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Posted by ブクログ
世界を次なるステージへと導こうとシンドバッドが聖宮を目指す33巻である。
前巻の引きである国際同盟からの離脱を宣言する煌帝国の紅玉の姿から始まった物語は、レーム帝国や鬼倭の同調を経て、シンドバッドに決断を迫っている。
力を失ったアルバの誘いと、その誘いを断つべく諌言するジャーファルの言葉を得て、シンドバッドは聖宮行きを決断している。
そこでの一幕は、シンドバッド、その陰に隠れていたダビデ老、そして聖宮の番人であるウーゴによる丁々発止の争いだが、そこでの勝利を経てシンドバッドは世界を変革することに成功する。
突如として同盟からの離脱を中止する紅玉やムーの振る舞いに違和感を覚えたアリババとアラジンの二人は、シンドバッドと対峙するところで、この巻はクローズしている。
これはもう、さすがに連載で追うのは困難を極めるだろう。「最終章の鍵を握る聖宮編」と帯で謳われるだけある、最終章へと向かう濃厚な間章だ。
物語における立ち位置、動的な展開、薄気味悪い後半の皆の変貌ぶりなどを加味して星五つで評価しているが、この辺を本誌で読んだ方はさぞ理解に苦しんだことだろうと思う。
Posted by ブクログ
ついにアルバと聖宮に行ってルフの書き換えをしてしまったシンドバッド。もう神とか王とかスケールでかすぎてよくわからない。ジャーファルがせっかく今から逃げるなと制止したのに。ウーゴくんちょっと怖くなってた。そしてもう迷宮には戻らないと言いだす7人のジン。もうわけわかんない。シンドバッド肉体死んだのになんで普通にいるの?最後のアラジンとシンドバッドの話し合い、どっちも間違ってないように聞こえるのがこの漫画の不思議なところ。とりあえず話が複雑。ジュダルが帰ってきてナチュラルにみんなに馴染んでいるのが良かった。ルフ書き換えられたのになんでアリババには効いてないの?この漫画のラスボスはシンドバッドだったんだね。初登場時、金属器と身ぐるみ剥がされて変態みたいな格好してた人と同一人物だとは思えないんだけど。