わたしが少女型ロボットだったころ

わたしが少女型ロボットだったころ

1,650円 (税込)

8pt

4.0

わたしは、ロボットだった。
人間じゃなくて、ロボットだった。
そのことを、わたしはすっかり忘れて生きてきた。
きっと、忘れたまま生活するようにプログラミングされていたんだと思う。
だけど、思い出してしまった。
本当に突然、ふっと。(本文より)

自分がロボットであると認識し、食べることをやめた少女と、彼女を理解しようとする少年。

ゆらぎ、見失いそうになる自分の形を見つけるための物語。

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わたしが少女型ロボットだったころ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月29日

    突然自分がロボットだと思い出した多鶴は食事が摂れなくなってしまう。
    摂食障害の話や思春期の不安定な心の話とも言えるが、この独特の感覚はそこに留まらない。
    お互いそれどころじゃない人だから、わかり合える繋がれる。そんな物語。

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月08日

    子どもから見た大人や周りの人って、こんな風だったな…と、かつての中学生ぐらいの頃の自分を思い出しました。
    自分のことを、決めつけや先入観なしで受け容れてくれる人のありがたさ、親への反抗心。
    相手が大人でも子どもでも、大切なことを打ち明けてくれたり、困っている状況だったりするときに、まるちゃんのように...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月22日

    SFのような話だった。
    摂食障害の多鶴と、多鶴をほっておけないまるちゃん。
    寄り添ってくれることの大切さ。
    そして、親からの自立。
    いっちゃんさんのことをもう少し描いて欲しかったなあ。というのが正直なところ。

    0

    Posted by ブクログ 2019年10月09日

    「それどころじゃない」のだ。
    ずっとずーっと、なんでそれにリソースを割かなきゃならないのなんでその内見つかるから大丈夫だよなんて言われなきゃならないの見つからない興味も持てない自分は人間として欠陥品なのと、もやもやぐるぐるしていた部分を明快に言語化してもらった気がして。思わず椅子から立ち上がりそうに...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年08月19日

    お母さんと二人暮しの女の子
    思春期を前にして
    お母さんからの突然の告白に
    心の安定がちょっとおかしくなっちゃって
    自分はロボットだから食事しなくてもいいっておもって拒食症になっちゃう
    最初は本当にロボットになったんだと思って話を読んでいたけど
    少女の心の不安定さや

    それを支えてくれた優しい少年と...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年04月25日

    思春期の感じやすさを描きながら、暗くなりすぎないのが、YAとして良い。主人公を否定せず、ありのままを受け入れてくれるまるちゃんって、理想の友達。彼がいなかったらもっと大変なことになってた。
    二人とも家庭のどうしようもない事情をかかえながら、大人や社会に怒りを向けないのがちょっと不思議(特に生きる気力...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月09日

    「わたしは、ロボットだった。人間じゃなくて、ロボットだった。そのことを、わたしはすっかり忘れて生きてきた。」ある朝自分がロボットであることを思い出したたづは食べることをやめた。困惑する母親、たづをそのまま理解しようとする少年まる。人との距離感とか、しあわせな気持ちに混ざるちくちくとした痛みとか。ドキ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年09月13日

    思春期だ。突然自分がロボットだと気付いてしまったとしたら、食事をとる必要はないとかリセットしてもらえれば済むと考えるのは納得。それを受け止めて一緒に考えてくれるまるちゃんとともくんは素敵だ。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年11月17日

    主人公の気持ちや、周りの人の描写が書かれていて、読み終わったとき、心にジーンってきました。主人公に主人公の友達が寄り添っている描写が特に泣けます。

    0

わたしが少女型ロボットだったころ の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    偕成社
  • ページ数
    252ページ
  • 電子版発売日
    2019年02月22日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    4MB

閲覧環境

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