真名兎さんのレビュー一覧

思っていた以上に面白かった

女好きの親友に長年の片思いをこじらせて、その度にセフレに慰めてもらうーありがちなパターンかと思いきや、こじれ方が非常に人間的で面白かった。

これは良い！お勧めしたい！

絵が上手とは言えないけれど、凄く味のある、強さのある絵。コマ割りも巧いとは言えないけれど、印象深いシーンの描き方は心得ている。
何よりストーリーが凄く良い。心をドンドンと叩かれているような気分になる。
自信を持ってお勧めしたい一冊。

心と心の距離の測り方

心と心の距離の測り方なんて、きっと誰にも正解は出せないだろう。
この不可思議な設定の物語の中でも、2人はそれを探している。
恋とも愛とも少し違うような、でも胸に残る作品。

単純に好きと言える

表題作他2作品収録。
表題作のじわじわくる感じも、2作品目のお花畑な感じも、3作品目のドッキリな感じも、全部素直に好き。

ノンケ同士が恋に落ちるまで

嫉妬や羨望は恋のきっかけになるのか？というお題の元に作られた感じの作品。読んでみて、有りなんじゃなかろうか、と感じさせる巧さがある。
同時収録は気になっていた2人の後日談。良かった、良かった。

全作品良い！

こんなにレベルの高い短編集は、滅多にお目にかかれないと心底思いました！
全作品、凄く良い！どれも胸にグッとくるストーリーと、しっかり噛み合ったエロスが最高！

同時収録作が面白かった

流れとしてはそう悪く無くて、西野が航星に惹かれていく様子はよく分かったが、逆が今ひとつ盛り上がりに欠けていた。コマ割りの使い方が未熟というか、いろいろ詰め込み過ぎな感じがした。
同時収録の短編2本は面白かった。

もう一息！

話は悪くないし、展開も王道っぽいけど無理もない。絵も良いと思う。
ただ、モノローグに頼りすぎている。登場人物の表情で語らせるように頑張って欲しい。

グッと胸を鷲掴みされた

こう来るか…。読了後は感嘆が漏れた。
この作品は、是非にお勧めしたい。
Ωバース嫌いの方にも読んでもらいたい。
あらゆる要素がぎっしり詰まって、凄い作品。

初々しさが可愛い

気まぐれ意地悪ノンケを好きになって、振り回されて…と思いきや、気楽にからかい半分OKした方も気持ちが振り回されて…と、付き合い始めた2人のやけに初々しいところが可愛い作品。

コマ割りや絵は微妙だけど

コマ割りや絵には、まだ硬さや雑味が多いけれど、ストーリーや展開は少し判りづらかったが、とても良かった。五月の男らしさと可愛さが絶妙。

嘘から出た誠

本命のΩに使うはずの惚れ薬を、丁度居合わせたβが飲んでしまったが⁉︎…からの、純愛探し物語。身体から始まった恋でも、真っ当になろうとしていたαが頑張る姿は、応援したくなる。

強く印象に残る作品

身体の快楽を覚えた後に、衝撃的に落ちて来た初恋。大事に友人として側に居ようとしたのに、突然の別れを突きつけられた、深い傷跡。7年経っても行き場の無い想いに頑なになる吉見の気持ちが痛い。
すごく印象に残った作品だった。

タイトルいまいちで安直

大好きな人の大好きな家族の為に無理に別れて13年。
突然その相手が目の前に現れて、という流れ。主人公が一途に別れた相手を想って、ずっと清い身体でいた、というのは若干不自然。

世間の洗礼はキツいけど

甲子園から6年後、社会人になった2人は、熱愛いまだ急上昇中。そんな2人の行方に暗雲が立ち込めてーエロス度は上がり、成長した2人の様子もすごく良い。

溺愛にパワーアップは最高

なかなか素直になれないままの由良と、よく笑うようになった加持。2人のラブラブ度はまだまだ昇り調子で天辺が見えないくらい。そんな中で起こる勘違いハプニングは可愛くて堪らない。
ハッピー感で温まる作品。
続々巻も描いて欲しい。

何度読んでも、ときめく作品

スピンオフの位置付けらしいが、その作品は読む必要のない独立した良いストーリー。
非運なゲイの由良と、超無愛想なノンケ保育士・加持が、刺々しい付き合いからベタ甘な恋人になるまでが、たまらなく良い。

全体的に安直な感じ

作品集なので、ほぼ一話完結になっていて、ページ数の問題もあるせいだろうが、押し並べて安直な感じは否めない。逆を言えばエロも含めて安定感はあった。

萌え萌えにLOVEしてる

「こっち向いて笑って」とクロスしての浅野の従兄弟のストーリーと、「こっち向いて笑って」のその後。エロスも満載で、めちゃくちゃLOVEしてる浅野と筧がたまらない。
浅野の従兄弟・佐々木の恋も、個人的にかなり好き。

「分からん」同士の掛け合い楽し

市川けいさんらしく、掛け合いがめちゃくちゃ面白かった。なぜ好きか「分からん」筧と、人を好きが「分からん」浅野のやり取りが絶妙。

好きで何度も読み返している

知人ゲイの結婚、元カレのトラウマから、ゲイの婚活パーティに出席して、まさかのマッチング。マイペースで口数の少ない俊に次第に惹かれていく涼介の様子が好き。
ホント、早く同性婚が立法化されれば良いと思う。

いつもあったかい気持ちで読了

深井結己さんの作品は、読みながらグサグサ胸に突き刺さるシーンがあっても、最後はあったかい気持ちで読了出来て好きだ。
男性が男性らしく描かれているのも良い。

二度読みすると面白い

最初に読んだ時には、突如の展開の連続に驚きと戸惑いがあって、どう評価したものか、と思ったが、間を置いて二度読み、三度読みと回を重ねるごとに味わいが分かる作品。

主人公の気持ちが痛分かり

スピンオフらしいですが、本作を読んで満足したので、その前段は特に気にならなかったです。
主人公の気持ちが痛いくらい伝わって来て、少し泣きそうになりました。

表題作＋スピンオフ両輪で！

買うかどうしようか、ずっと迷って気になっていた本巻。読んでみて、買ってよかったと実感している。
特にスピンオフが表題作に厚みを加えているところが良い。
エロスはほとんど無いが、胸に残る作品集。

編集ラブは二次元との闘い

某出版社で同性愛多発！の出発点が本作。
ゲイにストレートが恋したり、ストレートがバイに絆されたり、好奇心新人編集に「挿れてください」とBL編集長が懇願されたり…。
心と体がもつれ合う、萌度の高い作品集。

このシリーズで初めて手にした本

確かに、第1作目の「宝物見つけました」を読んでいなくても一応読める本作だが、始まりが欠如している為、どうして体の関係を持つまでになり別れ話からスタートしたかに若干戸惑った。
同時収録の「花丘先生〜」は、その点の曖昧さが無く感情移入できた。

新作の感触を確かめた

読みたいと思える作品があるか、本巻で試読している。
今回は気になる作品が一作あったが、購入するか決めかねている。

新作の感触を確かめる

今回は、既に手に入れて読んだ作品が2作あったので、他の作品の感触を確かめてみた。うち2作品はありがちなストーリー展開が予想され今ひとつ。もう1作品は出だしこそ他より目新しげだったが、同じく展開が予測出来て若干面白味に欠けた。

胸を打つ作品！

ふとしたことで知り合った2人の、現実に翻弄される人生の軌跡を描いた作品。
笑いと切なさに溢れた傑作。
寄り添って生きることの難しさを、しみじみ感じた。

純心ビッチ×堅物童貞

人と関わりを深く持つことを避け、齢35にして童貞の堅物に、自分をプレゼンして告白した経験豊富な若手ゲイ。勢いに負けて、いざ交際してみたら？
それは読んでのお楽しみだが、個人的には高坂を応援したい。

疲れた男達のプラトニックラブ

死のうと思って、思い浮かんだのは初恋の美少年。
30年の時を越えて、互いにやさぐれてしまった男達にも、純粋な恋心は宿る。しみじみと胸に響く作品。

読んでみたい作品に出会えた

無料で1話をしっかり読ませてもらえると、購入して読んでみたいかどうか、自分の気持ちの入りようが良くわかる。
今回は1作、購入して読んでみたい作品に出会えた。

本編終了直後の2人

さて、あの後2人はどうしたんだろう？…が描かれている作品。予想を超え過ぎず、かつ濃密な空気が詰め込んである。

ゆっくり育つ恋のかけら

思いを通じ合わせた後の、ある一夜の話。
慌てず焦らず、胸の内の熱い想いを大切にしている様子が丁寧に描かれている。
じんわり心に染み入ってくる。

むず痒いマイナス思考にハマる

付き合ったら別れが待っている、とか、どうせ付き合えない不毛な想いだ、とか、ネガティブな開き直りが3人出演。
そしてそれに立ち向かう強者3人。
結ばれるまでのむず痒いマイナス思考がヤケに染み入る作品集。

ジーンと来た

失って初めてわかる、かけがえのない存在。もしやり直しが効くのなら、命がけで変えてみせる。
そんな主人公の強い想いに、胸が熱くなった。

完璧クンはお疲れなのね

たまたまお隣さんが、似たような「完璧」クンで、攻められてみたい願望と攻めたい願望の合致。
舞台が整い過ぎている感は否めないけど、その2人がグズグズになるのには、やはり萌える。

拾ってくれる縁も有る

「ササクレ・クロニクル」藤野の弟・日向のその後のお話。
暗い過去が常に自分の首を締める日向に、やっと兄を超える存在が現れて、まさに鎮魂のエロスが展開する。

サルもビックリ発情期DK

「ササクレ・メモリアル」三田の、高校生時代の話だが、なかなかにドロドロとしている。
発情期真っ盛りのDK達のエロスが満載。

猫被りを脱いだネコは可愛い

人当たりを繕ううちに「猫被り」になってしまった尚人に、素直な大型犬のような徹が眩しく映るのは、よく分かる。素直になった尚人がとても可愛いかった。
　

パワーアップして良い作品になっ

前巻はやや中途半端で消化不良気味だったが、本巻では、「恋愛」の好きが分からないままのつぐみに、真正面から向き合う恵のひたむきさが、良く描かれていた。妹ちゃん、ナイスアシスト！

発想は面白い

Ωを蔑むαを叩き潰すことしか頭にないヤンキーΩのつぐみが、理性の効かないαを嫌う恵に、無自覚に心を開いていく過程が面白い。

ありきたりじゃない凄さ

幼馴染ものの作品は何作も読んできたが、これは違う。
幼少期のトラウマを持ち、恋が分からない環と、ただ環しか見えないまま育った志井。この先どうなるのか、期待が膨らむ。

先立たないのが後悔

BLとしてだけ読む感覚では無く、濃厚な人生訓を読み終えた気分になる。何度も読み返すたびに、より自分に返ってくるものが増えそう。
買って良かった。読んで良かった。

ちょっと凡庸

表題作の始まり方、他２作品も切り出しは悪くない。線と余白のバランスも決して悪くは無い。
でも、主人公や登場人物に感情移入がし辛かった。また、しりつぼみ感があった。最後の4コマは良かった。

優しいストーリー

作家さん買いした本作。エロスは無いものの、ゆっくりと2人の距離が縮まって、そして隠されていた過去が明らかになる流れは、とても優しいストーリーで良かった。

ストーリーは☆5つ

壊れた品々を回収し、修理して販売している晴仁が、一度だけ人間を回収したのが桜次郎。その日から2人は仕事も暮らしも共にしているーその毎日が描かれていて、互いにかけがえのない存在になっていく様、捨てられた物に対する晴仁の気持ちなど、ストーリーは☆5つ。
残念なのは、恋人の甘い様子が少なかった点だけ。

傷の舐め合い、意地の張り合い

予定変更で帰宅したら恋人が浮気中、その相手の恋人も現れ修羅場化手前、というスタートに波乱の予感を感じた。
バリタチの主人公が、心身共にメロメロにされていく過程がなかなか良い。

表題作＆収録作全て秀逸

線が美しく絵がとても奥深く、作品に飲み込まれるように読み耽った。外国を舞台にしていても日本を舞台にしていても、人物像がよく分かり心情に揺すぶられる作品集。
お勧めしたい。