検索結果
-
-毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「明日なき二人でも」「すり替わった恋人」「嘘と秘密と白い薔薇」の3話をまとめて収録。
-
-記憶のベールの向こうにいたのは、あなただったなんて……。 夫によって6年間も自宅に閉じ込められてきたイザベラ。6年前に起きた火事で重傷を負った彼女には、それ以前の記憶がない。ある日、夫の仕事仲間の悪党が家に押し入ってきて、イザベラは5歳の愛娘を連れて命からがら逃げ出した――悪党に亡き者にされた夫を目撃したあとで。一方、秘密工作員ジェイクは、麻薬組織の幹部が殺され、行方不明になったその妻イザベラと娘を捜す任務に就いた。首尾よくイザベラ母娘を見つけ、追ってきた悪党から助け出して驚いた。6年前、FBI捜査官だった頃に爆発事故で死んだ相棒で恋人のアビー!いや、他人の空似か? だが彼女の娘は僕と同じエメラルド色の瞳……。 ■原書がAmazonの読者レビューで非常に高く評価されている本作は、息もつかせぬ展開の記憶喪失&シークレットベビー・ロマンス! さすがはNYタイムズとUSAトゥデイのベストセラー作家と唸らされる、絶対に読まないともったいない秀逸作です!
-
-どうか、この愛が実りますように。 聖なる季節に贈る、感動のクリスマス短編集! 北米ロマンス界の巨匠ダイアナ・パーマーのウィンター・ロマンスをはじめ、もう二度と戻ることのないはずだった夫婦愛の復活物語や、不遇すぎる令嬢と牧師の清らかな恋物語を収録したクリスマス短編集です! 読後感のよい名作ぞろいで、感動を味わえます。
-
-毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「億万長者との再会」「珊瑚礁の恋人」「希望は君の瞳の中に」の3話をまとめて収録。
-
-毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「悲しい過去を胸に」「花嫁は白い秘密を宿す」「少女が大人に変わるとき」の3話をまとめて収録。
-
-毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「婚約者はプリンセス」「運命のプロポーズ」「蝶になるとき」の3話をまとめて収録。
-
-新婚早々にさよならのキスをして、愛しの公爵はいなくなった……。 婚期を逃したアンジェルは実家で使い走りや雑用を命じられる毎日。そんな彼女に、ある日、兄の親友のロサートン公爵ジェイソンが言った。「僕と結婚してくれないか? どうしても跡継ぎが必要なんだ」公爵夫人になることでアンジェルは自由を手にし、彼は公爵としての義務を果たせる“好都合な結婚”だというのだ。少女の頃から心密かにジェイソンを慕うアンジェルは迷った。私が欲しいのは愛。それに、彼が先妻と死別してまだ1年も経っていない。でも、いつか愛が育てば……。一縷の望みを胸に、彼女は花嫁となった。ところが、ジェイソンはアンジェルと初夜を共にすることもなく、ひと月かそれ以上、仕事で留守にすると言い残し、屋敷を去った―― ■ジェイソンはこの結婚を後悔して、初夜を延期したのかもしれない。いつでも婚姻無効にできるように。そう考えるアンジェルですが、彼が寝る前に授けてくれた、“さよならのキス”に興奮して眠れそうもない自分に愕然とします。本当の夫婦になる日は訪れるのか?
-
-
-
-私の愛を踏みにじった彼とは、二度と会いたくない……はずなのに。 育ての親の大伯父が亡くなり、故郷に戻ることになったオリヴィア。20歳のとき、結婚式の前日に恋人のジェイソンに捨てられて以来だ。あれからジェイソンは別の女性と結ばれ、遠くへ移ったと聞いている。ところが彼は現在、大伯父が遺した仕事を全面的に任されているという!どうして今まで誰も、そのことを私に教えてくれなかったの?人生が終わったと思ったあの日から7年が過ぎ、今ようやく、ジェイソンに捨てられた心の痛みと屈辱から解放されつつあったのに……。彼の名前を聞いただけですべてが甦り、苦い涙が彼女の頬を流れ落ちた。故郷に着き、懐かしい屋敷に足を踏み入れたオリヴィアは、憎んでも憎みきれない、かつての恋人の深いブルーの瞳と再会した―― ■あの大スター作家ダイアナ・パーマーも大絶賛するマーガレット・ウェイの名作をお贈りします。ジェイソンの非情な仕打ちを忘れられず胸の痛みを引きずっているオリヴィア。けれどもジェイソンと別の女性との結婚の裏には、とんでもない真実が隠されていました。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-美しき花嫁とすり替わった私は、がっかりされる花嫁……。 花嫁姿のドミニクは分厚いベールに顔を隠し、新郎ギデオンの隣にいた。この2カ月間、ギデオンを陰からひっそり見つめるうち、ドミニクは誠実そうで温かな笑顔の彼にいつしか恋をしていた。だが今、彼女の心は落ち着かなかった――本当に私がギデオンと結婚を?これは従兄弟が考えた悪ふざけの計画。彼女の貧しい母に家を与え、一生涯年金も払うと約束され、やむなく計画に協力してしまったのだ。一方、ギデオンの心は浮き立っていた――ついに愛しの女性と結婚した!金髪に青い瞳の美しい彼女は、この2カ月間、僕を魅了してきた。ギデオンはたまらなくキスがしたくなり、新妻の顔を覆うベールを……。その瞬間、彼は驚きに声を失った。このこげ茶色の髪の女性は、誰だ?! ■悪友に騙されて見知らぬ花嫁ドミニクと結婚してしまったギデオン。婚姻を無効にするつもりだったのに、彼は意地を張ってドミニクを連れて新婚旅行に出かけ、それだけにとどまらず、はずみで初夜を共にしてしまい……。リージェンシーの旗手サラ・マロリーの傑作!
-
-子ども扱いされてきたシンデレラが今、大富豪の目の前で蝶になる―― アラーナは大富豪ガイのことを心ひそかに“谷の領主”と呼んでいる。彼は由緒ある家に生まれ、この地で最も成功した人物。ずっと昔から憧れのヒーローだけれど、年上だし、なにより貧しい家に生まれ育った私とは境遇が全然違う。アラーナは自戒した。彼に恋なんかしてはだめ! 傷つくだけだもの。一方、ガイのほうも、22歳のアラーナをいまだに子ども扱い。ところがある夜、ガイの主催するパーティでダンスに興じている最中に、彼が唐突に囁いた。「きみがまぶしすぎて、ぼくにはほかの女性が見えない」彼の真意を量りかねながらも、アラーナの心は舞い上がったが……。 ■名作家マーガレット・ウェイが2000年代に書いたシークレットベビーがテーマの大ヒット作『野の花が隠した小さな天使』(I-2785)と同時期に描かれ、初版当時、やはり飛ぶように売れた感動傑作です! *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-「僕の母と同じ色の瞳――僕の娘だ。君は何年も隠し続けてきたんだ」 かつてスザンナは最愛の恋人ニックに純潔を捧げたが、ある日を境に、彼は行方知れずになった。じつは、二人の交際を快く思わない彼女の父の策略により、ニックは汚名を着せられ、町を追放されたのだった。父の仕業とも知らず、彼の不在に傷つき混乱したスザンナは、父に突きつけられた政略結婚に同意してしまった――おなかにニックの子がいることを、誰にも言えないまま。だが7年後、スザンナの事故死した夫の葬儀に、今や大成功した実業家となったニックが突然現れる!
-
-地味で目立たぬ灰かぶり娘に、突然求婚した伯爵の真意は……? 母が突然病死したあと、サラは父に引き取られて田舎にやってきた。そこで冷ややかに迎えられ、彼女は物語を書いたり、困っている動物を助けたりして孤独を紛らわすのが習慣になった。今は父も亡くなり、まるで修道女のようにつましく暮らしていたある日、人数合わせのために呼ばれた隣家の夕食会で、黒髪に顔だちの整ったラングフォード伯爵セバスチャンと出逢う。翌日、狐を助けようと危険を冒して増水した小川を渡っていたところ、身を挺して救ってくれた彼に、サラは人生初の胸のときめきを覚えた。すると彼が驚きの言葉を告げた。「君が必要――いや、結婚してください」だがそれは、口のきけない娘の世話をしてほしいという意味で……! ■亡妻の愛人に誘拐され、心を閉ざしてしまった娘のために便宜上の結婚相手を探しているヒーロー。次に妻になる女性には愛情を持たないつもりでいる彼に恋してしまった日陰のヒロインの運命は?!それぞれ傷ついた心を抱えた登場人物が織りなす、感涙必至の物語。
-
-生涯最高の恋は、身分違いの恋だった。だから、この子の存在は秘密だったのに……。 苦学生の身で妊娠して実家を追い出されたジーナは、今は仕事に就き、太陽のように明るい3歳の息子と平凡ながら幸せに暮らしていた。息子の父親カル・マッケンドリックと出逢い、愛し合った4年前、ジーナは彼の叔母に身分をわきまえて身を引くよう諭され、別れを告げることもなく、彼の前からそっと姿を消した。それなのに今、突然カルが玄関前に現れ、ジーナは卒倒しそうになった。なぜカルがここに? もし親権争いになったりしたら、名門マッケンドリック一族の彼に太刀打ちできるはずがないわ!案の定、自分と同じエメラルド色の瞳の息子を見て、カルが冷たく言った。「どうやら話し合わなきゃいけないことがたくさんありそうだ」 ■大スター作家レベッカ・ウインターズとともに、涙誘われる感動作を多く描いてHQイマージュを支えた名作家、マーガレット・ウェイの貴重な初邦訳です! かつてジーナの身も心も魂も奪った唯一の男性カルとの、身分違い&シークレットベビー・ロマンスをどうぞ。
-
-わたしの愛する一人息子は、 初恋のあの人と同じ目をしている……。 身代が傾いたシャーロットの一族の屋敷を買い取ったのが、 かつて愛を捧げた恋人ローハンと知り、彼女は打ちのめされた。 シャーロットの兄が川で溺れて亡くなったあと、 兄と一緒にいたローハンは責めを負って、追われるように町を出ていった。 その彼が、幾年もの年月を経て今、大富豪となって再び彼女の前に現れた。 「これはわたしへの仕返しなの、ローハン?」 あまりの衝撃に気が遠くなり、その場に倒れ込んだシャーロットは、 彼の強くたくましい腕に抱え上げられたことにも気づかなかった。 ただ、ローハンに知られることが怖かった――7歳になる息子が、 彼と同じブルーダイヤモンドのような瞳をしていることを……。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン・イマージュ版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-結ばれぬ運命と思っていたのに、まさか、この身に二人の秘密が宿るとは……。 エリザは家を飛び出し、土砂降りの中、あてどなく彷徨っていた。借金のかたに年寄り貴族に嫁がされそうになっていた彼女を救い、結婚してくれた幼なじみの夫から、同性の想い人がいると告白されたのだ。私は一生夫婦の喜びを経験できないし、子供も持てないんだわ……。すると、そこを通りかかった馬上のたくましき青年ネイトに拾われ、ずぶ濡れのエリザは雨宿りをするうち、彼に身の上を吐露していた。そして、せめてこの瞬間だけはと夢のような一夜を過ごし、互いに名前しか知らぬまま、翌朝、それぞれ元の人生へ戻っていった。7年後、事故で夫を失ったエリザは、ロンドンで思わぬ再会を果たす――あの雨夜に授かった愛娘の父親、今や侯爵となったネイトと! ■7年間想い続けてきた男性ネイトとの再会に舞い上がるエリザでしたが、侯爵位を受け継いだ彼はどうやら別のレディと婚約間近らしいと聞かされます。そのお相手というのが、かつてエリザが借金のかたに嫁がされそうになった年寄り貴族の娘で……。
-
-身分が違うと追い払われたシンデレラ。密かに産んだ子の父親と、再会する―― 会社に勤めながら独りで息子を育てるケイトは目の前の顧客に愕然とした。第5代ウィンダム男爵ジュリアン。最初で最後の恋人。18歳の夏、ケイトはイギリスを旅行中に彼と恋に落ちたが、男爵位を継ぐジュリアンに彼女はふさわしくなく、彼の母親から本人も別れを望んでいると告げられ、失意のなか帰国した。彼の子を身ごもっているとわかったのは、2カ月後のことだった……。きっと今頃ジュリアンは貴族令嬢と結婚し、父親になっているでしょう。ときどきそんな思いに胸を痛めていたが、まさか今、再会するなんて!ああ、片時も忘れたことのない、愛しいジュリアン。だが彼はあの日のままの屈託のない笑みで囁いた。「はじめまして」 ■2022年夏、惜しくも87年の生涯を閉じたマーガレット・ウェイ。主人公たちの断ち切れぬ愛の絆のみならず、脇役たちの葛藤や心の闇までをも如実に描き出す名作家でした。そんな彼女が綴った本作は、シークレットベビーがテーマの、極上シンデレラ物語です。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・イマージュ版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-もしもこの子を奪われたら、どうやって生きていけばいいかわからない。 母亡き幼いトビーを我が子のように大切に育てているリリー。そろそろ高い教育を受けさせてやりたいと考えていたとき、異国から戻ってきたばかりのハンサムなレオ・デヴェローと知り合う。レオがトビーの家庭教師をしてくれることになったのを機に、リリーは彼に友情を、いや、それ以上の好意を抱き始めた。一方、レオには秘密があった――7年前、美しい女性と恋に落ち、父には言わずに結婚したが、すぐに引き裂かれて異国へ追いやられた。そして最近になって、じつは息子が生まれていたことを知ったのだ!トビーが本当に我が子かどうかを確かめるために、レオはテイン公爵という身分を隠して、ここへやってきたのだった……。 ■共感できるヒロインが魅力のシンデレラ・リージェンシーを描く、話題の作家サラ・マロリー! レオはトビーが我が子とわかった時点で、リリーに荷造りを命じます。しかし、愛しいトビーを奪われては生きていけないと、彼女は夜陰に紛れて逃亡し……。
-
-好きだから、結婚はできない。きっと愛がほしくなるから。 鋭いビジネス感覚をもった青年ガイはたちまち社内で頭角を現し、彼を気に入った社長が、孫娘セリーンとガイを婚約させた。セリーンは、兄のようなガイのことを心から好きだった。だからこそ、愛されていない自分はふさわしくないと思ったのだ。婚約解消を申しでたときのガイの静かな沈黙は忘れられない。やがて、家をでて生活する彼女のもとに祖父の訃報が届く。故郷に帰ったセリーンを迎えたのは、未だ独身を貫くガイだった。ふたりの仲を裂こうとする悪意あるものの存在も知らぬげに、セリーンの胸元には、今も婚約指輪がチェーンの先で揺れていた。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-ずっと両親の冷たさに傷ついてきたイーデンは、母の死をきっかけに、本当の父親は母のかつての恋人と知る。 やっと出会えた実父の深い愛に触れ、癒やされていった。 父の滞在するホテルで、驚くほど魅力的な男性と顔を合わせた。 父の仕事上のパートナーで、親友でもあるラングだ。 黒髪の180センチを優に超えるがっしりした体躯。 たちまち彼に心奪われたが、ラングの目は冷ややかだ。 イーデンはとまどったが、次の瞬間、はっと息をのんだ。 ラングは私を父の愛人だと思い込んでいる! *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-愛娘が知らずになついた相手は、かつて愛し別れた、娘の父親だった―― ハナにとって、一人娘のオリビアだけが生きがいだった。 5年前、娘の父親ジャックとは、彼に妻子がいることが発覚して別れた。 あとになって妊娠していると気づいたものの、非情にも、それを知らせる手紙は未開封のまま戻ってきたのだった。 今、そのジャックが小児外科医として目の前に現れ、ハナは幼い娘とのささやかな幸せをかき乱されまいと、とっさに娘の年齢をごまかして別の人との子であるように装った。 やがて改めてお互いを知るうち、当時ジャックはすでに妻と離婚し、しかも別れたあとに生まれた子供の存在を隠されていたことがわかった。 元妻の行為に憤る彼を見て、ハナは娘が彼の子だと言いだせず……。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-継母に虐げられる不遇な灰かぶりに、 人嫌い子爵が求婚したわけは――? 意地悪な継母と異母妹たちの冷酷な仕打ちに耐えるカレンザ。 継母に1ペニーもドレスの仕立て代をもらえず、年頃になっても 社交界デビューもせず、病弱な父を支えてひっそり暮らしている。 ある日、オースターフィールド子爵が屋敷に滞在することになり、 現れた子爵の並外れた容貌に、邸内は色めき立つ。 妹たちは着飾って子爵の気を引こうと必死だ。 カレンザは古びた服で庭のばらを摘み、子爵に色目を使ったと 継母と妹たちに心ない言葉を浴びせられてもなんとかこらえた。 それを子爵に見られたのは、少し悲しかったけれど……。 翌朝、散歩をしているとオースターフィールド子爵が小道に現れた。 「僕と結婚してほしいんです。あなたを子爵夫人にしたい」
-
-「きみのような女性は許せない」なのにキスされて? アンジェリカはパーティーのコーディネーター。次の仕事の依頼主ジェイクと顔を合わせた瞬間、互いに凍りついた。なぜなら3年前のある出来事のせいでジェイクは彼女を、妻帯者を誘惑するふしだらな女だと信じきっていたから。「きみは魔女だ」「うちの従業員に手を出さないでもらおう」などと、毎日うるさい。なのにある時、彼の腕の中に引き寄せられ、アンジェリカはとまどう。「これもきみの策略のひとつか?」でもまたすぐに冷たい言葉に心を突き刺され…。
-
-セリーンに届いた悲しき知らせ、それは祖父の訃報だった。一代で巨万の富を築いた祖父は、幼い頃両親を亡くしたセリーンにとって父親がわりの存在だった。しかしセリーンは3年前、地位も名誉も、そして愛さえも捨てて、祖父の元から逃げ出していたのだ。3年ぶりに戻った故郷、迎えに来たのはかつての婚約者ガイ。今でも独身を通すガイにセリーンは複雑な感情を抱いていた…セリーンの胸元には、ガイから貰った婚約指輪が、チェーンの先で、今も悲しく揺れ動いていた。
-
-けなげでいじらしいヒロインの心に小さな恋が芽生え、ゆっくりと時間をかけて大きな愛へと昇華する“癒やしのロマンス”。大人気ベティ・ニールズの甘く切ないシンデレラ・ストーリーをはじめ、温かな読後感をお約束する珠玉の短篇集をご堪能ください。
-
-魅力的な笑顔とあふれんばかりの才能で"天使"とうたわれるバレリーナ・アレックス。彼女を襲った突然のけが!再起が危ぶまれ傷心の彼女の前に現れたのはかつて命を焼き尽くすような情熱で愛し合ったスコットだった。3年前、夢のために自らその愛を断ち深く傷つけた人・・・。「私もつらかったのよ。あなたを愛していたから。」「きみは愛の意味さえわかっていない!」憎しみの狭間に見える消し去れない情熱・・・。再会を果たした2つの魂は愛という永遠を見つけ出すことができるのだろうか?
-
-施設育ちのケーシーは、人づきあいが苦手。それでもインディーズの歌手として名をなし、ひとりで生きていけると思っていた。子供は欲しいが夫は要らない。だってケーシーの母は父に捨てられた。男なんてそんなものと思っていたのだ。なのにオーストラリア奥地、果てしなく広がる荒野でケーシーは牧場主のトロイと出会ってしまう。水を分けてくれた彼の心は優しさと強さにあふれ、いくら母の二の舞になりたくないと思っても、惹かれる心を止めることなどできなくて…。
-
-巨万の富を築いた厳格な人物E・Jが死んだ。孫娘のモーガンは彼により、男の子の様に厳しく育てられた。だが祖父の選んだ後継者は、彼女のいとこのタイだった。その上遺言で、二人に同じ家に住めという。ライバルとして反目してきたのに今更・・・。だがモーガンは、敵視する気持ちの裏に彼への恋心がある事に気づき・・・!
-
-ジョージアは珊瑚礁に囲まれたサンセット島で伯父が経営するリゾートへ行く途中、ハンサムだが威圧的な男性リンク・ロバーズと出会う。彼がホテル業界の有力者だと知ると、伯父の事業を買収するつもりなのではと不安になって――。「彼は父と同じ、自己中心的で支配欲の強い男だわ…」。しかし、彼の抗いがたい魅力はジョージアの心を揺らして…!!
-
-不慮の事故でピアニストの夢を絶たれたキャリーは、居心地の悪い家を出て自立しようとしていたところ、幼い娘の家庭教師を探している大地主ロイスと出会う。シングルファザーの彼はわがままな娘をもてあましていた。ロイスのもとで働けば新たな道が開けるかもしれない、そう思って引き受けたキャリーだが、ハンサムで優しいロイスに次第に心惹かれてしまう。雇い主に恋をするなんて…必死で想いを隠そうとするキャリーに、ある日ロイスが強引に唇を奪ってきて…。
-
-どんなに望んでも、この恋は叶わない。私は愛人にさえふさわしくないのだから。 両親の愛を知らずに育ったステンドグラス作家のインディゴ。あるとき仕事先で、さる公国の皇太子ロレンツォと知り合い、幼いころの境遇が自分と似ている彼に強く惹かれた。しかし、来月、新しく王になるロレンツォは、王侯貴族の女性と結婚する必要があった。彼との未来を思い描いたところで、それは永遠に訪れない。でも、せめて今だけは愛を分かち合いたい……。切に願ったインディゴは、彼と期限つきの契りを結んだ。やがてロレンツォが帰国し、愛を失った彼女はつらくてたまらなかった。そのうえ、結ばれるはずのない彼の子を、おなかに宿していた―― ■すでに心から愛してしまったロレンツォと別れ、喪失感に苛まれるインディゴ。しかしそこへ、なんと彼から戴冠式の記念に宮殿にステンドグラスを作ってほしいという依頼が舞い込みます。思いがけぬ再会を果たしますが、彼女はおなかの子のことを言いだせず……。
-
-読み継がれる名作!降りかかる、愛の試練を乗り越えて―― 貧しい職人の娘サラは、富豪一族の御曹司キャルと恋におちた。だが身分違いの幼い恋は、周囲に引き裂かれた。名門家にふさわしいのは良家の令嬢だと。サラはひとり、故郷の町を出た――。15年後、母の訃報を受け、サラは帰郷する。キャル……。目の前に忘れえぬ愛しい男性の姿があった。キャルは知る由もなかった。かつてあまりに唐突に姿を消した恋人が、町を出たあと、まさか自分の子を産んでいたとは。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-早くに父を亡くしたジュヌヴィエーブは、8歳年上の親戚ブレーンに育てられた。そして、彼女は彼以外の男性と結婚式を挙げようとしていた。ブレーンを愛しているのに、ただ彼への当てつけのために別の男性のプロポーズを受けてしまったのだ。後悔しながらも、時間は進み、ついに式の当日を迎えてしまう。親戚としてやってきた彼は、複雑な表情を浮かべながらもお祝いの言葉をのべる。そして、式は始まり、誓いのキスをしなければならないとき、彼女は――!!
-
-もはや結ばれそうもないと思われた相手との、奇跡と運命の恋物語を集めたシンデレラ短篇集! いずれ劣らぬ大人気作家たちによる珠玉のロマンスは、春の季節にふさわしい幸せな読後感です。 *本書収録の『借りもののハート』『たどりついた愛』『シンデレラへの招待』は既に配信されている作品となります。ご購入の際は十分ご注意ください。
-
1.0両親に激怒されるも、婚約者との結婚をやめた女優ブロンテ。スキャンダルから逃れるように、大好きな大叔母の農園を訪れた。出迎えに現れたのは、ハンサムな開発業者のスティーヴン。彼は、大叔母に共同事業としてこの美しい農園をリゾートにしないかと提案をしていると言う。世間知らずな大叔母は、親切にしてくれるスティーヴンを疑うこともなく絶大なる信頼を寄せている。確かに悔しいほど包容力があって魅力的…でも、私の本能が彼は危険だと感じている!
-
-一族の経営する大企業で働くレオーナ。幼い頃から後継者であるまたいとこのボイドに惹かれていたが、気持ちを抑え彼と距離をとり続けてきた。ところがパーティーで再会したボイドはレオーナを抱き寄せ、唇を奪ってきて…。だめよ、あなたには父親が選んだ花嫁候補がいるのに。心を乱されるレオーナにさらに大事件が持ちあがった。弟が、一族に代々伝わるダイヤのイヤリングを盗んだと言う。弟の罪をかぶろうとするレオーナに、ボイドがある取引きを持ちかけてきて…!?
-
-弁護士のイーデンは、母の死をきっかけに育ての父とは別に実父の存在を知った。今までの空白を埋めるため、父と過ごしていたある日、ホテルの部屋に見知らぬ男性が現れた。彼は父の仕事上のパートナーで親友のラング・フォーサイス。驚くほどに魅力的でイーデンの胸は高鳴ったが、彼はあからさまに軽蔑のまなざしを向けてきた。わたしを父の愛人だと思っているのね! でもラングにはまだ真実は語れない…。嫌われることがこんなに苦しいことだなんて!
-
-往年の大女優フィオナの伝記執筆のため、大富豪キンロス家に滞在したレベッカ。しかし取材は一向に進まない。なぜならフィオナの弟で一族の当主スチュアートが激しくアプローチしてくるから。レベッカは彼にも財産にも興味がないのに、周囲に金目当ての女と誤解され、スチュアートの息子ブロッドなどはむき出しの敵意をぶつけてくる。この父と息子の間には古くからの確執があるようだ。けれどレベッカはブロッドの瞳に揺らめく欲望の炎に、抗えない魅力を感じていた!
-
-盲目の花嫁に夫は見えない。その姿も、愛も、見えない……。 メロディは生まれつき盲目で、非情な貴族の父親に疎まれてきた。このままでは今にも家から追い出されかねない。メロディの窮状を見かね、地中海の国の王妃となった姉が、国王の弟グリフィンとの縁談をお膳立てしてくれた。そうすれば、メロディは冷酷な父のもとを離れられるし、グリフィンも放蕩王子という悪評を拭い去ることができるから。初対面の時から陽気な王子に密かな想いを抱いていたメロディ。ところが、結婚式とそれに続く舞踏会が終わって初夜に臨む前、彼は言い放った。「後継ぎは必要ないから、体の関係も必要ない」 ■王子が感じているのは同情心だけで、愛が与えられることはない。悲しい現実に打ちのめされたメロディですが、“君はもう安全だ”と言って抱きしめてくれた王子の優しさだけを頼りに、王族としての生活が始まり……。『エーゲ海の政略結婚』関連作になります。
-
-ダーシーの人生は傲慢な父に振り回され続けていた。母はいない。父と離婚して妹だけをつれて出ていってしまったのだ。唯一愛を交わした恋人にも裏切られ、残酷な別れを経験する。…私は誰からも愛されない。そう信じていたが、父が亡くなるとすべてが変わった。まず妹との和解。それから、父は莫大な遺産を大牧場主であり元恋人のカートに信託したのだ。彼の裏切りは今でも許す気にはなれない。けど、身も心も憔悴しきったダーシーは心のどこかで再会を喜んでいて…!?
-
-ワインと名馬の産地として名高いベルモント・ファームのひとり娘スザンナ。彼女は、幼い頃から愛を育んできた貧乏人ニックとの間を、父マーカスの卑劣な計略によりひき裂かれ、最後には父に従ってしまった。必ず戻って復讐してやる! 心に誓ったニックは数年後、大富豪となり農地と屋敷の所有者として彼女の前に現れた。おちぶれた私たちを嘲笑いに来たの? しかし、スザンナは重大な秘密のことを思うと、昔と変わらず魅力的な彼から目を逸らした――。
-
-超一流企業で働きながら女手ひとつで息子を育てるケイトは、目の前の顧客に愕然とした。そこに立っていたのは、第5代ウィンダム男爵ジュリアン・アシュトン・カーライル。初恋の人。忘れもしない美しい碧眼に、思い出が蘇る――18歳の時、ケイトは一世一代の恋をした。けれど身分違いと反対する彼の母親に抗えず恋心は儚く散り彼のもとを去った。ああ、今になって彼と再会してしまうなんて。彼に隠してきた息子の存在を知られたら…彼女の胸に不安が押し寄せた。
-
3.020歳のキャロルの前にある日突然、大人の魅力をまとったハンサムな弁護士、デーモンが現れた。彼はキャロルの祖父が亡くなり、莫大な遺産が遺されたことを告げる。その日からキャロルの生活は若き相続人として一変。戸惑い混乱するなかデーモンが支えてくれ、出会ったときから惹かれていた彼への想いは増すばかり。でも、私は幼すぎて相手にもされないわ。彼の黒い瞳だって〝まだ子供だな〟と言っているみたい。叶わぬ恋と思っていたとき、思いがけず唇を奪われ…!?
-
-すべてが煌めいていたあの夏。兄の死さえなければ、シャーロットは憧れていたローハンと初恋を実らせて結婚するはずだった。なのに、兄の死の責めを負い町を出たローハンの帰りを待てず、シャーロットは幼なじみのマーティンと結婚した。それでも不幸の連鎖は終わらなかった。夫は事故死し、実家は破産、広大な屋敷も人手に渡ることに。最後のプライドを打ち砕いたのは、屋敷の新しい持ち主が、彼女に裏切られたと信じ込んでいるローハンであるという事実だった!
-
-19歳のナイリーは、大叔父さんの遺産、小さな家と農場を相続するため、農場のあるホリスターにやって来た。6年前、事故で両親を亡くしたナイリーは、両親の遺産を全て奪われ、寄宿学校に入れられた。校長ミス・エムは、そんなナイリーの将来の為、手を尽くしナイリーと親交の無かった大叔父を捜し出してくれた。町に着いてすぐ、ナイリーは圧倒的な魅力を放つ男性、ブラントと出会い、運命のようなものを感じるのだが、彼は農場を奪い取ろうとする大企業の後継者で!?
-
-町の有力者の不動産王レスターの葬儀で、ケイトと彼の遺言執行人のジュードは出会った。ケイトは噂どおりハンサムな彼の笑顔に、ジュードは彼女の繊細な印象に、お互い強く惹かれあった――だが、次に会ったとき、ジュードの態度はひどく冷淡だった。不審に思ったケイトに彼はレスターの遺言書の驚くべき内容を告げた。レスターは顔見知りでしかないケイトに、莫大な財産を残したというのだ! ジュードはあきらかケイトがレスターの愛人だったと誤解している!?
-
-幸せな頃の夢を見させて――神様、もう一度だけ。 「覚えていないの? わたしたちはもう結婚しているわ!」そのうえ今は別居中で、離婚手続きが進んでいるのよ……。シャーリーはその言葉をのみこみ、負傷した夫を前に途方に暮れた。マッテオには幸せの絶頂だった結婚式前日までの記憶しか残っていない。事故で頭を強打し、部分的に記憶を失っている今の彼に、さらなる衝撃とストレスを与えるのは厳禁だ。仕事中毒のマッテオは医師に2週間の静養を言い渡され、シャーリーは彼とともに新婚旅行で行くはずだったアマルフィを訪れた。ただちに事実を告げて立ち去るべきだという理性の声には、つゆほども気がつかないふりをして。 ■せめて、彼の記憶が戻るまでの間だけ……。背徳感を押し殺しながら、前回は途中で終わった新婚旅行の続きを魅惑的な夫マッテオとともに楽しむシャーリー。でも、幸せな結末をどれほど切望しても、運命はやはり残酷で……。うち捨てられた花嫁の、切ない片恋物語。
-
-イヴは驚いてしまった。彼女は面接試験のためにTRC社を訪れ、会場に向かうためにエレベーターを待っていた。そして、ドアが開いたらなかで抱きあっていた男女が、さっと抱擁をといたのだ。しかも男性は社長のフォーサイス、女性は彼の父の2度目の妻であるレディ・フォーサイスだった。ふたりの関係を不倫と決めつけたイヴだったが、面接はフォーサイスのひと声であっさり採用になった。しかし、配属先は社長のアシスタント!!
-
-【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!早くに父を亡くしたジュヌヴィエーブは、8歳年上の親戚ブレーンに育てられた。そして、彼女は彼以外の男性と結婚式を挙げようとしていた。ブレーンを愛しているのに、ただ彼への当てつけのために別の男性のプロポーズを受けてしまったのだ。後悔しながらも、時間は進み、ついに式の当日を迎えてしまう。親戚としてやってきた彼は、複雑な表情を浮かべながらもお祝いの言葉をのべる。そして、式は始まり、誓いのキスをしなければならないとき、彼女は――!!
-
-イギリスの名家バルフォア家の長女オリビアは、家名を汚した罰としてオーストラリアで働くことになった。しかも、父と関係の深い大富豪クリント・マカルパインの下で。「その高い象牙の塔から降りてこいよ、氷のプリンセス」以前、そう私の身分を皮肉った彼は、今の私を見てどう思うかしら…。空港に着いた彼女を待っていたのは、むせ返る暑さとクリントだった。無精髭を生やした彼は野生の動物のよう…そう思った瞬間、急に頭と体に血が上り、オリビアは気を失った。
-
-彼女は何者なんだ?――デイヴィッドは彼の伯父の傍らにいる謎の女ソーニャに鋭い視線を向けた。若くて美しい彼女が、裕福な伯父と親しいなど、財産目当てに違いない。伯父を守るために彼女の正体を明らかにしなくては…。一方ソーニャは、友人の老富豪から彼の甥デイヴィッドを紹介され、その強烈な魅力に心惹かれた。だが、自らの宿命により故郷を追われ、素性を隠して過ごしている彼女にとって彼への気持ちは危険なものだった。今の私には恋など許されないのだから…。
-
-結婚も恋愛も、家族のために諦めた。なのに、予期せず新しい命を授かり……。 病弱な母と車椅子暮らしの妹のため、医師になったエルスぺス。あるとき上司の結婚式に列席した彼女は、浮かない顔をしていた。エルスぺスの家族に理解のない冷たい婚約者と半年前に別れ、いまだつらい思いを抱えている彼女に、見知らぬ男性が声をかけてきた。フレーザーと名乗った彼も、親戚づき合いで仕方なくここにいるという。意気投合した二人はいつしか式場を離れ、めくるめく夜をともにした。けれども、婚約の破談後にもう恋愛は無理だと悟ったエルスぺスは、翌朝ため息とともに彼のベッドからそっと脱け出したのだった。一瞬、人生を変えられればいいのに……と思った自分を責めながら。6週間後、彼女は妊娠検査薬を手に、バスルームに立ち尽くしていた―― ■大富豪のフレーザーは貴族の家に生まれながら、不実な父のせいで、受け継ぐはずの称号も屋敷も捨てて母を連れて家を出た過去がありました。以来、愛を信じなくなった彼は、一夜の相手のエルスぺスから妊娠を告げられたとき、はたしてどう応えるのでしょうか?
-
-不慮の事故でピアニストの夢を絶たれたキャリーは、居心地の悪い家を出て自立しようとしていたところ、幼い娘の家庭教師を探している大地主ロイスと出会う。シングルファザーの彼はわがままな娘をもてあましていた。ロイスのもとで働けば新たな道が開けるかもしれない、そう思って引き受けたキャリーだが、ハンサムで優しいロイスに次第に心惹かれてしまう。雇い主に恋をするなんて…必死で想いを隠そうとするキャリーに、ある日ロイスが強引に唇を奪ってきて…。
-
-■でたらめな噂を信じて彼は私を嫌っている。私も彼を嫌っている……はずなのに。■オーストラリアでもっとも富裕な一族であるデンジャーフィールド家。その広大な屋敷に、二十八歳の若さで世を去ったジミーを悼んで、大勢の弔問客が訪れていた。葬儀をとり仕切るのは、ジミーの義理の兄で当主のローガンだ。黒い礼服に身を包んだ彼を、デイナは遠くから見守った。デイナがローガンに初めて出会ったのは、彼女の従姉とジミーの結婚式の日だった。あれからすでに六年、デイナとローガンは冷戦状態を続けている。ジミーとデイナが愛しあっていたという噂が原因だった。夢に描いていた結婚生活と違っていたことに腹を立てた従姉が、執拗にその噂を流しつづけたから……。だが葬儀の終わった夕暮れ時、ローガンが驚くべきことを言った。「きみが使う女の武器にまいりそうになる」声に怒りがこもっていた。
-
4.0奥地の開拓牧場で、アリは年上の幼なじみレイフにずっと恋心を抱いていた。でも、それも遠い昔。今、アリは大都会シドニーで女優の才能を芽ばえさせ、成功の階段を少しずつのぼっていた。でも、本当にこれでいいの? 私が心から欲しいものは何? 兄の結婚式でレイフと再会し、アリの心は揺れる。今も優しく包んでくれるような彼の笑顔がまぶしい…。そんなとき、ハリウッドから届いた大きなオファー。女優としての栄光、それとも幼い頃の初恋。どちらを選ぶの?
-
-過去がよみがえり豹変した大富豪。私は独り、彼の子を産んだ……。 デイジーは、初恋の男性で今や有名実業家のジャスティスと再会した。事故で記憶の一部を失い、彼はデイジーを覚えてはいなかったが、これまでの空白を埋めるかのように、二人は情熱を分かち合った。その直後、ジャスティスは突如記憶を取り戻し、デイジーを責め立てた。「君のせいで、僕の人生はめちゃくちゃになった!」あの夏、若き二人は惹かれ合って一線を越えた。それはデイジーの知らぬ間に、彼女の厳格な両親の知るところとなり、ジャスティスは進学の夢もあきらめ、町を追われたのだという。真実を知ったデイジーは罪悪感に苛まれ、逃げるように部屋を出た。だが1年半後、彼女はジャスティスを訪ねる――娘の誕生を告げるために。 ■〈閉ざされた記憶の扉〉と題して、記憶喪失ロマンスをお届けします。妊娠がわかった瞬間からジャスティスに知らせようと努力はしたものの、彼の居場所を捜し当てるのに1年半もかかってしまったデイジー。小さな娘の存在を知ったジャスティスの反応やいかに? *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
3.0うち捨てられた花嫁は、小さな命を守り続けた。 ついに見つかってしまった。でも、娘の存在は知られていないはず……。辺境の地で馬上の夫と遭遇したロザリンドは、必死で動揺を押し隠した。今や公爵となった夫アッシュは駆け落ちした8年前より魅惑的だが、人が変わったように傲慢な口調で正式な離婚を要求してきた。次は君とは正反対の、平凡で従順な妻を娶るつもりだと言って。ロザリンドは手続きを進めることに同意し、大慌てで帰宅した。しかし、愛娘のジェニーは遊びに行ってしまっていた――よりによって、アッシュが泊まる宿の馬小屋に。ひと目でジェニーを我が子と悟り、アッシュは前言を撤回した。「あの子をとりあげられたくなければ、僕と一緒に暮らすんだ」 ■公爵領へ向かう道中、反発し合いながらも強烈に惹かれ合い、めくるめく夜を過ごすふたり。互いへの誤解は解けぬまま到着した領主館でジェニーが命を落としかけ、ふたりの心は急速に近づいて……。幼すぎたひたむきな恋が8年越しに昇華する、熱く切ない愛の軌跡。
-
-面接試験のため、一流企業を訪れたイヴは、エレベーターの扉が開いた瞬間、不倫現場を目撃してしまった。中で慌てて抱擁を解いた男女は、社長ドリュー・フォーサイスと彼の父の2番目の妻――若く美しいレディ・フォーサイスだった。かつて父親に裏切られ、男性に対して強い不信感を持つイヴは、ドリューに対する嫌悪感を目に浮かべた。イヴの様子に興味を引かれたドリューは、突然面接会場に現れ、その場で彼女を自分のアシスタントとして採用した。あんな軽薄な上司の下で働くのは、なんだか心配だけれど……。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-憧れの人との忘れえぬ五夜。授かったのは、幸せの証のはずなのに……。 初めて会った日からずっと、天才外科医マックスに憧れてきたエヴィ。彼が1年間の海外任務に赴く直前に想いが通じ、結ばれた。マックスの出発後、妊娠したことがわかると同時に持病が悪化し、エヴィは闘病をつづけながら命がけで女の子を産んだ。だが体調が急激に悪くなり、とうとう手術を受けることに。そんなときマックスが帰ってきたが、娘の存在を告げられずにいた。彼の両親に、息子の仕事に差し障ると、口止めされているから……。けれども、手術の前に弱気になったエヴィは彼の励ましに胸を打たれ、ついに娘のことを打ち明けた――すると、マックスは豹変し、エヴィをなじった。「きみはわざと妊娠し、ぼくを罠にかけたのか?」 ■やむなき事情で妊娠や出産のことをヒーローに告げられないヒロインを描く、“シークレットベビー”物語。本作はそんな切ないテーマをもとに、英国人作家C・ホークスが書き上げた感動ロマンスです。邦題はハーレクイン公式ツイッターの一般投票で選ばれました!
-
-キーリーは16歳のとき、手ひどい失恋を経験した。家によく遊びに来ていた兄の友人ザックに熱を上げ、思いきって愛を告白したが、みごとに拒まれたのだった。以後、ザックは二度とキーリーの前に現れなくなり、彼女の心には癒やされない傷だけが残った。8年後、研修医となったキーリーは指導医師を見て愕然とする。今なお脳裏に浮かんでは胸を締めつけられるザックの姿がそこに!キーリーは恋心がまったく衰えていないことを確信するが、彼は1年前に妻を亡くし、女性と真剣に付き合うつもりはないと知る。もう傷つきたくない。この想いは絶対に隠し通さなければ……。 ■世界的人気を誇る作家サラ・モーガンが、初恋を踏みにじった男性と再会し、ふたたび“片思い”をこじらせるヒロインを描きました。ザックが2歳になる娘の世話に困っているのを見かねて、彼の家に住み込んで育児を手伝うことにするキーリー。秘密の恋の行方は? *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
5.0裕福な家庭で育ったクリオは、町で有名な不良少年のジョシュに、ずっと惹かれていた。十数年前、クリオの幼い妹を海から救い出してくれたのがジョシュだった。以来、彼はクリオのヒーローとなったのだ。クリオの祖父の援助を受け、実業家として成功し、女性のあこがれの的となった今も、ジョシュはあの頃と同じ心に闇を抱えたまま暗い眼でクリオを拒みつづける。彼の心を開かせようとクリオが愛情を惜しみなく与えても、その思いは彼に永遠に届くことはない…。
-
-ワインと名馬の産地として名高いベルモント・ファームのひとり娘スザンナ。彼女は、幼い頃から愛を育んできた貧乏人ニックとの間を、父マーカスの卑劣な計略によりひき裂かれ、最後には父に従ってしまった。必ず戻って復讐してやる! 心に誓ったニックは数年後、大富豪となり農地と屋敷の所有者として彼女の前に現れた。おちぶれた私たちを嘲笑いに来たの? しかし、スザンナは重大な秘密のことを思うと、昔と変わらず魅力的な彼から目を逸らした――。
-
-乙女は決して忘れなかった。愛することと、夢見ることを。 ロンドンにある親戚の屋敷に居候しているシャーロットは、意地悪なはとことその母親に虐げられながら暮らしていた。そんなある日、一家はシャルフォード伯爵邸に招かれる。新伯爵アダム・ファントンが花嫁候補たちを一度に招待したらしい。魅惑的なアダムを目で追わないよう、シャーロットは自らを戒めた。伯爵夫人にふさわしいのは、はとこのような美人の令嬢。持参金もない地味な私は、引き立て役にすぎないのだから……。しかしアダムは信じがたい言葉を口にした――君は最高にきれいだと。そして突然、情熱的なキスをした。貧しい娘と知りながら。シャーロットは無垢な心を差し出した。叶わぬ恋と知りながら。 ■夢のようなひとときもつかのま、父の訃報によってシャーロットの暮らしは一変します。親戚母娘は悲嘆に暮れる彼女を使用人のようにこき使い、屋根裏部屋に追いやって……。本国の編集部と読者はもちろん、翻訳者も絶賛のRITA賞受賞作品をお読み逃しなく!
-
-あれほど酷く傷つけられたのに胸が高鳴るのは、なぜ? 7年前に離婚したジェニーは、今度こそ幸せな家庭を築きたいと決意し、結婚当日まで相手と顔を合わせないマッチングサービスを利用する。そして臨んだ結婚式。ジェニーは呆然とした――祭壇の前で待っていた新郎は……まさか、元夫のヴァレンティン?大富豪の彼はあいかわらずハンサムで魅惑的だ。同様に驚きながらも、またやり直せるかもしれないと言う彼に従い、ジェニーは複雑な気持ちのまま、贅沢なハネムーンへと出発した。ゆっくりと流れる、親密な時間。二人は惹かれ合う思いに抗えず、再び激しく情熱を交わす。だが、未来に希望を見いだしたのもつかの間、かつて離婚の原因となったのと同じ女性の影が……。 ■関連作『花嫁の孤独な寝室』にも登場したヴァレンティンが本作のヒーローを務めます。再び妻となったジェニーは、前回の離婚原因である女性がまだ彼と一緒に働いていることに気づいてしまいます。7年前に経験した、胸が潰れそうになる感覚が再び押し寄せ……。
-
-独り残されたシンデレラは、富豪一族の世界へいざなわれ……。 子供の頃からいつも社交的な姉の陰に隠れて地味だったハンナは、ニューヨークで清掃の仕事をして暮らしている。そんな彼女のもとへ、突然、カーター・ジェイムソンが訪ねてきた。彼は巨大企業を経営する富豪一族の出身で、ハンナが十代のとき、密かに想いを寄せていた相手だ。けれど、もうジェイムソン家とはいっさい関わりたくなかった。半年前、カーターと関係し身ごもった姉が、捨てられた末に命を絶った。彼の父に渡された口止め料の小切手を破り捨てたハンナだったが、今、10年ぶりに見るカーターはとてつもなく魅力的で、動揺してしまう。だが彼の手には、父から預かった“封筒”が握られていて―― ■叶うはずもなく胸の奥にしまっていた小さな恋が長い眠りから覚め、ハンナを思いがけない運命に巻き込んでいく――栄えあるRITA賞を受賞した作家ヘレンケイ・ダイモンが描くシンデレラ・ストーリー! 『悪魔のキスに魅入られて』『貴公子に疑われた淑女』の関連作です。
-
-長い金髪を額でわけて腰まで垂らし、透き通るように白い肌。19世紀の絵画から抜けだしてきたような花屋のソーニャは、30歳以上も年上の富豪に見初められて、婚約間近だった。ところが晩餐会で見た、富豪の甥デイヴィッドに胸がざわつく。男らしい彫りの深い美貌が眩しく、心惹かれたのだ。だが身を落としているとはいえ、ソーニャは滅びた貴族の末裔で、誰にも言えないような、忌まわしい過去の呪縛に囚われている。しかも、デイヴィッドには財産目当ての女と嫌われていて……。私の愛は叶わぬ夢と、未練を断ち切るように彼女は目を伏せた。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-どうか信じてほしい。私の愛は偽りではなく、本物だと。 大富豪ジェイムソン家の次男、スペンスが帰ってきたと聞き、アビーは動揺した。彼はまだ私を疑っているかしら?数カ月前まで、アビーとスペンスは恋人同士だった。だが悪夢のような出来事が、突然ふたりを引き裂いた。あろうことか、スペンスの父親に無理やりキスをされ、その場面をスペンスに見られてしまったのだ。彼はアビーの話も聞かず、冷たく背を向け、街から姿を消した。あのとき、どうして私のことを信じてくれなかったの?スペンスは心から詫び、変わらぬ情熱でアビーを包みこんだが、彼女が身ごもったと知ると、とたんに表情を曇らせて……。 ■RITA賞受賞作家ヘレンケイ・ダイモンの、『悪魔のキスに魅入られて』に続くドラマティックなロマンスをお楽しみください。最愛の恋人に信じてもらえなかったばかりか、置き去りにされ、深く傷ついたヒロイン。彼女の心が癒える日は来るのでしょうか?
-
3.0いまだ私の心は彼の虜……。もう愛はないなんて、言えない。 ヘイリーは離婚届をたずさえ、ギリシアの小島に渡った。そこで開かれる親族の祝いに夫が出席すると聞いたのだ。かつて一目で恋におち、誰よりも深く愛したクリストス。だが、流産という悲劇に見舞われたとき、夫はそばにいなかった。結婚してすぐに就いた華やかな仕事の関係で、彼は妻帯者であることを世間に隠していたのだ。家を飛び出したヘイリーは、2年ものあいだ心の苦しみと闘い、今ようやく別れを決意して、クリストスの前に現れたのだった。ところが彼は、親族の手前、復縁したふりをするよう強いてきた。だめ、この人をまた愛してしまったら、もとの惨めな私に逆戻り……。 ■引く手あまたの夫の帰りを、独り待つだけだった妻――そんな自分を変えたくて、もがいた別居期間。新しく生まれ変わったつもりで、離婚を決意したヘイリーは、サインをもらいしだい彼のもとを去るはずが……。ギリシア富豪と悩めるシンデレラの愛の再生物語。
-
-もう誰も愛さないと決めたのに。あの人は離さない――私の瞳と、心を。 大公の婚礼を控えたヨーロッパの国へ出張に来たエイプリルは、巨大企業のカリスマ的な経営者マーカスと対峙した。ハンサムな億万長者である彼は大公の補佐役でもあり、仕事で大公家の秘密に近づこうとする彼女を阻もうというのだ。ところが、初対面の険悪な緊張感とはうらはらに、今まで感じたことのない魅力を感じ、エイプリルの胸はときめいた。もう誰も愛さないと決めたのに……。最愛の息子を失ったあの日に。過去に悲劇を経験したことのある彼女は、恋愛に慎重だった。なのに、やがてマーカスの魅力にとりこまれ、一線を越えてしまう――めくるめく夜に紛れて我を忘れ、身ごもらぬ策もとらずに。 ■ハーレクイン小説の粋を集めたような本邦デビュー作『白鳥になれない妹』で話題をさらったニーナ・ミルン。ハーレクイン愛好家の母からそのDNAを受け継いだ作家が描く、過去の悲しみを乗り越えて幸せをつかむシンデレラ・ストーリーです。
-
4.5捨てられた小さな天使、そして……愛を知らぬ富豪とシンデレラの二都物語。 ホテルの清掃係のサニーは、とある客室で修羅場を目撃した。新生児を乗せたベビーカーを押していきなり入りこんできた美女が、その部屋の客、魅力的な大富豪マックス・グレイランドを相手に、赤ん坊の父親であるマックスの老父をさんざん罵って出ていったのだ――にわかに事態をのみこめず呆然とする彼に、幼子を押しつけて。それは、急逝したマックスの父親が女性に産ませた子だという。彼がこちらの存在に気づかぬよう、サニーはじっと息を殺していた。だが、マックスはすかさず彼女に目を留め、鬼気迫る声で言った。「その掃除用具を置いて、この子を受け取ってくれ!」サニーは退けられなかった――彼の無茶な願いも、胸のときめきも。 ■サニーは早くに母を亡くし、遺された4人の弟妹を大学に行かせるため、15歳で学校をやめて働きに出た苦労人。どういうわけか、厄介事を背負いこんでしまう彼女は、今度もまた、無垢な赤ん坊とその異母兄であるハンサムな大富豪を放っておくことができず……。
-
-これは周到に計画された、私への残酷な仕打ち?一族が代々暮らしてきた広大な屋敷を買い取ったのが、かつて愛を捧げた恋人ローハンだと知り、シャーロットは打ちのめされた。兄が川で亡くなったあと、母は心を病み、一緒にいたローハンは責任を感じて町を出た。そして、シャーロットは秘密を抱えたまま兄の友人と結婚した。やがて父が投資に失敗。夫も亡くなり、屋敷を売らざるを得なくなった。そんな辛い日々の中、息子のクリスだけが心の支えだった。シャーロットは怖かった。暴力的だった亡夫との結婚生活よりも、ローハンに、クリスの父親は自分だと知られることが……。 ■ヒロインが別の男性と結婚した事情を知る由もなく、彼女が心変わりしたと信じこんでいたヒーロー。しかし、ヒロインの息子をひと目見て我が子と気づき……。ベテラン作家マーガレット・ウェイが描く、波瀾に満ちた再会劇をお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-両親に激怒されるも、婚約者との結婚をやめた女優ブロンテ。スキャンダルから逃れるように、大好きな大叔母の農園を訪れた。出迎えに現れたのは、ハンサムな開発業者のスティーヴン。彼は、大叔母に共同事業としてこの美しい農園をリゾートにしないかと提案をしていると言う。世間知らずな大叔母は、親切にしてくれるスティーヴンを疑うこともなく絶大なる信頼を寄せている。確かに悔しいほど包容力があって魅力的…でも、私の本能が彼は危険だと感じている!
-
-第五代ウィンダム男爵ジュリアン・アシュトン・カーライル。忘れもしない、ケイトの最初で最後の恋人だ。18歳だった。純粋な愛はすぐに二人を引き裂く悪意に巻き込まれ、身分違いだと思い知らされたケイトは、血を吐く思いで諦めた。きっと彼はもう伯爵令嬢と結婚し、子供もいるにちがいない……。つきまとう過去の痛みを、時は決して癒やしてくれない。ある朝、出社したケイトは言葉を失う。新しい顧客を紹介され、目の前に立っていたのは――ジュリアンだった。彼は屈託のない笑みを浮かべ、「はじめまして」と囁いた。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
3.0生まれてすぐに生家を追われ、やっと迎えが来たと思ったのに……。 ローレルは英国の伯爵家の娘として生まれたものの、身分の卑しい母親が出産時に命を落とし、スペインの修道院へ送られた。ほどなく父が迎えた上流階級出身の後妻にうとまれたから。大人になったローレルは修道院をあとにし、農園主の館で住み込みの家庭教師として働き始める。ある日、好色な農園主に襲われそうになっていたとき、遠い親戚だと名乗るジャックがふいに現れ、館から連れ出してくれた。ローレルの父が亡くなったことで伯爵位を継承したばかりの彼は、彼女を故国へ連れ戻しにはるばる来たという。但しそのためには結婚する必要があると言われ、ローレルは息をのんだ。 ■息もつかせぬ展開が持ち味の作家リン・ストーンのリージェンシーをお届けします。幸薄いローレルの前に突然現れた美貌の伯爵ジャック。彼がある計画を胸に秘めているとも知らずに結婚した彼女の運命やいかに? ご好評を博した『貴公子と壁の花』の関連作です。
-
-大作家三人による夢の競作『聖なる夜に抱きしめて』に収録された、~アウトバックの夫~【分冊版】! オーストラリアの牧場王国を舞台とした真夏の物語、愛と感動のクリスマス・アンソロジー!
-
4.0大作家三人による夢の競作。愛と感動のクリスマス・アンソロジー! 雪深いコロラドに戻って亡き父の牧場をどう経営しようか途方に暮れるメドウの前に、隣接する大牧場の経営者ダルが現れる。彼女にとってダルは天敵、少女の恋心を踏みにじった傲慢で意地悪な男。でも彼の前では緊張してドジばかり…… D・パーマー「スノウ・マン」の他、猛吹雪のなか閉じ込められた二人を描くL・マッケンナ「キャスのカウボーイ」、オーストラリアの牧場王国を舞台とした真夏の物語、M・ウェイ「アウトバックの夫」の三作を収録。 巨匠によるクリスマス・ストーリー夢の競演!
-
5.0最高の出会いだと思った出来事は、炎にうぶな蛾が飛びこんだだけのこと。 壮麗な屋敷のパーティに出席したエリーは、舞踏室に入るやいなや、背の高い黒髪の男性に目が釘づけになった。飢えた豹さながらの強烈で危険なオーラ。「きみがほしくてたまらないよ、ぼくの女神」甘い囁きと炎のように熱いキスにいざなわれ、エリーは初めて愛の喜びを知った。彼の名は、ラファエル・サラザール。有名な億万長者の実業家だが、その過去は謎に包まれていた。そんな彼に身も心も奪われ、やがて彼の子を身ごもったエリー。だが、彼女は知る由もなかった――ラファエルが父への憎悪に燃え、彼女を復讐の道具にするつもりだとは……。 ■ドラマチックで濃密な愛の世界を描いて大人気、O・ゲイツの4部作がスタート! 幼いころ囚われた邪悪な組織を逃げだし、その天才的頭脳を武器に億万長者となった男たちの愛と復讐の物語です。第2話のヒーローはライデン。舞台はなんと日本です。
-
-独身主義を公言してはばからない彼には、あの奇跡の一夜で身ごもったことは秘密。 美術鑑定士のパイパーは父親の経済的苦境を救うため、家宝の宝石を売ろうと出張先のミラノの宝石店を訪れた。そのときたまたま応対したのが魅惑的な社長イェーガーだった。互いに一目惚れした二人は、食事を共にし、その夜結ばれる。パイパーは妊娠したが、その後なぜか彼には連絡がつかなくなった。1年半後、父の借金のかたに自宅を差し押さえられた彼女は、今度こそ家宝を売ろうとついにイェーガーのもとを訪れる。だが、彼は事故にあい、パイパーとの一夜の記憶を失っていたのだ。パイパーは打ちひしがれた。結婚も子供も望まないという彼に、どうやって最愛の息子のことを打ち明ければいいの?■編集部大絶賛! ディザイアからのデビューを飾ったジョス・ウッド。大人気のシークレットベビーものに記憶喪失テーマも絡めた、ドラマチックな逸作を、どうぞお読み逃しなく!
-
4.0愛すればこそ、あきらめた愛。けれど小さな絆がこの身に宿り……。 看護師のアビーはかつて、恋人トムを深く愛していながら別れを選んだ。9歳のときに不慮の事故で両親を亡くした彼女は、愛すればこそ、救急の現場で危険な任務に進んで飛びこむ彼を見ていられなかったのだ。その後にトムの子を身ごもっていることに気づいたが、独りで産み育てる覚悟を決め、ひっそりと遠くへ引っ越した。ところが6年後、アビーの暮らす地に天災が起き、救助隊として現れたトムと思いがけない再会を果たす。ああ、あの頃と変わらない頼もしい体つき、威厳のある声……。かつて私を不安にさせた彼に安心感を覚えるとは、なんて皮肉なの?心乱されながらも、アビーは“秘密”を守りとおすつもりでいたが――■幼い頃に両親を亡くしたことから心配性になってしまったアビーと、危険な職務に命をかけるトム。アビーが密かに産んだ息子が、日に日に父親に似てくるのは外見だけではなく……。命の現場を舞台に繰り広げられるロマンスで感動を呼ぶアリスン・ロバーツの秀作!
-
-レジーナはイタリアの美しき街アマルフィにやってきた。そこで彼女は、色香あふれる類まれな風貌と黒髪を持つ男性ニコ・ロマーノと出会い、一目で心を奪われる。女として自信がなく、今まで恋に臆病だったレジーナだが、よく知りもしないうちに、ニコに身を捧げてしまう。一夜の戯れのはずが、逢瀬は何度も繰り返され――やがて、彼への想いは無残にも打ち砕かれることになる。ニコは手の届くはずもない、イタリア屈指の大公爵だった。しかも彼にはすでに、家同士で決められた婚約者がいたのだ。 *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-一族の経営する大企業で働くレオーナ。幼い頃から後継者であるまたいとこのボイドに惹かれていたが、気持ちを抑え彼と距離をとり続けてきた。ところがパーティーで再会したボイドはレオーナを抱き寄せ、唇を奪ってきて…。だめよ、あなたには父親が選んだ花嫁候補がいるのに。心を乱されるレオーナにさらに大事件が持ちあがった。弟が、一族に代々伝わるダイヤのイヤリングを盗んだと言う。弟の罪をかぶろうとするレオーナに、ボイドがある取引きを持ちかけてきて…!?
-
-幼い愛娘が知らずになついた相手は、かつて愛し別れた、娘の父親だった。 未婚の母ハナにとって、一人娘のオリビアだけが生きがいだった。5年前、娘の父親ジャックとは、彼に妻子がいると発覚して別れた。その後、彼の子を身ごもっていることに気づいたが、非情にも、妊娠を知らせるはずの手紙は未開封のまま戻ってきたのだった。今、そのジャックが小児外科医としてふたたび目の前に現れ、ハナは幼い娘とのささやかな幸せをかき乱されまいと、とっさに娘の年齢をごまかして別の人との子であるように装った。やがて改めてお互いを知るうち、当時のジャックはすでに妻と離婚し、しかも別れたあとに生まれた子供の存在を隠されていたことがわかった。元妻の行為に憤る彼を前に、ハナは娘が彼の子だと言いだせず……。■予想もつかない展開で多くの読み手を魅了するアリスン・ロバーツ。本作は、ヒーローが知り得なかった子供の存在がストーリーの鍵を握る生粋のシークレットベビー物語! 運命のいたずらで離れ離れになっていたふたりを隔てる溝は、はたして埋まるのでしょうか?
-
4.0弁護士のイーデンは、母の死をきっかけに育ての父とは別に実父の存在を知った。今までの空白を埋めるため、父と過ごしていたある日、ホテルの部屋に見知らぬ男性が現れた。彼は父の仕事上のパートナーで親友のラング・フォーサイス。驚くほどに魅力的でイーデンの胸は高鳴ったが、彼はあからさまに軽蔑のまなざしを向けてきた。わたしを父の愛人だと思っているのね! でもラングにはまだ真実は語れない…。嫌われることがこんなに苦しいことだなんて!
-
-あなたには、婚約者がいる。もう触れることさえ許されないはずなのに。 ブリーは婚約記念写真の撮影の仕事で雪の別荘を訪れた。依頼人はかつて初恋を捧げた大富豪、イアン・ローソン。9年ぶりの再会に動揺などしないと思っていたブリーだが、視線を交わした瞬間、彼への想いはふたたび燃え上がった。でも、イアンには婚約者と、生まれてくる子供までいる。もう過去には戻れないのよ。仕事に集中して。しかし雪は猛吹雪に変わって、婚約者が来られなくなり、ブリーはイアンとふたりきりで別荘に閉じ込められてしまった。彼と顔を合わせるたび、熱い抱擁やキスを思い出さずにいられない。すると、イアンが幸せとはほど遠い心の内を語り始めて……。 ■実力派作家A・ローレンスの4部作〈予期せぬウエディング・ベル〉がスタート! 9年ぶりに会ったイアンは、成功して大金持ちになり婚約もしているというのに、まったく幸せではなさそう。彼に何があったのでしょう? そして真実を知ったとき、ブリーは……。
-
3.0ワインと名馬の産地として名高いベルモント・ファームのひとり娘スザンナ。彼女は、幼い頃から愛を育んできた貧乏人ニックとの間を、父マーカスの卑劣な計略によりひき裂かれ、最後には父に従ってしまった。必ず戻って復讐してやる! 心に誓ったニックは数年後、大富豪となり農地と屋敷の所有者として彼女の前に現れた。おちぶれた私たちを嘲笑いに来たの? しかし、スザンナは重大な秘密のことを思うと、昔と変わらず魅力的な彼から目を逸らした――。
-
4.6超一流企業で働きながら女手ひとつで息子を育てるケイトは、目の前の顧客に愕然とした。そこに立っていたのは、第5代ウィンダム男爵ジュリアン・アシュトン・カーライル。初恋の人。忘れもしない美しい碧眼に、思い出が蘇る――18歳の時、ケイトは一世一代の恋をした。けれど身分違いと反対する彼の母親に抗えず恋心は儚く散り彼のもとを去った。ああ、今になって彼と再会してしまうなんて。彼に隠してきた息子の存在を知られたら…彼女の胸に不安が押し寄せた。
-
-鋭いビジネス感覚をもった青年ガイはたちまち社内で頭角を現し、彼を気に入った祖父が、孫娘セリーンとガイを婚約させた。セリーンは、兄のようなガイのことを心から好きだった。だからこそ、愛されていない自分はふさわしくないと思ったのだ。婚約解消を申しでたときのガイの静かな沈黙は忘れられない。やがて、家をでて生活する彼女のもとに祖父の訃報が届く。故郷に帰ったセリーンを迎えたのは、未だ独身を貫くガイだった。二人の仲を裂こうとする悪意あるものの存在も知らぬげに、セリーンの胸元には、今も婚約指輪がチェーンの先で揺れていた。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
3.0茂みに捨てられていた赤ん坊の私に、誰も愛を注いでくれなかった……。 生まれてすぐ実の母に捨てられ、冷たい祖母に育てられたペネロープ。早く自立したいと仕事に打ちこんできた彼女は、あるとき重要な顧客の結婚式の企画をすることになった。この一世一代の大仕事を必ず成功させようと強く思うが、土壇場で花嫁が盛大な花火を上げたいと言いだしたため、困ったペネロープは世界的な巨大企業に協力をあおぎに行った。ところが、責任者に会わせてほしいと受付係に願い出たものの、CEOのレイフ・エドワーズが興味を持つはずがない、と言下に断られた。すると「それは本当か? どうして?」という男性の声がし、振り返ると、レイフ本人が興味深げにこちらを見つめていた――。■悲しい生い立ちをもつペネロープは、仕事を通して知り合った破天荒な大富豪レイフの魅力にやがて心を奪われます。しかし、彼女の生い立ちがもとで二人の間に誤解が……。『奇跡を宿したナース』(I-2417)が大好評を博したアリスン・ロバーツによる、ロマンティックで心温まるラブストーリーです!
-
-1巻1,100円 (税込)■奔放な公爵の改心キャロル・モーティマー/高橋美友紀 訳 巨万の富を誇るルーファスは数週間前に公爵の称号を受け継いだばかり。領地の管理人が夜逃げしたという知らせを受けて現地に向かったところ、森の池のほとりで若く美しい娘と出会い、思わずキスしてしまう。彼女が教区牧師の品行方正な妹アンナだとは知らずに。■大富豪の逃げた花嫁クリスティン・リマー/高木晶子 訳 やり手実業家のジャックは、父の会社との合併目的で私に求婚したんだわ! 花婿の不実を知ったメロディは式の直前に教会から逃げだし、静かなリゾートホテルにやってきた。心の傷を癒やそうと思ったのもつかの間、追いかけてきたジャックに妊娠を悟られ……。■赤ちゃんがかけた魔法マリー・フェラレーラ/藤倉詩音 訳 シングルマザーのマリッサは育児講座でアレクと出会った。妻を出産時に亡くした彼は1歳の息子を一人で育てているが、仕事との両立は難しいという。アレクに育児の腕を見こまれ、マリッサは彼の家に住みこむことになった――恋愛関係は絶対になしという約束で。 ■エリザベス女王にも認められた作家C・モーティマーら、名だたる作家の選りすぐりの物語を3話収録
-
3.0◆『小さな約束』(シャロン・サラ) リビーは恋人のサムに浮気を疑われ、ひどい喧嘩をした。サムに嫌われたと思い込んだ彼女は、妊娠していることを告げないまま彼の前から姿を消す。移住先で息子を産むと、リビーは花屋に勤めながら新しい人生をスタートさせた。だが八年後、悲劇が起きて……。 ◆『花嫁の帰る場所』(スーザン・ウィッグス)結婚式を一週間後に控えたイザベルは喜びに満ちていた。里親のもとで育った彼女にとって、婚約者の家族の一員になれることが何よりもうれしかったのだ。そんなとき、昔の恋人ダンがふいに現れる。元ロック歌手のダンは、話があると言って強引に彼女を船に乗せた。 ◆『運命のプロポーズ』(マーガレット・ウェイ)十九歳のナイリーは広大な農場を相続することになった。農場のある町に着くとすぐに、彼女はブラントと出会う。彼の圧倒的な魅力に恐怖を覚えながらも、ナイリーは運命のようなものを感じた。ブラントが農場を奪い取ろうとする大企業の後継者だとは知りもせず。 *本書に収録されている『小さな約束』、『運命のプロポーズ』は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-彼の役に立てるのなら、半年だけのプリンセスでもかまわない。 ビクトリアは少女のころ母親の仕事の関係で、地中海に浮かぶ島国ガリーニ・アイルに数カ月滞在した。そこで、王子のステファンと出会って意気投合し、親友になった――せつない恋心は胸に秘めたまま。月日は流れ、ファッションデザイナーになったビクトリアは、突然ステファンから王室用ウエディングドレスのデザインを頼まれる。ああ、わたしが彼と結婚するなんて愚かな夢だったのね……。悲しみを隠してガリーニ・アイルの宮殿を訪れたビクトリアはしかし、久しぶりに会うステファン王子の言葉に耳を疑った。「半年後の戴冠式まで、便宜上の花嫁になってほしい」 ■D-1683『ボスとの偽りの蜜月』で日本デビューを飾ったジュールズ・ベネット。NYタイムズ紙のベストセラー作家ローリー・フォスターも「読めば絶対に夢中になるはず」と絶賛! 圧倒的筆力で描く華やかなロイヤル・ロマンスをどうぞお楽しみください。
-
-20歳のキャロルの前にある日突然、大人の魅力をまとったハンサムな弁護士、デーモンが現れた。彼はキャロルの祖父が亡くなり、莫大な遺産が遺されたことを告げる。その日からキャロルの生活は若き相続人として一変。戸惑い混乱するなかデーモンが支えてくれ、出会ったときから惹かれていた彼への想いは増すばかり。でも、私は幼すぎて相手にもされないわ。彼の黒い瞳だって“まだ子供だな”と言っているみたい。叶わぬ恋と思っていたとき、思いがけず唇を奪われ…!?
-
-ジャックはロンドンから車を走らせ田舎町までやってきた。売りに出ている邸宅を見るためだ。ようやく姿が見えてくると笑みが浮かんだ。期待したとおりだ。レコーディング・スタジオを作り、野外コンサートを開く――そんな夢を叶えるには完璧の場所になるだろう。車から降り立ち、家の持ち主アリシアの飾り気のない様子に驚く。いつも見慣れている女性たちとなんという違いだ。運命的な誘引力を感じるが、アリシアからは敵視されているようだ。アリシアの心を開くにはまずは信頼を勝ちとらなければならない。そう、そのためにはたっぷり一緒に過ごす必要がある。
-
3.01巻1,100円 (税込)◆『クリスマスに間に合えば』― アメリカ人の夫との結婚生活に破れ、クレミーはイギリスの緑豊かな町へと戻ってきた。引っ越しの荷物も片づかないうちに、クレミーは信じられない偶然を知る。12年前の高校卒業記念ダンスパーティの晩、熱いキスを交わしたアレックが隣家に住んでいたのだ。 ◆『億万長者の贈り物』― ベスは2年前の事故で夫と両親を同時に失った。あんな悲しみはもう二度と味わいたくなくて、他人と深くかかわるのを避けている。恋愛などもってのほかだ。だが、みぞれ混じりの雨が降る朝、裕福な実業家ニックと出会い、彼女の凍てついた心は揺さぶられ……。 ◆『愛を忘れた伯爵』― ベネチアの壮麗な宮殿では仮面舞踏会が催されている。悲惨な事故で逝った夫ドメニコの生家を衝動的に訪れたのをダイアンは後悔した。こんなことをしても過去は変えられない。ふと近づいてきた男が仮面を外したとき、彼女は息をのんだ。亡き夫がなぜここに? ◆『キャンドルナイトの誘惑』― ジョージアはひとり静かに休暇を過ごすため、かつて両親が暮らしていたコテージに来た。ところがその晩、コテージの所有者で憧れの男性チャンスが突然現れ、近辺に洪水の危機が迫っていると告げた。図らずもジョージアは彼の屋敷でクリスマスを過ごすことに。
-
-恋人を裏切り、女優として成功した今、彼女は失ったものの大きさに苦しんでいた。■親友ブロッドの結婚式に花婿の付き添いとして出席したレイフは、ブロッドの妹アリと再会した。かつて激しく愛しあったアリと。彼女は五年前、女優になると言って突然レイフのもとを去った。その才能は花開き、今ではテレビドラマの人気女優だ。彼女に裏切られたという思いは、レイフをずっと苛みつづけてきた。一方アリも後悔していた。彼の腕に飛びこみ、許しを請いたいと思う。レイフを求める気持ちは薄れるどころか、つのるばかりなのだから。ところが幼なじみのレイニーがレイフに恋していて、彼もレイニーを妻の有力候補と見ているらしい。もうもとの二人には戻れないの?アリの心は沈んだが、運命は彼女を見放さなかった。ストーカーに悩まされている事実をレイフに打ち明けると、彼はアリの部屋に泊まって、きみを守ると言い張ったのだ。
-
-クローイは六歳のとき、弟を亡くし悲嘆にくれた。そして二年前、両親が交通事故にあい、父親も死んでしまった。母親はいまだに意識が戻らないまま、介護を受けている。テレビのレポーターとして忙しく働く彼女は、キャリアと母親の付き添いとを両立させようと頑張りつづけている。だが、経済的にも体力的にももう限界だ。希望を捨てずにいることさえ難しくなってきた。そんなある日、クローイは大事な会議を欠席してしまったため、上司のガブリエル・マグワイアから呼び出しを受ける。彼はセクシーだと言われているが、情け容赦のない男だ。きっと解雇を言い渡されるに違いない。覚悟を決めて行ったクローイにガブリエルは……。
-
-私がこの人の……ルーク・タナーの妻?ベリンダは病院のベッドの傍らに無言で立つ男性を見つめた。長身の体に高級スーツをまとい、輝く緑の目で彼女を見つめている。何も思い出せない。彼と結婚したことも、なぜ事故に遭ったのかも。不安を拭えないままルークに伴われて家に帰ると、そこは夫が経営しているという広大なリゾート内に立つ豪邸だった。ルークがふいにベリンダの手を取り、キスをする。その瞬間ベリンダの体に、甘く激しい戦慄が駆け抜けた。何度も感じた、忘れようのない感覚――体は覚えているんだわ。それなら、ルークが何かを隠しているような気がするのは、妻の勘?教えて、何があったの? 私たちは本当に愛し合っていたの? ■HQディザイアの人気作家イヴォンヌ・リンゼイの作品を、初めてセレクトからお届けします。ベリンダは夫との濃密な愛の時間だけを頼りに失った記憶を取り戻そうとしますが、明らかになった残酷な真実は、さらに彼女を苦しめることになり……。 *本書は、初版ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-面接試験のため、TCR社を訪れたイヴは、エレベーターの扉が開いた瞬間、とんでもない光景を見てしまった。中で抱き合っていた男女が、すばやく抱擁を解いたのだ。男性は社長のドリュー・フォーサイス、女性は彼の父の2度目の妻、若く美しいレディ・フォーサイスだった。かつて父親に裏切られたため、男性に対して強い不信感を持つイヴは、見たものを不倫と決めつけ、ドリューに対する嫌悪感を目に浮かべた。イヴの様子に興味をそそられたドリューは、突然面接会場に現れ、その場で彼女を自分のアシスタントとして採用した。仕事は欲しいけれど、あんな上司の下で働くのはどうかしら?心配は的中し、ドリューは何かとイヴに近づこうとしてきて……。
-
-お得な価格でハーレクイン・ディザイア2作品収録!『スイートルームの恋愛報告』-ルーシーは、探偵ヘイデンの滞在するスイートルームに来ていた。継父がオーナーを務める会社が起こした事件の聴取を受けるためだが、ドアが開いた瞬間、出迎えたヘイデンに一目で心奪われた――。陰のある端整な顔立ち、息がとまるほどの存在感。だが、ヘイデンが継父を黒幕だと疑っていると知り、一瞬のうちに、彼は愛してはいけない人となってしまった。彼を求める心の叫びを無視し、ルーシーは継父の無実を証明しようと、調査の協力を申し出る。やがてヘイデンと行動をともにするうちに、彼の瞳に揺らめく欲望の炎を見つけ、めくるめく夜をともにしてしまう。しかしヘイデンは残酷な言葉を放った。「この関係は一時的なものだ」『記憶をなくした億万長者』-別居中の大富豪の夫サムが事故で大怪我をしたと聞き、 ブリアは病院に向かった。 ところが、昏睡からさめた夫の言葉に驚く。 「今回は成功したのかな、スイートハート。 妊娠の兆候は?」 優しく彼女を気遣うサムの様子は、愛情深い夫そのものだった。 まさか……覚えていないの? 不思議なことにサムの記憶からは、5カ月前ブリアが流産したことも それが二人の関係を最悪な結末に導いたことも、消えていたのだ。 ブリアはサムが快復するまで、再び一緒に暮らすことを決める。 そして、仕事中毒ですれ違いばかりだった夫と過ごす新婚の頃のような甘く幸福な日々に、つかのま酔いしれるが……。
-
-お得な価格でハーレクイン・イマージュ2作品収録『愛と犠牲の花』-両親を早くに亡くし、妹たちの面倒を見てきた助産師のアビィ。彼女が勤務する産科に、ローハンという名のまばゆいばかりにハンサムなドクターがやってきた。見るも鮮やかな手つきで処置をほどこす有能な彼に、周囲の女性たちはまたたく間に虜になっていった。アビィもまた、彼に微笑まれるとどうしようもなく胸がざわついた。だが、ローハンは愛や結婚に否定的で、自己犠牲的な彼女の生き方をも非難する冷たい男性だとわかる。ショックを受けるアビィだったが、ある夜、突然ローハンが彼女の家を訪れ、思いがけない申し出を――。『スペインの情熱と絆』-1年前、スペイン人の夫サヴの運転する車が衝突され、アイラは4歳の息子ケーシーを失った。その後、サヴは罪悪感から心を閉ざし、彼女に冷たい態度をとるようになっていった。背中を向け合って眠りにつく日々が続き、やがてアイラは離婚しかないと考えるようになる。そのために仕事への復帰を決める彼女だったが、皮肉にも、サヴと同じ職場を選ばざるをえなかった。仕事場では気さくで、魅力的で、部下からの信頼も厚い彼。妻の自分には見せてくれない顔に、アイラの心はさらに沈み……。