あらすじ
究極の魔導冒険譚 『マギ』 堂々完結!!
ダビデが聖宮を奪取したことにより、『世界をルフに還す魔法』は無慈悲に発動し、世界を飲み込んでいく。世界が無に帰し、滅亡へと進む中、アリババたちは運命へと抗うが、それは世界中の人々から敵意を向けられながら、世界中の人々を守る戦いへと発展する!
金属器使い同士の極限バトルの中、圧倒的窮地に追い込まれたアリババの前に現れたのは…!?
そして聖宮ではダビデを止める為、シンドバッドが命懸けの消耗戦を続ける。その時、シンドバッドの胸中に渦巻くものは…
絶望と希望を織り交ぜ、極大展開点と共に、物語は終結へと向かう。そして世界とアリババ達の未来に待つものは、あらゆる想像を超えて…!?
偉大なる創世の魔法使い、王の器たちの戦いを紡いだ、
究極の魔導冒険譚、堂々完結の第37巻!!
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Posted by ブクログ
誰が為の正義か。
って言うか一貫したテーマっぽいのがあって人が結構死ぬのにそこまで陰惨にならない感じは見事としか言えない。
熱くもあり冷めてもいるし、人と人の繋がりは本当に秀逸。
最後まで楽しく読ませていただきました。
Posted by ブクログ
長大かつ壮大な物語に終止符を打つ37巻である。完結巻であるから当然であるが、凄絶な世界を滅ぼすルフへの還元との戦いが決着している。
それにしても、実に壮大な「俺たちの戦いはこれからだ!」エンドである。
「世界の敵を倒してみんな幸せに暮らしました、めでたしめでたし」と終わらないのは大高さんらしいところであるが、ただ一人の超越者に任せず、それぞれがぶつかり合いながらも手を取り合って世界を変えていくという結論がこの巻でも描かれている。
この辺は明らかに専制政治と民主政治の二項対立をかたどった部分であり、民主政治の「絶えず人々が頭を悩ませながら前進する」様がエンディングの示唆するところだろう。
その結末にアリババとモルジアナの結婚という、次代に繋いでいくための儀式を置いているのも象徴的だ。人々の物語はこれからも、世代を入れ替えながら続いていくのだ。
10年代の歴史に残る大作だろう。これだけの規模の物語を少年漫画として描き切った大高さんには喝采を送りたい。
シリーズ全体を通しての評価も含めて、文句なしに星五つで評価したい。本当に面白い読書をさせていただいた。素直に謝辞を述べたい。
Posted by ブクログ
ついにおわってしまった;;とりあえず、
「アリババくん…後は頼んだぞ!(コクッ)」
「(コクッ)イヤです!」
『んん!!?』
からの「だから君は…アリババくんなんだよね!」の流れ最高。子供たちの成長最高。最終夜もマギっぽくて良かった。
ラストのこの舞台にあの人が居ない事だけが寂しいけど;
寄せ書きのジャーファル切ない;;
そしてマスルールは…何の一言も…;;
完結
ルフに還るのを阻止しましたが、マギや金属器はなくなり、世界は全く新しいものになりました。完結してしまったのが残念です。
Posted by ブクログ
最後のアリババくん無双は見ていて気持ちよかった
ジュダルと白龍のコンビがこんなに好きになるとは思ってなかった
モルさん、アリババ、アラジン好き
あと最後の方のやさぐれアルバ好き
続きも見たくなるなぁ
Posted by ブクログ
最終巻。紅炎出てきたー!やっぱりー!そして白瑛も。味方が増えたのが嬉しい。やっぱり力だけでいったらアリババはイマイチ弱いもんね。ルフの書き換えが解けても世界をルフに還す魔法は解けず。迷宮の塔を壊して魔法を止めないといけないと。時間がないから金属器の力を一つに束ねないといけなくて、15人の金属器使いのうち14人は死なないといけないとかさ。最終巻っぽい展開だなって思った。迷宮の塔をすべて完全に破壊してしまうとジンや金属器、マギシステムも消滅しちゃうとかさ。アリババが笑顔で断るのはなんとなく予想できたけど。そこからのアリババ節。この世にクズなんざ1人もいねえ!それが新しい世界だ!ってカシムの思い出とか今までの登場人物たち出てきちゃってちょっとウルウルしちゃった。ちょっとオールスターすぎて誰が誰だか分かんなくなったけど。あと最後は何がどうなってるのかちょっとわからなかった。アラジンの後ろにウーゴくんや両親が並んだのもうるっときた。ソロモンやっぱりカッコいい。最終話はアリババとモルジアナの結婚。シンドバッドがいないのがなんか切なかったけど。あとネルヴァがわりと雑だったなって思った。でも面白かった。アラジンと紅玉なんかあると思ったのに!
途中までよかったのに
正直、人をルフに還す魔法が発動するまではよかったんですけど、その後の問答からがとても急展開で残念です。
気になる部分が回収されないままうやむやにされてしまって……少なくともあと2巻か3巻くらいあってもおかしくないノリだと思うのですが。
シンドバッドの心変わりについては多少描写があったのでまだマシと言えるくらいで、ダビデに関してはもう少し出自というかどう育った結果今のように歪んでしまったのかとか、描きこみが足りなすぎてただの頭おかしい人で終わってしまいました。
モルさんは可愛かったけど……でもアラジンと紅玉ちゃんの方は?どうなったのか気になる。てか絶対そのうち何かありそうな雰囲気なかったですか?
いろいろ残念です。