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Posted by ブクログ
妖面を扱う面作師見習い二人の二巻目です。
今回も様々な思いを持った人が出てきて、妖面を買い求める人もいる。
時代ファンタジーなのに、さくさくと読めてしまうのは、そこ絡む人の想いが今の私たちにも通じるものとして生々しくあるからかもしれません。
しかし今回は、妖面を必要としなかった万吉さんが印象的でした。憎めない人です(笑)
そして見習い二人の太良と甘楽。この二人のやり取りや空気が大好きです。
もちろん二人が気になって山から下りて来た天狗の迅雷や、その兄者竜胆さんも楽しい方たちです。
神様なのに子ども染みた、そして太良と甘楽がかわいくて仕方ないという穏さまが謎で素敵です。
Posted by ブクログ
・登場するキャラクタがけっこうみんな魅力的。
・現状に不満のある末蔵に付き合わされる新太。
・浮草のように暮らしている万吉の口車に乗って渦黒村の祭に向かう一行。迅雷再登場。村の秘密とは? 第二巻はほとんどこの話。
・「たまよし」の二人は、若い頃妖面をかぶったことがあるという品のいい老女と出会う。
▼たまよしに関する簡単なメモ(累積)
【一太郎】新太の村で年貢に関する一切をを取り仕切っている人物の息子。理路整然としていて口も立つ。子どもたちのリーダー役だが末蔵はちょっとやっかみ。
【イヌビエ】隠さまの側近で小天狗たちの教育係。ある意味怒るのが仕事とか。アニメ化するなら声優は大塚芳忠さんあたりがよさそう。
【伊部のじいさま/いんべのじいさま】渦黒村の全てを取り仕切っているまとめ役。
【渦黒村】万吉の生まれ故郷。鬱々とした死後の世界のような村と万吉は思った。
【うとうと病】うとうとしている間に年月だけ経ってしまいその間の記憶がほとんどないまま老いて死んでしまう。琵琶法師が吉蔵たちに語った話。
【お勝】回船問屋の娘。器量がよくなくまわりは案じているが当人はさほど気にしていない。好奇心が強く異国の本を読んだりするのが好き。妖面に興味を示したのも美人になりたいというよりは美人は世界をどう見ているのか知りたかったから。《自分はきっと、知らないことを知ることに惚れっぽいのだ》第一巻p.103
【お菊】勘助の許嫁。領主の菅原のところに手伝いに行ったところを次男の半次郎に見初められた。実は今の生活がイヤで抜け出したいと思っていた。ぼんやりした底なし井戸のような女だと迅雷は思った。
【お七】万吉の妹。身体が弱く七歳まで生きられないだろうとついた名前がお七。生まれ故郷の渦黒村(うずくろむら)に(生きていれば)残っている。
【お初】吉蔵と仲良くなりたがっている少女。
【お葉】吉蔵の妹。
【御招山/おまねきやま】天狗がいる。
【お面屋】表の屋号のときは祭が書き入れ時でほぼ香具師の感じ。
【面作師/おもてつくりし】《人間の世界と山の世界の境界をいく者たち》第一巻p.15
【隠さま/おんさま】御招山の天狗のリーダー。天狗を人間の姿に変える神通力を持つ。アニメにするなら声優は森川智之さんで決まり。
【勘助】途方に暮れていた迅雷の面倒を見てくれたお人好しの男。お菊の婚約者。
【甘楽/かんら】「お面屋たまよし」の一人。幼い頃御招山に捨てられていたところを隠さまに育てられた。年齢的にはもうじき14歳で「若衆のなりかけ」くらい。長くない髪を無理やりひとつにくくっていて、顔のパーツが大作りで派手な印象。ちょっと短期なタイプ。ときどき太良に逆らいたい。
【吉蔵】大名の家臣の息子だったが父が戦で大きなしくじりをしたとかで打ち首になり没落。人々のほどこしにすがって生きている。
【呉葉】吉蔵の母。
【佐吉】吉蔵の弟。
【新太】農民の子ども。もうじき十三歳。みばえがいいようでちょっとモテモテ。望洋とした性格でその気になればけっこう大人物になれるんじゃないかと思う。《面が好きなんじゃなくて、目にしっかり入ってくるものが好きなだけ》第二巻p.24。
【迅雷】小天狗。太良、甘楽を見張るよう隠さまに命じられているが二人が赤ん坊だった頃から知っているとはいうもののコミュニケーションはなかった。天狗は寿命が長いので二人より年上だが人に変化したときの見た目は十歳くらいの少年。人の姿をしたときは人と同じ能力しか持てずとても不便。好物は金平糖や南蛮菓子のボーロ。アニメにするなら声優は釘宮理恵さんかな?
【末蔵】新太に兄貴分風を吹かせているわりと身勝手なヤツ。自分の境遇に不満がある。孤立しやすいタイプ。もうすぐ十五歳。
【染助/そめすけ】万吉の幼馴染み。成長するにしたがって陰気になっていった。
【太良/たいら】「お面屋たまよし」の一人。幼い頃御招山に捨てられていたところを隠さまに育てられた。年齢的にはもうじき14歳で「若衆のなりかけ」くらい。洗いざらしの髪を耳が隠れるか隠れないかくらいの長さにしている。飄々として落ち着いているタイプでどちらかといえば兄の役割。眠りが深い。
【仁王次/におうじ】面作師(おもてつくりし)。隠さまの昔馴染み。太良、甘楽を育てた。表の名前が「たまよし」。今年三十九歳。アニメ化するなら声優は・・・軽いところも重いところもある大塚明夫さんあたりかな?
【ひめさま】町民の老女。名前がわからないので「たまよし」の二人はそう呼んでいる。ひめさまかどうかもわからないがそうとしか言いようのない人物。
【兵太郎】お勝の父親と同じ通りに店を構えている反物屋の息子。その取り巻き連中がお勝のことを「ごつごつさん」とか呼んでからかうがお勝が相手にしないのを見て面白がっている。お勝の一歳年上。
【魔縁堂】「たまよし」の裏の屋号。妖面を売り買いするときに名乗る。
【魔縁丸】妖面を作るのと同じ鉄を使って作られた小刀。妖面をつけた人間が荒魂化したら鳴く。
【万吉】盗みをしようとしたところを太良に止められた。二十歳。
【妖面】お面屋が裏の屋号で売っている、なりたい姿に変化できる面。特定の誰かになることはできない。荒魂化して人外になってしまうリスクもつきまとう。その場合、売った者が鎮めこの世から消滅させる。
【竜胆】迅雷の兄。大天狗の若頭。
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