あらすじ
『聖宮』を奪取し、ウーゴ、ダビデを従えたシンドバッドは、世界のルフを書き換えていた! アラジンはそのやり方に異を唱えるが、世界中の人々はシンドバッドの思考に染まっており… アリババはモルジアナとの話を経て、シンドバッドと戦うことを決意する。さらにジュダル、白龍も現れて…!? 物語の始まりの場所『聖宮』で、世界を賭けた死闘が始まる! 激動の魔導冒険譚第34巻!!
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Posted by ブクログ
シンドバッドが支配する聖宮へと突入する34巻である。
シンドバッドによるルフの変換により、世界の人々はルフへと還ることを熱狂的に支持している。「今から逃げるな!」と諌言したジャーファルでさえ例外ではない。
その狂気に染まらないアリババとアラジンは聖宮の攻略を決意した流れだ。
ここでは主人公勢の男組というべき、アリババ、アラジン、白龍、ジュダルの四人(と拠点防御担当のネルヴァ)が聖宮へと突入しているが、ここに来ての「七つの迷宮を攻略せよ!」という本領へと立ち返る物語構成は見事の一言である。
シンドバッドの支配下にある玉艶の誘導に従い、かつてシンドバッドが体験した過去が模られた迷宮世界を攻略していく物語は、第一の迷宮であるバアルを攻略し、第二の迷宮たるヴァレフォールに到ったところでクローズしている。
おそらくはここでの展開に到りたいがゆえに、外伝の「マギ~シンドバッドの冒険~」が刊行されていたのだろうと思われる。
こうした構成の巧みさにはつくづく感心するほかない。今回もまた星五つで評価している。
かっこいい
以前は殺し合うほど敵対していた4人が共闘するのは感動ものです。シンドバッドとお互いの正義をぶつけ合い、この戦いのと世界の結末がどうなるのか続きが楽しみです。
Posted by ブクログ
シンドバッドの乗っ取った聖宮へいざ突入編。シンドバッドと対峙して対等に堂々と話すアリババがやっぱり良かった。みんなをルフごと書き換えて洗脳するシンドバッド怖いけど、異議を唱えるのが自分たち2人だけって思うと何が合ってて間違いがなんなのかわからなくなるよね。モルジアナとアリババの話し合い切なかった。モルジアナも書き換えられて、らしくない事言ってたけどどこかに一緒に闘いたいって気持ちが残ってて切なかった。アラジンにただのアラジンだろって喝入れるところはウルウルした。なんでアラジンがアリババを王の器として選んだのか、理由がはっきりわかったのもアリババ好きな私は嬉しい。白龍とジュダルの4人で聖宮入り。内輪揉めしてたりおまけ漫画によると気まずさあるようだけど、チームっぽさを感じられてすごくいい。ジュダル結構好きだからバアル戦は楽しかった。