ハーレクイン・ロマンス小説 - ハーレクイン - ハーレクイン作品一覧

  • 冬の白いバラ【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    ジュディは幼い娘を伴い、ロンドンの屋敷へ帰ってきていた。二度とここへは戻ってこないつもりでいたのに。誰よりも深く愛したロバートにつけられた傷が疼くから。彼との別離に、傷ついた彼女を絶望の淵から引き上げ、生きる意味を与えてくれたのは、夫――ロバートの兄だった。だが夫亡きいま、ロバートのいる婚家に戻るより術はなかった。「ジュディ」声音の低さに、苦いものがありありとこもる。振り返らなくてもわかる。忘れもしない声。自分の娘を、兄の子だと思い込んでいる、かつての恋人……。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ギリシアの聖夜【ハーレクイン文庫版】
    4.0
    もう自分を愛していない夫に、離婚を切り出した直後だった。トラックがイーデンたちの車に突っ込んできたのは覚えている。目覚めると、夫は重体で、記憶の全てを失っているという。すぐにも駆けつけたかったが、流産しかかっていたイーデンは病室に拘束されて、3日間、夫のもとに行けなかった。すると夫のアリスティドはイーデンを悪妻と信じ込んだのだ。ところが退院し、家に戻ると夫は腕を回して彼女を引き寄せた。私に興味がないはずなのになぜ? 戸惑うイーデンに唇を重ね、夫は欲望に濡れた瞳で求めてきた。「妻なら当然の役目だろう」 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 長い冬【ハーレクイン文庫版】
    5.0
    現れた男の姿を見るなり、オータムはその場に凍りついた。ヨーク・レイン――世界的に有名な航空会社の社長。19歳のときにオータムが結婚した、自尊心の強い億万長者だ。若かったオータムは彼が属する上流社会の華々しさになじめず、結局、短い結婚生活は破綻し、ロンドンの家を逃げ出した。いったいなぜ、そのヨークがここにいるの?戸惑うオータムに、ヨークは酷な提案を無遠慮にも突きつけた。急遽妻が必要になったから、4カ月だけ戻ってこい。そうすれば離婚に応じよう、と。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ファースト・ラブ
    -
    緑色の瞳のすぐ下と鼻の頭に飛び散る、憎らしいそばかす。赤い髪の冴えない17歳、ローリの小さなコンプレックス。幼いころに両親を亡くし、つましくはあるが大切に育てられ、いまは叔母が社長秘書を務める会社で働いている。そんなローリは、ある朝、運転の練習中に車をぶつけてしまう。あろうことか勤め先のハンサムな社長、ブレアの車に……。社長は車から出てくるなり、目障りだとでもいうように、「注意力散漫だな。子供はこれだから」と、ジロリと睨んだ。瞬間、恥ずかしさのあまりローリの頬が薔薇色に染まった。
  • 白い冬の旋律【ハーレクイン文庫版】
    -
    雪舞うその日、ピッパは車が故障して困っていたところを、ロスコーという、彫りの深い、精悍な容貌の実業家に助けられる。ピッパの美しさに惹かれたと臆面もなく言うロスコーは、“窮地にいる弟を誘惑してほしい”という奇妙な依頼をする。強引な彼に戸惑いながらも、ピッパは拒めない。なぜならピッパこそロスコーに惹かれ、気持ちを抑えられなかったから。だがピッパには、一方的に恋人に裏切られた過去があった。いまも心が癒えないピッパにとって、その傷のせいで、ロスコーへの愛を認めることがどうしてもできない……。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 屈辱に満ちた再会【ハーレクイン文庫版】
    -
    「かつてぼくが所有していたものを取り戻す」この世でもっとも非情な男の言葉に、ケイラは打ちのめされた。いったいどれほど私を苦しめれば気がすむの……。元夫デュアルドに会社を乗っ取られた父は失意の中、亡くなった。二度と会うつもりはなかったのに、弟が借金の取り立てで襲われ、大けがをしては大富豪デュアルドの助けにすがるほかない。冷たく冴えた目でデュアルドは借金の清算を承諾するが、ただし、見返りはケイラとの復縁だというのだ。それは妻として、ベッドの中でも彼を満足させることだった。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 眠れぬ夜と独りの朝【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    セージはある夜、暴漢に襲われたところをケイレブに救われた。ハンサムで凛々しいスーツ姿の彼は正義感溢れる弁護士で、強く惹かれたセージは、家に送り届けてくれた彼と自然に結ばれた。だが翌朝、ある誤解がもとでケイレブは激怒し、去ってしまった。セージのおなかに、小さな命を残して……。3カ月後、二人は意外な形で再会することになる。セージの子を自分の孫だと勘違いした老富豪が、なんとかその子を引き取りたいと、ケイレブに相談を持ちかけたのだ。運命のいたずらによって愛する人にまたも誤解され、セージは打ちのめされた。この子は、あなたの子なのに……。 ■真実を知ったケイレブは、赤ん坊のためと即座に求婚しますが、愛なき結婚を望まないセージは苦しみます。逞しくセクシー、でも内面は優しい、まさに“男の中の男”というヒーロー像を描いて人気を博す、S・マートンの大ヒット作をお贈りします。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 忘れられぬ抱擁【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    わたしの名前は……エミリア・メレンデス?自動車事故に遭い、昏睡から覚めた彼女を待っていたのは、過去2年の記憶の空白と、自分のものとは思えない人生だった。ベッドの傍らで彼女を見つめるセクシーな男性は夫だという。ハビエルと名乗るスペイン人の彼にはまったく覚えがないのに、その男らしさにエミリアは激しく心を揺さぶられた。自家用ジェットで彼の豪奢な邸宅が立つセビーリャへ飛ぶと、夫婦の寝室には確かに彼女の痕跡があるが、やはり思い出せない。それなのに、このベッドで他人同然の夫と眠るというの?恐れと、体に走った得体の知れない疼きに、エミリアはおののいた。 ■ホットな記憶喪失ロマンスをお届けします。何も思い出せないのに、夫婦の相性だけ抜群なんて。エミリアは愛された記憶を取り戻したいと願いますが、夫にとっては義務的な結婚だったと知り……。ドラマティックな展開に、目が離せません! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 聖夜に永遠の愛を誓って【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    ミリアムはカリスマ企業家ジェイと熱烈な恋に落ち、結婚した。テムズ川を見渡す宮殿のようなペントハウスで、ゴージャスな夫は囁いた。「僕は永遠に君を愛し続けるよ」ところがある日立ち寄ったジェイのオフィスで、彼女は見てしまう。夫と美人秘書の、不倫現場を。悲しみのどん底に突き落とされ、ミリアムは離婚を訴えたが、夫は取り合わないばかりか、おかしな条件を提示した。「クリスマスまでは夫婦として暮らそう。毎夜ベッドも共にする。その後まだ君の意思が変わらないようなら、離婚に応じよう」条件をのんだミリアムは、今まで以上に情熱的に愛されるが……。 ■HQロマンスのベテラン作家ヘレン・ブルックスは、夫婦の復活愛を描いて人気を博しています。クリスマスになると読み返す人も多いという名作をお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ひとりぼっちの妻【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    キャロラインは富豪弁護士ジェイムズとお互い一目惚れで結婚したが、気づけば、夫が留守がちな家でいつもひとりぼっち。ジェイムズが彼女の友人を遠ざけ、主婦業に専念させたせいだ。子供を望まない彼と妊娠をめぐって喧嘩になり、今は寝室も別。なんとか話し合って解決しようと夫の職場を訪れたときなどは、同僚女性を胸に抱く夫の後ろ姿を見てしまい、動揺するばかりだった。そんなある日、昔の知人男性とでくわして思い出話に花が咲き、キャロラインは久しぶりに声をあげて笑った。それでも、また会わないかという誘いにすぐに返事ができなかったのは、夫への罪悪感? いいえ、そうじゃない。彼女はふいに気づいたのだった。目の前の魅力的な男性が霞むほど、私はまだ夫に焦がれている、と。 ■愛し合っているはずなのに、闇にのまれるように破綻していく夫婦。失いかけた愛を取り戻そうと懸命に闘うキャロラインの姿が、読む者の胸を突きます。ジェイムズが妻をひとりで家に置いておくのは、醜い独占欲か、愛の裏返しか。奇才C・ラムの話題作をご堪能あれ。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 魅せられた伯爵【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    22歳のモリーは、仕事でイングランド郊外へやってきた。華やかな世界を夢見ていたのに、モリーの初仕事は、地元の老婦人に料理の取材をすることだった。がっかりしながらも約束の場所へ急いで車を走らせていると、対向車線の高級車に衝突しそうになってしまう。車から降りてきたのは、びっくりするほどハンサムで裕福そうな男性だった。「僕はアレクサンダー・ヴィリヤーズ・セント・オテル伯爵だ」モリーは上司から“地域一帯から敬われる崇高な伯爵”の話を聞いていた。彼のことだったのね。それにしては、すごく態度が横柄だけれど……?おまけに、出会ったばかりのわたしにキスをするなんて! ■ポーカーフェイスの下で心乱れるのは、あの人のせい――。HQロマンス史上最も愛された大スター作家の一人といえば、ペニー・ジョーダン。新人でも一生懸命なヒロインが、富と権力を併せ持つ伯爵に翻弄されるキュートなロマンスです。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 億万長者の秘密の天使【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    ジェンマは幼い息子が入院する病院で、テイトに再会した。2年前、パーティで出会った、男らしい魅力あふれる億万長者のテイト。お互い一目惚れだったけれど、夢のような日々は長くは続かなかった。わずか数週間後、ジェンマは身に覚えのない浮気を責められて、ペントハウスを追い出され、熱烈な恋は無残に砕け散ったのだった。その後妊娠に気づいたジェンマは、ひとりで赤ん坊を産んだ。自分の子だと知ったら、親権を奪われてしまうかも……。慌てて立ち去ろうとする彼女の動揺を、テイトは見逃さなかった。「この子の父親は、ぼくだな?」赤ん坊をひと目見るなりそう言うと、彼は、親権を奪うよりひどい提案をした。 ■なんとテイトはジェンマに「きみへの不信感は消えないが、息子のために結婚する」と言い放ったのでした。彼は自分の両親にもそう伝えたため、ジェンマのつらい新婚生活が始まります。誤解が解け、二人が再び愛を確かめられるまでの軌跡を丁寧に綴ります。 *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 悲しい初恋【ハーレクイン文庫版】
    -
    18歳のシャーロットは、セクシーなリカルドと恋に落ちた。 すべてを捧げ、二人の甘い将来を夢見てすらいた。 リカルドの実家を訪ね、彼がイタリア屈指の名家の御曹子であり、 一夏の情事を楽しんでいただけと知るまでは。 しかも彼の母親には品位に欠ける女と蔑まれ、追いだされたのだ。 破局ののちに妊娠が発覚して、子供をひそかに出産し、8年。 いまは不動産会社に働く彼女は大富豪の客のもとへ向かっていた。 「これは驚いた」そこにいたのは紛れもない、リカルドだった。 平然とした彼の声に、シャーロットの胸はねじれるように痛んだ。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 過去からのラブレター【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    受話器の向こうから聞こえてきたのは、12年間、 レイチェルがかたときも忘れたことのない声だった。 「トリスという名前に心あたりがありますか?」 トリス――豪華客船の旅で惹かれ合い、愛を誓ったのに、 消息が知れなくなった大富豪の御曹司。成就しなかった恋。 弄ばれたという現実を受けいれるのにどれほど時間がかかったか。 つきまとう過去の痛みは、いまなお胸の奥でくすぶっている……。 だがトリスは、レイチェルを捨てたくて捨てたわけではなかった。 あのあと事故で彼女の記憶のすべてを失っていたのだ。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ばらとシャンペン【ハーレクイン文庫版】
    -
    両親の死後、ずっと自分のことを後回しにしてきたカトリーナに、 あるとき、美人で甘やかされた妹が泣きついてきた。 地元の名士で幼なじみのルシアスにふられたという。 カトリーナは妹のために彼の仕打ちを非難するが、 何かと助けてくれる友人と仲違いするのは本意ではなかった。 密かに落ち込むカトリーナに、何を思ったか妹は、 今度はルシアスを姉に奪われたと吹聴し始めたのだ。 うろたえる彼女に、さらなるルシアスの言動が拍車をかける。 噂を本当にするために、これからきみと交際しよう、と……。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 純白のウエディング【ハーレクイン文庫版】
    -
    幼くして両親を失った天涯孤独のナタリーにとって、 隣人で、大牧場の所有者、キレイン家の人々は家族も同然だ。 なかでもマックは、ある日を境にかけがえのない存在になった。 友人を亡くし、涙にくれる17歳のナタリーの肩を抱き、 甘い口づけでなぐさめてくれたあの夜から……。 愚かにも彼に純潔を捧げる日を心待ちにしていたのに。 あるとき、マックの妹の恋人を奪ったと誤解され、 それを信じた彼の、冷たい言葉にナタリーの心は砕け散った。 「二度とこの家に来るな」――彼女は誰にも告げず故郷を去った *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 婚約の秘密【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    亡くなったばかりの母の形見のアンティークの指輪。 その大事な指輪を、ルーシーの兄が何週か前になくしてしまった。 華やかなパーティの最中にも、思い出すだけで胸に痛みが走る。 いま、そんな彼女に熱い視線を這わせる大富豪ジャドがいた。 男の見つめ方はどこかほかの人とは違っている。何かが……。 席を立とうとした彼女は、ある女性を見て息をのんだ。 その指に鈍く光るのは母の指輪。女性はジャドの連れだった。 いてもたってもいられず、指輪を返してほしいと訴えると、 ジャドは、この指輪をはめて婚約してくれるなら、と甘く囁いた。 *本書は、ハーレクイン・デジタルから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 空白の七年と愛の炎
    -
    大学生のソフィはシチリアで12歳年上の大富豪マックスに恋をした。世の女性が放っておかない彼のような魅力的な男性に求愛され、ソフィは天にも昇る思いで純潔を捧げた。しかし、二人のあいだで結婚の約束まで交わしたというのに、ほどなく彼と長年噂のある女性との親密な会話を立ち聞いてしまう。ショックを受けたソフィは、即座に別れを告げたのだった。7年後、とあるパーティで二人は再会を果たす。ソフィの父親の会社が窮地にあると知ったマックスは、負債を引き受ける代わりに、君を愛人として囲うと言い放った――かつて一方的に離れていった彼女を、飽きるまで楽しむつもりで。 ■ソフィは幼い義弟を路頭に迷わせないために、マックスとの屈辱的な取り引きに応じざるをえませんでした。けれど、いざヴェネチアの屋敷での同棲生活が始まると、ソフィの中にあった情熱の残り火が今にも再燃しようとして……。狂おしいほどにもつれる愛の物語。
  • 孤高の不良公爵【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    幻ではない。目の前にいるのは、本当にジオだわ!酔っぱらいに襲われたイシーを助けてくれたのは、たしかにあのジオ――ジョバンニ・ハミルトンだった。子供のころ、イシーの母が家政婦をしていた公爵家の御曹司だ。高貴でありながら、不良っぽい陰のある彼はイシーを夢中にさせたが、17歳の誕生日の夜、幼い恋心は粉々に打ち砕かれた。君の純潔など重たいだけだと、冷たく拒まれてしまったのだ。再会に戸惑う彼女を、彼は10年前よりセクシーになった瞳で見つめた。「大人になったな、イシー。そろそろ仲直りしないか?」そう言うと、彼は口もきけずに立ちすくむイシーの唇をふさいだ。 ■ディザイアのみならずハーレクイン・ロマンスでも活躍中の、H・ライスが贈るドキドキの再会ロマンスです。極貧生活のイシーとは対照的に、ビジネスでも大成し富と名声をほしいままにしているジオ。そんな彼が急接近してきた理由とは? *本書は、ハーレクイン・デジタルから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 永遠を誓うギリシア【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    ビリーは8歳のとき、母とギリシアに移り住んだ。よそ者扱いされていた彼女をいつも救ってくれたアレクセイは、5歳年上の少年で、代々その土地を治めてきたドラコス家の継承者だ。時が経ち、アレクセイは若くして大成した実業家となり、ビリーは彼の個人秘書として、恋の後始末までも引き受けている。秘め続けた彼への想いには、永遠に蓋をしたつもりだったのに……アレクセイの両親が事故で急死した夜、二人は衝動的に結ばれた。ビリーにとっては、悲嘆に暮れる彼を慰めたい一心だった。生まれて初めて愛を捧げたこの一夜に彼女は妊娠するが、アレクセイを襲ったある事故によって、告げることができなくなる。 ■HQロマンスを代表する大スター作家リン・グレアム! いまや伝説とも言える、貴重な2部作がいよいよセレクトに登場です。愛を確かめ合ったアレクセイに、いったい何が――? *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • フィアンセは記憶喪失
    -
    カリーナが事故に遭い、記憶を失ってから1年が経った。実業家であるフォードの豪奢な屋敷で暮らしているが、彼がフィアンセだということは、いまだに思い出せない。こんなにもハンサムで、優しくて、お金持ちな人が婚約者だなんて。事故以前のように愛し合いたいと情熱をあらわにするフォードには強く惹かれているが、いつも記憶のない罪悪感のほうが勝ってしまう。そんなある日、カリーナに瓜二つの女性が現れ、激しく非難される。「私がフォードの婚約者。あなたは偽者のなりすましよ」このとき初めてカリーナは悟り、そして打ちのめされた。フォードを愛している。けれど彼が愛したのは、私ではなかった……。 ■記憶が戻らないままヒーローへの愛を育み始めていたヒロインの前に、突然現れた“本物”の婚約者。意外なエンディングまでいっきに読ませる記憶喪失ロマンスをお楽しみください。
  • 愛を演じる二人【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    -
    ララは共同経営者に店の金を持ち逃げされ、借金苦に陥っていた。万策尽き、最後の頼みの綱として継父に助けを求めた矢先、不幸にも両親が事故死したと、継父の息子ウルフから知らされる。深い悲しみの中でも返済期限は迫り、ララは思い余ってウルフに相談した。すると、跡継ぎをもうけるために彼と便宜結婚するなら、借金を肩代わりしてもいいと言われ、言葉を失う。十代の頃、ララはウルフに夢中だった。たとえ冷たくされても。愛にもとづかない結婚はむなしいけれど、ほかにあてもなかった。けれども、夜ごと枕を重ねるにつれ、ララの中で、夫に心から愛されたいという思いが募ってゆき―― ■血のつながらない憧れの兄と条件つきの結婚生活を送るララ。昼間は冷めた関係でも、夜になれば狂おしいほど熱く燃える――温度差が激しいほど、翻弄される彼女の心は千々に乱れ……。名作家H・ビアンチンが、絢爛豪華な世界を舞台に義兄妹の愛の迷宮を描く! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 伯爵の過ち【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    結婚して4年。ミランダは夫のダンテと幼い息子を心から愛していた。それが、こんなことになるなんて……。あの晩の記憶はない。なぜかミランダは裸で気を失っていて、帰ってきた夫にいきなり不貞をなじられたのだ。なんという濡れ衣。ダンテは幼い息子とミランダを強引にコモ湖畔に連れていき、そこでミランダは初めて夫の素性と華麗な出自を知る。ダンテはただの実業家ではなく、伯爵の称号も持つ資産家だった。彼はなぜ身分を偽っていたの? なぜわたしの浮気など疑うの?ミランダは、身分でなく彼自身を愛してほしいという夫の思いを知るが、彼女に向けられた嫌疑は晴れないままで……。 ■愛憎渦巻くドラマティックなロマンスは、往年のハーレクインの世界がお好きな方には見逃せません。高貴な血を引く気高い夫の誤解を解くべく、健気に愛を貫くヒロインの姿に感涙必至です。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ルール破りの恋【ハーレクイン・セレクト版】
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    アンは国内有数の若き実業家マットの個人秘書に採用された。前職で性的ないやがらせを受けた心の傷がまだ癒えない彼女は、プレイボーイと悪名高いマットの前では地味な服装に徹している。初日から「僕に恋をするのはルール違反だ」などと言う傲慢な彼は、きっと女性はみな自分に夢中になるとでも思っているのだろう。がむしゃらに働くアンは、すぐにマットからの信頼を勝ち得、二人は息の合った仕事ぶりで次々とプロジェクトを成功させていった。ある夜、アンはマットから高価な真珠のチョーカーを贈られた。彼は「感謝の印だ」と言うが、その目には激しい欲望の炎が見える。男性的な情熱におののいたアンは、思わず逃げ出してしまい……。 ■富も権力もほしいまま、パワフルかつセクシーなヒーローを描く人気作家エマ・ダーシー。アンを失うことを恐れたマットは自分の欲望を封印します。いっぽう、一度は真珠も誘惑も拒んだアンでしたが、やがてマットを愛してしまったことに気づくのです。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 秘書とボスと秘密の天使
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    マギーは心配だった。最近、ボスのケインの様子がおかしい。有能でゴージャスな彼はまさに理想の上司で、女性社員の憧れの的だ。マギーも彼の秘書になってからずっと、密かな想いを寄せてきた。かなうことはないと、わかってはいるけれど……。そんなある日、ケインはマギーに思いがけない事情を打ち明けた。精子バンクの手違いで、彼の子を妊娠した女性がいるという。しかもその女性は、ケインの会社に勤めているらしい、と。マギーはショックを受け、真っ青になって立ち上がった。なぜなら、ケインの子供を宿しているのはほかでもない――マギー自身だったからだ! ■マギーこそが捜していた女性だと知ったケインはすぐさま求婚。二人は便宜結婚を選択しますが、オフィスで育まれていた信頼関係が、いつのまにか愛へと姿を変えていたことに気づき……。オフィスが舞台の熱いロマンスをお楽しみください。
  • 傷跡まで愛して【ハーレクイン文庫版】
    -
    リーアにとって人生は完璧だった……あの事故に遭うまでは。酷い傷を負ったリーアは女としての自信を喪失していた。どんな男性にも心そそられるつもりはなかった。それなのに、新しく就任したやり手の社長ジェイソンの目に留まってしまう。誰もがその美貌に目を奪われ、足を止め、振り返るほどの、美しい彼が近づいてくるだけで、目眩がし、胸が高鳴る。しかし彼には、愛人にしかできないと言われているのだ。もし私の体に残る傷跡を見たら幻滅するに違いないと思うと――リーアの胸はねじれるように痛んだ。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛と悲しみの丘【ハーレクイン文庫版】
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    出張中のはずなのに、なぜ彼がここへ……。ルイーザはいま、丘の上で、別れたあの日以来、一度も会っていなかった夫、アンドレアスに抱きしめられていた。それはわずか2歳で世を去った息子の墓参りのための帰郷だった。17歳の夏。光射すギリシアの地に赴いたルイーザは、大富豪の御曹子アンドレアスと身分違いの恋に落ち、妊娠した。だが、彼が他の女性とベッドにいるのを見てから、二人の幻のような愛は揺れ始め、やがて完全に立ち消えたのだ。それなのに、なぜいま、熱い腕で私を搦めるの―― *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 素足の妖精【ハーレクイン文庫版】
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    17歳のリンデンの毎日は薔薇色だった。家にジョスがいるから。山道で事故を起こした彼を車から助けだし、家へ連れ帰って以来、リンデンとジョスは親子ほども年が違うのになぜか気が合い、人間嫌いの父も、彼を気に入っているようだ。そんなある夜、パーティへ出た彼女は、同じ年頃の少年など誰一人目に入らず、ジョスを――ジョスだけを愛していると気づいてしまう。月光を浴びて泳ぎながらふと岸を見やると、ジョスがいた。彼は水の中に入ってきて、裸のリンデンを抱きすくめ……。だが翌朝、彼の姿は既になく、父親から驚愕の事実を知らされる。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • あなたは悪魔?【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    愛する父親が亡くなり、意地悪な継母と二人きりになったニーナ。だが悲しみに浸るまもなく、残酷な現実がニーナに襲いかかる。継母の浪費のせいで、父は多額の負債を抱えており、生まれ育った大好きな屋敷を売るほか道はないというのだ。呆然とする彼女の前に現れたのは、ハンサムな富豪スティード。忘れもしない5年前、ニーナの誕生日パーティで、唇を無理やり奪ったあげく、子供扱いしてからかった無礼な人。スティードは、屋敷を売らずにすむ方法がある――そう切りだすと、ニーナに言い放った。「僕と結婚すればいい」 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 今夜だけあなたと【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    3.0
    レイチェルと大富豪の夫ジャックの仲は冷えきっていた。度重なる流産を怖れ悲しみ、別の寝室を使うようになって2年。仕事人間のジャックも家の外で過ごす時間が長くなる一方だった。また彼と愛しあえる日はもう、きっとこないんだわ……。そんなある日、かつて夫の会社に勤めていた女性が現れ、自分はジャックの愛人だと豪語しつつ、得意げに言い放った。「彼の子を身ごもったの。早く離婚して、父親になるチャンスをあげて」決然と追い返したものの、レイチェルは激しく動揺した。愛する夫を失わないために、いったいどうすれば……?悩んだ末、2年ぶりの緊張に包まれつつ、寝室で夫の帰りを待った。 ■ハーレクイン作家たちが憧れる作家、アン・メイザーによる、一気読み間違いなしの名作をお届けします。二人の間に割って入ろうとする女性の存在が、ヒロインの心に影を落とし……。切ないほどにすれ違ってしまう夫婦の、愛の再生物語をぜひお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 傷心のモナコ【ハーレクイン・セレクト版】
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    シングルマザーのフレイアは事故に遭い、病院で治療を受けていた。祖母に世話を頼んだものの、幼い娘のことが気がかりだった。看護師から娘が面会に来ていると聞いて安堵したが、娘を抱いて病室に入ってきた男性を見て、凍りつく。ザック・デヴェレルがどうしてここに? 彼はプレイボーイとしてその名を馳せるモナコの大富豪だ。娘の父親ではあるけれど、私たちの関係はとっくに終わっている。妊娠を告げたとたん、彼は私を嘘つき呼ばわりして捨てたのだから。彼を憎んでるんでしょう? なのになぜ、胸がときめくの?そして恐ろしいことに、ザックの目にも情熱が宿っていた……。 ■愛した人は、妊娠を告げたとたんに去った――そんな裏切りにいまも傷ついているヒロインですが、もしヒーローが自分には子どもは作れないはずだと信じていたとしたら? 些細な誤解から別れた二人の、奇跡の復活愛をお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 侯爵に愛されて【ハーレクイン・セレクト版】
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    カシアが侯爵に出会ったのは、グラナダの豪華ホテルでだった。スペインでも指折りの貴族、シモン・モンドラゴン侯爵は、そこで働くカシアを、自身の慈善事業の手伝いに引き抜いた。天涯孤独の彼女には、家もなければ相談する家族もない。ありがたく申し出を受け、カシアは侯爵のもとで働きはじめた。やがて彼女に好意を寄せる若者も現れたが、手でも握ろうものなら、必ずどこからか侯爵が現れ、気まずい雰囲気になるのだった。私が恋にうつつを抜かすと、仕事がおろそかになると思っているのね。カシアは侯爵をがっかりさせまいと、ますます一生懸命働いた。そんなある夜、カシアはとつぜん侯爵から熱く激しいキスをされ……。 ■アン・ウィールはハーレクイン黎明期から活躍した人気、実力ともにトップの作家です。若いヒロインが、魅力あふれる年上男性の気持ちがわからずにどぎまぎする……。かわいらしく、古典的なロマンスがお好きな方におすすめします。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 南国の花嫁【ハーレクイン・セレクト版】
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    大邸宅の一室と思われる豪華な部屋でカレンは目覚めた。ハンサムな浅黒い肌の男性が彼女の手を握り、こちらを見つめている。「あ、あなたは……?」カレンがおずおずと尋ねると、彼は一瞬言葉を失ってから言った。「僕はきみの夫、ルイスだ」このすてきな男性が……わたしの夫ですって?事故に遭い、記憶を失ったカレンには何も思い出せなかった。自分が世界的な大富豪の妻であることも。ルイスが言葉を継いだ。「きみは、別の男と駆け落ちするところだったんだ」そんな……嘘よ。わたしが浮気をしていたなんて。何も思い出せなくても、彼にはこんなに強く惹かれるのに。 ■記憶喪失は、ロマンスの王道テーマのひとつ。往年の人気作家ケイ・ソープが、不貞の濡れ衣を晴らし、夫婦の愛を取り戻すべく奮闘する、一途で健気なヒロインを描きます。 *本書は、ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • スペイン公爵の嘆き【ハーレクイン・セレクト版】
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    スペイン屈指の富豪で、公爵の称号を持つアレハンドロが、裕福で美人のいとこではなく、貧しく平凡な私を選ぶなんて。喜びに酔いしれたレナはひと夏を彼に捧げたが、愛を告げたとたん、アレハンドロは無情にも去っていった。身ごもっていると知ったのは、その後のこと――彼と連絡が取れないまま、失意のレナはたったひとりで出産した。だがつましくも平和な母子の生活は、ある日突然終わりを告げる。「その子は本当に僕の子か?」アレハンドロ――なぜここがわかったの!?ひどい仕打ちをされたのに、レナの胸はまだ彼への思慕に疼く。彼の目的はレナではなく、跡継ぎとなる息子だとわかっているのに……。 ■HQロマンスを代表する大スター作家ペニー・ジョーダンがお好きなら、新女王の呼び声も高いジェニー・ルーカスは見逃せません。情熱的なジェットコースター・ロマンスをお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 純愛の城【ハーレクイン・セレクト版】
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    ルイーズは祖父母の遺灰を埋葬するため、シチリアを訪れた。10年前、18歳だった彼女はこの地で忘れ得ぬ過ちを冒した――1400年続く公爵家の若き当主、シーザー・ファルコネリと。二人は愛し合っていると信じ、ルイーズは彼に純潔を捧げたが、翌朝、司祭から当主を誘惑したと断罪され、村を追われたのだった。彼からの連絡はなく、だからルイーズもその後のことは伝えていない。もう二度と会うことはないと思っていたのに、まさか、遺灰の埋葬に彼の許可をもらわないといけないなんて……。10年ぶりに会うシーザーは、鋭い眼差しと言葉で彼女を凍りつかせた。「ぼくたちの息子も、連れてきているのかい?」 ■大スター作家ペニー・ジョーダンは、ミステリアスな大人の男性に翻弄されるヒロイン像が多くの読者の共感を呼びました。『純愛の城』は、2011年に亡くなった作家の遺作。深く繊細な心理描写で描く、シークレットベビー・ロマンスです。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 偽りの抱擁【ハーレクイン・セレクト版】
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    両親亡き後、遺された農場をひとりで守るレイチェルは、元有名モデルの姉からとんでもない頼みごとをされる。密会現場を記者に撮られ、写真を夫に見られてしまったが、あれはレイチェルだったことにしてほしいと言うのだ。かくて彼女は明らかに場違いなパーティに出かけていき、件の男性、イタリア人大富豪ラファエロに事の次第を説明した。姉が人妻だったと知って激昂した彼は、なぜかレイチェルの唇を奪い、自分の屋敷に連れて帰ると、姉の代わりに婚約者のふりをしろと言う。「このままここに住み、ぼくのベッドで寝るんだ」彼はそう宣言するやレイチェルの指から安物の指輪を抜き取り、豪華なダイヤを取り出した。 ■HQロマンスのトップ作家としてゴージャスなロマンスを数多く描く大スター、ミシェル・リード。キャロル・モーティマーがお好きな方に特におすすめです。あれよあれよという間に、ラファエルの手管に絡め取られてしまったレイチェルの運命は? *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ボスと見た夢
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    社長であるルーカスの秘書を務めるジョスリンは、ハンサムで仕事一途な彼に切ない片想いをしていた。ある日、彼女のもとをルーカスと仲の悪い異母弟ビルが訪れ、会社の乗っ取りに協力するように要請する。逆らえば、ジョスリンの秘密をルーカスにばらすと脅迫して。ルーカスを陥れる陰謀になど加担したくない。そう思ったジョスリンが会社を辞める決意をした矢先、ルーカスは事故に遭い、記憶をなくしてしまう。ジョスリンは妻のふりをして彼の世話をすることになったが、そんな2人にビルの魔手が伸びてきて……。
  • ビーナスの野望
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    野心的な編集アシスタントのロージーは、ついに大きなチャンスをつかんだ。コラムの執筆を任されたのだ。ただし条件があった。男性になりきって、読者からの相談に答えなくてはならない。たやすいことだとロージーは思っていた――知り合いの弁護士ベンがコラムに手紙を書いてくるまでは。ロージーはひそかに彼に惹かれていた。彼をだますようなまねはしたくないけれど、ひょっとすると恋人を作りなさい、と忠告できるかもしれない。誘惑に負けたロージーは、どんな事態を招くか深く考えもせずに、彼への返信をしたためた。
  • ダイヤモンドは誘惑の石
    3.0
    ライザは常夏のランサローテ島で休暇を楽しんでいた。そのとき突然誰かに名前を呼ばれ、振り向いた彼女は凍りつく。ニック・メネンデス! 彼がどうしてここに?母親同士が親友なため、ニックのことは昔から知っている。ライザにとってニックは兄であり、英雄でもあったが、ある事件を境に2人の関係は最悪の形で砕け散ったのだ。ニックは6年前よりもさらに魅力を増していて、過去のことなど忘れたかのように、好意的な笑みを向けてくる。いつの間にか彼をうっとり見つめていたライザは、ニックの瞳に浮かんだ勝利の色に気づかなかった。
  • 最終章をもう一度
    2.0
    生花店を営むペニーの前に、別れた恋人ライアンが現れた。映画に投資をして富と権力を持つ彼は、とても魅力的な男性だった。だが、すべてを支配する強引さについていけなくなり、妊娠を告げぬまま、ペニーは1年前に彼の前から姿を消したのだ。「ペニー、ぼくたちの子供に会いたいんだ」ライアンの言葉に、ペニーは冷たい手で心臓をつかまれる気がした。なんて残酷なことを言うの。脳炎を患って流産し、そのことは手紙で彼に知らせたはずなのに。もうほうっておいてと言うペニーに、彼は意外な提案をした。自分が借りている屋敷を、きみに飾りつけてほしい、と。■これまでハーレクイン・イマージュからお届けしていたマドレイン・カー。今作は、過去の痛手から立ち直ろうと努力するヒロインと、彼女の愛を取り戻そうとするヒーローの姿を情熱的に描きます。
  • 独身貴族に恋したら
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    結婚したい。家庭を持ちたい。赤ちゃんがほしい。幸せな親友を見ているうちに、リーの心は決まった。これから本気で結婚相手を探すのだ。とはいえ今までつき合ったのは1人だけ、デートの仕方もわからない。そんなわたしが男性の心を射止められるかしら?だったら、プレイボーイでデートの達人のトーマスに手伝ってもらったらどうだろう?キスは会って何度目にするものなのか、デートに行くならどこがいいか、彼ならちゃんと教えてくれそうだ。突拍子もない考えに、最初トーマスは難色を示したが……。
  • 思いがけない結婚
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    これは何かのまちがいよ。わたしの寝室に、どうして……?ローラは仕事から疲れ果てて帰宅したとき、ベッドの上ですやすや眠っている赤ん坊を見つけて仰天した。生後数カ月といった様子で、文句なく愛くるしいが、赤ん坊にもその親にもまったく心当たりはない。誰かが無理やり窓から侵入し、置き去りにしたのだ。困った彼女は隣室の住人、ジャスティン・ベインに助けを求める。いつも傲慢な態度をとる彼に頼るのは癪だが、この際しかたない。ローラは福祉事務所に連絡して赤ん坊を預けようと提案したが、なぜかジャスティンはそれを制止し、信じられない話を持ちかけた。■ハナ・バーナードの作品をお届けします。ウィットに富んだストーリーと生き生きとした登場人物をお楽しみください。
  • 熱いビジネス
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    元上院議員の娘であるエリンは、婿取りにこだわる父に嫌気がさし、是が非でも仕事で成功をおさめようとしていた。ある日、ビジネスミーティングに颯爽と現れた男性ザックを見て、彼女はその危険な香りの虜になってしまう。彼は今度取り引きする会社の経営者だ。私情をはさんではいけない。失敗は許されないのだから。自分に言い聞かせるエリンだったが、ザックの魅惑的な笑みに、彼女の理性は風前の灯火に……。■ホットなラブシーンやウイットに富んだ軽妙な会話が楽しめる作品を書き続けるクリスティ・ゴールド。ハーバード大学で学友だったプリンスとシークと上流階級の御曹子が恋の賭をする、豪華なミニシリーズをお贈りします。
  • 皮肉なワルツ
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    古着に眼鏡、歯列矯正をした冴えないジーンは、みじめな高校時代を過ごした。憧れのライにダンスパーティに誘われて夢のような気分を味わうも、当日すっぽかされたうえに無視を決め込まれ、初恋の花ははかなく散った。やがて時はジーンを見違えるほど美しい女性へと変身させるが、青春のトラウマが消えることはなかった。あるとき、友人の結婚事前パーティで、偶然にも花婿の友人だったライに再会し、ジーンは色を失う。だがライは彼女の正体に気づかず、またもやダンスに誘ってきた!
  • 夏の気配
    4.0
    ロンドンで見習い看護師をしていたフィーベは、病気の叔母の面倒をみるためサフォーク州の村へやってきた。口うるさく偏狭な叔母の世話は並大抵ではなかったが、主治医ジョージの温かな見守りと励ましのおかげもあり、なんとか最期までみとることができた。ところがその直後、フィーベに思わぬ災難が襲いかかる。叔母が財産をすべて寄付したため、家を失ってしまったのだ。呆然とするフィーベに、ジョージが突然驚くべき言葉をかけた。「ぼくらが結婚するのがいちばんいいと思うんだ」
  • 初めから愛して
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    7年前、弟が起こした人身事故の補償金を工面するため、ケイティーはギリシア人のニコス・ラキスと便宜上の入籍をした。結婚式で顔を合わせたのを最後に、彼とは1度も会っていない。それなのに、あの漆黒の瞳は夢にまで現れ、なぜかケイティーの心に強烈に焼きついて離れなかった。だが恋人がいる今、秘密にしてきたこの偽りの結婚のことを話し、ニコスと正式に離婚する手続きをとらなくてはならなかった。なかなかうちあけられずにいたある日、食事に訪れたレストランで、恋人から学友として紹介された男性を見て、ケイティーは驚愕する。ニコス! うろたえる彼女を映すニコスの瞳に、悪意ある喜びが宿った。■偽りの結婚相手が億万長者だったことを知らなかったケイティー。7年ものあいだ忘れられなかったニコスとの思いがけない再会後、状況はさらに複雑になり……。傲慢なラテン系ヒーローに翻弄され心乱されるヒロインを描いた、キム・ローレンスの珠玉作です!
  • 七日間のシンデレラ
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    身勝手な両親と婚約者を持つルーシーは、奴隷のような従順さだけを要求され、窮屈な日々を送っていた。ある日、趣味で買ったチャリティくじの番号を調べていて、自分が別荘や旅行、高級車などを当てたことに気づく。しかしなぜか当選者として発表されていたのは、ベン・カプリアティという男性だった。横取りされたと思ったルーシーは賞品である別荘に乗り込んでいく。ところが、ベンも自分の正当性を主張して譲らない。意地になった2人は賞品の権利についての裁定が下るまでの7日間、別荘での同居を決めるが、事態は意外な展開を迎えて……。
  • 真夜中のオフィス
    4.0
    リンゼーは探偵事務所で深夜にテープ起こしの仕事をしている。毎晩テープを聴くうちに、声でしか知らないボスのネイトに淡い恋心を抱くようになった。ある晩、彼女1人のはずのオフィスに人声が響く。それは紛れもなく憧れのネイトの声なのに、目の前には尊大な態度で横柄な物言いをする男性が立っていた。密かに思い描いていたボス像はもろくも崩れ去った。しかもリンゼーの名前すら知らないにもかかわらず、彼は強引に、週末だけ妻になってほしいと頼んできた!
  • 彼はプレイボーイ
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    ルーシーは、バカンスに出かけた姉のフラットで留守番をしていた。玄関の呼び鈴が鳴り、いぶかりながら出てみると、立っていたのははっとするほどセクシーな男性だ。「ミス・フォスターだね?」返事も聞かずに部屋に押し入ると、男は振り向きざま、ハンサムな顔に怒りをたぎらせて言った。「まさに弟のタイプだ。胸が小さくて脚の長い、にせのブロンド美人」なんですって? いったい誰のこと?思いがけない侵入者の侮蔑的な言葉に憤慨し、男をにらみつける。だが目が合った瞬間、ルーシーは茫然となった。なんて青い瞳。吸い込まれてしまいそう……。怒りも忘れ、彼女はその場に立ちつくした。■セクシーなストーリーを軽妙な会話で描くのが得意なキム・ローレンス。今作のヒロインは、いきなり家に侵入してきた男性に恋をしてしまうルーシーです。2度と恋などしないと心に誓っていた彼女が、好きになってしまった相手はよりにもよってプレイボーイだという噂で……。
  • 七夜の契り
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    放蕩者として有名なレイバーン侯爵ジェイスの心は憂鬱だった。評判とはうらはらに、長年想いを寄せる令嬢ブロッサムが自分の弟と婚約して以来、いたたまれずに地方の領地に逃げこんでいる。あるとき、弟が別の女性への愛を告白したことで破談になったと知るや、ジェイスはブロッサムを手に入れようと決意した。勇んで帰還したジェイスだったが、恋敵の存在と自らの悪名にじゃまされて……。“放蕩者”と呼ばれた男の誠実な愛は、はたして実るのか?
  • 公爵の憂鬱な夜
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    公爵家の次男ジャスティンは、急死した兄に代わり爵位を継ぐことになった。兄の代でつぶれかけた身代を挽回するには、結婚しか手がない。そこで白羽の矢を立てたのが、鉄道王の娘のサニー――かねてより深く想いを寄せてきた女性だ。美形の一族に生まれながらも、その荒削りな風貌から怪物(ガーゴイル)と揶揄される自分には高嶺の花と、これまでは諦めていたのだが。一方、そんな公爵の心も知らず、当の令嬢はある理由からこの縁談に曇り顔で……。
  • ノルウェーに咲いた恋
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    ルイーザは、いつかイギリスを離れるのが夢だった。継母の干渉から解放され、本当の自由を手に入れたかった。ある日、その夢をかなえるチャンスが舞いこんだ。ノルウェーで療養する病人のつき添い看護師の職に応募して、見事採用されたのだ。病人は若く気まぐれな女性だった。だが、いちばんの問題は彼女の兄サイモンだ。初対面のときから威圧的で、ルイーザを経験不足と決めつけた。これまで妹やほかの人に命令して、思いどおりにしてきたのね。私は黙ってあなたの言いなりになどならないわ。★ベティ・ニールズがていねいな筆致で描く冷たい海と雪の世界、ノルウェー。そこでルイーザの胸に生まれたほのかな想いとは?
  • 魅惑のドクター
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    看護師のジュリアは、病院から自宅に戻る患者のつきそい役を頼まれ、車でロンドンからスコットランドに赴いた。ところが到着した患者の家で雪に閉ざされ、そこで1泊するほかなくなる。その深夜、ふいに玄関先に現れたのは青い瞳の大柄な医師アイヴォだった。
  • 禁じられた愛の島
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    亡き母が昔描いた風景画の裏側から、ゾーイは書類と写真を発見した。書類にはギリシアのタニア島にある別荘を母に贈ると記されているが、古い写真に写るハンサムな男性に心当たりはない。秘密を直感したゾーイは、謎を解き明かすために島を訪れる。紺碧の海を背景に立つ別荘は、母の描いた絵のとおりだった。ゾーイはそこで庭師らしい男性アンドレアスを見かけ、彼に不審の目を向けられながらも強く惹かれる。せっかくの滞在を目いっぱい楽しもうと、浜で泳ぎ、肌を焼いたあと、ゾーイはいつしかうたた寝をした。ふと目覚めると、知らないあいだに日焼け止めが塗られている。アンドレアスが、裸同然のわたしの体に触れたんだわ……。
  • ほろ苦いプロポーズ
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    イギリスで看護師として働くラヴィニアの夢は、両親亡きあと伯母に引き取られた妹と、また一緒に暮らすことだ。自分たち姉妹につらく当たる伯母と早く縁を切りたい。そのためラヴィニアは思いきって、好条件で働けるオランダに渡った。落ち着きしだい妹を呼び寄せよう。勤務先の病院には、病理学の権威テル・バフィンク教授がいた。その端整な容貌と温かい人柄で、看護師たちの憧れの的だ。ある日、教授に食事に誘われて、ラヴィニアは有頂天になる。彼みたいな男性に相談にのってもらえたら、どんなにいいかしら……。そんな思いが別の感情に変わるのに時間はかからなかった。★オランダのアムステルダムを舞台に、看護師のラヴィニアと医師のテル・バフィンク教授の大人のロマンスが展開されます。
  • 再会は甘い罠
    -
    デーナは若き上院議員。彼女が次の選挙にも出馬するのか、最近、町はこの話題で持ちきりだ。今も同窓会の会場で、デーナは人々の好奇の目にさらされていた。誰もが彼女を遠巻きにするなか、まっすぐ近づいてくる人影に、デーナは目を奪われた。サム・レミントン。愛につたなかった少年の日の面影は消え、時を経た今、彼は危険な香り漂う大人の男となって戻ってきた。そして、挑むような目をして、手を差し伸べている。デーナはその手に手を重ね、ゆっくりとダンスフロアに踏み出した。私は彼と話す機会を十五年間待っていたのだ……。■ネイトの共同経営者サムが主人公。苦く切ない恋のゆくえを、ベストセラー作家スーザン・クロスビーが描きます。
  • いつか恋を
    3.0
    メルの父親と継母が軽飛行機の墜落事故で世を去ったとき、十九歳の彼女には三人の弟と、多大の借金が遺された。葬儀から三週間後、悩み多いメルを一人の男性が訪ねてくる。継母マーゴットの弟で、海運・造船業を営むエティエンヌだ。マーゴットの贅沢によって家の負債が増えたこともあり、メルは彼にさえも恨みの気持ちを向けてきた。エティエンヌが言うには、このままではすべてを失ったうえ、弟たちを里子に出すしかなくなるという。不安におののくメルに、数日後、彼は信じられない提案をした。「ぼくときみが結婚すればいいと思う」
  • 幸せへの航海
    -
    忙しい日々を送る看護婦のラヴデイは、ある晩、親友のリマダから相談を持ちかけられた。恋人との結婚を後見人である従兄アダムが認めてくれないので、なんとか彼の裏をかく手段を考えてほしいという。気が進まずに言葉を濁していたラヴデイだったが、翌日、偶然アダムと顔を合わせて考えが変わった。彼は自己紹介のあとで、突然ラヴデイにキスをしたかと思うと、続けて彼女のことを“お節介な出しゃばり”と非難したのだ。こうなったら絶対リマダの願いを叶えてあげよう。ラヴデイは胸に怒りの炎を燃え上がらせて誓った。
  • 虹に憧れて
    -
    オリンピアは幼いときに両親を亡くし、引き取られた伯母の家でこき使われていた。男性との出会いもなく、結婚を夢見ることもない。そんな暮らしに、ある日、小さな事件が起こった。外出先の美術館でころんだオリンピアを、立派な紳士が助け起こしてくれたのだ。その紳士は高名なオランダ人医師ワルドーで、親切にもタクシーで家まで送ってくれた。それからワルドーはしばしば訪ねてくるようになり、驚いたことに、ほどなくオリンピアに結婚を申し込んだ。
  • 結婚はだめ
    3.0
    ★もう二度と男性は信じたくなかった。あなたの銀色の瞳に引きこまれてしまうまでは。★勤めていた会社が倒産し、大手のケイン・エレクトリカルに、社長秘書の職を求めてキムは面接に行く。若くして結婚した夫と死別し、現在は、四歳になる娘と二人暮らし。短かった結婚生活は夫の暴力と屈辱に満ちていて、貧しくても平穏な今の生活はキムにとってかけがえのないものだ。社長のルーカス・ケインは、傲慢で冷酷な人物のようだった。その瞳はとても冷たく、キムを嘲笑っているようにすら見えたが、彼女は幸運にも採用された。娘との生活を支えるため、キムはいい秘書になろうと決心する。そしてときおり見えるルーカスの思いもかけない優しさに、夫の死後、閉ざしていた自分の心が少しずつ溶けていくのを感じる。かつて、夫の墓の前で誓った言葉は今も忘れていないのに……。
  • 二十四時間の恋人
    3.0
    “氷の女王”と呼ばれている女社長ジョージアは困っていた。父親の誕生パーティーに恋人をつれて行く約束をしてしまったからだ。苦肉の策のチャリティー・オークションで全女性の憧れの的、元カーレーサーで今は実業家としても成功をおさめているルーカス・マロリーを競り落とす。彼なら父もきっと認めてくれるはず。「君のような美しい人に買われるなんて嬉しいよ。24時間、僕は君のものだ」ビジネスのはずが、プレイボーイとしても名高い彼の魅力に心を揺らされ…!?
  • クリスマスまで待てない
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    式の直前になって花婿に逃げられたケイシーは、純白のウエディングドレスのまま教会を飛び出し、かつての親友が住む場所めざして車を走らせた。ところが、激しい雨が道にぬかるみを作り、途中で車が止まってしまった。そこを助けてくれたのが、親友の兄である初恋の男性ジェイクだった。結婚がだめになり、こういう状況になったのもなにかの運命だ。ケイシーは意を決して、ジェイクに迫って拒絶された五年前の夜を再現しようと試みた。ジェイクの部屋で一糸まとわぬ姿になり、ベッドの中で彼を待つ。ただ、あのときと違うのは、ケイシーは十代の“子供”ではないということだ。思いは今も変わっていない。これはチャンスなのかも。「わたしを抱いて、ジェイク……今すぐに」
  • 堕ちた愛人
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    レーシーはロンドンの小さな劇団に所属する駆け出しの女優。中身は古風なのに、金髪とグラマーな体型のおかげで男性には誤解されてばかりいる。ある日、知りあいのクライヴ・フィールディング大臣の義理の息子ジョンが、「義父とつきあうな」とどなりこんできた。身に覚えのないことを言われたレーシーは腹を立てたが、ジョンは彼女の説明には耳も貸さない。翌日、レーシーはマスコミの取材攻勢にあい、“大臣の愛人”と新聞に書き立てられた。マスコミに一日中監視され、身動きのとれなくなった彼女はしぶしぶジョンの助けを借りて、郊外の古い屋敷へ雲隠れすることに。廃屋に近い屋敷で、ふたりきりの夜がふけていく。
  • スペインの恋人
    -
    ある深夜、ネルのもとに二人の子供が転がりこんできた。かつて住みこみで面倒を見ていた少女とその弟だ。父親の死後、実業家の叔父ラウルに引き取られたが、厳しい叔父に我慢ができなくなったのだという。二人を迎えに来たラウルは、ネルを見下すような態度をとった。ネルの目にはとびきりセクシーな男性に映るものの、彼のほうはネルを、亡き兄のかつての愛人だと思いこんでいるらしい。それから一週間後、ラウルがとんでもない提案をしてきた。姪と甥の世話をしてもらいたいから、彼の家に引っ越してほしいと。
  • 聖夜に祈りを
    3.5
    アマベルは小さな宿をたった一人で切り盛りしている。突然の嵐に心細い思いをしていたある晩、オリヴァーという医師が部屋を求めてやってきた。彼は気さくな温かい人柄で、アナベルに安心感を与えてくれた。これまで孤独に耐えながら生きてきたけれど、こんな人が友人だったらどんなにいいだろう。アマベルは生まれて初めて、男性に憧れを抱いた。一方、宿をあとにしたオリヴァーは、どこかはかなげなアマベルのことが気になってしかたなかった。なにか理由をつけて、もう一度あそこへ行ってみようか……。
  • 令嬢のバラード
    -
    ★突然現れた魅惑的な男性。あなたは救世主?それとも……?★今夜もミシェルはセクシーな衣装に身を包み、歌いながら客たちの卑猥な視線にさらされていた。ここは南米のいかがわしいクラブ。ロンドン住まいの令嬢ミシェルには、縁遠い世界だった。だが一カ月前、信じていた男性や地元警察の裏切りに遭い、このクラブに送りこまれたのだ。今や軟禁状態にある。ああ、誰か私を悪夢から救い出して……。そのとき、奥の席に座る一人の男性が視界に飛び込んだ。危険な魅力を漂わす彼に、ミシェルは目を奪われる。彼が自分の運命を握っているとは夢にも思わずに。
  • 水車小屋の恋
    3.0
    村はずれの古い水車小屋に、ヘンリエッタはたったひとりで住んでいた。大きなジャーマン・シェパードだけが心の友だった。ひとりぼっちを寂しいと思ったことはない。惨めだった結婚が悲劇的な終わりを遂げて以来、ぼろぼろになった自尊心を立て直し、不信をいやすことで精いっぱいだったから。そんなわびしい、けれど穏やかだった日々が奪われたのは、十一月のある夜、突然の訪問者を迎えてからだった。その男ジェイリドは、家の中に入りこんだだけでなく、どんなに拒んでも、彼女の心の中に、人生にまで入りこむ!
  • かわいい魔女
    3.0
    超過勤務に続くパーティのあと、熟睡していたホリーは玄関のベルに眠りを妨げられた。色気も何もないストライプのパジャマ姿でドアを開けると……そこにはなんとニール・ウェズリーが!大学時代、姉ロウィーナと親しかった彼は、ホリーの憧れの人だった。元F1レーサーで今は出版社を経営、いずれ爵位を継ぐ身分でもある。ニールは結婚を迫る女性から逃げるため、ロウィーナに今夜だけフィアンセになりすましてほしいと言いに来たのだ。あいにくロウィーナが不在と知り、彼はホリーにその役を頼んだ。ニールと私が熱烈な恋愛中? そんな嘘が通用するのかしら?疑心暗鬼のホリーに対して、ニールはきわめて楽観的だった。しかも彼はホリーにキスをした――熱く激しいキスを。
  • 残り香の誘惑
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    サディは老舗香水メーカー、フランシーヌの調香師。曾祖父が創設した会社は、祖母の家系に受け継がれ、その有名な香水ミュールの調合法を知るのは今やサディのみだ。祖母が亡くなり、筆頭株主となったいとこのラウールは、世界的に有名な合弁企業への買収を持ちかける。ミュールは天然素材のみで作られ、年間の生産量は限られている。合理的な経営方針をとる大企業のもとでは、きっと名声を失うわ。サディは話し合いをするためにラウールのオフィスへと向かった。だが、オフィスに足を踏み入れたとたん、その場に凍りついた。目の前にいたのは、香水の見本市で会ったハンサムな男性――あのときサディを、香水同様に売り物か、と蔑んだ男だった。■南フランス、コートダジュールの小さな町を舞台に、有名な香水をめぐって繰り広げられるゴージャスな恋物語です。
  • 愛と言わずに
    3.0
    ★恋人のいる男性に心を惹かれるなんて。ましてや彼はわたしの上司なのに。★クロエはカレンダーを見た。妹の結婚式まであと三週間!婚約を破棄したばかりだから、ひとりで式に出席するのはつらかった。しかも元婚約者に負債まで残され、今は経済的にも困窮している。仕事は実業家スティーブン・キャベンディッシュの個人秘書。なんとか彼に昇給を頼もうと、クロエは上司のオフィスに向かった。ところがいざ話を切りだそうとした矢先、彼の家から連絡が入る。スティーブンは妻亡きあと五歳の娘ベスをひとりで育てているが、子守りの女性に緊急の用事ができたので、これから急いで帰宅しなければならないという。クロエは子守り役を買って出たものの、降り出した雪が積もったため、その夜はスティーブンの家に泊まらざるをえなくなった。話をするうち、ワインの酔いも手伝って二人は衝動的にキスを交わす。彼にはセクシーなガールフレンドがいると知っていながら……。
  • 気まぐれな恋
    -
    ★女は妙な生き物だ。男なんて愚かな生き物よ。男と女。それは永遠に理解し合えないもの?★ジェリ・ジョーンズ。二十八歳。独身。ひとり暮らし。男性を見る目は十歳のころから養ってきたが、いまだに心から理解できる男性には巡り合っていない。男なんてしょせん、理解不能の生き物なのよ---ジェリはいつしかあきらめムードになっていた。彼女こそ、まさにおれのタイプだ。フランク・シェブロッキは通りの向こうからやってくるジェリに向かって、にこやかな笑みを投げかけた。このおれのほほ笑みには、どんな女も腰砕けになる。彼女もきっとおれの腕の中に倒れこんで・・・・・・こなかった。自分に目もくれずに通り過ぎていったジェリをそれでもフランクは称賛のまなざしで見送った。
  • ロマンスの法則
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    ★仕事を得るためなら、なんでもするわ。でも、いきなりキスしろですって?★リジーは妹の結婚式が執り行われている会場を見回した。村じゅうの人が集まって若いカップルを祝福しているように見える。だが、一人だけ例外がいた。背が高くて厳しい顔つきをした男性は、誰とも話さずほほ笑みもせず、よそよそしい態度で式を眺めている。あの人は誰だろう?そう思っていると、彼が近づき話しかけてきた。男性は、世界じゅうに支社を持つ大会社の社長タイ・ギブソンだった。二十年ほど前に故郷をあとにして以来、初めて戻ってきたらしい。タイが人を雇うつもりでいるとわかり、彼女は自分を売り込んだ。どんな仕事にせよ、働きたい。PRのコンサルタントとして独立したものの仕事はなく、クレジットカードの支払いがとどこおっているのだ。「わたしが適任だとあなたに納得させるには、どうすればいいの?」彼はすぐには答えず、すばらくしていった。「ぼくにキスをしたまえ」
  • 不機嫌な秘書
    2.7
    ★ああ、いやな上司なのに惹かれてしまう。なぜこんな役目を引き受けてしまったの?★わたしがハミルトン社の役員に?アシュリンは信じられなかった。父は長年かかって築き上げた会社を大企業ハミルトン社に売却し、その見返りとして、娘のために役員の席を確保したという。ビジネスのことは何もわからないのに!尻込みするアシュリンを、父親は一家のプライドを保つためだと励ました。しぶしぶ出かけた初めての役員会で、アシュリンは顔から火が出るようなへまをしてしまう。しかも、若くハンサムな会長カーター・ハミルトンは、鼻持ちならない男性優位主義者で、彼女に厳しく当たるのだった。反発を感じるアシュリンに、ある日突然カーターから電話があった。有能な秘書がけがのために数週間会社を休むことになったので、できるだけ早く出社して助けてほしいというのだ。
  • ボスと結婚!
    -
    ★欲しいのはお金じゃなくて彼の愛。でも彼はそのことに気づいてはくれない・・・・・。★「きみを妻にできたらどんなによかったか。でも、きみには出世を望む夫の妻として重要なものが欠けているんだ」ジェシカの恋人はそう言って大物実業家の娘と婚約してしまった。---つまり、お金ね。ジェシカは名家であるベニントン家の出身だったが、一族の没落とともにその財産もなくなっていた。恋人の残酷な仕打ちに打ちひしがれていたジェシカに、彼女のボス---キア・ソーンダーズが取引を持ちかけた。ある大企業との契約による利益をジェシカと折半にするかわりに、その契約を成功させるため、彼の婚約者として社交の場を取り仕切ってほしい、と。キアは会社のため、私はお金のためにお互いを必要としていた。でも、彼のサファイアブルーの瞳に宿る輝きに気づいたとき・・・・・・。
  • 眠れる花園
    3.0
    ★荒れ果てた庭、そして傷ついた男性。どちらも私の力で立ち直らせたいけれど……。★ことの発端はブラックベリーだった。高い塀の向こうの隣家の庭に、パイを作るのに絶好のブラックベリーの実がなっていたのだ。ケイは罪悪感を覚えながら、売り家の札が立つ隣家の敷地に入った。ところが入ってみると、すさまじいほどに庭が荒れている。聞いた話では、屋敷の持ち主ドミニク・レイヴンスカーは園芸好きな妻の死後、決してここに足を踏み入れなかったという。会ったこともない他人の家とはいえ、あまりに悲惨なありさまに、庭師であるケイは我慢できずに、伸びた雑草を取り除こうとした。すると一人の男性が屋敷の中から現れ、彼女に近づいた。「サラ……」彼はケイを見つめ、いきなりキスをした。この人はドミニクだわ。私を亡き妻と間違っている!
  • 秘めつづけた思い
    -
    ★愛している。彼だけを。でもこのプロポーズを受けることはできないの。★スカーレットは数年前に亡くなった姉の息子を引き取り、順調だったキャリアもなげうって面倒を見てきた。保育士の仕事は決して楽しくはないけれど、今や生きがいである甥とずっと一緒にいられるのはありがたい。ある日、勤めている保育園の記念行事が行われ、スピーチをしていた老婦人が発作を起こして倒れてしまう。連絡を受けてやってきた老婦人の息子を見て、彼女は息をのんだ。何度も雑誌で見かけたことのある、有名なプレイボーイ!実際に目のあたりにすると、このうえなくセクシーですてきだわ。ため息をつき、スカーレットはうっとりと彼を見つめた。数日後、思いもよらぬ事実を知らされることなど想像もできなかった。
  • 花嫁の誓い
    4.5
    旅行でオランダを訪れていた看護婦のカロラインは、道に迷った末に事故で負傷し、近くの大きな屋敷へ運ばれた。幸い、屋敷の主人はラディンクという医師だった。ところが、使用人たちは手厚く看護してくれたものの、ラディンク自身はカロラインに対してひどくそっけない。やがて回復した彼女は、ラディンクに複雑な感情を抱きつつもイギリスに帰った。その数日後、突然、ラディンクがカロラインの働く病院に現れる。驚くカロラインに、彼は追い討ちをかけるように言った。「僕と結婚してくれないか」
  • ギリシア式に愛して
    3.0
    勤め先のレストランを経営するミハエルの婚約者として、アビーは彼の家族がいるギリシアの島にやってきた。ミハエルが初めて女性を連れてきたことを喜び、家族はみなアビーを歓迎した。ただひとり、彼の兄で海運王国を支配するテオを除いて。「ずいぶんすばやい婚約だな」テオはアビーにささやき、あからさまに疑いの視線を向けてくる。でも、この婚約の事情を明かすことはできない。威圧的なテオの追及はますます厳しくなっていったが、アビーはだまって耐えるしかなかった。
  • 禁じられた喜び
    3.0
    リアダンは家政婦として大きな屋敷に住み込みで働くことになった。主であるエイドリアンは有名なミステリー作家で、隠遁者のような生活を送っている。横柄で気難しい彼の言動に戸惑いながらも、心の奥を垣間見たいという思いが募り、リアダンは惹かれていくのを止められなかった。だが、その思いはのちに手ひどく裏切られることになる。エイドリアンが求めているのは彼女の愛などではなく、家政婦と愛人としての役割だけだったのだ。
  • 罠に落ちた夜
    -
    「やあ、アンナ」四年ぶりに再会したルチオの声が、アンナの胸をざわめかせ、同時に、あの忌まわしい事件が脳裏によみがえった。彼との挙式を控えたある夜、シャンパンを飲んで意識を失った彼女は、目覚めると、ルチオの弟のベッドにいた。何も覚えていないけれど、弟が撮った証拠写真が残っている。それ以来、激しい罪悪感に苛まれながら生きてきた。そして冷酷に放たれたルチオの言葉で、彼もまたアンナの罪を決して許していないことを知る。「きみには、ぼくのベッドに戻ってもらう」
  • 天使がくれたチャンス
    -
    ルーシー王女は嘆いていた。なぜ彼は、わたしを奪いに来てくれなかったの?電話もメールも試みた。でも彼からはなんの返事もない。わたしを愛していると言ったあの言葉は嘘だったのかしら。彼女は意を決して、セスのもとへ秘密裏に旅立った。セスは怒っていた。なぜ彼女は、ぼくを置いて故郷へ帰ってしまったんだ?いくら国王から呼び戻されたとはいえ、そのまま連絡さえ絶ってしまうなんてひどすぎる。もう顔も見たくない。だがもし、ルーシーが会いに来たら……。★ルーシーが王女であるとは知らずに恋に落ちたセスは、王家の複雑な問題にいやおうもなく巻きこまれて……。★
  • ボスは意地悪
    3.0
    仕事で参加した地元企業の交流会議で、シェリーはボスのレイフとチームを組むことになった。レイフは今でこそ女性社員の憧れの的だが、シェリーは彼の正体をよく知っていた。幼いころから彼にばかにされ、意地悪をされ続けてきたからだ。案の定、シェリーと一緒に働くと知り、レイフは反感をむきだしにした態度を見せた。先行きを憂えていた矢先、企画の一環として、なぜかシェリーがレイフの上司として指揮を執ることになった。これまでの借りを返す願ってもないチャンスだわ!シェリーの胸は躍った。
  • 失われた結婚
    -
    どうして彼がこんなところにいるの?パーティでイーサン・ワイアットの姿を見つけたとたん、アビーの胸に耐えがたい痛みが押し寄せた。ようやく新しい人生を始める決心をしたのに。八年前、新妻のアビーは彼と空港で別れた。彼は一緒に住む準備ができしだい迎えに行くと誓った。だが、その約束はいつまでたっても果たされることはなく、最近になって彼女は離婚をせまる手紙をイーサンに送ったのだ。混乱するアビーに対し、彼は平然とした様子で告げた。「僕たちはまだ夫婦だ」★ふたりの結婚生活はなぜ八年間もストップしてしまったのでしょうか。ついに離婚を決意したアビーにイーサンは……。北アイルランド生まれの新進作家トリッシュ・ワイリーの筆が冴えます。★
  • オフィスを飛びだして
    -
    ラクランを目にした瞬間、キーリーの鼓動が止まった。なんてすてきな人だろう!どこまでも青い瞳に、つややかな黒い髪。ティーンエイジャーのころ思い描いた、理想の男性そのものだ。でもラクランは大切なクライアントだし、この仕事にはわたしの昇進がかかっている。たとえ彼が思わせぶりな態度をとっても、心ときめかせている場合じゃないわ。そんな堅い決意に加えて、キーリーには男性と絶対につきあえない理由があった。★大都会メルボルンのおしゃれなオフィスで、せつない恋が芽生えます。★
  • はるかなるローマ
    -
    チャーリーは初めて訪れたイタリアで途方にくれていた。小さな港町のアパートメントを祖母から相続した彼女は、そこを訪ねる途中で、道に迷ってしまったのだ。そのとき、運よく、マリーナにいる男性が目に入った。今まで見たこともないほどハンサムでセクシーな男性だ。話しかけると、幸いにも英語が通じ、彼はマッシモと名乗った。彼の案内でアパートメントにたどりついたものの、中に入ることができない。ここに泊まるつもりでいたのに……。「よかったら僕の家に泊まらないか」マッシモが言った。いかにも危険な感じがする彼の厚意に甘えていいものかしら?★カレン・ヴァン・デア・ゼーが久々に登場! 情熱の国イタリアで繰り広げられる恋物語。セクシーで強引なイタリア人ヒーローとの熱いロマンスをお楽しみください。★
  • 億万長者の愛人
    -
    カースティンは母と妹の面倒を見るため、故郷の町に新しく豪邸を購入した億万長者、セスの個人アシスタントとして雇われた。いい仕事につけたと喜んだのもつかのま、すぐにカースティンは別の悩みを抱えることになる。雇い主のセスに惹かれてしまったのだ。彼は女性の噂が絶えないプレイボーイ。恋してはいけない。そう言い聞かせ、必死で自分を抑えたものの、ある日セスと熱い口づけをかわしてしまう。動揺するカースティンに向かい、こともなげに彼は言った――愛人にならないか、と。★大地主ヘイゼルの縁結びは首尾よくいくのでしょうか?★
  • 最後の夜に
    3.0
    愛に飢えた幼少期を過ごしたヘザーは、似た境遇のジャスティンと知り合って結婚した。だが妻の流産のショックに耐えきれず、彼は家を出ていった。実は別居の前夜にヘザーは子を授かっていたが、それが理由で夫を縛りつけたくなくて、彼には知らせなかった。一年後、突然ジャスティンが驚くべき提案をしてくる。彼が名門フォーチュン家の相続人だったことが判明したので、ヘザーも一緒に一族のもとへ行き、やり直すチャンスとして一カ月くれというのだ。まだ消えぬ夫への愛と秘密を抱えたまま、彼女は途方に暮れた。★『富豪一族:知られざる相続人』は、独力で財を築いたビジネスマンのジャスティンが主人公。★
  • 独身貴族の策略
    -
    カライナはつらい思いをしたため家にひきこもっていたが、ある日社交生活を再開しようと決めた。そんな折、テキサスの名家の御曹子ジュードと知り合う。彼のような世慣れたプレイボーイなら、今の私にぴったりだ。気軽なデートだけして、心が癒えるのを待てばいい。そう感じたカライナは彼の誘いに応じ、二人で出かけるようになる。だが一つ誤算があった。ジュードとともに過ごすうち、カライナは彼に恋をしてしまったのだ。
  • 熱き暗闇
    3.0
    ルーシーは二年間ボスのピーターに憧れてきたが、彼はいっこうに気づく様子もなく、いつも美女たちを連れ歩いている。あきらめかけていたある日、パーティに同行してくれとピーターに頼まれ、彼女の心は躍った。もしかして二人の関係が変わるのかもしれない……。とびきりおしゃれをして出かけたルーシーの願いは、思いもよらない形でかなえられた。停電したエレベーターに二人きりで閉じこめられたのだ。ルーシーは勇気を出して、彼に口づけをした。★二月に日本デビューしたハイディ・ベッツ。彼女の作品は今後も順次お送りしていきます。★
  • 悲しみを愛に変えて
    -
    その日の朝、ホテルのテラスで出会った無礼な態度の男が、エドワード・カーライルだと知って、ジュリエットは茫然とした。彼は二カ月前に亡くなったカーライル不動産の社長の長男で、遺産として会社の経営権を五十パーセント受け継いでいる。残りの権利は社長の個人秘書だったジュリエットが譲り受けた。だが、エドワードの承諾なしには何も決定できないのに、国際的ホテルチェーンの社長である彼は、会おうともしない。ジュリエットは仕方なく、エドワードがこのホテルに来るという情報を頼りに捜していたのだ。彼はわたしが誰か知ったうえで、不意をつく機会を狙っていたんだわ。でも、こんな魅力的な男性だとは……。そのとき、彼女の心に七年前の悪夢のような出来事がよみがえった。★
  • いくつものジェラシー
    4.0
    挙式前日に婚約者パウエルを親友に奪われ、壊れてしまうほど傷ついた9年前。心の痛みを癒せぬまま彼を愛し続けたアントニアは、不治の病を宣告されて…。★九年前アントニアは、ワイオミングの故郷の町で、大学進学と、恋人パウエルとの結婚を控え、希望に満ちた日々を送っていた。そのさなか、父の友人を愛人にしているという噂を立てられる。噂を信じたパウエルは、挙式前日に婚約を破棄したうえ、噂を流した彼女の親友と結婚してしまった。傷心のアントニアは故郷を逃げ出し、いまは、アリゾナで教師をしている。二度と帰るつもりはなかった、医師から不治の病にかかっていると宣告されるまでは。

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  • ふたたび熱く
    -
    「今どき一度もベッドをともにせず結婚するなんて!」親友の言葉に一大決心したマギー。しかしそこには運命の罠が待っていた。★「今どき一度もベッドを共にしないで結婚を決めるなんて」マギーは自宅で開いたギャリーとの婚約披露の仮装パーティで、親友にそう言われ、心が揺れた。シャンパンと仮装のせいで大胆になっていたマギーは、オペラ座の怪人に扮したギャリーが姿を現すと、クローゼットの中に誘い、自ら唇を重ねて抱きついた。意外にも彼は情熱的で、いつしか二人は激しく求め合う。ところが、マギーが身繕いを終えて部屋に戻ったとき、ギャリーとまったく同じ仮装の怪人がもうひとりいた! さっきまで一緒にいたのは、どっちなの?

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  • プレイボーイを愛したら
    -
    深夜番組の人気DJローレンは、華やかな表の顔の裏で、ほとんど男性とつき合ったことがなかった。いつかきっと、私だけの王子様が現れるはず……。そう信じていたある日、彼女は一人の男性を紹介されて息をのんだ。ジャック・モントローズ――レコード会社社長で、女性の憧れの的だ。女性を次々に変えると噂のジャックのアプローチに戸惑いつつも、引かれる気持ちを抑えられず、ローレンはある日彼と夜をともにする。だが翌朝、これからも会いたいと言われて恍惚となったローレンは、彼の次の言葉で打ちのめされた。「ただし、半年だけ」★理想とは違う男性を愛してしまったローレンの恋のゆくえははたして……。★
  • 別れの理由
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    ギャノンとひそかに交際していた。しかし、二人の関係が世間に知られそうになったとき、スキャンダルを嫌うギャノンに別れを告げられる。それから一年以上が過ぎたとき、彼は突然エリカの前に姿を現した。ある事情から、有能な雑誌編集者が必要になり、エリカに協力してほしいのだという。「君を取り戻すためなら、なんでもしよう」そう告げるギャノンに、エリカは思いがけない言葉を口にしていた。「あなたの子供が欲しいの」★ニューヨークで一大出版帝国を築くエリオット家の人々をめぐるラブストーリーです。★
  • 悩み多き花嫁
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    ★愛に飢える女にとってその提案は残酷だった。★ウェスコット・オイル社で秘書として働くダイアナは、食堂(ダイナー)で不注意から、後ろにいた男性のスーツを汚してしまった。慌てて謝るとハンサムな紳士は大丈夫だと言ってくれた。後日ダイアナは自分の失敗が予想以上に大きかったことを知る――あのときの紳士は、実は会社の重役ウィルだったのだ。しかも急死したボスが残した問題を、彼と一緒に処理しなくてはならないことになった。気まずい一方で、女性社員の羨望の的であるウィルと働くことにダイアナは胸の高鳴りを覚えた。彼が女性との深い関係を望まないとは知らずに……。
  • 落札されたヒーロー
    -
    ナタリーはホテルのきらびやかな舞踏会場に座っていた。独身男性オークションに、飼い犬を救ってくれた男性が出るからだ。子犬の救出劇がテレビで報じられせいで彼はすっかり有名になってしまい、連絡をとることもできない。もう一度ゆっくり話をしなければ。どうしても伝えたいことがある。貯金を全額はたいても、必ず競り落としてみせるわ。■オークションから始まる物語”――純真なヒロインが、思いがけずオークションで落札された男性と熱い恋に落ちてしまったら?

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  • 夜は別の顔
    4.5
    ★片思いの彼が夢中なのは、眼鏡の奥に隠れた別人の私。★図書館司書のアメリアは夜間にウエイトレスの仕事を始めた。眼鏡を外し、きわどい服を着るのは本意ではないが、退屈な人生を変えるためにどうしても車を買う資金が必要だった。厳しく育てられた彼女が夜の副業を持っていることが知れたら、同居する大おばはおろか、町中が上を下への大騒ぎになるだろう。ある晩、予想もしなかった客が来店する。アメリアが長年片思いを続けるタイラー・サヴィジだ。町の住人に見られた衝撃も相当だが、彼の注文にはさらに驚いた。彼はこの美人ウエイトレスがお堅い司書とは気づかずに、陶酔しきった瞳で「俺がほしいのはきみだ!」と叫んだのだ。
  • シャンパンは恋の媚薬
    3.0
    ★涙のあとのシャンパンは、ひと夏の恋を運んできた。★レベッカは走った。涙で目の前がかすむ。今日は義妹とジェイソンの結婚式。レベッカにとっては心底つらい一日だった。ジェイソンと婚約していたのはレベッカだったと、列席者全員が知っているのだから。なんとか笑顔を保っていたものの、義母の心ない中傷に緊張の糸が切れてしまった。レベッカは古いあずまやに逃げ込み、ひとり涙に暮れた。そのとき突然、ドアがきしむ音がした。見上げると、シャンパンを片手に見知らぬ男性が立っていた。■熱く情熱的な、ひと夏の恋物語です。悲しみのどん底にいたヒロインの前に突如現れた魅力的な男性。彼はヒロインに意外な提案を持ちかけて……。■
  • 奇跡の再会
    4.0
    ★どうしてあの人がここにいるの?彼を忘れたくて町を出たというのに。★友人の結婚式に花嫁付添人として出席したキャシーは、雰囲気に流され、花婿付添人のキールと情熱的なキスをした。彼はキャシーが勤めるラスベガスのホテルの支配人で、公爵夫人を母に持つ、オコンネル家の御曹司だ。心惹かれるけれど、住む世界が違うのよ。キャシーは新たな職を得て別の土地へと旅立つ決意をした。ところが、運命は皮肉な結末を用意していた。「君が新しい支配人だって? 信じられない」冗談でしょう? キールがここにいるなんて……。あのキスを忘れたくて、キールも新しい人生を歩もうとしていたのだ。
  • 誘惑という名の復讐
    2.0
    ヴィヴィアンはタブロイド新聞の記事を見て愕然とした。かつて彼女の夫ルカと関係を持ったと言いふらしたモデルが、あれはでっち上げだったと告白しているのだ。二年前、モデルの言葉を真に受けて、ヴィヴィアンは家を出た。自分のような退屈でおとなしいだけの妻に、ルカは早くも飽きたと思ったから。夫は潔白だったのに、なんてひどいことをしてしまったの!ヴィヴィアンはいてもたってもいられず、ルカに会いに行った。だが久しぶりに再会した夫は、涙ながらに許しを請う彼女に軽蔑しきったまなざしを向けるだけだった。

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