リエさんのレビュー一覧
レビュアー
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ネタバレ 購入済み
幼なじみの純愛かぁ。
流星にとって太陽は、ものごころがつくかつかないかの頃からずっと一緒で、兄弟でもなく、親友よりも近く、初めて心を許した人という感覚。
先生の作品はただただハッピーでは終わらない、余韻や含みを持たせた作品が多い様に感じる。この作品も同じで。これから先、どんな事になるか全くわからない。安易でベタな恋愛小説だったら、流星はハワイに行かなかっただろうし、太陽も必死で引き留めただろう。そして末長く一緒に‥、チープで単調なハピエンだ。
2人のこれからは2人で決めていくだろう。何度も衝突しながら、何度も泣きながら。人の営みはホントはそういうものだから。 -
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ネタバレ 購入済み
続編!嬉しい!!
作家さんが好きで、Knifeが好きだったので迷わず購入しました。前作で痺れるような展開の二人の関係に、幸せな未来を願っていたので、続きが出るなんて感激でした。
今作は、当て馬の様な初めての男が出てきて、改めてお互いの関係を見つめ直すことになりました。平気な顔をしてやり過ごそうとしますが、やっぱり気になって。まさか!?ヤキモチ!?って、ちょっとワクワクしちゃいました。
事件が落ち着いて、やっぱりこの人だとお互いが思い知ったお話でした。 -
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ネタバレ 購入済み
切なくて優しいお話。
先生の描くキャラクターは、みんな何かを抱えていて、それをどうにか消化しようともがいている姿が尊い。
今作は、腕に青あざのある青凪と寮の同室でクローゼットゲイの宇佐美。顧問に失恋した事を慰めてくれる青凪の事が気になる宇佐美だが、青凪には彼女がいて。その彼女のSNSや言動から、青凪の腕の青あざを気にしている事に苛立つ。
青凪が好きだけど、彼女に青凪を傷つけないで欲しいと頭を下げる宇佐美も、世間体を気にして青あざを隠した方がいいと思っている彼女も、彼女の為に青あざを隠すようになる青凪も、みんな優しい。誰も悪くないけど少しずつ傷つけあってしまうのが哀しい。
優しい2人のお話。 -
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