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4.4主な登場人物は、ナチュラルボーン優等生とステルスくんと、サニーとパンダ、それから兎屋に来るちょっと変わった大人たち。 性格も良くて、なんでもほどほどにできてしまう主人公。秘密だって、釣り堀「兎屋」に毎週来ていることと、『フーアーユー?』という小説が好きすぎることくらいなものだ。そんなある日、透明人間の転校生の案内係を頼まれてから、クラス内で微妙な立場がくずれてしまい……!? ぐらつく日常を送るぼくらのためにYAの旗手が描く、あざやかな物語! 未来の自分は、いまの自分がしたことで作られていく。だれかをおとしめるという行為は、そういうことができる人間にみずからなっていくという行為でもあるのだ。それをするのかしないのかは、ある意味、一生を左右する重要な選択といっても過言ではないだろう。いずれ出会う新しい友人、意中の人、志を同じくする者たち――人生が進んで行く中で、どうしたって気づくときがくるはずだ。たとえば、ああ、こいつにはかなわない、と思ったときに。ああ、この人が自分なんかを好きになってくれるはずがない、と思ったときに。ああ、この差をどう埋めればいいのだろう、と思ったときに。 本文より ・著者紹介 石川宏千花 『ユリエルとグレン』で、第48回講談社児童文学新人賞佳作、日本児童文学者協会新人賞受賞。主な作品に『お面屋たまよし1~5』『死神うどんカフェ1号店1~6』(以上、講談社)『墓守りのレオ』(小学館)『拝啓パンクスノットデッドさま』(くもん出版)などがある。『少年Nの長い長い旅』(YA! ENTERTAINMENT)と対をなす物語『少年Nのいない世界』(タイガ)(共に講談社)を同時展開して話題となった。
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4.2YA小説の名手・石川宏千花先生が、ラジオのお悩み相談コーナーを舞台に、現代を生きる中学生ならではの悩みに、物語を通して寄りそう「令和のお悩み相談小説」。 ――悩む気持ちには、星みっつも星ひとつもない 中学生は悩み多き年ごろ!?友人関係や個性について悩む子や、家族との関係に悩んでいる子。世の中やおとなたちに怒っている子もいれば、悩みがないことに悩む子まで。6人の中学生たちが抱える様々な悩みに、ラジオのパーソナリティーがアドバイスをおくる「ヤングタイマーズのお悩み相談室」。ふたりのパーソナリティーの、ときに真剣、しばし脱線しがちなおしゃべりを聴いているうちに、あなたの悩みもほんの少しだけ軽くなっているかもしれません。ズバッとお悩み解決はできなくても、きっとなにかに気づくきっかけになる。そんなラジオを聴いてみませんか?
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3.0
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-この春、中学生になったばかりの夢咲ララ、十二歳。明るく元気なツインテールの女の子。ララが好きなもの、それはパン!パンを好きになったのは幼稚園のとき。近所の神山ベーカリーのパンを食べて感動したのがきっかけ。今でもあの感動は忘れられない。でも、その神山ベーカリーは閉店してもうない。ララの夢は自分でベーカリーを経営すること。そのため今からパンを焼いたりレシピを考えて楽しんでいる!パンの魅力を知ってもらうためユーチューブにも挑戦中。フォロワーは24人・・・・・・。ある日、同じクラスの男子フユが食べていたメロンパンにビックリ。なぜならそれは見た目も香りも神山ベーカリーのメロンパンにそっくりだったから。我を忘れて突進するララだが・・・・・・。<小学中級から 総ルビ> <小学中級から すべての漢字にふりがなつき>
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-「発明で大事なのはキュートなこと、そしてなによりあまくておいしいことよ!」お母さんのおつかいで近所の和菓子やさんに来たわたしが出会ったのは、でっかいヤギの背中にのった金髪に青い瞳の、白衣を着た女の子だった。お医者さんか科学者みたいな、でもすそにフリルやリボンがついたおしゃれな白衣のポケットから出てきのは・・・講談社児童文学新人賞でデビュー、ジュニア冒険小説大賞、日本児童文学者協会新人賞受賞作家で幼年童話からYA作品まで幅広く執筆する如月かずさ氏新作。お菓子作りが得意な小学四年生のルキは、アメリカから来た甘党の天才発明少女ユリーカに出会ってからというもの、毎日がびっくりびより。女子力高めのスイーツ・エンターテイメント。柴本翔氏による挿絵もたっぷり。
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3.5
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3.7
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4.0
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4.3女子校に進んだわたし。男子の目を気にしなくていい女子校ライフって最高! でも、共学に進んだ大好きな幼なじみには恋人ができたらしい。やっぱり女子校なんて最悪!?(『女子校か共学か、それが問題だ!』小林深雪) 変わり者のわたしは、友達のミッコが好き。ミッコがくれるチョコは夢のように甘いから、いつだってわたしは泣きたくなる。だけどミッコには彼氏もいて、わたしにも事情があって──。(『チョコレートの香りがするね』にかいどう青) お父さんは悪い人じゃない。でも、一緒にお風呂に入りたがったり、スカートをめくろうとしたり、ちょっと疲れる。そんなある日、クラスメイトのみやびが父親によって暴力を振るわれていることを知ってしまう。私のお父さんなんて、全然マシ?(『チキンとプラム』長谷川まりる) 千歳とつきあっている真結は、「そろそろ隠すのをやめない?」と提案をされ、動揺する。レズビアンだとカミングアウトすることへの不安と、千歳に嫌われてしまうかもしれないという不安。セクシャルマイノリティについての本には、無理にカミングアウトすることないって書いてあったけど……。(『いわないふたり』如月かずさ) 「ピュア」で「コドモっぽい」僕は、みんなのエロ話に付いていけない。急にみんながオトナになってしまったみたいだ。廊下でティッシュだと思ってナプキンを拾ったときも、大騒ぎになった。どうやったらオトナになれるんだろう?(『羽つきスキップ』水野瑠見) クールな安寿に、どこか憧れる栞。しかし安寿には手のかかるいとこ、咲留がいた。少しずつ二人の事情を知っていくなか、ふと安寿がこぼす。「役に立たないから、期待されないから、廃墟が好き」だと。(『いつかアニワの灯台に』菅野雪虫) ◆ ◆ 心と身体を取り巻くあれこれ。「今」を生きる児童文学作家がジェンダーと中学生をテーマに物語をつづります。 六人の児童文学作家のほか、イラストと漫画は『少年ノート』『ヒラエスは旅路の果て』の鎌谷悠希が担当。漫画「Peony」では、ジェンダーがまとう「香り」をみずみずしく表現。 ここでしか読めない、珠玉のアンソロジーです。
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4.0