったのだ。
  • 階段で鉢合わせ
    -
    愛しているけど不実な男性と、愛していないけど心を捧げてくれる男性と。■ある春の暖かな宵、セーラは買い物袋を胸にかかえ、古びたアパートの階段を上がっていた。上から男が一段おきに駆けおりてきた。二人はぶつかり、力強い男の腕がセーラを支えた。「大丈夫かい?」その声は低音で魅力的にかすれていた。それが恋の始まりだった。キアは男らしくユーモアにあふれ、申し分のない恋人だった。二人が結ばれるまで、さほど時間はかからなかった。だが、キアはワーカホリック並みに仕事第一。すれ違いが多くなり、しだいにセーラの心に影がしのびこむ。彼はわたしを本当に愛しているのだろうか?だからキアがセーラをさしおいて美女と出かけたと知って、誠実な愛をいちずに捧げてくれる人のプロポーズを受けたのだ……。
  • 甘いささやき
    -
    変わらぬ愛を誓いながら別れた二人。男は復讐の炎を燃やし続けた。■タズとヒュデが恋人同士だった六年前のこと―― タズの父デイヴィッドが病院を設立した。その際、ヒュデの父マテオは巨額の投資を行ったにもかかわらず、出資した証拠がないとされ、詐欺師の烙印を押された。ショックからマテオは脳出血で倒れて体の自由を失い、ヒュデは父親の名誉回復のために復讐を誓った。家族の絆と名誉を重んじるスペイン人の血がそうさせたのだ。自分の父親の言い分を信じ、恋人の言葉には耳をふさいだタズもヒュデの怒りを買い、別れの言葉を投げつけられた。二人は会うこともなく、それぞれの歳月を生きた。四カ月前、デイヴィッドが急死し、若き未亡人となったタズの義母が彼女に婚約を知らせてきた。婚約者の名はヒュデ――タズは自分の耳を疑った。
  • 永遠の契約
    3.0
    私を奈落の底に沈めるのは、いつもあの男。■エイドリアンの子供時代は美しい邸宅グレーンジに強く結びついている。すべてが幸せに輝いていた……。物静かな少年チェイと敷地内の樫の木に登り鳥を見て過ごしたひととき。チェイは屋敷の家政婦の息子で、エイドリアンの憧れの人だった。ところがグレーンジの当主の甥ピアズの出現で、チェイは豹変する。嵐の日に木の上に置き去りにされ、エイドリアンは肺炎になりかけた。チェイは、ついには盗みを働いて屋敷を追放され、エイドリアンの前から姿を消した。彼女の心に深い傷を残して。それから七年の歳月が流れ、二十五歳になったエイドリアンは、屋敷を相続したピアズと婚約した。新進のインテリア・デザイナーでもある彼女は屋敷の改装を手がけ、グレーンジの女主人としての暮らしを夢見ていた。チェイによってその幸せが根底からくつがえされるとは思いもせずに。
  • 眠れぬ夜の果て 富豪一族の宿命 III
    -
    なぜか男性とのいい出会いに恵まれないシエラ。 家庭を持つという夢が遠のきかけた矢先、 突然、捨てられた赤ん坊を預かることになる。 困り果てた彼女を支えたのは長年の親友アレックスだったが、 じつは彼も家庭に縁遠いばかりか、赤ん坊が大の苦手で……。
  • 月夜の秘密 愛と癒しの島 I
    -
    つらい過去を思い出し、月夜の浜辺で一人泣いていたメル。 出会ったばかりのルークの優しさに触れ、思わず身を委ねた。 大胆な行為の結果を予測できないわけではなかったが、 素性も知らない彼に抱き締められ、心の痛みを忘れたかった。 それはまるで、魔法のようなひとときだった。
  • 忘れがたき誘惑【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    ルイザは突然オフィスに現れた男性を見て息をのんだ。ルーク・デヴァルー! 貴族出身の大富豪で、ルイザの出版社が“理想の独身男性”として報じた人物だ。彼は3カ月前、わたしを誘惑し、運命の相手と信じさせた。本当のところ、記事にされた腹いせが彼の目的だったのだ。裏切りに深く傷ついて以来、必死に忘れようとしていたのに、今さら現れるなんて、いったいなんのつもりだろう。ルークは強引にルイザをオフィスから連れ出すと、怖い顔で問いただした。「きみは妊娠しているんじゃないか?」そういえば、来るべきものが来ていない……。でも、何故あなたがそんなことを知っているの? ■ハーレクイン・ディザイアの人気作家ハイディ・ライス。生粋のロンドンっ子らしく、セクシーでテンポのよい作風が持ち味です。RITA賞受賞作家というのも本国での人気を物語っています。どうぞお楽しみください。 *本書は、初版ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 24時間見つめてて
    -
    キリーはあらぬ誤解から、元婚約者ラングの愛を失った。罠に掛けられ、裸で男性といるところを見られてしまったのだ。泣きながら弁解する彼女に、ラングは耳を貸そうともせず去った。あれから5年。彼以上に愛せる人にはいまだに出会えないが、23歳のキリーは、仕事が生き甲斐の日々を送っていた。ところが美しい女性に成長した彼女につきまとう男は少なくなく、いまは警備員の男からの執拗なセクハラに悩まされている。新しく着任した警備部長がボディガードを務めてくれることになり、キリーはオフィスで彼を迎えた。だがそこに現れたのは、ラング!私の心を引き裂いた男性と、24時間一緒にいることになるなんて。■〈ボディガード〉3部作最終話です。美しいキリーを狙う男から、何がなんでも守ってやると決意するラングですが、彼女を今でも強く求める彼自身の欲望が最も危険なことには気づいておらず。男のプライドと未練に引き裂かれるヒーローに悶えてください!
  • ひとりより孤独【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    男らしくハンサムな夫に、超高級ペントハウス。ジークと電撃結婚して2年、マリアンは幸せだった。だが、ペントハウスのインテリアをデザインしたのが、ジークの昔の恋人だと知ったときから幸せに陰りが生まれた。しかもその女性は今もともに仕事をしているという。夫に請われて。そんな家に住むのはいや。夫がその女性と長い時間を過ごすことも。ジークに訴えたが、彼は女のヒステリーだと言って片づけた。夜、疲れた夫をやさしく包み込み、彼のためにとろける。ジークが妻に求めるのはそれだけ――。マリアンは家を出た。それが二人を激しい苦しみに晒すことになるとは、予想だにせず。 ■90年代からHQロマンスを支えてきたベテラン作家H・ブルックスの夫婦の愛を描いた名作です。幼な妻はひたむきに夫を愛しますが、大人の男が胸の奥底に隠す弱さや寂しさまでは気づけず……。妻を愛するが故の夫の執着、夫の嫉妬が苦しく、胸を締めつけます。 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 恋は謎めいて ホワイトホーン・マーヴェリック I
    3.0
    ダーシーは、昼はカフェのウェイトレスとして、空いた時間は手作りのパンや菓子を売って暮らしている。隣人の刑事マークは彼女の人柄に惹かれ、親密な関係を持つが、ダーシーの部屋であるものを見つけてから考えが一変する。“彼女はいったい何者なんだ?”
  • 再会はベッドで キャラウェイ・ダンディーズ
    -
    久しぶりに帰郷したクレイは、キャラウェイ家主催のパーティで、かつて彼を捨てた恋人パメラと思いがけず再会した。動揺と深酒で正体を失った彼は、早々に部屋に引き上げた。翌朝、エロティックな夢から覚めたクレイは、ベッドの隣に見知った女性が眠っているのを見て愕然とする。
  • 愛しのエンジェル
    -
    “俳優として成功すること”がヘザーとトッドの夢だった。だが、結局トッドは安定の道を選び、二人の関係は破局した。四年後、ヘザーが小さな女の子を連れて突然トッドの前に現れた。少女の不思議な色合いの緑の瞳は、彼と瓜二つだった。ヘザーが言った。「あなたの娘に会ってもらうころだと思ったの」
  • 身代わりの花嫁【ハーレクイン文庫版】
    -
    ロージーの双子の妹は煮えきらない態度の恋人に嫉妬させるため、切れ者の経営者として有名なモーガンという男性と婚約した。作戦は成功し、妹はめでたく恋人にプロポーズされたが、誇り高いモーガンがこの屈辱を甘んじて受け入れるはずもない。ロージーは妹に懇願され、結婚式を挙げるまでの2日間、妹のふりをして婚約者役を演じることになった。遺言により、結婚の必要に迫られていたモーガンは、ロージーの正体を見抜くやいなや、冷徹に告げた。「ぼくには妻が必要だ。妹がだめなら君に妻になってもらう」 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 運命の舞踏会【ハーレクイン文庫版】
    -
    花咲き誇る美しい城の管理人ジュリーは、国王陛下からの頼みで、王室舞踏会を取り仕切ることに。だがその夜にエリック王子の婚約発表があると知り、愕然とする。見目麗しいエリック王子は、ジュリーにとって初恋の相手。身分違いと知りつつ、いつか想いが報われればと夢見ていたが、その夢もついについえるときがきたのだ……。しかし当日、王子の婚約者が他の男性と駆け落ちしてしまう!するとエリック王子は、しばし考え込んだのちジュリーを見やり、とんでもない頼み事を持ちかけた――。 *本書は、初版シルエット・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 満たされぬ情熱【ハーレクイン文庫版】
    -
    インテリア・デザイナーのケイトは、仕事先の豪奢な大邸宅で、ある男性と出会った。シチリア島の名家の御曹司ジョヴァンニ・カルヴェッリ。傲慢で冷たい雰囲気を漂わせた彼に反感を覚えながらも、ケイトは彼の魅力に絡めとられ、初めて欲望を感じてしまう。狼狽し、逃げるように自宅に戻ったはいいが、数時間後、彼女の家の玄関先にジョヴァンニ本人が現れた。「ぼくを待っていたんだろう?」彼はケイトの忘れ物を手にして嘲るように言い放ち……。 *本書は、初版ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 秘められた絆【ハーレクイン文庫版】
    -
    外交官の夫が勤務地の南米で悲劇的な死を遂げ、サラは4歳の息子ベンとともにイギリスに戻ってきた。やむなく亡き夫の実家に滞在することになったものの、屋敷には夫の弟、アレックスがいる。しかもここは5年前に“あの過ち”が起きた場所――長くとどまるわけにはいかない。だがベンを連れて出ていこうとするサラにアレックスは告げた。ベンはこの4年間、君と暮らしたのだから、今度は父親であるぼくと暮らす番だ、と。 *本書は、初版ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛の罠
    -
    ホリーは作家ジェイムズの秘書になれて幸せだった。ところがジェイムズの美しい妻マクシーヌときたら、度々ロンドンに出かけてはほかの男に愛想を振りまいているらしく、今日も3週間ぶりにジェイムズの弟ザックと恋人きどりで帰宅した。その無神経さにたまりかねたホリーはザックにつめよったが、彼はホリーの言い分を一笑に付すと、思いがけない提案をする。「きみとぼくで、“愛の罠”を仕掛けないか?」本当は愛し合っているジェイムズ夫妻の目を覚ますため、熱々の恋人同士を演じて二人を刺激しようと言うのだ。ホリーは、罠を仕掛けられているのが自分だとは気づきもせず、ジェイムズのためならと、無邪気にうなずいたのだった。 ■10代のころから作家として活躍していたキャロル・モーティマー。日本デビューは1981年ですが、今もその筆は衰えを見せることなく、常にロマンスの第一線を走り続けています。純粋なヒロインと、一枚も二枚もうわての伊達男。甘い罠にかかったヒロインの行く末は?
  • 忘れられた愛の記憶【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    私がこの人の……ルーク・タナーの妻?ベリンダは病院のベッドの傍らに無言で立つ男性を見つめた。長身の体に高級スーツをまとい、輝く緑の目で彼女を見つめている。何も思い出せない。彼と結婚したことも、なぜ事故に遭ったのかも。不安を拭えないままルークに伴われて家に帰ると、そこは夫が経営しているという広大なリゾート内に立つ豪邸だった。ルークがふいにベリンダの手を取り、キスをする。その瞬間ベリンダの体に、甘く激しい戦慄が駆け抜けた。何度も感じた、忘れようのない感覚――体は覚えているんだわ。それなら、ルークが何かを隠しているような気がするのは、妻の勘?教えて、何があったの? 私たちは本当に愛し合っていたの? ■HQディザイアの人気作家イヴォンヌ・リンゼイの作品を、初めてセレクトからお届けします。ベリンダは夫との濃密な愛の時間だけを頼りに失った記憶を取り戻そうとしますが、明らかになった残酷な真実は、さらに彼女を苦しめることになり……。 *本書は、初版ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 恋人たちの街で
    -
    恋に臆病になっていた二人に、神様は偶然という名の贈り物をくれた。■あと少しで一年が終わる、大晦日の夜。クレメンシーが見たのは、愛する夫と黒髪の女性の抱擁だった。嘘よ……だって彼女は、私の親友なのよ。十二月の寒空に逃げるように飛び出したクレメンシーは、テムズ川のほとりで一人の男性と出会う。わずかな時間、二人は世界中の誰よりも親密になった。そして別れ際に交わされた、かすめるようなキス。あれから五年、隣に越してきた住人を見てクレメンシーは息をのんだ。似ているけれど……そんな偶然があるかしら?だが、隣人が思いがけない笑みを見せたとき、クレメンシーは確信した。間違いない、この人はあのときの彼だ!ジョシュア・ハリントン――五年前は知ることのなかった彼の名前。胸の高鳴りに戸惑いながら、彼女はその名を心の中で繰り返した。
  • 結婚という取り引き
    2.0
    休暇先で偶然出会ったのは、ずっと会っていない夫だった。■休暇を過ごした南の島で、ペイジはナイトクラブを訪れた。楽しかったバカンスはまもなく終わり、明日はイギリスに戻る。最後の夜を楽しもうと、誘われるままにペイジは踊り始めた。そしてふと店内を見渡し、全身が凍りついた。ニック! まさか彼がここにいるはずはないわ。一年前、ペイジは彼と結婚した。家族で経営する会社がゆきづまり、援助を申し出てくれた男性との便宜的な結婚。それがいつのまにか真剣に彼を愛していた。だがペイジの気も知らず、ニックは初夜のベッドで彼女を拒絶したのだ。二度と会いたくなかったのに……。唖然とするペイジに向かってニックは辛辣に言った。「きみとのことは、まだ始まってさえいないだろう?」
  • 愛する天使
    -
    フィアンセに捨てられた花嫁が見ず知らずの男性に拾われて。■教会の祭壇の前で待っているはずの男性はついに現れず、ウエディングドレス姿のジェナは別れを告げる短い手紙を受け取った。大騒ぎになった教会をそっと抜け出した彼女が向かったのはハネムーンを過ごす予定だったロマンチックなホテル。捨てられた花嫁がそこにいるとはだれも考えないだろう。一人になりたかった。でも、これほど深い孤独を味わうなんて。ホテルのダイニングルームで飲み慣れないスコッチを飲み、ジェナは悲しみに耐えきれなくなって人目もはばからず泣きだした。好奇の目が集まるなか、一人の男性が現れて彼女を救う。エドマンド・デラニーはさりげなくジェナの身の上話をきき出し、魅力的な笑顔と話術と思いやりで、傷ついた彼女の心を慰めた。フィアンセに裏切られたばかりなのに……。初対面の彼に心惹かれる自分がジェナは信じられなかった。
  • 異国から来たナイト 情熱の国の人
    3.0
    感情を持ち込んではいけないと知りつつもキスへの誘惑は抗いがたく……。■世間には伏せているけれどデイジーの父はアルツハイマーを患っており、正常な判断ができない状態で不利な契約を結んでしまった。法外な額を支払わなければならないが、なかなか思うようにいかない。とうとう契約相手の息子ダンテ・ガルバン伯爵が取り立てにやってきた。応対に出たデイジーは彼の魅力に圧倒され、ダンテも彼女の美しさに思考力を奪われそうになる。ふたりの間に性的緊張が高まるなか、彼は気持ちを引き締めた。あやうく唇を触れ合わせそうになった瞬間も切り抜けて、ダンテは無慈悲を押し通した。だが後日、あるパーティでデイジーに会うと、もはやダンテはキスの誘惑に勝てなかった。そのキスは彼を望ましくない方向に導くだろうとわかっていながら。
  • 仕組まれた再会
    -
    妄執にも似た愛が得たものは不安に苛まれる結婚生活だった。■メリーは少女のころからチャールズにあこがれていた。幼いあこがれは、年とともに激しい恋心に変わっていったが、故郷を離れたチャールズには伝わることもなく、十五年ものあいだ、彼女の胸の中だけで燃えていた。チャールズがカジノの経営をはじめ、さまざまな事業に成功してノルマンディーに暮らしていると耳にしたメリーは、フランスに渡ると、偶然を装って再会を果たす。そして、彼の子を身ごもり、結婚した。だが、平安は訪れなかった。再会からして企みによるものだったと知れたら……。そうしたら彼はどう出るだろう。愛想を尽かして、わたしを追い返すに違いない。
  • 脱ぎ捨てた過去
    3.0
    彼が欲しいのは良き妻、良き母。私の心はいらないの?■建築家のマック・スコフィールドは離婚したあと、幼い娘とふたり暮らしだ。育児をしながら、多くの仕事を家でこなしている。だから、新プロジェクトをまかせられるチャンスが来たときも、妻がいないことが不利になるとは気づかなかった。やっと気づいたのは、会社から送られてきた、妻同伴のパーティの招待状を手にしたときだった。いま妻もパートナーもいないことを打ち明けたら、せっかくのビッグチャンスがふいになる。ある日、仕事で家の庭に来ていた女性庭師を見て、ひらめいた。そうだ、彼女に相手役を演じてもらえばいいのだ。高い報酬と一晩だけのお芝居。ノーとは言うまい。
  • 二度めの恋は突然に
    4.0
    傷ついた心を癒してくれるのは、あなたの優しいほほえみだけ。■九年間の結婚生活ののち、夫から離婚してほしいと言われたジョージー。彼に愛人がいることはうすうすわかっていたが、まさかその相手が妊娠までしていたなんて。ジョージーは衝動的にロンドンの高級アパートメントを飛びだし、あてもなく車を走らせた。そのうち、ふと思いついて、数年前に大叔母が遺してくれたノーフォークのコテージへ向かうことにした。夜になり、明かりのない田舎道を運転中、急カーブを曲がりきれずに溝に突っ込んでしまう。そのとき通りかかった車の男性が彼女を病院へ連れていってくれた。幸いたいした怪我ではなかったが、病院のベッドはあきがなく、いきがかり上、彼女はその男性の家に泊めてもらうことになり……。
  • 朝が来るまで
    -
    美女と野獣……いや、モデルとカウボーイ最悪の組み合わせだ!■テキサスの牧場主、ジェイソンは根っからのカウボーイだ。一度は結婚したこともあったけれど、妻は殺風景な暮らしにうんざりして、彼のもとを去っていった。以来ジェイソンは男だけの世界に住んでいた。そんな荒くれの世界に、どうしたわけかとびきりの美女が……。しかも都会でモデルをしている洗練された女性が、料理人として飛び込んできたのだ。もちろん、彼女は西部劇ごっこがしたいだけなのだ!ジェイソンは憤然として、その美女モーガンを追い出しにかかった。だが、女っぽい見かけと反対にモーガンは頑固だった。いつのまにかモーガンは、牧場の生活に入り込み、ジェイソンの心の中にまで忍び込もうとしてきた。
  • 思いは炎のように
    -
    美しく変身した彼女を見つめるまなざしは、限りない疑念と非難に満ちていた。■祖父の死の直後、十年ぶりに故郷に戻ったアレクスを迎えたのは、母親のいとこにあたるヨークの疑いに満ちたまなざしだった。髪の色がすっかり変わり、美しく成長したアレクスを、祖父の遺産を狙う偽者ではないかとヨークが疑うのも無理はない。一方アレクスにしても、けっして楽しい帰郷ではなかった。祖父もヨークも、母を屋敷から追い出した非情な男たちだったから。アレクスはいまさら遺産を相続する気などなかったが、母にかかわる大事な手紙を見つけるため、屋敷に滞在することにした。でも、そう決めたのは間違いだったかもしれない。少女のころ、ヨークにキスされた記憶はいまもなまなましい。彼が近くに来ただけですぐに反応してしまう自分を、アレクスはどうすることもできなかった。そしてヨークも、それを知っているかのように唇を重ねてきた……。
  • 謎だらけのプロポーズ
    -
    “指輪がぴったりなら一年間だけ結婚してくれ”彼女は息をのんで自分の薬指を見つめた……。■ペイジは大学を卒業し、故郷のカリフォルニアに戻ってきたが、彼女を待っていたのは過酷な現実だった。父が莫大な借金を背負い、失意のうちに亡くなったのだ。ペイジは父の協力要請を拒否した隣家の主人ブラッドを恨んだ。少女のころの憧れなんていつかはうち砕かれるもの……。そう思いつつも、密かに思いを寄せていた人の仕打ちに、ペイジは悲嘆にくれ、運命の皮肉をのろった。葡萄園も屋敷も何もかも手放すしかないと諦めていたある日、ブラッドがやってきて、家を出ていくなと引き留める。「僕のパートナーになればいい。ただし、一年間だけの結婚だ」この人は何を言いだすの? お金で私を自由にしようというの?ブラッドの驚くべき提案に、ペイジは呆然とした。
  • 火遊びはだめ
    -
    誤解ばかりされてきた彼女は彼の言葉が信じられず……。■今日もまたドミニは自分の容姿が与えるイメージと闘っていた。世の中の女性すべてがうらやむほどセクシーに生まれついた彼女は、それが災いして秘書としての有能さをなかなか認めてもらえない。理想の職場を見つけるまで派遣社員として働いていたある日、大嫌いなプレイボーイ・タイプの上司ジャックにあたってしまった。ジャックは当然のごとく秘書業務以外の関係まで求めてくる。必死に誘いをことわりながらも、ドミニはいつの間にか彼の経営手腕と男らしさに惹かれ始めていた。一方、ドミニの秘書としてのすばらしさにも気づいたジャックは、彼女を個人秘書として雇うべく、慰留に努める。僕が求めているのは秘書としての君――ただそれだけだ、とジャックは言うが、女好きって病気みたいなものじゃない?
  • ベネチアの光のなかで
    -
    彼は秘書の仕事以上のものを要求するの?でも、わたしはベネチアに行きたい。■個人秘書としてベネチアで働くことになったソフィーは、ニューヨークからパリに向かう搭乗便を待っているときに、初めて雇主のマーク・ワシントンに会った。彼は予想外に若くハンサムな男性で、ソフィーはふと、採用の際の条件に“脚線美”があったのを思い出し、不安を感じた。昼は個人秘書、夜は女としての役割を期待されるのだろうか?だが思い出の地ベネチアで働くチャンスをあきらめることはできない。ソフィーは自分が採用された理由を思いきってマークに尋ねてみた。返事は意外だった。「きみの顔がいちばん気に入ったってことかな。控え室できみが目にとめた鏡はマジックミラーだよ」ソフィーは胸の内に怒りをたぎらせたが、同時に、遠い昔にどこかで彼に会ったという不思議な感覚にとらわれた。
  • 間に合わせの花嫁
    3.0
    婚約者に去られた者同士が交わしたのは、結婚という親密すぎる仕事の契約だった。■ニュージーランドの小さな町で図書館司書を務めるステファニーは、結婚式の前日、婚約者のブライアンから婚約破棄の手紙を受け取った。ブライアンは、彼女の親友ノエルと駆け落ちしてしまったのだ。ショックを受けたステファニーは、周囲の同情の目を逃れ、新しい仕事を探すために、首都ウェリントンで暮らしはじめた。ある日彼女は街で、ノエルの元婚約者クインと偶然顔を合わせる。彼は太平洋に浮かぶ小さな島で仕事を請け負うことになっていた。ただし、妻同伴というのが絶対の条件だった。ステファニーは新しい仕事が見つからず、クインには妻が必要だ。そこで彼は、就職だと思ってぼくと結婚してくれと申しこむ――期間は半年、給料がもらえて、当然実際の夫婦生活はなし。迷った末、ステファニーはクインの申し出を受けることにした。
  • 一年間の天国
    -
    子供のころにたった一度会った人。その人と私がいきなり結婚?■二十六歳のジェニーは十年前に両親を亡くして以来、伯母から借りた農場で暮らし、そこから得られる収入で妹のレイチェルとベスとの生活を守ってきた。だが、伯母が亡くなると農場は伯母の息子ロナルドに遺された。ギャンブルや麻薬に手を出し、借金がかさんだロナルドはジェニーたちを追い出して農場を開発業者に売り払う気でいる。ただし伯母の遺言状には、ある条件を満たせば、農場はジェニーのものになるという条項が書き添えられていた。その条件とは、伯母の継子ウイリアムが自分の事業を捨て六週間以内にジェニーと結婚して農場で暮らすこと。ウイリアムとはジェニーが十歳のときにたった一度会ったきり。そんな二人がいきなり結婚? 結婚なんて!
  • プレイボーイと結婚?
    -
    傲慢なプレイボーイの彼にとって永遠の関係は忌むべきものなのだ。■キャスリンは従兄に連れられ、彼の勤め先の社長、ジョエル・ケンドリックの自宅に向かった。コンピュータの具合がおかしくなったので、サポートしてほしいと頼み込まれたのだ。捨てられた愛人が腹いせに、重要なデータを壊していったらしい。従兄の話によれば、ジョエルは狼のような男で、ほしいと思った女性は必ず手に入れなければ気がすまないという。石造りの大邸宅に着くと、キャスリンは書斎に案内された。目の前に現れたのは、堂々たる長身の精悍な男性。射抜くような青い瞳に見つめられたとき、キャスリンは直感した。この人のそばにいるのは危険だ。一刻も早く仕事を終えて、餌食になる前にここから逃げなければ。
  • チェス盤の上の恋
    -
    助けた少女の父親は初恋の相手――チェス盤の上の駒のように人を操る男だった。■消防士のリーザは、火事から女の子を救出する途中、怪我を負って病院に運びこまれた。やがて目を覚ましたリーザは、ベッドのわきに立つ男性に気づいた。従姉の前夫、十代のころから憧れてきたジャッドだ。聞けば、リーザが救った女の子はジャッドの娘だという。従姉からはひどい男だとさんざん聞かされていたが、ジャッドは今でも体が震えてしまうほど魅力的だった。ああ、どうして私が助けたのが彼の娘でなくてはならなかったの?こんな偶然から、はるか昔の恋を思い出してしまうなんて。運命を恨みつつも、ふとしたことからジャッドにキスされた瞬間、リーザは自分の本当の気持ちを悟った。このままジャッドと突き進みたい。どんな危険を冒すことになっても。
  • 幸福の秘訣
    -
    ささいな疑念に断ち切られてしまうほど、二人の絆はもろいものだったのだろうか?■アンナとオリヴァーは旅先のアイルランドで出会った。お互いに一目惚れし、結婚の約束を交わして、イギリスに戻る。ところが、オリヴァーの父、エドワードはこの結婚に大反対。アンナを財産目当てだと決めつけた。それでも意思を貫き、結婚した二人だったが、固いはずの絆が思わぬことからほころびだした。アンナが、結婚式に出られなかった兄と会っているのをエドワードが目撃し、オリヴァーに告げ口したのだ。アンナが見知らぬ男と会っていたと。兄をアンナの元恋人だと思いこんで責めるオリヴァー。私たちは信頼し合っていると思っていたのに。このまま修復不可能な亀裂が入ってしまうの?失望するアンナを、エドワードのとどめの一言が待っていた……。
  • 嵐に閉ざされて
    5.0
    やっとの思いでたどり着いた義兄の家に、彼女が求めていたぬくもりはなかった。■セアラは幼い娘と息子を連れ、嵐の夜、亡夫の兄ジェドを訪ねた。山の中にある家にやっとの思いでたどり着いたというのに、義兄は留守――疲れ果てたセアラは途方に暮れた。出産を間近に控えた体で仕事を失い、住む家もなく、夫がギャンブルで残した多額の借金の返済を迫られている今、セアラが頼れるのはまだ会ったことのないジェドしかいない。やがて玄関の鍵があいていることに気づき、三人は静まり返った家に足を踏み入れた。深夜、少し離れたところにあるアトリエから戻ってきたジェドは、見知らぬ侵入者が弟の妻だと知ったとたん、敵意もあらわに追い出そうとした。この嵐の夜に弟の妻と子供をほうり出すなんて……いったいなぜ?
  • 裏切られたシンデレラ
    4.0
    勝ち取ったはずの信頼を、どうやって取り戻すというの?■ジョシュは実利主義者だった。人生の一大事である結婚ですら、彼にとってはビジネスの一環にすぎない。そんなジョシュに、またとない結婚話が持ちあがった。メディア界を牛耳る大会社の買収に際して、その会社の社長ガウアーの出した条件の一つが、娘との結婚だったのだ。あいにく、ガウアーの娘は、愛のない結婚など認めないタイプらしい。女をなびかせるのならお手のものだと、ジョシュはほくそ笑む。だが、事情を知らない娘、ウェンディに初めて会ったとき、ジョシュはあまりに無垢な純粋さに触れ、罪の意識を覚えた。しかも、ウェンディは会った瞬間、ジョシュに惹かれたように見えた。今さらあとには引けない。それに、彼もウェンディに惹かれていた。しかし、二人が晴れて結婚したあと、最悪のタイミングで、ガウアーとジョシュの密約がウェンディに知れてしまうことになった!
  • 謎めいた復讐
    -
    ヴァージニアは画廊に勤めている。恋人のチャールズは、情熱的な男性とは言えないが、やさしくて、包み込んでくれるようなタイプだ。順調な仕事と誠実な恋人――ヴァージニアは幸せだった。そんなある日、画廊に現れた男性を見て彼女は息をのんだ。ライアン……。どうして彼がここに?二年前、ヴァージニアはライアンと婚約した。けれど夢のような日々は、すぐに終わった。彼の愛人だという女性が現れ、結婚式の二日前にヴァージニアは逃げるようにして彼のもとを去ったのだ。「僕は二度と君をはなさない」そう言うライアンを見て、ヴァージニアは気づいた。私は今も彼を愛している。でも、二度と傷つきたくない。■“復讐から始まる物語”――愛情と憎しみのはざまで揺れ動く主人公たち。運命に翻弄される二人を描いたドラマチックなストーリーです。
  • 伯爵家の血筋 年上と恋に落ち
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    ジーナは自分の出生に秘密が隠されているとは思ってもいなかったが、十五歳のとき屋根裏部屋で、母とイタリア人男性との結婚許可証を見つけ、母を問いつめて実父の存在を知った。実父は、妻の妊娠を知らせに実家に向かう途中、事故死し、母はジーナが生まれる前に、今の父と結婚したという。二十五歳になったジーナは実父のことを知りたくて、イタリアを訪れる。実父の故郷は中世の面影を残す小さな町だった。ジーナはこの地で、ある男性に出会い、強く引きつけられた。彼もジーナに引かれているのは明らかだ。伯爵家の当主である彼の名はルチウス・カランデンテ。ジーナの実父の名字と同じだ。近親者の可能性は少なくない。それを思うと、ジーナは彼への気持ちを抑えざるをえなかった。
  • 花嫁になる資格 愛と復讐の物語
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    広告代理店に勤めるグレース・バーノンは、深い心の傷をかかえ、むなしい日々を送っていた。二年前のある日曜日、義妹の残酷な嘘により、最愛の婚約者コンスタンチン・キリアジスとの仲が挙式一週間前に壊れてしまったのだ。そんな彼女を見かねた同僚がなんとかしようとして、自分の誕生パーティにグレースとコンスタンチンを招いた。再会した二人は互いに相手を必要としていたことを確認し、情熱のおもむくまま、その日のうちに結ばれる。グレースは天にも昇る心地だったが、幸せは一瞬だった。結婚を口にしたグレースに、コンスタンチンは冷たく言い放った。君は僕の妻にはなれない、と。
  • 婚約は偶然に 記憶をなくしたら
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    自分の名前すら思い出せない!病院で目覚めたとき、記憶はいっさい失われていた。パニックを起こした彼女に、看護師が説明する。名前はクレア、事故で頭を打ったショックで記憶をなくしたのだと。ふと見ると、左手の薬指に指輪がはめられていた。私は婚約しているの?そういえば、意識が朦朧としていた間、すてきな男性がベッドの横にいたのをぼんやりと覚えている。あの人が私の婚約者?ちょうどそこへ、その男性が現れた。彼はタイ・カーショーと名乗り、クレアを病院から家へ連れて帰る。目の前の大邸宅を見たとき、彼女は驚きのあまり言葉を失った。★“記憶喪失の物語”――突然消え去ってしまった記憶。もどかしさと闘いながら、切ない愛をはぐくむ恋人たちの物語です。★
  • じゃじゃ馬ならし
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    どうしてこんなキスができるの?凍った心も、熱くとろけそう。■アイリス・スミス・オズバーン・ダラス・オールデンは、二十四歳にして三度結婚し、三度とも夫に先立たれてしまった。彼女は夫の死のたびに莫大な財産を手にしたが、周囲からは完全に悪女扱い。精神的な痛手はあまりにも大きかった。わたしは若い男性を死に追いやる、呪われた女なのかもしれない。アイリスはすっかり痩せ細り、心を閉ざしたまま故郷に帰ってきた。四度めの結婚など絶対にありえないわ。これ以上、犠牲者を出すことだけは避けなければ。しかしアイリスの思いをよそに、自ら四番めの夫にと願う男がいた。昔から彼女を見つめていた近所に住む牧場主、オースティンだ。オースティンはアイリスの奇妙な行動にふりまわされながらも、傷ついた心が癒されるように気を配り、無理に自分の心を押しつけようとはしなかった。男らしいオースティンの恋の挑戦に、アイリスはついに……。
  • プレイボーイの初恋
    5.0
    年が明け……シンデレラはママに、プレイボーイはパパになった。■プレイボーイとして名高いウェントワース家の次男マイケルは、大晦日の晩にパーティーにも出かけず、一人屋敷にこもって新年を待っていた。兄の死後、ずっと肩に重くのしかかっていた一族への責任を捨て、自分の人生を歩いていく決意をしたところだった。そのとき、突然の訪問者が玄関先に現れた。貧しい身なりの女性だ。「お邪魔してごめんなさい……赤ん坊が生まれそうなんです」月光を思わせる淡いブロンドに青白い顔。全身を震わせている。プレイボーイの本能は関わるなと言うが、なぜか突き放せなかった。彼はベスと名乗るその女性を病院に運び、分娩にまで立ち合った。おまけに新聞の第一面を飾るニューイヤー・ベビーの写真に、大得意のパパのような顔で写ってしまったのだ!プレイボーイの名誉挽回に躍起になる彼は、すべてを解決するはずの、すばらしい計画を思いつくのだが……。
  • 孤島で愛して ある運命の物語 XVII
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    ダニーがハワイの孤島に隠遁して四年が過ぎた。愛息の誘拐、妻の死……いまだ、心の傷は完全に癒えていない。ある朝、ダニーはビーチで倒れている女性を発見した。幸運にも、大きな怪我はないらしい。ほっとしたのもつかのま、彼女が言った。「私……自分が誰なのかわからないわ!」
  • 恋の冷めない距離 都合のいい結婚
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    真面目で、平凡。間違っても大声で怒鳴ったりしない男性。それがアンジーの理想とする夫だ。都会の生活で傷つき、数年ぶりに地元に戻ったアンジーは、意外なところで夫候補を見つけた――幼なじみのブレットだ。恋に落ちるなんてばかげてる。親友が夫なんて最高じゃない?
  • 地下室の令嬢【ハーレクイン文庫版】
    4.0
    両親を事故で亡くしたアラベラは、生活を一新する必要があった。慣れ親しんだ田舎を離れ、ロンドンに出てきた彼女は、偶然見つけた求人にすがるような思いで応募した。医師であるタイタスのオフィスの地下室に住み込んで、管理人として日々の細々とした雑務を引き受けるのだ。採用されたアラベラは、すぐに有能ぶりを発揮する。そんな彼女を見て、身を固めることを考えていたタイタスは、ふと妙案を思いついた。彼女は“妻”としても有能に違いない。突然の雇い主からの求婚に、アラベラは驚くと同時にときめいた。 *本書は、初版ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 涙の手紙【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    ブライアナは手にした封筒をじっと見つめた。これこそ実母が私に遺した、ただひとつのもの。愛情深い養父母のおかげで、私は幸せに暮らしてきた。自分を捨てた女性については考えたことさえなかった。それなのに、実母が弁護士に遺書を託していたなんて。これを読んだら今までの平穏な生活が、あっという間に崩れ去ってしまいそうな予感がする。思い悩むブライアナを、冷血弁護士として名高いネイサンが、気遣うような青い瞳で見守っていた。 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 天使のもう一つの顔【ハーレクイン・セレクト版】
    3.0
    小さな村で牧師の娘としてつつましく育ったルースは、1年半前ロンドンに出てきて雑誌社で働きはじめた。ある晩ひとりで残業していると不気味な足音がし、彼女は震えあがる。背が高く派手な顔立ちのその人は、なんと社の新しいCEO!これが、しがない雑用係と雲の上の存在フランコの出会いだった。翌朝、思いがけずフランコのパートナーに抜擢されたルースは、強引な彼の誘惑に翻弄されながら、ひたむきに仕事に取り組んだ。だがついに彼女はフランコにすべてをゆるし、情熱を分かちあう。甘く愛される悦びの日々は、しかし突然終わりを告げた。ルースは妊娠したのだ。もうここにはいられない……どんな絆も束縛も嫌う彼に知られたら、きっと軽蔑されてしまうわ。 ■企業を買収した大富豪のフランコを目の前に「おもしろ半分に会社を買うなんて罪だわ!」と怯える、純朴で無垢なルースに、女性に不自由したことのないフランコは初めて心を奪われ、思い悩みます。セクシーなプレイボーイが天使にしかけるアプローチの方法は……。 *本書は、初版ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 運命の指輪【ハーレクイン・セレクト版】
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    同居している親友がロッドという青年と婚約し、サビーナはバカンスへ旅立つふたりを見送ったばかりだった。ロッドから贈られた婚約指輪は、紛失を恐れて家に置いてある。ある日、息をのむほどハンサムなヨークと名乗る男性が現れ、あの指輪は祖母のものだから、返してほしいという。聞くと、なんと従弟のロッドが盗んだというのだ。重い病で入院している祖母は、ヨークが婚約者にその指輪を贈り、ふたりで見舞いに来てくれるのだけを心待ちにしている、と。サビーナは件の指輪をはめ、婚約者を演じることになってしまう。次第にことが大きくなって引き返せなくなるばかりか、本当にヨークに恋してしまうことになるとは思いもせずに。 ■一度きりのはずの“嘘”の上塗りで、追いつめられてゆくふたり。婚約者として両親に紹介され、家に泊まり、わななく唇に唇を寄せられて、胸に募る想いに気づかされたサビーナは――。ジェシカ・スティールが描くピュアな恋に癒やされる1997年初版の名作です。 *本書は、初版ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。

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